Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「生ワイン KOSHU 甲州 Sparkling」・・・対極の「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」の思い出

生ワイン KOSHU 甲州 Sparkling

このところ連チャンで日本ワインのコトを書いている。その理由は日本酒で、ある意味決定的なヤツ(下リンク先の2本)を呑んでしまったからだ。もう暫く日本酒はナニを呑んでもシラケるだろう・・・という状態になった。

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新酒については打ち止め!である。どうしたコトか、新酒が収まる場所が身体に無くなってしまった。それだけ、決定的に満足感の得られる2本だったのだ。そんな新酒に出会えた今季は、まことに幸せ至極であった。

 

するとかつて、コレと似たような満ち足りた感覚を得た記憶が蘇ってきた。東京都渋谷区猿楽町にある菓子店「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でのコト。店内提供の・・・何ていう名前の菓子だったっけ?

名前は思い出せないが、それは美味なんていう生易しいレベルではなかった。もはや暴力的に圧倒的に強烈なのであって、美味さの塊だった。

というワケで、以後数か月にわたって洋菓子を食べる必要が無くなってしまった。

www.ilpleut.co.jp

こういう圧倒的な凄さって、ひょっとして己の首を絞めてはいないだろうか? なぜなら洋菓子を、当分は口にする必要が無くなってしまうのだから。

営業的には、マイナスなんじゃね?

そういった意味では、川西屋酒造店も神亀酒造も、あのような酒を売ってしまうのは・・・

営業的には、マイナスなんじゃね?

強いては業界全体に対して営業的には、マイナスなんじゃね?

業界を敵に回しかねない、ヤバい商品だったと思う。ただ、圧倒的に流通本数が少ないというのは幸いかなぁ。

裏ラベル

と、ここまで画像のシャトー勝沼「生ワイン KOSHU 甲州 Sparkling」については全く触れていない。そしてこの流れでこのワインのコトが書けるワケでもない。ある意味正反対だからねぇ。

このワインは業界を敵に回す心配は無用だと思うし、味わいに暴力性もない。安心して呑める発泡系のワインだ。でも・・・怪しいんだよなぁ。以下リンク先、ワイナリーのサイトでは、このワインの扱いがない。

何故だ?

売り切れたか??

それともコレは、スーパーマーケットの酒売り場専用品か???

www.chateauk.jp

謎だ。

 

まあ、イイとしよう。

 

抜栓はスパークリング・ワインだけに、そのお点前で注意して開ける。そうすればナンの問題もない。時に栓がど~にも硬くて難儀する、スペイン CAVAのようなコトもないだろう。頃合いの良い硬さの栓がされていた。

して・・・価格帯的には安価なスペイン CAVAと被るのだが、どちらを選ぶかはどの程度の酸を必要とするかで決まるかなぁ。やっぱりどう頑張っても甲州品種から得られる酸は穏やかなのだ。もう少しシャープな酸が欲しいならば、CAVAだろうなぁ。

香味がやや重いのは、この甲州にせよCAVAにせよ、この価格帯では求めはしないコト。両者に優劣はない。己が必要とするイメージに合致するかどうかだ。

それで、この一本・・・お値段は忘れたけれど、店頭価格は1000円代であることは間違いない。強い香味個性を必要としない状況で、軽く気楽にシュワシュワを楽しみたい向きにはうってつけの一本だと思った。なにせ買い物ついでにスーパーマーケットの酒売り場で購入出来るのだから。

これは我家にとって、便利な一本だと思った。

そしてこの香味は、花見にも向くかもしれない。勿論、つまみ次第だけれど。

 

「信州コンコード 酸化防止剤無添加」アルプス

信州コンコード 酸化防止剤無添加

赤ワインはドライでなければならない。これは基本だ。長期熟成に耐えるためには残存糖度を減らしてタンニンが厚く、アルコール度数もソコソコ高めに造る。もろみ中のアルコール度数が上がってこないと、タンニンの溶出も進まないらしいし。

