Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

日本酒度-11 酸度3.6 どういうことだろう・・・と思うよね

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杉錦!

山田錦 100%使用

精米歩合 50%

日本酒度 -11

酸度 3.6

アルコール度数 11~12

自然醸造 生もと純米

2016BY

 

このスペックを酒販店の棚で目を細めて見ましたな。この酒は、たぶん杉錦の特約店でないとお目にかかれないモノかもしれない。他にも不思議なスペックの酒や、神奈川県内では見ることの出来ない酒蔵のものなど、興味津々であったな。

これは数週間前の出来事ではある。静岡県沼津市にチョイと用事があって行かざるをえなかった・・・ま、せっかく行ったんだからご無沙汰になっていた酒販店に立ち寄ったんだな。

さて、先週はこの酒を抜栓して堪能したのだが、呑み手を選ぶ酒ではあろうな。つまり端的に言ってしまえば甘酸っぱいのである。含み香はハニー、さらにいえば”栃の蜜”のようなタッチだな。これがもう少し濃厚な香りになれば”蕎麦の蜜”に近づいてくるだろう。

 

原初的な酒にミードというのがあるが・・・大雑把に説明すると蜂蜜レモンを発酵させた酒、というようなものだが、そもそも発酵のスタートってぇヤツは、だいたい甘酸っぱいものを生じさせて、そこに酵母が作用してアルコール発酵が起こる、というようなものだからな。甘酸っぱいものは、適当に糖度を調整してやれば酒になるってぇモンだ。

アルコール発酵の始まりには、酸性であることがひとつの条件ということで、それが乳酸というのが日本酒である。その乳酸の由来が添加した乳酸(速醸もと)なのか、空気中の乳酸菌をとり込んで乳酸発酵させる(生もと・山廃)なのか・・・とにかく”酸”だな。雑菌の繁殖を抑える目的だと言うな。酵母は酸に対しては耐性があるという特性を利用している訳だ・・・歴史的には経験則だねぇ。

 

というわけで、いわゆる多くの日本酒の香味とはちょっと違った酒であるな。これは面白いし興味深い。米からこのような香味が得られるということ・・・日本酒の香味に対して、我々はあまりにも型をはめすぎていたのかもしれない・・・と思いましたな。日本酒の世界はもっと幅広く、可能性を秘めておる!と思いましたな。

裏ラベルには「・・・白ワインを思わせる濃醇な味わい・・・」と書かれておるが、確かにこのような感じの白ワインを呑んだ記憶はあるねぇ・・・山梨の、地元の皆さんスタイルの湯呑みでね。でも、杉錦のそれは・・・凄いことに山田錦の50%精白であるという、吟醸作れる米の条件で作られている。そう!やっぱりこれが品位の決め手ですかね。山田錦は、やっぱり凄い米だねぇ~。

これ、限定酒だろうなぁ・・・また買えたらいいんだが。