Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

藤の開花もカウントダウンだな・・・論語でちょっとボブ・ディラン入れてみましたぁ!

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藤 2021年3月30日撮影

黄砂がやってきている。今のところ神奈川県湘南エリアでは大丈夫かもしれないが、なんとなく怪しい空色と遠景の見え方だな。今朝、テレビの天気予報ではしきりに喘息やアレルギー性鼻炎の人に注意喚起していた。

ワガハイ的には花粉以上に手ごわい黄砂・・・出かけずに家に籠もって空気清浄機全開運転、というのが一番安全だ。しかし、そうも言ってられない。それでクルマ利用ということになる。それはクルマに装着された花粉フィルターの性能が良いからである。

以前のクルマに比べて、現在乗っているクルマは元々フィルターの性能が高かったが、更に純正部品のフィルターの性能が向上したらしい。ゆえに、このクルマの車内ではマスクをする必要はないのだが、問題は乗り降りの際や、衣服に付着した花粉がある。ゆえに、念のためにマスク着用で運転している。発作を起こしたらダメージは大きいのだから。以前はマスクをしているとイチャモンつけられたこともあったもんだが、時代は変わったな。

 

先日フィギュアスケート羽生結弦選手が喘息で・・・世界選手権3位というニュースがあったが、喘息もちだったんだな。ま、ワガハイはフィギュアスケートという競技があまり好きではないのだが、人生において一度だけ目の当たりに見たことがある。なんであのスケート靴で、あのスピードが出るの?そして、ど~してツルツルの氷上に着地出来るの?あんな過激な競技を、喘息発作でやる?やっぱりアスリートというのはバケもんじゃあぁぁ!

ところで競技がおこなわれたストックホルムでアレルギーとすると・・・アレルゲンはなんだろう?まさかスギ花粉ではないよねぇ・・・食べ物系かな?食べ物は紛れ込むことがあるからな。

 

ストックホルムと言えば・・・シュールストレミング!ああ、プロピオン酸、硫化水素酪酸、酢酸・・・ スエーデンの人が皆、シュールストレミングを好むわけではないらしい(そりゃそうだろう・・・日本だってクサヤは大概は嫌われている)。でもねぇ・・・時代は変わる。疫病の収束後にはナニが起こってもおかしくはない。日本ではクサヤが大ヒットするかもしれない。価値観は流転するからな。

シュールストレミングやクサヤの臭気物質。

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我家の庭・・・いろいろ咲き出したな

厚生労働省の職員23人が、夜の銀座で送別会を楽しんだソ~ダ。彼らはクサヤを食べたんだろうか?彼らの行いに比べれば、クサヤの匂いは香しき吟醸香であるな。

 

一 子曰く、政を為すは徳を以てす。譬うれば北辰の其の所に居りて衆星之と共にするが如し。論語 為政 第二)

 

「政治家や官僚は、人々の模範となる徳人でないと人々がその徳を慕って集まってこね~ぞ!北極星を中心に星々が集っておるようにな。」っていうような意味合いだろう。論語に書かれておるということは、大昔から問題多き為政者たちがおったという証であろう。昔から変わらない、政治という世界なんじゃろう。

送別会をやっている最中でも、世の中は尋常ではないことが更に悪化しておる。じわじわとシミが拡がるように。どうか余計なことはせずに間口は開かれておるように願う。為政者の欲望の陰で疲れ、怒り、嘆き、そして諦めが、結局一番守りたいものを潰していってしまう。二階に居たものは一階に下り、一階に居たものは二階にあがる・・・時代は変わっていくからな。

 

藤の開花もカウントダウンだな・・・現実は想定外にフレームアウトしていくもんですわ!