だが、長期熟成の旅に出るようなワインばかりが赤ワインの姿ではないだろう。気軽に楽しむならば、アメリカ系品種のコンコードやキャンベル・アーリーでも、口に合えばソレでいい。

というコトで、少し前にもコンコードのワインについて書いたけれど・・・

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このイヅツワインも昔ほど、ベタベタのフルーツジュース感ではなくなったコンコードのワインだった。そしてこのアルプスワインの作である「無添加信州コンコード」も、香味バランスを熟慮したいい塩梅のワインだった。

詳しい内容については、以下リンク先のアルプスワインのサイトを見てちょ~だいな!

www.alpswine.com

この価格ですよ!

ソレでこの品質ですよ!

ハッキリ言って輸入ワインのこの価格帯のモノの中には、不快な商品も沢山あるから。それらは輸送コストも加わっている価格だし。

 

とりあえず小難しいコトはさておき、不快感が無いどころか、快適に呑めるという点では圧倒的にこのアルプスワインのコンコードは、とんでもない一本だろう。この不快感という点で評価してしまえば、競合する価格帯の輸入ワインの相当数が、このコンコードのワインに負ける。

クドイが、この価格だ!

そして酸化防止剤無添加は伊達ではない。理由は良く分からないものの、ス~~~っと入っていく感じ。気のせいかもしれないけれど。

まあ「酸化防止剤無添加」ならば、ナンでも快適というワケではないが。

 

ナニとは言わんが、海外から果汁を輸入して・・・大規模なプラントで醸造して・・・紙パックなどして・・・ホームセンターでも大量に売られているワイン??もあるが、アレって「酸化防止剤無添加」というヤツもあるけれど・・・快適???とは・・・ねぇ?

だから無添加ならば良し!とも言い切れない。

裏ラベル

最初に書いた通り、赤ワインはドライであるコト!が原則。だが、このワインの裏ラベルにはその縛りに囚われずに「中口」という表示がされている。これはフリースタイルと言えるかもしれない。オーガニックワインの中にも、そうしたフリー感が漂うものがあるが、このワインにも似たような自由さを感ずる。

そして中口という表示通り、若干の糖度を感じはする。だが、もたれるような香味にはならずにスムーズだ。香りは表示通りに華やかさがあるものの、「山田錦+協会9号酵母」の吟醸酒のような、鬱陶しさが伴うカプロン酸の香りプンプン!というようなワケではない。自然な範疇の華やかさだ。

この立香に関しては、このワインの方が派手な吟醸酒よりも圧倒的にセンスがイイし、食の邪魔にならない。

 

でも・・・ワガハイの知人のワイン通にはバカにされるだろうな。そしてこう言うだろう・・・

「ナニコレ?お土産品売場のワインじゃね~?」

確かにそういうラベルデザインだし、実際にそういう売られ方もしているけれど。だが、お土産品であろうと、キチンとしたモノは呑めるんである!

それに、ワインが苦手という人の大半は、その渋みにあるのでは?そんな方に無理やり「これが本物!」と言って、ボルドーメドックのフルボディを勧めたところで、ワイン嫌いになるだけ。そうした赤ワイン苦手派の方にも、快適に赤ワインのポリフェノールを享受出来ますよ!という選択肢があってもイイ。

本格的なモノって、時にハードルが高いからねぇ。

 

アルプスワイン 松本平ブラッククイーン 2022

アルプスワイン 松本平ブラッククイーン 2022

ブラッククイーンというブドウ品種(ゴールデンクイーン×ベリー)でのワイン造りは、あまり盛んではなかったように思う。ワガハイが酒を呑み始めた頃(1980年代)、己の無知が原因であるにせよ、国産赤ワインというとマスカットベーリーAだった(いや・・・コンコードと甲州ぐらいしか流通してなかったような気もする)

