Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

誤読と曲解?まあ楽しければイイんじゃない?

哲学書っていうヤツは、取っつきにくいシロモノだ。普通は敬遠する人が多いように思う。また、東洋思想と西欧思想では当然ながらベースが異なるので表現が変わってしまう。だがしかし・・・所詮は人間という動物の脳ミソが生み出した世界である。これぞ大同小異(昨日の話にも出たねぇ)と思える。

哲学と並んで宗教というのも、あまり語らない方が無難とされる。まあ、政治に関しても酒が入って語り始めれば喧嘩のモトにもなる。結局、生き方や考え方・・・信条に関わるものには深入りしないというのが賢明な生き方、と言われたもんだ。

だが、決してワガハイは不真面目に読んでいるワケではない筈なんだが、いろいろ引っ掛かってしまうんですなぁ・・・この本。

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この本も結構なパロディーですねぇ・・・

まあそういうコトで・・・「将来の哲学の根本命題」という本から、実にクダラナイ話に持っていこうと思いますな。この本はフォイエルバッハという人の著作で、松村一人・和田楽という方々が訳されて岩波文庫になっている。一冊600円の書物である。表紙カバーには以下の説明文がある。

「神学の秘密は人間学である」として、自然を基礎とする人間の見地に立つ”人間学”の根本思想を確立した時期に書かれた代表的論文・・・

というコトである。だから分かるよねぇ・・・神学批判があってこその話なんで、神学と哲学は敵対し合っているように見えて、案外仲良しなんである。

この本の記述には、そのディテールに関して幾つものツッコミ箇所があって、ワガハイの文庫本には付箋がやたらに多くなっている。その中のひとつをネタにしてみようと思う。

感覚においてのみ、愛においてのみ、「このもの」――この人、この事物――すなわち個別的なものは、絶対的価値をもち、有限なものは無限なものである。ここに、そしてここにのみ、愛の無限の深さと神性と真理があるのである。愛においてのみ、髪の毛を数える神は真理であり実在である。キリスト教の神は、それ自身、たんに人間的な愛からの一つの抽象にすぎず、たんにその似姿にすぎない・・・

将来の哲学の根本命題 他二篇 フォイエルバッハ 著 松村一人・和田楽 訳 岩波文庫

※ アンダーライン部は傍点だが、表記出来ないのでアンダーラインとした。

※ 太字部分は本日のテーマだ。

さて、髪の毛を数える神・・・って何だ?

聖書での該当箇所は、ザックリとおそらく以下の記述である。

 

また、あなたの頭にかけて誓ってはならない。髪の毛一本すら、あなたは白くも黒くもできないからである。マタイによる福音書 5章 36節
あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。マタイによる福音書 10章 30節

新共同訳

神に誓ったコトは必ず果たせ、と昔の人は言ったもんだ。だから一切誓いを立てるな、天は神の玉座であり、地は神の足台、エルサレムは大王の都であるから、そこにかけて誓ってはならない、と私(イエス)が言ったわけだ。

まあ、これ自体が既にちんぷんかんぷんになってしまうかもしれない。だが、玉座や足台、まして都に誓ってナンになろう。これが偶像崇拝とはナンゾや?ということに繋がりそう。これ、旧体制への痛烈な批判が含まれていますな。

そしてそれは〈38あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。39しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。(マタイによる福音書 5章)〉という有名な箇所に繋がっていく。この右の頬に加えて左の頬を出すというのは、相手の頬を平手打ちする場合を想像してみれば分かると思うんだが、相手の右頬は、自分の左手を使って平手打ちが出来る。その左手を使って相手の左頬を打とうとすると裏拳になってしまう・・・もう分かるよねぇ、右手で打たせようとしてるワケだ。これ、右手でそ~ゆ~コトしちゃイカン!って習慣があるんだな。だから仕返しという方法ではない抵抗ですな。まあ、この辺りはもっと詳しいコト書いている人もいるみたいだから、そちらに譲りますがな。

 