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藤の花芽 2021年3月29日撮影

花芽は着実に伸びながら展開している。昨日の当ブログの画像は、一昨日(3月27日)撮影のものだ。比較して見て欲しい。同じ花芽を撮影しているのだが、対象は成長するので同じようなアングルでは撮影出来ない。このあたりは、本気で成長記録をやるならタイムラプスという方法もあるが、それはやらない。なぜなら面倒くさいからだ。

 

植物の成長記録は、思い描いたように展開していくとは限らず、大概はこちらの期待を裏切る。予想外に太くなったり、最悪は枯れてしまうこともある。過保護すぎて栄養過多ならば根が腐り、あるいはアブラムシの餌食となる。

このあたりは動物や人間に置き換えても似たようなものだ。「親の思うとおりに育つ子など、ロクなもんじゃない。子育てというのは失敗するものだ」と言った人もいたが、その男はコタツでショートピースを日に三箱吸い続けて70年の人生を閉じた。

もう一人、成人病の巣窟になり、医者から大量の薬が処方されて「俺はマイニチ薬で栄養を摂取して生きているんだが、Etsuro1さん、ナニか食べ物とか・・・いや、咀嚼は面倒だから飲み物でナニか栄養になるモノはないかねぇ・・・」と電話を掛けてきた先輩もいた。そもそもバイキングで生ビールを片手に、デザートのケーキに始まり、ひたすら寿司のシャリは残してネタのみを食べまくり、植物系や魚類を無視して牛肉を最上とし、〆はコーラだった男が、最期を迎える5年前にこのような有様ではど~にもならん(時に引き算も考えた方がいい。例えば健康食品に手を出す前に、ナニかを引き算するということもアリだろう)。それでも80年程生きたというのは元々生命力が強かったんだろう。

勉学にスポーツに優れたヤツで、二十代前半にしてサッサと人間界に見切りをつけた、実に優秀な男もいたし、高校時代、クラスで人気投票ナンバーワンの優しい女子は白血病に倒れた。

生まれて3年弱で小児喘息を発症し、長年の治療でもアレルギー体質というのは根本治療は難しく、年老いてきて再び喘息に苛まれているワガハイのような者もおる。だが、いろいろな不調を抱えながらも今のところ存続しておる。

思うようにはならぬが、なんとか思い通りにしようとするのが人間だろうが、いまだに原発再稼働を目論んでいる割には、原子炉自体の革新的な改良というものがなされていないように思えるのだが?とても不思議・・・

 

本日は彫刻家の若林奮(1936-2003)さんの展覧会資料「若林奮 くるみの樹」を書棚から取り出して眺めたので、このような文を書いているのだが・・・この展覧会は2005年に多摩美術大学美術館で開催された。そして今、ワガハイ的に問題としたい作品はこの資料には明快に掲載されていない。困ったことに己の不確かな記憶を探るしかない。それは何枚もの銅板だったか真鍮板だったかに刻まれたくるみのドローイングのような作品だったと思うのだが、やはり一枚の金属板というフレーミングを超えて、くるみは成長していってしまう。その予定調和ではない、想定以上なところにリアリティーがあったな。

最近では、こうしたリアリティーは得難くなって来ているように感じている。なんでも分かりやすくし過ぎなところがあるからねぇ・・・昨今の美術表現に興味がわかないんだな。

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藤の花・・・クローズアップ

分かりやすく、藤の花のクローズアップだ。「オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 30mm f3.5 MACRO」を使用している。これは軽くて描写もしっかりとしていて安価、とても扱いやすいレンズなので用している。結局、使いやすくないとお蔵入りするのが機材というもんだからな。

 

トヨタの社長さんが、そのクルマに余って「車という言い方をするのはクルマだけで、家電製品にをつけて言うことはない・・・」みたいなことを言ったみたいだが、それはあまりに己の価値観を前提にしすぎていると思いますな。想定外の価値観の人間はいる。ワガハイに限らす、そのカメラに燃える人は数多く、「機」という言い方がある。酒は「飲酒」という。さらにワガハイ的には今使っている冷蔵庫は気に入っているので「冷蔵庫」と言ってもいいほどだ。(ちなみにワガハイのクルマはトヨタではないし、所詮消耗の激しい実用品であるクルマに過剰な愛情は持ちませんな。大切に乗りはするがねぇ・・・)

今のところトヨタは頑張っているように見える・・・しかしながらナニゴトも予想外・想定外はつきものだ。スマートシティの気に入らないところは、そのプランに酒蔵がなさそうだということ・・・まあ、ご近所の「御殿場高原ビール」から送水管ならぬ送ビール管でも引いて・・・ということでもいいんだが。どうせ自動運転がレベルアップすれば飲酒運転ということも無くなるだろう。なんかねぇ・・・面白くないねぇ。富士山にちなんで2月23日に着工したという語呂合わせは共感出来るんだがなぁ。

 

さて、本日のココロは・・・現実は想定外にフレームアウトしていくもんですわ!