そもそも巷では、ブドウ品種についてアレコレ言われる時代でもなかったからねぇ。

輸入ワインもごく一部のマニアや、インテリぶっている嫌味なヤツが語る蘊蓄だらけの飲み物だった。今思えば、酷いコンディションのボルドーなどを片手に、知識をヒケラかしていた大人が居たんだと思う。リーファーコンテナなんて使わないで、赤道を越える貨物船でジワジワと火入れされたワインだった筈だから。

そんな時、使われている品種は不明ながら、長野県で見つけたアルプスワインの一升瓶が美味だった。そこで蓼科にあった友人の別荘に呼ばれた時には、その一升瓶ワインをぶら下げて行った。そして夜中まで酒宴となった。

 

結局、日本でワインが大量に消費されるようになったのは、バブル景気の影響だったと思う。金に任せてブランド志向で、な~んも分らずに高額なワインをバンバン抜栓していたという、実に品が無い世の中だった。

ワガハイはその頃、地味にまだ少なかった純米酒を探していたけれど。

ワインの質について目覚めたのは1980年代後半、フランスに数か月いる機会に恵まれ、そのチャンスを逃すものかとワインをイロイロ呑んでみたコトに始まった。そしてそれは、フランスの片田舎のスーパーマーケットの酒売り場で購入したりしていたんだが、それらは日本で高値で売られているワインよりも美味だった。

裏ラベル

今思うと、そうした酷い時代を経て今日に至っている。このところ頻繁に日本のワインを楽しんでいるが、本当に品質が良くなった。このブラッククイーンを呑んでいても、1本1600円台の・・・つまり日本酒ならば特別純米酒純米吟醸酒の値段帯だが、呑んだ満足感に日本酒との優劣はない。

 

思い出混じりでゴチャゴチャな文章になっているが、ブラッククイーンのワインも、マスカットベーリーAよりもタンニンの厚い、しっかりとしたワインが造れると言われて期待された時もあった。だが案外伸び悩んで、現在ではストレートでのブラッククイーン仕込は限られる。

つまり、生食すると分かるが、マスカットベーリーAに比べてブラッククイーンの方が多酸だ。その酸と渋みや残存糖度との兼ね合いが、なかなかイイ感じのワインがなかった。ブラッククイーンは、攻略し切れない品種だったように思う。

だが、そんな時代ではなくなったんだなぁ・・・このアルプスのブラッククイーンは、この品種のおもしろさを安価に堪能できる貴重な1本だと思う。しかも、気の利いたスーパーマーケットの酒売り場ならば入手出来る。

コレは買いだ!

もし、マスカットベーリーAのワインに物足りなさを感ずる貴兄ならば、コレは試してみる価値あり。ワガハイは、スーパーマーケットの酒売り場でナニ買うか悩んだならば、コレを買えば良いと思った。

それに、この品種を開発したのは川上善兵衛さん!マスカットベーリーAの開発者でもある。だから新潟県上越市の「岩の原葡萄園」生れの品種だ(以下リンク先に詳細)

www.iwanohara.sgn.ne.jp

 

やっぱり川上善兵衛さんは偉大だなぁ。有り難いねぇ。

www.alpswine.com

 

本家岩の原ワインのブラッククイーンは、以下リンク先を参照されたし!

www.iwanohara.shop

当ブログはアフィリエイトやってないからねぇ。正直に率直な個人的感想しか書いてないからねぇ。

 

2021年に、2019ヴィンテージを呑んでいる(以下リンク先)。それで今回の2022だが、画期的に良くなっていると思った。

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以下リンク先では、川上善兵衛さんについて書かれた本を紹介した。題名だけだけど。

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マスカットベーリーAのライトボディ「ルミエール ガブ 2021」

このところ日本ワインを呑んでいる。昨日の「ルミエール甲州シュールリー」に並んで売られているワインも買ってみた。

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つまり、ルミエールの赤。

GaBu

単刀直入に、白よりこの赤の方が買い!