でもまあ、そんなまともな聖書解釈を書こうと思っているワケじゃない。ワガハイにとって重要なのは、のことを語るのにの例えがあるというコトだな。だからねぇ・・・に誓っちゃイケンのよ!。〈髪の毛一本すら、あなたは白くも黒くもできない・・・〉んだからねぇ。

そしてここで重要なコトに気付くはずだ。ワガハイだったらこのような言葉を使うはずだ・・・「髪の毛一本すら、あなたは生えるも抜け落ちるも自由に出来ない・・・」。つまり、禿げに禿げと面と向って言えるのは禿げだけの特権であるから、イエスさんは禿げではなかった(少なくとも抜け毛に悩む男ではなかった)・・・ゆえに、さすがに禿げ(あるいは抜け毛)という表現を使うコトが出来ずに白くも黒くもできない、としたんだろう。

間違いない!イエスさんは立派なカッコイイ髪型をしていた!!これがこの記述から確信出来るのではないだろうか?

 

ナニ?〈あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。〉の説明が抜け落ちているって?コレはねぇ・・・ちょっと怖いですぞ。マタイによる福音書10章26節から読み進めてみると、信仰に無関係な方には受け入れがたい言葉が続くように思いますな。ただ、〈体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな・・・〉という言葉には、相当に矛盾した社会に生きる人間から出て来たんだろう、というリアリティを感ずるけどね。

でもまあ、禿げからすれば〈髪の毛までも一本残らず数える〉必要もなく、一目瞭然である。髪の有る無しは「然り」か「否か」に通ずる。やっぱり禿げの迫力には適わないイエスさんの配慮、優しさを感じますな。

 

さて、フォイエルバッハに戻ると、本日冒頭で引用した先に〈・・・何も愛さない人にとっては、或るものが存在するかしないかは全くどうでもいいことである〉という記述がある。確かに禿げにとっては、あるものが存在するかしないかは、もう・・・どうでもいいことである。

ナルホド・・・神学も哲学も楽しいかもしれないねぇ?「神学の秘密は人間学である」からねぇ・・・ポリポリ

 

ムジナ応援用・不遇なタオル「綿・ポリエステル・中国製」

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オリンピック・トーチリレー応援タオル Ver. KANAGAWA

某個人商店で買物した時、上画像のタオルを一枚もらった。店主によると、聖火リレーの応援で振り回すタオル?だったんだが、中止になったから配るタイミングを逸してしまったらしい。で、この夏のいろいろを整理していたんだろうか?コレを店でず~っと抱え込んでいても仕方ないので、常連さんに配っているというコトなんだろう。

オリパラ、いろいろ反対しようがやっちゃいましたな。

やっちゃえ!日産・・・ならぬ、やっちゃえ!オリパラ!でしたなぁ・・・

ま、やれば感動的な場面はあるに決まっている。そして終えて総括すれば「成功!」っている公式見解が出されるに決まっている。失敗だった、なんて当事者は口が裂けても言わないだろう。でも、この状況とタイミングで冬のオリンピック誘致に夢抱くトップの明るい表情に、やっぱり不思議な方だなぁ・・・と思いましたな。それもまた多様性なんでしょうな。宇宙服着て船外活動したあと、そのまま大気圏に突入しても生還出来るような人達かもしれないからなぁ。

 

我家は朝からゴキブリ騒動が勃発した。玄関から小さなゴキブリが侵入し、見失ったと妻が形相を変えている。今のところ何処に潜んでいるのか確認出来ず、ゴキブリホイホイを仕掛けて待つのみ。イノシシの駆除も基本は罠仕掛けて待つのみ・・・ただ、イノシシは鍋になってもゴキブリは食えないなぁ。ここでも圧倒的にイノシシの優秀性がわかる。イノシシの存在は極めて有益なものであり、有害鳥獣ではなかろう。

ワガハイは上画像のタオルを小さく振って、妻のゴキブリとの対戦を陰ながら応援しようと企んでいたんだが、直接対決が見られなかったので、応援タオルの出番はここでも挫かれた。なんかねぇ・・・因縁って言ったら大袈裟だが、ちょっと不遇なタオルだなぁ・・・。

 