というコトかな?

たぶん、禅ならば・・・「フレーム?そんなものは無い!」ってぇヤツだろうがねぇ。

 

※「日の出の森」に関する若林作品「緑の森の一角獣座」の東京都との訴訟問題など、行政と表現の関係に関しては考えさせられたものだが、今、国・行政と科学の関係が考えさせられている。大昔では、科学的根拠のある説明をすると断頭台に行進させられたもんだソ~ダ。(アンダーライン部・・・エクトル・ベルリオーズ 幻想交響曲 第4楽章「断頭台への行進」がBGMだねぇ・・・)

 

 

藤の開花もカウントダウンだな

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藤も咲く準備が進んでおる 2021年3月27日撮影

このところ日本酒ネタが続いたので、我家の庭からコンニチハ、だ。

この藤は、数年前に成城学園前くろがねや(昔は東宝ホームセンターって言ったんだっけ?)で買ったものだ。いつかは藤を育ててみたいと思っていたんだが、なかなか購入するチャンスが無かった。だがある日、ワガハイの年齢を考慮するとソロソロ始める限界が近づいているのではないか?と、ふと、思ったのである。あまりノンビリしていると、花を見るどころか植えることもないままに昇天してしまうかもしれない・・・まあ、そういうお年頃になってきたんだな。

庭植えするスペースが無いので、鉢植えで始めてみた。買った時は花がついている状態なのでプラ鉢だったのだが、いくら何でも植え替えの必要はあるような状態だったので、花が終わったところで二回り大きい鉢に植え替えたのだ。

まあ出来るだけ小さく仕立てて花を咲かせたいと考えたのだが、この藤という植物は、植え替えに際して根を切ったり痛めたりすることに弱いらしい。ということで、未だこの植物の性質というのが把握出来てはいないな。

買って翌年の春は、全く花が咲かなかった・・・間違えて花芽の出来る枝を剪定してしまったからだ。よくよく気をつけて選定したんだが、切っているうちに分からなくなってきたな。

それから公園などに植えられている藤の剪定状態などをよく観察するようにして、「NHK趣味の園芸ーよくわかる栽培12ヶ月 フジ」という本の解説と照らし合わせたりして、それなりに学んでみたのだった。

西新井大師の境内にある藤棚は、随分と観察させてもらったな。帰りに門前の浅香家で煎餅を買ってきたりしたな。

以後、毎年花を咲かせることに成功しておる。そして鉢が小さくなってきて水切れしやすくなり、植え替え時期ではなかったのでとりあえず開いているプランターに鉢ごと埋めてしまったんだが、ちょっと気を許しているうちに根が張ってプランターから抜けなくなってしまった。ゆえに、とても不格好な根回りの景色となってしまった。藤は水を好み、水切れを嫌うということなので、夏場に焦ってプランターに埋めちゃったんだな。

さて、今年は花が終わったらどうしようか?プランターの土の状態を見ていると、この一年が限界かもしれない。ま、最悪でも枯らさないようにしよう。とにかく植え替えたら、なんとなく一年はお花がお休みになってしまうのではないか、と根拠なく感じているんだな。でもまあ、今年はかなり花芽が多いので、イイ感じで楽しめそうだ。

そうだ!我家の藤で花見をしよう。藤の花を眺めつつ、ナニを呑もうか?川西屋酒造店の「隆 藤色ラベル(岡山雄町)」にするかな。

呑んだ杉井酒造・・・杉錦の酒をまとめつつも・・・「エドノナツザケ」は出るんだろうか?