ただしライトボディだ。それは裏ラベルにも表示されているけれど、予想以上にライトだった。だが、これはコレで無理なくイイ感じに思えた。我家でもマスカットベーリーAを植えているが、その実を醸せばこうなります!的な直球勝負の味わいだった。

つまり、裏ラベルに書かれてある通り「良いワインは良いブドウから」なのだ。そしてブドウの出来栄え通りにワインは仕上がる。「ワイン醸造の殆どは畑で決着がついている」と言ったら言い過ぎに思うかもしれないが、これはある醸造家と話した際にその方の口から出たコトバだ。

そりゃあ、日本酒でも使用する米がどうにもならなければ、ど~にもならんケド。だが、山田錦と美山錦の酒の香味の差異以上に、ブドウ品種によるワインの味わいの違いは顕著だ。だからブドウを生食していれば、凡そどの様な品種のブドウで醸したかは見当が付きやすい。

特に赤ワインは。

ただし、ブドウの品種は余りにも多様なので、その全てを覚えるのは至難。ただ、代表的な品種については生でその実の香味を確かめる機会があるとイイんだがねぇ。

ワガハイは、ピノノワール、ソービニヨンブラン、甲州、マスカットベーリーAの生食経験があるのみだが、それらについてはやっぱり分かり易いし、感銘もひとしおだ。

「あのブドウの味わいが、醸造工程を経てこの香味になったんだなぁ・・・」

そしてワインの熟成は、その実が土に還って行くプロセスをイメージすれば良い。その土への還元プロセスを人工的に延命しているのが瓶詰保存とセラー環境なのだから。

そのように捉えれば、いかに瓶詰されて入手したワインの保管がデリケートかは明らかだろう。特にコルク栓を打ったワインは慎重に扱った方が良い。

ま、幸いなコト?に、このワインはスクリューキャップである。これもまた、スーパーマーケットの酒売り場で購入出来るワインだけに正解だと思う。無理して短いコルク栓を打ち込む必要はないだろう。いいじゃないですか!スクリューキャップ!!抜栓は容易だし、瓶を寝かせる必要もないし、熟成に期待するワインでなければコルクの節約にも繋がる。

更には・・・これは強烈な個性を放つワインではないので、むしろ瓶詰時点での香味の延命を優先した方が良いように思うから。

裏ラベル

白ワインと赤ワインでは醸造技術が異なる。だから色の違い以上に別物と考えた方がよい。ではどの様な差異があるのかというと・・・赤ワインは種や果皮を含めて発酵させる、いわゆる醸しである。白ワインは果汁発酵、密閉発酵で、発酵温度は白の方が低めとなる。

まあ、醸造工程は赤の方がプリミティブと言えるだろう。そんなコトから赤はイイけれど白はイマイチ、といったワイナリーも当然ながらある。で、昨日書いたルミエールの白と、本日の赤を比較すると、この赤の方が普段呑みには快適というのがワガハイの感想。

「イチゴキャンディのような甘い香り」と書かれた裏ラベル通りに、マスカットベーリーAのワインに有りがちな香味だが、それが強すぎて食事の邪魔をする程ではなかった。勿論、淡い個性の食材には向かない。

だが・・・デリバリーピザのような強い味付けの食事だとしたら、このワインは完全に負けてしまうだろう。

とりあえず、我家の薄味の夕飯には相性よく、こうしたワインをグラスに一杯だけ楽しむコトが出来る70代、80代が過ごせたら素敵だなぁ・・・と夢描いてしまった。それを励みに、60代を通過出来るように適度な養生訓だ、と思ったりした・・・その時だけだけど。

www.lumiere.jp

 

ルミエール「甲州シュール リー 2022」

ルミエール甲州シュール リー 2022

スーパーマーケットの酒売り場に並ぶ、日本産ワインのコーナーにハマっている?ワケではないのだが、とりあえず普通は買わないワインを、あえて選んで呑んでみようというワケだ。

因みに・・・

当ブログは「スーパーマーケットの酒売り場」で様々な酒を買って書いてきた。その始まりは以下リンク先の「八海山」の思い出だった。

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チョット前にも「五一わいん」や「井筒ワイン」のコトなどを書いたし、まだ書いていないモノも数本ある。で、なんでコンディションに難があるかもしれないスーパーの棚という環境に置かれたワインを、わざわざ買っているのかというと、そ~ゆ~コトも含めて楽しんでいる。