自民党総裁選の様相も、連日の報道を見る気にもならず、ただ、4氏の語る内容は全て自民党内の言葉であり、一人一人は党内の混乱と些末さを暴露してしまうコトになっているな。言い方変えれば、それを多様性というのだろうか?まあ、大同小異とも言えぬ程に「同じ穴のムジナ」の証明ですな。

改めて「ムジナ」=狢・・・アナグマ、タヌキの俗称。化かし合う妖怪のイメージ・・・なんかイイ感じにピッタリな永田町界隈は、狢の巣窟ですかな?そう考えると少しはなんだが楽しくなってきた。鬼太郎に妖怪退治をお願いしたいもんだ。

まあ、〈国民の人気と永田町の人気は一致しない・・〉とは、あるテレビ番組で田﨑史郎さんが語っていたコトだ。ナルホド・・・一般国民と狢では価値観が異なっていたとしても、何ら不思議なコトではなかろう。だから世間評とは異なる結果になる可能性大ってぇヤツだな。

自民党員でもないワガハイは、応援の意味もな~んもないんだが、不遇なタオルの使用法のひとつとして、このタオルを振って気持ちだけ応援しましょうかな?

 

いろいろ不遇なモノゴトというのは起るもんだが、今度はどんな不遇物が出てくるのやら?タオルぐらいなら使えるからまだイイんだが・・・アベノマスクよりは比較にならぬほど優れものではあると、思うんですな。冷蔵庫から取り出した酒瓶の下に敷いておけば、結露でテーブルが水浸しになるコトを防いでくれるからなぁ。

案外、今度の総裁という存在そのものが最も不遇なコトになって行ったりする・・・のかもしれない?いや?ソレを望んでいる方々にとっては不遇などではあるまい。例え掛け蕎麦でも盛り蕎麦でも正面から受け止めて、食い過ぎたなら吐けば良いではないか!

 

補足:松田惣領の山腹からの望遠風景・・・ハードロックナット

昨日の当ブログの内容に、追記しておこうと思う。まあ、昨日の時点で書こうかと思ったんだが、煩雑な内容になるなぁ・・・ということで章を分ける感じで日付を改めるというのもアリだろうなぁ・・・

神奈川県松田町の山の中腹から撮影した画像だったんだが、写っている場所は秦野市なんであって、手前は菖蒲という地名になる。遠景は表丹沢の連なりだが、堀山下とか戸川という地名の辺りも良く見えたと思う。一応、昨日と同じ画像だが、もう一度以下に示そう。

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昨日の画像の再提示

で・・・以下の当ブログのリンクも参照してほしい。

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この2021年5月13日のブログの舞台となる神奈川県秦野市菖蒲というのが、上画像の手前丘陵地帯であり、新東名高速の秦野インターへの国道246号との接続部分・・・ループ状の建設中の構造物も、この菖蒲という地に出来上がりつつある。

この接続部分の建設に先立って、遺跡発掘調査が行われていた。「八沢漆久保遺跡」と言われる。遺構内からの遺物出土が少なかったらしく・・・帰属時期の困ったという調査報告の内容であり、多分、遺物出土は殆ど無かったのかもしれない。今のところ道として使われてたと推測されているみたいだ。概ね、もの凄く重要な発見があったわけではなさそうだ。

発掘作業中は246号を通る度に気になってねぇ・・・ちょうど「八沢入口」の赤信号で止まれるとラッキー!とばかりにジロジロ囲いの隙間から見える発掘現場を見たもんだ。駐車スペースがないからねぇ・・・ジックリと見る機会はなかった。

で、2021年5月13日のブログで書いた場所というのが、以下の画像の色を残した部分なんだな。

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色が残っているところが、クリムゾンクローバーが咲いていた辺り。流れている川が四十八瀬川だ。

というわけで、松田町の山腹から眺める秦野市の風景で御座いました。

 

