Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「からっと純米吟醸〈火入〉丹澤山」と「秋あがり 相模灘」

夏の日本酒

夏向きの限定酒を様々な蔵が出していたが、気になる蔵の夏酒を網羅するコトなんて出来ない。そんなに屈強な肝臓を備えているワケでもないから。

 

「からっと純米吟醸 丹澤山」なぜか青空にTシャツの洗濯物?というラベルのイラストに、な~んか日本酒瓶の面構えとしては異色な感じがしている。まあ、ワガハイ的には趣味に合わないラベルデザインではある。

でも、別に瓶を呑むワケじゃないからなぁ・・・

中身の酒は川西屋酒造店のお仕事である。アルコール度をやや低めに調整されているようだが、要するに蒸し暑い夏に冷酒でイイ感じに呑める香味の提案という狙いなんだろう。そしてその通りに冷蔵庫で冷やして頂くと快適に呑むコトが出来た。

最近の事情は知らないが・・・昔から夏の日本酒の需要は下がると言われていたから、それは今も変わらないんだろう。夏はビールの需要が伸びる季節だからなぁ・・・。このお酒は低アルコールとはいっても、ビールのアルコール度数より2.8倍位は高いワケだから・・・ビールのようにゴクリゴクリと飲んでグピ~ッ!なんてやれないし、ましてジョッキに注いで飲めるモノではない。

からっと純米吟醸〈火入〉丹澤山

様々な蔵が、いろいろ夏酒を提案されているが、今のところピンとくる酒は見つからない。ワガハイ的には綺麗な酸があって、香味の芯がシッカリとした酒・・・生モトや山廃の純米酒に燗付けたりして呑む方が合っている、という習慣だ。

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結局、この夏に呑んだ日本酒では、特に猛暑向けと感じたのは上リンク先の2本で、どちらも「北島」だった。

以下リンク先の「丹澤山」も美味だったのだが、これは特に猛暑向けという話ではないからなぁ。

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菊姫 山廃純米 無濾過生 K-7」も夏にもイイなぁ・・・以下リンク先に少しだけ書いたケド。

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そして夏が終わり、秋になれば秋上がりの季節となる。

秋あがり 相模灘

神奈川県相模原市・・・とはいっても津久井と言った方がその地域の印象を伝えるには適していると思うが、久保田酒造の「相模灘」・・・これは蔵直で購入した。

昨年は10月半ばに行きつけの酒販店で購入していた。あの時は蔵に行くのが遅れて購入出来ず、かえって出荷先のお店の冷蔵庫の奥に見つかったっていうワケだった。

だから、今年は早めに蔵に伺った。「秋あがり」が並んでいたねぇ・・・目的達成だねぇ。

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残暑の中、この相模灘の秋あがりを抜栓して、枝豆など用意して呑んでみたんだが・・・コレは秋あがりだけに、8月の猛暑の最中に呑むってコトは実現出来ないんだろうが・・・コレぞ、夏酒にピッタリと思える香味だった。

難しいコト言うのは野暮!とにかくイイ感じで快適に呑める。中身はブレンドというコトで、特別本醸造も使われているらしく「純米」という表記はない。まあ、特別本醸造のアル添量って少ないから、ブレンド全体からするとアル添量なんて微々たるモノだろう。でも、「純米」表記は出来ないワなぁ。

アル添を気にされる純米志向の強い方でも、快適に呑めるお酒だと思う。

まあ、ブレンドを嫌う人には仕方ないケドねぇ・・・

このお酒、価格的にもリーズナブルだし、イイ感じでご機嫌だし、また津久井方面に出掛ける機会があったら蔵に立ち寄ってみようと思う。でも、その時はまた売り切れなのかもしれないが。