それに、今のところ決定的にダメ!という状態のワインには出会っていない。少々難ありは以前あったケド。実際問題として最もダメだった酒はワインではなく、日本酒だったから。しかも2本だ。しかもしかも神奈川県の酒蔵の製造した純米酒だった。

差し障りがあるだろうという配慮から・・・銘柄は書かない。だがつまり、ワガハイが一回書いただけで、全くブログに顔を出さない銘柄がソレだ。その日本酒は呑めなかった。一つは明らかに酸敗が始まっているような怪しい状態で、もう一本は仕込そのものが駄目というヤツだった。

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まあ、不味い酒の話はともかくとして、このルミエールの甲州は、ワガハイ的にははじめて呑んだ。

いや、十年以上前にルミエールの甲州は呑んでいる・・・というよりも、酒販店の試飲会だ。その時の記憶は曖昧だが、購入するに至らなかった。

だが今回、買ってみたことで相当に品質が向上したんだなぁ・・・と思われた。これならば、ナニガシカの時には購入するだろう。ただし、提供温度は徹底的に低めが良いと思った。

それは、もう少しキレが欲しい。温度帯が上がってくるとダレる。そして若干だが不快なニオイがある。これは試飲会のような環境では気付かないかもしれない、微妙なレベルだ。だから無視して良いレベルと言ってしまえばそうなのかもしれない。だが、家呑みの恐ろしさよ!落ち着いて呑むから微妙なコトが嗅ぎ取れてしまう。

そのニオイは、抜栓して10分も経てばほぼ飛んでしまうけれど、好ましいものではない。まあ、発酵臭の類だが、昔の国産ワインにはつきものだった。今では大評判となっているワイナリーでも、昔はこういうニオイをたてていた。しかももっと酷く盛大に。

 

どの様なニオイなのかはコトバで説明可能だが、ここでは止めておく。ただ、昔々ビール醸造について聞いた話しでは、醸造器具の徹底的な洗浄によって、このようなニオイは撲滅出来るらしい。それは特にピルスナータイプに顕著にあらわれるニオイで、硫黄的なニオイを伴う。こう聞くと、何となく心当たりのある方もおられるのではないだろうか?大手の缶ビールにも時々、こうしたニオイを発するモノがあるから。

つまり・・・コレって、醸造器具のどこかで不良発酵が起きているというコトだ。

ビール製造の問題が、そのままワイン醸造に一致するのかどうかは知らんが、だが何らかの異常発酵に伴うようなニオイである。

裏ラベル・・・チョットすり切れてしまった

アルコール分11%と、やや軽め。その分、無理をしてない感じもする。デキャンタージュして不快なニオイを飛ばしてしまえば、快適に味わえるワインだった。というコトから、問題は大事ではないというコトだろう。

www.lumiere.jp

 

スーパーマーケットの酒売り場で並んで売られていたルミエールの赤は、以下リンク先を参照されたし!(2024/03/16追記)

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生酒 神亀

新酒の季節ですなぁ

酒販店の冷蔵庫を覗くと、「生酒」シールが貼られた一升瓶が並んでいる。特に今の季節は次々と新酒生酒が出荷されるから、出向く度に新しい生酒を目にする。

実に悩ましい・・・

何故ならまだまだ寒いから、今夜は熱燗でぬくぬくと楽しもうではないか!と、堅く誓って酒販店にやって来た筈なのに、「生酒」の魅力に予定変更を余儀なくされる。実に優柔不断であり、意志薄弱であり、根性のない我が身を思い知ることになる。

やっぱり、この季節のお酒はこの季節に呑まないと・・・と思う。旬だからねぇ。

ならば始めから「生酒」買いに行くぞ!と、燗酒の魅力に負けなければいいのである。つまり、我が飲酒の欲望は・・・フレッシュな生酒を呑みたい!というのが正直なココロなのだ。