なんか・・・コレだけじゃ新鮮味がない?なんか新しいネタを挙げろって?では・・・

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ハードロックナット

有名な緩み止めナットですな。名前がイイですな・・・ハードロックだからねぇ。ただ、材質は鉄なんだなぁ・・・

ワガハイが本当にどうにかしたいのは屋外のネジなんで、ステンレスでこういうネジがあるといい。でもステンレスじゃ材質が硬いから、なかなか悩ましいですな。ま、クルマなんかの重要箇所に用いるネジロック(接着剤みたいなヤツ)使えば良いんだけどね。フェンスを止めているステンレスナットが、強風が吹くと振動でナニヤラ・・・ネジが緩んで無くなってしまうんですな。たった一箇所なんだが、締付けトルク強めでも緩むところをみると、共振周波数が合っちゃうんだな。やっぱりネジロックで止めるか?

松田惣領の山腹からの望遠風景

ゴルフを趣味とされる方は全て、というワケではないが、ゴルフ場の名前を言うと場所の説明が手っ取り早いコトがある。「○△カントリークラブの看板の手前を右に行って・・・」みたいな話をいきなりすることが出来る。で、これがトンデモナイ遠くのゴルフ場でも成立したりする。神奈川県在住の方なのに、福島県や長野県でも分かってしまったりする。

まあ・・・ワガハイの場合は酒蔵の名前を言ってくれれば場所の見当が付くことがあるから、そういうコトなんであろう。で・・・本日の舞台は、住所的には「神奈川県足柄上郡松田町松田惣領」という場所なんだが、これでは全く説明にならない。「惣領」っていう地名は、確か「ソウリョウ」って読んだと思うが、小田急線の新松田駅松田山ハーブガーデンの地名も「松田惣領」だからねぇ。この地名のエリアは広いようだ。

ならばチェックメイトカントリークラブ、と言ってしまった方が限定されてくる。実はこのゴルフ場も「松田惣領」みたいだが。

 

ここで話は脱線する・・・このチェックメイトカントリークラブのホームページを見てみると、ワガハイはゴルフをやらないので・・・「ご利用案内」「料金・予約状況」の頁は見ることなく、「レストラン」の頁に直行となる。

うな重 2,860円

秋の季節御膳 かつおのたたきとフライの御膳 フライはカキとアジからお選びください 1,815円 

釜揚げしらす丼 手作りつみれの味噌汁付 1,485円

・・・などである。だが、〈当クラブは会員制クラブです〉という説明もされているのでフラリと行って食事だけ食べるというワケにはいかないのだろう。ちなみにドレスコードもあるからねぇ・・・〈ご来場、プレーの際は『ゴルフにふさわしい服装』〉とあり、ジーンズはアウト!というコトだ。ということだから、タキシードじゃダメだというコトだろうから、ワガハイ的には行くコトぁ・・・ないな。

秋の季節御膳をアジで頂くというのは、ワガハイ的にはイイんだがなぁ・・・

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画像 1

話を戻すと、国道246号からチェックメイトカントリークラブへ向って急坂に入り、けっこう登りますぞ!その路肩から撮影したのが本日の画像でありますな。

画像1は、画面左上に工事中の新東名高速が見えて、右下には国道246号とインターチェンジの接点が工事中である。

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画像 2

画像1からカメラを少し右にパンすると小田急線が見える。ちょうど新宿方面に向う電車が写っている。線路右側に見える河原は四十八瀬川である。

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画像 3

画像2よりもややズームアップした。山の中腹から望遠レンズで撮影しているから、電車の走行音も遅れて聞こえてくる。望遠レンズの場合、遠近が圧縮された画になるので、実際以上に家並みが密集しているように写っている。

 

別にど~という風景でもないんだが、以前来たときには第二東名は無かった。風景はドンドン変わっていきますな。果たして人口減少に転じた日本で、これからどの様な風景になっていくのか?

