Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

温暖化は阻止出来ないならば・・・キリッと冷酒が旨い「北島酒造 タコイズブルー?」

言うまでもなく、モノの評価は人それぞれである。それは各々の都合に合わせた見方をするからである。だが、キリスト教という一神教という世界観の中で評価可能な筈と考えられるコトでも、評価が分かれてしまう。

一神教でさえ、宗教でさえ・・・神でさえ、各々の都合である。だから「人の子」っていう聖書内に何カ所もある部分を追いかけていっても、ナカナカねぇ・・・

最初に出てくるのは創世記11章、有名なバベルの塔の話だ・・・

5主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、6言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。(新共同訳)

バベルの塔って物語として面白いのか、ノアの方舟とともに絵画の題材にもなっているし、様々な例えにも用いられてきた。その有名な作品も、あまり有名ではない作品も、なんかワガハイ的には脳天気な解釈に思われる描写だったりして、ピーテル・ブリューゲルの絵画(1563年頃)だって?????なところはあるんだが。

ま、それでもブリューゲルの時代ってルターの破門が1521年だから・・・一般の人びとの聖書読解っていうのはまだまだ進んではいなかった時代だろうねぇ。グーテンベルク聖書だって印刷されたとはいっても・・・現在のような大量印刷が出来たワケじゃない。版画に毛が生えた程度のもんだからなぁ。

ほとんど美術作品の世界!ならば年代は完全に一致しないものの、浮世絵の方が比較にならぬほど刷られているからねぇ。

 

というワケで、見事に話題は脱線しているのだが、バベルの塔の話はアンビバレンツな意味合いがあるから、ひとつに向うコトを否定されているような・・・統一を嫌うようなニュアンスがある。(「人の子」のコトは書ききれないから、また後日・・・思いついたコトを書いておかないと忘れるんで、流れに任せて書こう。)

そして塔の建設に関して使われた資材についての記述も気になる。

彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。(創世記 11章3節 新共同訳)

材質的には強度的にヤバそうな気配が漂う。当時の煉瓦の焼成温度などはワカランがねぇ。

既に石材が枯渇していたのかなぁ?

 

また脱線した。もう、いろいろ書くコトを止めよう。要するに全地の言葉を混乱させて彼らを全地に散らされた・・・ていう記述なんである。

技術は分散されて、多様な言語が生ずることで多様性が生み出された・・・ってなコトかいな。

地球環境問題が深刻化する中、この問題解決には全世界が協調して臨まなければならない!っていう優等生的な考え方も、やはり散らされてしまうか。結局ドンドン、バラバラになっていく。価値観の共生を強調していくと、それは強制になっていく。「統一」なんてぇコトバがチラついたらヤバイんである。

 

で・・・ある日本人の某キリスト教会の信徒の方の愚痴を思い出した。

「明日は近所の神社のお祭り準備だから、また言っておかないといけない。綱は絶対にウチの前には張らせない。コッチ(キリスト教)のコトは聞く耳もたないんだから・・・」

まあねぇ・・・気持ちはワカランではないが、コレが素朴な対立の一因だねぇ。

「どうぞご自由に!と言って張らせてあげればイイじゃない。ただし、お手伝いはしないケドね。そして元通りに綺麗に片付けてくれればイイんじゃない?」

と、ワガハイが言うと、

「そんなコト出来ないよ!」

まあねぇ・・・その気持ちも分からないワケではない。だが、

「あなたの信仰を大切にしたいなら、相手の信仰も尊重しなさい!ってなもんじゃない?」

と、ワガハイが言うと・・・そのオヤジ、もだえ苦しみ始めた。そして

「イエスさん的には、そう言われるだろうなぁ・・・司祭に相談するわ。」

ま、そんなコト、てメェで決めろ!って言いたいところだが、止めておいた。御心に適いますように・・・イエスさんなら庭で炭おこして、氏子の皆さんとのBBQの準備していると思うケドねぇ。

 

そういうワケで、多様な価値観の中で世界は動いているので、たぶん、利害の綱引きのファクターが圧倒的に強い中では温暖化は阻止出来ないだろう。たぶん、温暖化に対応した産業技術の発展の方がオイシイんだろう。その技術のために、温暖化は更に加速するんだろう。

さて、ドッチが勝つかねぇ・・・技術が勝たないと人間という動物は存続出来ないっていうコトかな?既に冷蔵倉庫の中で酒造っているトコロ(以下リンク先参照)もあるからねぇ。いずれ酒米も冷蔵設備の中で作るんだろうなぁ。

etsuro1.hatenablog.com

 

で、遂に、やっと本日の本題に繋がる。

剥がれた表ラベル・・・北島酒造「タコイズブルー?」

酒販店の冷蔵庫前にて、大入りの瓢箪まで描かれたタコの絵に度肝を抜かれた一升瓶であった。

「タコだけに、冷蔵庫保管だよねぇ・・」

ワガハイの反応に、お店の方もニヤニヤ笑っていたなぁ。

で、ビックリしたから購入した。

で・・・やっぱり旨かった!

買って正解!

呑みながらもついついラベルに目が行く。そしてTurquoise Blue→タコイズブルーっていう駄洒落に呆れる。でも、この酒のナニがターコイズブルーなのかはよ~ワカラなかった。

ワルノリ?

暑さでアタマがいかれた?

それもまあ、イイけどね。

でも、香味はふざけてはいない。極めてまともで夏向きのキレのある酒だった。一応、呑んでいて活気づくコトは活気づくね!ラベルのデザインも相まって。

だが、山田錦ではないし・・・五百万石では有り得ないし・・・まして美山錦でもない香味・・・ナンジャこれ???抜栓初日は分からず。

二日目・・・先日の先入観にとらわれないようにしてテースティング。だが、またも引き算・・・若水では有り得ない。じゃあ、酒米はナンだ???

「玉栄?」

真夏は、特に抜栓後の酒は「要冷蔵」の表示がなくても冷蔵庫に入れる我家。そして冷蔵庫から取り出してテーブルの上に置くと結露発生!湿度が高いから派手に結露する。そしてな~んもしないのにラベルがハラリと剥がれてしまった。以後、ラベル無しの一升瓶で冷蔵庫保管となる。

三日目・・・「こりゃあ、玉栄だな。十中八九玉栄でしょ。だって、この酸の出方って玉栄でしょ!」と言いながら妻と呑んでいた。

四日目・・・玉栄に確信を持つ!コレ、キリッと冷酒が旨い!ぬる燗も旨いケドねぇ。

 

昨日、本日のブログ用に剥がれたラベルをPCのケースに立てかけて撮影した。別に意味はない、立てかけるのに丁度ヨカッタからねぇ。で、ラベルの左上に見つけた!

純米吟醸 玉栄 100%使用

派手なタコの絵に惑わされて、小さく表示されていた玉栄の文字が目に入らなかった。やっぱり、玉栄イイわ!

でも、このラベルデザインは、引く人はヒクだろうなぁ。タコが不吉とされる文化もあるからねぇ。

 

それにしても、いつまで我々はタコを食い続けるコトが出来るんだろうねぇ?

今のうちに食いだめしておこうかねぇ・・・