ウソはつけない。燗酒は既に、真夏での美味さに気付いているのだから、寒いからといって燗酒を呑む必要などないのだ。風呂で温まって、暖房の効いた部屋で「生酒」を頂くという至福な時間は、やっぱりこの時季だからこそ楽しめるのだから。

以上、老人のココロの葛藤の様子であった。

神亀

青森県産華吹雪特等米100%使用 要冷蔵 生酒 手造り純米酒 神亀
アルコール分 16.5% 精米歩合 55%

この一升瓶には裏ラベルの貼付はない。以下リンク先の酒蔵のサイトでは「春の食材と合わせやすい・・・」と書かれている。そして詳細なスペックの公表はない。

shinkame.co.jp

抜栓する前から期待は高まる。レギュラー神亀もご無沙汰だが、かれこれ30年前から呑んでいるだけに、常に信頼の品質で楽しませてもらっている。神亀の生酒といえば、純米活性酒の思い出が多いのだが、今回のモノは、実は始めて呑む。

期待以上だった。

その香味は、ワガハイ好みではない。好み的にはもう少し酸があった方が良いし、その酸の質は既に速醸酛の酸では物足りないのだ。やっぱり上手に醸された生酛山廃系の酒を呑み慣れているためか、ついついあと少しの綺麗な酸を欲してしまう。

だが、それならば我が定番の「北島」や「杉錦」を購入すれば良いのだ。今回は「神亀」なのだ。このお酒の特徴をしっかりと楽しもう。その様に気持ちを切り替えて呑む。すると、神亀の印象からすれば穏やかさを持った、まろみさえ感ずる美酒だ。

新酒らしい荒さも少しだけ顔を出すが、そのエグ味はあと残りしない。味わいに良い立体感を与えてくれる。このバランスがないと、新潟県の圧倒的有名ブランドの新酒と大して変わらない味わいになってしまう。もっとも神亀の方が濃醇ではあるが。

蔵元としては、新酒で提供する前提で「華吹雪」という米を用いたのだろうか。この米についてワガハイは知るトコロが少ないのだけれど、印象としては柔和な傾向の香味の酒が幾つかあったと記憶している。

まあ、神亀も長期熟成に耐える純米酒を、長いコト造り続けてきた蔵だから、その酒質は案外硬めだ。それを直球勝負で生酒出荷ではなく、「華吹雪」なんだろう。

イイ感じ!

これはこの季節に一回は楽しみたいお酒。

多くの方に、生酒の楽しさが伝わる香味だなぁ。

自分好みの酒ではないけれど、今シーズンもう一回、購入の機会があったら買うことにしよう。ご近所の酒販店で購入したワケではないから。

 

とにかく、品質に信頼のおける酒蔵のお仕事だけに安心して購入出来るし、「神亀」を扱っている酒販店は、やっぱり手練れだから。他のラインナップにも、触発される酒が並んでいるモンだ。

今さら「神亀」のコトを多く語る必要もないと思う。だが、一度も呑んだコトのない方は、見つけたら絶対に購入すべし!まずはレギュラー神亀(以下リンク)でイイのだ。

shinkame.co.jp

 

レンズキャップばらばら事件

小田急線の車窓風景で丹沢の山並みが良く見えるトコロの一つが、昨日書いた伊勢原鶴巻温泉の間だと思う。特に大山の展望は遮るものがないからねぇ。そして特急ロマンスカーからの車窓は特に良い。スピードもノッているから、ボ~っとしていると見過ごしてしまうけれど。

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ココに車両基地が出来るとなると、ここの抜けの良い展望は無くなる。そうして小田急線の車窓風景の魅力の一つが失われる。ドンドンと凡庸な風景になっていくんだなぁ。

ま、新宿から特急ロマンスカーに乗って爆睡し、気付けば終点「箱根湯本」ですよ~!温泉ですよ~!という人にとっては、風景など寿司のガリにもならん要素だろうが。

ワガハイ的にはつまらん!