我ながらマイニチ、マイニチ・・・書くことがあるもんだと思う。今朝などはくだらん夢で目覚めた。

これは夢の話だ・・・地図を見ていて瀬田川美術館というのを見つけた。で、その美術館をWeb.で調べてみると「質素倹約武芸の奨励」をテーマとしたコレクションなんだソ~ダ。して、ミュージアム・ショップの売れ筋一番商品は「名物!ウッソ~・キャンディ・しょうゆ味」なんだソ~ダ

夢の中でも幾らか理性が働くらしい。ワガハイ的にはこれが世田谷美術館をパロっておることに気付いたわけだ。その瞬間に目覚めたんだな。言うまでも無い、世田谷美術館は東京都世田谷区の砧公園の中にある、素朴派と魯山人などのコレクションがある美術館だな。そして売れ筋一番かどうかは知らんが、「ルソー・キャンディ・ソーダ味」というのはあるからねぇ・・・食べたことはないがな。

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これは・・・神奈川県小田原市久野の四号古墳の桜だったかな?だいぶ以前の撮影だ。

さて、文章全体としてはズルい転換の仕方であるな。画像を挟んで切り替えるというのは・・・やはり文脈上で関連付けながら転換っていうのが、書けるヤツの文章だよな。ワガハイは書けない人なので、こういうやり方で切り替えよう。この手法も、もう少し長文ならば面白いことが出来るかもしれないんだが、一応1,500字前後を目安に一本のブログをまとめるように心がけているんで・・・時々2,000字を超えることもあるがな。

 

では・・・呑んだ杉錦に関する当ブログのリストでございます。

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緊急事態宣言だの、県境を越えての移動の自粛だの、というご時世の中でも健闘して杉錦を入手しましたな。まあ、神奈川県内でも杉錦を取り扱っている酒販店は厚木とか藤沢にあるけどね。そして杉錦を扱っている酒販店は、何処のお店も素晴らしい対応と品質管理をされていますな。そして皆さん口を揃えて杉井さんを賞賛されていますな。

呑み手としても、作り手に賞賛、讃美を惜しまずに呑めるということは、最大の幸福感に浸れますな。ところで・・・「エドノナツザケ」はやるんだろうか?ちょっと期待、ちょっとリクエストなんだが・・・杉井さん、よろしくお願いしますな。

 

と、ここまで酒の摂取にいそしむことを書きつつも・・・

「今年、学んでみたいことは?」というはてなブログのテーマに合わせるならば、

それは禁欲摂生 ??

ふざけているようだが、本気であるな。何故ならどこかでそれを実行しつつも自己開放も出来るということを学ばないと、なかなかコロナ禍を乗り切るのは辛くなりすぎますな。だいたい、為政者が禁欲的な政策を連発する時というのは、その後にロクなことが起こらんのだからな。自己開放もあわせて考えないとヤバイですわなぁ。

ということで、自宅で家族呑みの人間に対して政府は酒税の軽減措置をお願いしたいもんですな。だいたい、手指消毒用のアルコールをはじめとして、いろいろと掛かる経費も増えている・・・変異株に対応するためにも、ますます衛生に掛かる費用が減ることは無いのだからな。よろしくたのんますよ!

 

杉錦 山廃純米酒エドノハルザケ・・・パスチャライゼーションについて備忘録

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杉錦のにごりでございます

にごり酒というのは、AFでは撮影がし辛いもんですな。

これは静岡県藤枝市にある杉井酒造の醸す「杉錦 山廃純米酒エドノハルザケ」であるな。

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エドノハルザケ 白麹使用・酵母無添加・山廃純米酒 杉錦

これは、昨年秋に出された「エドノアキザケ 白麹使用・酵母無添加・生モト純米酒 杉錦」の春バージョンということらしい。秋を呑んだのだから春も呑まねばならない・・・というようなこともないんだが、やはり秋が興味深い提案だったので、春バージョンも買わないという選択肢はなかったな。

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Etsuro1は緊急事態宣言の最中では県境を越えることを躊躇して、静岡酒から遠ざかることになってしまった。ま、一応宣言は解除されたので、ソ~ッと目的外のところは立寄らずに杉錦を買いに行ったのであった。

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裏ラベルだ

活性にごりではないので、吹き出す心配はない。アルコール度数はやや低めに調整されており、綺麗な酸が特徴であるな。江戸時代、蔵が立地する藤枝は東海道五十三次の宿場であったから、春の道中ではこのような傾向のにごり酒が楽しめたのだろうか・・・と、想像してしまう。

