昨日夕方から雨。そして今は一応止んだ。そしてやや肌寒く感じる。
一度暖かさを経験すると、実際には大して冷えてはいないのだが、体感的には寒く感じる。こうして揺らぎながら季節は移ろい行くと・・・毎年ながら思うけれど、こういう変化を感じているうちはまだ若いというコトにしておこう。
本当に老いてくると、寒さや暑さに鈍感となってくると聞く。そして実際に父も母も、冷えに関しては分かるが、どうも暑さに対して鈍感になったから。それは頑張れば90歳に届くという年齢になってからだったが。
ま、長生きしたいと願うのは多くの願いとは思うけれど・・・長生きしても大変そうだったけど。そして長生きしたから、老衰という死因だから楽だったか?というと、やっぱりそれなりに大変だったように思う。
日々、体力の減衰を実感するワガハイだが、そういう身体の感性っていうのは伸び盛りの若い頃とは違った反応をするのは当然といえば当然のコトなんだが・・・
なんかねぇ・・・今春はやけに春が鮮やかに感じてしまう。
ちょっと、コレってヤバいのだろうか?
とりあえずは「ノイロトロピン」なる変な薬のおかげで、腰痛と坐骨神経痛は騙せているけれど・・・なんかまた、面倒な不具合が生ずるのだろうか?そういう不具合を含めた様々な老いに関わる問題を楽しむ・・・ような達人にはなれないからねぇ。
先日は天気が良かったから、庭で暫くマクロレンズで戯れた。いくらノイロトロピンが効いているとはいえ、やはり暖かい方が調子は良いしね。花粉の問題は強力なマスクで対処しなければならんケド。
昔のフィルムカメラと違って、マクロ撮影が楽だねぇ。先ず、ミラーレスカメラだからファインダー像が暗くならない。そして撮像素子からの画像を見ているワケだから、実際の撮影時のピントがズレることはないはず。
フィルムカメラだと、一眼レフの光学ファインダー像の合焦と、フィルム面の合焦に誤差があったから。コレが高倍率撮影になるほどズレが目立ってくる。このズレは何ともし難い。なにせフィルム面精度なんてど~にもならんものだから。
それでコンタックスRTS 3だったっけ?初期型じゃないヤツ。なんか製版カメラみたいにフィルムを圧着板に吸いつけて安定させる機構を持ったカメラがあったなぁ。アレは使ったコトなかったけれど。
フィルムって巻き癖があったから、そのカールした状態を安定させるためにローラーが組み込まれたり、巻き上げ部分の軸が順巻きだったり逆巻きだったりと、イロイロ違いがあった。とにかく高級機になるとローラーの本数が増えて、順巻きになっているコトが多かったような気がする。
それでも、フィルムの面精度には悩まされた。だから露出を前後させるだけでなく、ピントも微妙に変えて何枚か撮影したくなってくる。まあ、とにかく大量のフィルムを使い、その殆どが無駄になる。
物量作戦の時代だった。
潤沢にフィルムが使えるのが成功の秘訣!
で、コニカのフィルムの販売がイマイチだったから、コニカの某ルートからリバーサルフィルムが大量にワガハイの手元に届き、それは試供品だったワケだけど、ソレを使って経費が滅茶苦茶に削減された仕事をやったコトがあった。
それで印刷物を作ったけれど・・・別にコダックやフジとナニガシカの大きな差異が出るコトはなかった。その時、巷で言われていたようなコニカの特性は感じられなかったけれど。
たぶん誰か、テクニカルライターとかが言い出したナニガシカのコメントが独り歩きを始めたんじゃなかろうか?と思った。そしてその出来上がった印刷物を、コニカの某部署に届けたトコロ・・・
「え?これってあのフィルムで撮影したんですか?・・・(結構イイじゃない!)」
やっぱり、フジは宣伝が巧みだった。そして販売力なんだろう。だが、案外その頃、旧東欧圏ではフジ以上にコニカが強かったという話は、あまり日本には伝わってはいなかったな。
でも結局、コニカミノルタになり、そしてカメラや感材事業はなくなり、現在に至っている。
まあ・・・コニカミノルタのカメラ技術は、ソニーやオリンパスに移って行ったけれど。だがしかし!ミノルタのロッコールレンズの性能は、ニコンより優れているモノも多かったんだけどねぇ。
あ、昭和の時代のキャノン・・・ありゃあ、可もなく不可もなくのレンズだったわなぁ。
さて、もう一枚!更に寄って撮影しようとしたら・・・たぶんホソヒラタアブなんだが飛んで行ってしまった。