 

登熟の始まった神奈川県平塚産の枝豆・・・収穫始まる神奈川県足柄上郡開成町金井島の田圃風景

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枝豆の季節も終わり

神奈川県平塚市産の枝豆で、先週購入して食した。全体的に黄色がかった色味になってきていて、登熟が進んでいるようだ。もう、青採りの枝豆ならではの茹で上げ中の香りも弱くなり、大豆っぽさが顔を出し始めた。

食せば若々しさというよりも豆らしさが目立ってきて、食感もややバサついてきた。だが、これはこれで噛みしめると美味!甘さが強くなってきているので、使用した天然塩の風味とも相まって、なんだか良く出来た豆腐の風味にも似たタッチがある。

やっぱりゆで汁だからといって塩を精製塩にするのはイマイチだ。ナニも吟味して高価な塩を使うコトもないんだが、スーパーの棚に並んだニガリ成分の入った天然塩で充分だと思う。

 

枝豆はビールのお供と言われ、居酒屋では真っ先にとりあえず注文となる定番だが、まあ通年で提供出来るのは冷凍物があるからだ。だが、6月に入ればポツポツと採れたてが店頭に顔を出し始めて、9月中旬辺りまでフェードアウトしつつも冷凍物ではない枝豆が見られる。

昔はそんなに長い間、枝豆を食べることは出来なかった。本当に僅かな夏の楽しみだった。今では早生品種や晩成種、植え付けの時期をずらす、といった方法で長く提供出来るようになった。だいたい、旬の時期に大量に出回ると値崩れするし、幾ら美味くても食い切れないからねぇ。そして物流のお陰なんだろうが、スーパーの棚に並ぶ枝豆の産地がだんだんと北上していくのが分かる。少し前までは山形県産のモノだった。

地元平塚産としては、今回食した枝豆は、いよいよ今シーズン最後の枝豆だろう。この楽しみもまた来年、である。

 

枝豆の季節の終わりに寂しさを覚えつつも、間もなく新米の季節到来だ。静岡県御殿場や、その隣の小山町田圃は、標高が高いので平塚辺りの田圃とは植え付け収穫のタイミングが異なる。以下の当ブログでも書いたが、小山町の標高高め地域の田圃は9月10日時点で収穫が始まっていた。この地域は田植えも早めだからねぇ。

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そして先週辺りから、平塚や小田原辺りの田圃も収穫が始まった。植えられた品種によって早めのものもあれば、まだ少し先の収穫になる感じのものもある。これも一斉収穫だと手数が足りないという事情もあるのかもしれない。また、何処かの田圃では酒米も育てているはずだが、それはちょっと稲を見ただけでは分からない。この地域で育てられている「若水」という酒米は、「山田錦」のような一目で異様とも獰猛とも思えるような外観ではないのだ。

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神奈川県足柄上郡開成町金井島

この画像の稲は何だろう・・・キヌヒカリかなぁ?画面真ん中の土手は酒匂川の土手だ。右岸側にある田圃だが、奥に見える山並みの下には「松田北断層」っていうヤツがあるはずだ。東名高速道路も走っている。太古に南の海から動いてきた伊豆半島と衝突した場所だからねぇ・・・断層だらけである。

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右・・・つまり下流側は収穫済み

川があって山があって、田圃があって・・・土手に隠れているけど東名高速道路もあって、いい田園風景ですな。水路の水は透明度も高くて気持ち良い。まあ、静岡県との境辺りは田圃も途切れるが、御殿場や小山町からず~っと棚田になっているようにも見える。

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上画像よりも若干上流側に平行移動した図

畦を挟んで右と左で稲の色が違うから、品種が違うのかな?餅米っていうコトもあるかもしれない。稲の品種は、見た目では判別出来ないねぇ・・・でもプロは分かるんだろうな。

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彼岸花の赤い色も見える

お久しぶりの小遠征散歩であった。この分なら、今秋も美味しい新米が頂けることだろう。やっぱりこういう風景を見ていると安心するもんだ。農家の皆さん、まだ作業は続くでしょうが、とりあえずお疲れ様です。今季も有難うございました。

昨年は神奈川県平塚市岡崎の田圃の画像でしたな。来年は何処の田圃の画像にしますかな?