杯はとても進んでしまうタイプ・・・度数が低めということもあるが、口当たりが実に爽やかで柔和だ。このような酒を持って山桜の下へ行き、満開をやや過ぎた桜は春の日差しの中で春風に揺らぎ、時々吹く強めの風に花びらが舞う時、ちょっと上着の襟を立てつつ杯を享受する・・・というようなことをやってみたくなるなぁ・・・と、想像の世界に遊びながら、自宅のマイドのテーブルを前に、ジッとこの酒のラベルを眺めていましたな。これは昨晩の出来事であった。

酒の香味がど~た~こ~た~言うってのよりも、いろいろイメージが湧き上がってくる酒の方が、結局は自分にとって旨酒なんだわなぁ・・・と、思いますな。

 

さて、当ブログに記録し損ねた杉井酒造のもう一本がある。それは昨年末に売り出された新酒であるな。

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キモト純米中取り原酒 きんの介 初しぼり杉錦

上画像は、我が家の梅酒保管棚に並んでいる「きんの介」の一升瓶だ(この瓶の中身は既に梅酒である)。この「キモト純米中取り原酒」という表記通りの期待を裏切らない新酒だった。

ところで、杉井酒造は生酒を出荷しない方針なんだな。一回火入れが基本という考え方だと、杉井さんご本人からうかがったことがある。これは、日本酒の歴史を少し紐解いていくとナルホドと思えるあり方ですな。ここでは詳しくそのことを説明せんが、概略だけは以下に記すな。

 

パスチャライゼーション(英: pasteurization)

つまり低温殺菌法である。ワインの防腐目的に1866年ルイ・パスツールクロード・ベルナールが導入した技法であるな。日本では1560(永禄3)年頃、既に「火入れ」と言われる同様の低温殺菌法が行なわれていたという。前者は微生物学という科学から得た知見であり、後者は経験則から得られた知見ということだな。

ちなみに1560年って言ったら「桶狭間の戦い」だ。何てぇこった!そんな頃から「火入れ」ということをやっておったんだなぁ・・・もっとも、冷蔵庫の無い時代だ。保存っていったら天日干しか火に掛けるか、或いは塩漬けってぇヤツになるからなぁ・・・酒を天日干しには出来んし、塩漬けにするっていうのも無理だからな。

まあ、そんなことから「火入れ」という技法は日本酒醸造とセットになっていると考えれば、杉井酒造のポリシーもそのようなところなのではなかろ~か?

 

さて、本日はこれまで。

明日は杉錦の総集編かな?

 

呑んだ久保田酒造・・・相模灘の酒もまとめておこう

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相模灘グッズ

久保田酒造のHPから「相模灘の蔵人日記」を読む・・・昨日の記述にムムム・・・なる内容あり!

・・・来期(3BY)は相模原市産の山田錦でタンク一本のお酒を造る予定・・・

山田錦だそうだ。これは楽しみだな。

 

一昨日から今期(R1-2BY)を振り返っておるのだが、相模灘も幾度となく呑んだなぁ・・・ま、大吟醸とかは呑んでないんだが、これはねぇ・・・やっぱり何人かで集まる機会がないとナカナカ買い求める機会がないんですな。純米大吟醸というのは、やっぱり乾杯に向いていると思うんだな。我が家の内輪で呑む場合は、あまり米を磨いた酒に合わせる料理というのはやらないからな。

現在、大宴会というのはやれる状況ではないからだが、だいたいはビールで始まり焼酎お湯割りで終わる・・・とか、中間過程において日本酒登場!みたいな呑み方が多いんだろうか?ワガハイ的には日本酒で始まり日本酒で経過し、日本酒で終わる呑み方をするし、あるいはシャンパーニュ(もしくはカバ)で始めて終始ワイン、という呑み方になる。ゆえに、ビールだとビールで終わることが殆どだ。あまりいろいろ取り混ぜて呑むことがないんですな。

ま、人それぞれですがな。

 

ということで、本日は相模灘総集編でございます。

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ま、呑んだ分を全てブログに書いたわけではないので、相模灘はもっと呑んでいますな。ただ、今期の「特別本醸造 にごり」という、最初に出る酒を逃してしまったのは不覚であった。気付いた時には完売だったな。コロナ禍で大変な状況下でも、完売になるというのは一安心。それだけ熱心なファンの心を掴んでいるんだろう。

