静岡県の日本酒・・・新型コロナウイルス感染症拡大回避のため、3月から自粛してきた静岡県への買い出しを、先週久しぶりに行ったな。Etsuro1が居住する地域と、御殿場市の感染状況が同程度と判断して、しかも自分自身の体調を確認(と言っても体温測定と自覚症状の無いこと)した上で、だけどね。
とても慎重になるのは、お気に入りの酒販店に迷惑を掛けたくないことと、ま、3.11の時にイヤな思いをしたのが、心なきごく一部の方ではあっても静岡県での出来事だったからだな。やっぱり、前例があると慎重になるわな。
静岡酒は、「静岡型吟醸造り」といわれるスタイルがあって、酵母もHD-1とかNew-5とか独特のものがあるし、米についても誉富士という静岡県ならではの酒造好適米があるな。そして歴史のある酒蔵も多数あるのは、やっぱり東海道五十三次の宿が沢山ある地域ということもあるんだろうねぇ。
さて、お勉強・知識整理コ~ナ~!!
●酵母
静岡酵母について・・・酢酸イソアミル優勢の特徴を有し、その開発は「静岡県工業試験場 醸造研究室」で始まり、施設移転にともない「静岡県工業技術研究所 沼津工業技術支援センター」のバイオスタッフによって行われた。
〈種類〉
SY-103 (爽やかな香り 本醸造酒)
HD-101 (HD-1の泡なし株 大吟醸酒)
CA-50 (マスカット様の香り 本醸造酒)
5MT-1 (リンゴ様の香り 本醸造酒)
●酒米
静岡県育成酒米新品種「誉富士」について・・・平成10年に「山田錦」の種子籾にγ線照射。有益な突然変異と思われる個体を選抜し、平成12年以降は、系統選抜の手法により特性が優れた系統を絞込む。短稈で栽培しやすく収穫量が安定していること、米粒の形状、外観が「山田錦」とよく似ていることから「誉富士(静系(酒)88号)」を選抜。静岡県農林技術研究所。
試験醸造(平成17年度) 万大醸造、高嶋酒造、富士高砂酒造、神沢川酒造、三和酒造、初亀醸造、大村屋酒造場
以上、「静岡県酒造組合」HPより抜粋要約
●Etsuro1が呑む静岡県の酒(蔵)
静岡県の酒は、全ての蔵の純米酒はテースティング済みでねぇ・・・まあ、数年かかったけどな。かなりの蔵はロケーションを確認したんだな。蔵自体を訪ねたのは数軒だがね。ま、蔵によっては迷惑かな?という雰囲気を醸しているところもあるんでね(酒だけではなく、雰囲気も醸すもんだねぇ)。それでリピートしておる酒は以下の通りだな(記述の順番は、概ね蔵の立地が東から西に向かっておる)。
根上酒造店(御殿場市)
富士錦酒造(富士宮市)
磯自慢酒造(焼津市)
杉井酒造(藤枝市)
青島酒造(藤枝市)
志太泉酒造(藤枝市)
森本酒造(菊川市)
土井酒造場(掛川市)
國香酒造(袋井市)
静岡酒は好きな酒が多くてねぇ・・・ハッキリ言って神奈川県よりもお気に入りの酒蔵の数は多いんですな。いいかげん、静岡酒に対する禁断症状ならぬ、「も~我慢出来ませ~ん!」ということで、一時的に県境を突破だねぇ・・・
美味い!面白い!気付かせてくれる、感慨深い・・・キモトと山廃系は、とにかく面白い。日本酒の歴史を慈しみつつ、現代の酒造環境での様々なトライなど、やってくれるぜ杉錦!もう、完全に杉錦ファンでありますな。
「玉栄」という米には、とても思い出があるんですな。それはまたの機会にするとして、この米もいいねぇ。
玉栄の王道産地・・・滋賀県!それを100%使用。麹米と掛米を別の米にはしていないのは好みだねぇ。そして精米65%という頃合いは絶妙でしょうねぇ。度数15~16ってぇのは、少し加水しているかもしれないねぇ・・・それで+12とボーメーは切れていて酸度は1.4ということは、スペック的にもなかなかスカッと呑めるが米の豊かさを失ってはいないだろうね。そして酵母が7号の泡無しだねぇ・・・7号は大好きだからねぇ。
それで抜栓すると・・・杉井均乃介バンザ~イ!
ワタシャ、この男の香味感性はもの凄いと思うんだな。そして静岡県内の幾つかの酒販店の方々も、「杉井均乃介バンザ~イ!」ってEtsuro1と一緒にやってくれたことがあるんだねぇ。
杉井さん、応援してますよ!