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Richard Ginori がお気に入り

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リチャード・ジノリ Richard Ginori

器っていうのも凝り出せばキリが無く、趣味性が強いものだ。骨董に手を染めてしまったら大変なコトになる。そうして投機対象になって普段使いの出来ないモノになってしまう。まあ、美術・博物館に展示されるモノまであるわけだし、ルーツを辿れば発掘品の次元にいってしまう。

博物館展示の器といえば、静嘉堂文庫美術館所蔵の「曜変天目(稲葉天目)」という国宝があって、あそこまで珍重されてしまっては静嘉堂文庫美術館学芸員になったとしても、そうそうやたらに触れるモノではなかろう。もはや器とは言えないのではないか?そもそもモノを入れるという「器」の使命が何処かに蒸発してしまったようだ。まさしく窯変したかのように変質してしまった。

 

残念である・・・美術・博物館は墓場、とはよく言ったものである。知人に人間国宝になった方がおられるが、お祝いの言葉としてワガハイは「遂に死ねないじゃないですか!どうするんですか?保存は??」と、冗談で言いましたな。すると、そういうコトはワガハイがはじめてではなく、いろいろな方から言われたんだそうだ。

まあ、重要無形文化財保持者っていうのが人間国宝のコトだからねぇ・・・あくまで「無形」ってところがミソだよね。その「無形」とはまさしく「技」とその裏付けとなる意味性の伝承なんでしょうな。そういう問題を後世に伝え残していくという仕事が、人間国宝になられた方には課せられる、というか重要なお仕事になるんだそうだ。

なんでもその仕事を実行するためというコトなんだろうが、資金援助というか助成って言葉を使った方が良いんだろうか?幾らか国からお金も出るらしい。でもねぇ・・・弟子の育成で使ってしまって実態は赤字だと言ってましたな。

 

毎日の食事では、100均の食器で充分に実用に耐えるし・・・本当に実用としてはホームセンターで売られている物で充分だし、無印良品やらニトリなんかでも多少気の利いたデザインの器が売られている。むしろ高級な器はデザインも重厚だったりして、現在の生活スタイルの中に持ち込むと扱いに困ってしまう・・・インテリアにも浮いてしまう、というコトもあり得る・・・が。

 

第68回日本伝統工芸展は、今月27日(月)まで、例によって日本橋三越本店 本館7階 催物会場で開催中である。本来ならワガハイは見に行くのであるが、ワクチン2回接種済みでも慎重を期して遠慮することにした。一応、ちょっとだけ面識のある方が受賞している。工芸の仕事は元々集中的に籠もって行う作業が多いだろうから、ひょっとするとコロナ禍でも制作自体には何ら影響なく、むしろ集中して籠れる、という人もおられるかもしれない。だが、器自体の需要はどうなんだろうか?気になりはする。

工芸作家の作品というのは、基本的に一品物である。まあ、汁椀などはある量を挽いて塗り上げるから数量というのは出来上がってくるものの、NC旋盤で木材を挽いたとしても、必ずバラツキが出るものだ。まあ、多分NCではないと思う・・・ひとつひとつ職人さんが挽いていると思うが。だから量産とまでは言えないレベルだから尚更、っていうこともあるだろうか、よ~く見るとそれぞれが独特の表情を持つもんですな。

 

マイセンやらコペンハーゲンやらの磁器になってくると、相当量の生産だけに生産工程も家内制手工業的なレベルではないだろうから、ひとつひとつの差異というのも少なくはなってくる。でも、よ~く見れば微妙に違う。だから大変だ!ワガハイの妻はコペンハーゲンの売場で、店員さんと「あ~でもない、こ~でもない・・・」と長々とやってしまう。ワガハイなんぞ、軽く爪で弾いて響きに問題が無ければ買ってしまうんだが・・・勿論、店員さんの許可を得てからだが。

で、本日は冒頭の画像・・・リチャード・ジノリである。ワガハイはジノリ好きである。ここの食器はなんだか楽しくなってくるのだ。そりゃあ、コペンハーゲンもマイセンも素晴らしい!でも、ジノリに比べるとちょっと陰険さのような・・・それは言い過ぎかもしれないが、暗さを感ずるんである。そこはイタリアの気質なんだろうか・・・ジノリの明るさが魅力だ。食卓が一気に華やいで楽しくなる。盛り付けも楽で楽しい。