時期的に「純米吟醸 雄町 生」も、発売されているんだろうな。今週は、ちょっと蔵まで買いに行く時間がないなぁ・・・酒販店に並んでいるのを見つければ買うんだが、やっぱり自分の責任において蔵直で買ってくる方がコンディションはいいんだが。勿論、クーラーバッグを持参することを忘れてはいけない。特に生酒は生鮮食品・・・肉魚類と同じ扱いで運ばないとねぇ・・・季節は春、クルマの車内は思いのほか温度が上がるからねぇ。

 

※ 管理状態の決して悪くない酒販店で購入し、自宅セラーで安定させて抜栓した「ルバイヤート甲州シュールリー2018」・・・美味だったんだが、蔵直クール便で購入したものの方が、もう一発コンディションが上でしたな。いや、ホントウにワインの移動は難しい・・・それを思えば日本酒の方が楽なんだが、それでも日本酒も少し落ち着かせてから抜栓した方がいい場合も多々ありますな。
 

 

呑んだ大矢孝酒造・・・残草蓬莱の酒もまとめておこうと思いましたな

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残草蓬莱 特別純米しぼりたて生原酒

年度末である。日本酒のヴィンテージというのは年度のようですな。「酒造年度」という言い方をする。それは「寒造り」と関係するだろう。秋の終わり(米の収穫が終わって)から蔵は仕込み準備に入り、地域の気候によるが11月になればモト仕込みがはじまったりする。そして年末年始も酒造りは続き・・・つまり年が変わり、桜が咲く頃まで造りが続くわけだ。ゆえに「年度」の方が分かりやすいということになる。

2020年度の酒造りが最終盤を迎えているこの季節は、なんとなくこの一年間に呑んできた酒を振り返ってみたくなる気分になるもんだなぁ。

 

この一年、残草蓬莱(ざるそうほうらい)も、結構呑みましたな。一週間ほど前に、この酒を醸す大矢孝酒造は今季の酒造りを終えたそうだ。このことを「皆造(かいぞう)」と言うんですな。お疲れ様でした。なにせ 文政十三年創業(1830年)と、なかなか歴史ある酒蔵ですからな。

神奈川県愛甲郡というのは、戦国時代の古戦場「三増」であるとか、八菅山は「修験の山」であるとか、古くからの蓄積がある場のようだ。産業では「養蚕」「製糸・撚糸」「箒」「和紙」といった伝統産業、そして半原には「宮大工」というのもあるからねぇ・・・とにかくものづくりの場なんだな。中津台地は現在、工業団地になっておるが、かつては軍の飛行場であった・・・更にそれ以前は桑畑であった。たったこれだけの情報でも、なかなか産業的にあるあるの地域なのである。

そしてナント!AではじまりCで終わる素材の会社「AGC相模工場」愛川町にはアルぞぃ!!

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自宅保管中・・・結露で裏ラベルが崩れた

話を残草蓬莱に戻そう。
この「特別純米しぼりたて生原酒」もガッツのある香味だ。かといって不快な雑味や香りが出てくる訳ではない。だからフルボディの美酒であることは間違いないな。ただ、日本酒の香味に対して「サラリとした呑口」を求める人にとっては、ちょっと重く感ずるだろう。でも、考えてもみてくれ!日本酒の香味表現に「フルーティー」という言葉がよく使われるが、完熟のフルーツってぇヤツは、だいたい強烈な旨味、甘み、酸味、そして個性を有するものだ。そういう意味で言うならば、この残草蓬莱の酒(特に生原酒)は、フルーティーと言わずして何と言うべきか?ま、いわゆるフルーティーな酒のような強い立香はなく、新酒としては適度に抑制されている方だと思いますな(あまりに強い立香は食中には邪魔になりがち、この適度な抑制がいいんですよ)。

さて、残草蓬莱もここでまとめておこうと思う。

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ま、ワガハイがど~た~こ~た~言う必要も無く、結構多くのファンを得ている酒蔵だと思いますな。みなさん、残草蓬莱いいよねぇ!