で、にわかに思うのは・・・相模大野の車両基地はど~なるの?

あそこはあそこで、車庫に再整備するんだろうか?そして再び伊勢原が老朽化した時に備えるんだろうか?

ね?そんなコトはしないだろう。たぶん再開発でマンション建てるとかするんだろう。コレじゃね?

www.odakyu-leafia.jp

相模大野駅まで、雨にも濡れずにペデストリアンデッキで繋がっていますです!的なコトやって、通路途中にカフェなどありますぅ~~だろう。あの海老名駅小田急と相模線を繋ぐデッキみたいな感じか?

まあ、だいたい開発方針はワンパターンなんで、そんなコトを既に水面下では準備しているんじゃなかろうか?そうしてその企みが明るみになると、いろいろ反対運動が起きたりするんだが・・・時すでに遅し。もう、行政ともタッグを組んでいるだろう。

そして一通りの説明会が開かれて終わり。その席上で問題点を指摘してもナ~ンも聞く耳持たんからねぇ。そうして・・・そういった指摘を若い頃にワガハイはしたコトがあったんだが、指摘通りのコトが起きたから。幸いなコトに人身事故にはならなかったけれど、強風にあおられて、工事現場のナニガシカが飛んだ・・・ってなコトだ。

「風当りが非常に強いトコロだから、ナメてかかってはイケんぜよ!」

そういうワガハイの忠告だったんだが。

 

こう言ってはなんだが、ワガハイは慎重派である。石橋を叩いて渡るのではなく、叩いて渡るならば迂回する、と言った子供だったからねぇ。

レンズキャップがバラバラになった

繰り返すが、ワガハイは極めて慎重派である。

だが先日、お久し振りのドジとなった。上画像の通りである。原因は、洗濯してしまったのだ。

カメラを持って庭に出て、花など撮るにレンズキャップをポケットに入れた。それでボ~~っとそのまま部屋に戻り、机の上にカメラを置いて・・・雨上がりだったんだなぁ・・・ズボンの裾が汚れたから洗濯した。

そ~ゆ~ナリユキであった。

洗濯機からズボンを取り出す時に、カラカラ・・・という音がしたのでナンじゃらホイ?と思ったら、部品の一部が出てきた。最初、ナンの部品か分からなくてねぇ。それが次々とパーツが出て来て・・・

やっちまったぁー!

と、なったワケだ。

幸いにも、部品は全て回収出来た。ならば組み立てればイイんじゃね?というコトで組み立てを始めようとした。だが、直ぐにハードルがチト高いことに気付いた。それは小さなスプリングが二つあるのだが、コレを差し込んで固定するのが難しそうだ。

とりあえず、スプリングの一つを穴に差し込み、その反対側をもう一方の固定用の穴に入れるのだが・・・奥までなかなか入ってくれない。

ヤバい兆候である!

ちいさなスプリングが、ピヨ~~ン!と飛んで行ってしまったらお終い。

そして、そんな危惧を抱いた瞬間に・・・

その通りになった。

というコトで、小さなスプリングを探すのを諦めた。なんとなく飛んで行った方向は、落下した音によって分かるけれど、ソコはいろいろモノ移動しなければならず・・・暫く考えて探索を諦めた。

 

さて、品番は・・・部品の裏側にはLC-62Dとあった。

検索すると、該当商品は無かった。廃番のようだ。だが、レンズキャップなんて直径が合っていればイイのだ。該当するのはLC-62Fである。早速、ヨドバシドットコムで注文して翌日届いた。

して・・・LC-62Fは、62Dの問題点が改良されていた。今度はしっかりとレンズ先端に固定される。62Dの方は、純正ではないフィルターを付けていると、固定が甘くなってしまう欠点があったから。

 

まあ、些細な失敗ではあったが、一つ発見があった。それは・・・

レンズキャップを分解する時は洗濯機が便利!

というコトだ。これは廃棄する時に、金属製のスプリングを分別する際に使える手法かもしれない?