我家では、ベッキオジノリホワイトというシリーズ・・・最もシンプルな白い器だが、これの出番が一番多くなる。そして器の数としても平皿の類いは、このシリーズの物は耐久性も優れていて普段使いにも楽である。えっ?普段使いには勿体ない・・・って思わないことだ。それでも敷居が高いならばアウトレットショップとか、公式オンラインショップのキャンペーンやセールを狙えば良い。

因みに埼玉県越谷にファクトリーショップがあるみたいだ。近所の方はなんと幸せなんだろう。ワガハイは遠いから、デパート売場か公式オンラインショップ利用だ(昔は御殿場プレミアムアウトレットにあったので便利だったんだがねぇ)。

まあ、気取らずにアウトレット物をガンガン使うというのもイイですぞ!

 

ところで、2009年のウェッジウッドの倒産っていうのは、ありゃりゃ、とは思ったものの、ワガハイ的にはファンではなかったので、それ程のショックではなかった。ただ、これから幾つかのブランドが苦境に立たされることは予感出来たんでねぇ・・・その予感は2013年初頭のリチャード・ジノリ破産という情報には、やっぱりと思いつつもショボン・・・となった。まあ、ブランドは存続して基本製品のラインナップは維持されているので一安心なんだが、いつの間にやら「GINORI 1735」となっておるぞ!

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Richard Ginori 1735

ま、変わっていますな。

レストランで使われているコトも多いジノリだ。コロナ禍で売り上げは厳しいかもしれないが、伝統工芸をはじめとして、こうしたモノは途絶えると厳しい感性の関わるコトだけに、頑張って貰わなければ・・・勿論、下の画像のモノもね!

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これもジノリだねぇ・・・

 

「5-アミノレブリン酸」ってど~なったんでしょうねぇ・・・「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 濃い芋の旨み 食塩不使用」

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5-アミノレブリン酸(5-ALA)

上画像は植物用のアミノレブリン酸配合の活性剤のようなもんだが、地植え植物への効果っていうのはあまり実感するものがない・・・しかし、鉢植えの植物に対しては、葉色に明らかな差異を実感するものがある。

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さて、HB-101とどちらが効果的なのか?それは実験のように比較しているワケではないから不正確だが、どちらでも使わないよりは使った方がイイ場合がある、という程度だ。とにかく、こういうモノは条件が悪い、揃わない環境での生育には効果的だと思いますな。

ただ、HB-101は条件の揃った地植えの野菜や花に関しても、気持ち悪いように葉色が良くなった経験が一度ある。やり過ぎは禁物と感じた。これ、ハマると何にでも使いたくなってしまう人がいるらしい。くれぐれもご注意を!

 

そして5-アミノレブリン酸が新型コロナウイルス感染症に効く、という話があったが、その後の研究に関する進展具合は如何なんだろう?ザックリとウェブ上を探してみるが、新しい情報というのは見当たらない。一応、幾つか臨床試験は行われているみたいで、効果的だという良い知らせも含まれているみたいだが、果たしてこれがメインの治療薬となっていくのか、というと、ナンダカ心許ない印象は拭えない。

なんでそうなるんだろう・・・やっぱり研究予算ですかなぁ?悲しい科研費の話っていうのは、かれこれ10年位前に某大学教授から聞いたことがあったが、事態は改善されてないんだろうな。

モタモタしているうちに、もっと有効な特効薬が認証されて、5-アミノレブリン酸の出番は無くなってしまうのかもしれない。

 

そういえば、昨年あれだけ騒がれたアビガンのその後・・・って、ど~なったんだろうねぇ?効果が全く無かったワケではないんだろうが、決定打にはならなかったんだろう。選択肢が少ない中で、すがりついた一錠のクスリだったのかもしれない。それは仕方ないところもあるだろう。

かつては茶も薬用であったというコトは、岡倉天心の「茶の本」の冒頭にも書かれておる。いずれアビガンも文化的な記憶を背負っていく存在になるのかもしれない・・・少なくとも富士フイルムという企業史の中では、研究室の一角で歴史を喫するのか、上層部の何処かの一角で、幾らかでも利を得たコトを記念するナニガシカが執り行われるようになるのかもしれない。それが文化というコトのひとつの在り方だからなぁ・・・。

きっと、有意義にアビガンを用いるコトが出来る日がやって来る可能性もゼロではないだろう。だから、バージョンアップしたアビガンの準備というのも、大切な仕事なのかもしれない。研究者の地道な研究成果っていうのも、日の目を見ない方が幸いなコトもあるが。

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日々、ご飯を炊き続ける炊飯器を作る研究者もいるが、ある日、そういう仕事をされている方々が隣の席で飲んでいたコトがあった。で、ワガハイが知人と山田錦がど~た~こ~た、五百万石があ~だ~こ~だ、と語っていたら、いつの間にか合流したコトがあった。彼らは酒米のコトは詳しくはなかったが、コシヒカリあきたこまちのコトは当然だが詳しくて、楽しい時間でしたなぁ・・・。

毎日というコトではないらしいが、沢山の炊飯器を並べて試食したりするらしいんだが、彼らは米が好きでしたな。イイ仕事されているな、と思ったもんだ。

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湖池屋さんはひたすらイモを食べ続けているんだろうか?

飲み屋で湖池屋の方とご一緒したコトはないが、やっぱり芋を食べ続けているんだろうなぁ・・・お話聞いてみたいなぁ・・・そういうコトがコロナ禍のお陰で出来なくなった。偶然、居酒屋で隣になって合流という繋がりは、いつになったら出来るようになるのだろうか?もっともワガハイは居酒屋に通う習慣がなくなってしまったが、ただただストレス解消だけでなく、上司の愚痴話だけでなく、予期せずに有意義な交流が得られることもあった居酒屋という場、ですからねぇ。

 

さて、パッケージ表記の「食塩不使用」だからといってナトリウム分がゼロなワケではない。そこは勘違いしないようにしよう。使っている原料由来のナトリウム分を上手に生かして、製品をまとめ上げている、というコトなんだろう。

袋の側面には、栄養成分表示があるが、1袋60グラム当たり・・・食塩相当量は0.06~0.14グラムなんだそうだ。それっぽっち?と思うかもしれないが、使いようによっては効く量ですな。そしてこの「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 濃い芋の旨み 食塩不使用」は、我家的にはプライドポテト・シリーズのなかでベスト!ですな。塩気はこれで充分すぎますな。

ただ、パッケージ裏の庖丁で芋を薄切りにしている画像ってぇヤツは、ホント~かいな?とは思う。試作でもスライサー使ってるんじゃない?そして馬鈴薯(日本:遺伝子組換えでない)の畑って5-アミノレブリン酸を使ってるのかな?とにかくキッチリ栽培されている芋のようですな。まあ、メイン素材が芋だからねぇ・・・そりゃあ、マズいってことはないだろうなぁ・・・飼料用品種の芋でない限りねぇ。

ま、とにかくこの商品はイイ感じに出来上がっているなぁ・・・と感心してしまったのだった。

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生モトの王道・・・大七 純米

スーパーマーケットの酒売り場で、ナニを買うか迷った時のナンバーワン!やっぱり大七の生モト純米だな。箱入りで棚に並んでいるのもイイ感じなんである。スーパーの酒管理のコトを考えると、着色瓶を使っている程度では心許ない印象もあるんですな。箱で覆われていれば、光をカット出来るからな。もっとも最近は店内の照明もLED化されてきて、昔みたいに蛍光灯ではないから・・・紫外線の量も心配ないかもしれないが。

で、プライドポテトの食塩不使用と、この大七でとりあえずチビチビ始めながら、ポツポツ呑みつまみを作ったりして、ノンビリとした休日の夕飯っていうのもアリですな。これに枝豆が加わって、チーズも少し出したりする。

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因みに本日我家の日本酒は・・・静岡県藤枝は青島酒造の「喜久酔 特別本醸造」という王道の定番酒で御座います。コストパフォーマンス最強クラスの逸品で御座います。

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