Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

本日はいろいろ放出ネタ・・・「すべてお任せください」

●日本近海で復活しちゃったのね・・・台風14号

台風14号の影響で蒸し暑い。この台風は一度温帯低気圧になったと思ったら東シナ海で再び発達して台風になったんだよなぁ・・・なんか、海水温が平年より1度高かったということも言われた。

海水温度がほんの1度高いだけで、とんでもない熱量差になるということに、案外頓着がないんじゃなかろうか?相手は海水という途方もない量の物質を相手にしているのだ。たとえ海水面の温度であって、深層部の温度変化は無かったとしても、表面温度だけでも大変な熱量となる。台風が日本近海で発生することは予測している方もおられるが、ひょっとすると数年後には東京湾で台風が発生することも夢ではないかもしれない。

こうして、人間にとって不都合なことが起こる。そして危惧することは遅かれ早かれ実現するもんだ。宇宙旅行という夢(欲望)が実現するならば、危惧(怖れ)というのも実現に向かっていくもんだ。だからなぁ・・・単に怖がるのではなく、正しく怖れよ!ってなコトになるんだな・・・

以下の当ブログを読まれてない方は参照くだされば幸いで御座候・・・「●雪しか降らないはずの所で雨が降る」の項目だ。

etsuro1.hatenablog.com

で・・・この過去ブログでは、原発の冷却水による日本海の温度上昇のことに少し触れたんだが、まあ、南シナ海やら東シナ海っていうのは、超大国である中国の排熱が蓄積しているんだろうから・・・まあ、台湾もあるし、沖縄の排熱も影響しているだろうが、圧倒的に超大国ですからなぁ・・・凄いコトになっておると思うんですな。

∴ 熱効率の徹底的な向上っていうのが重要

台風14号の再発達っていうのは、自然現象というよりも人間活動が招いた現象と捉えておいた方がいいかもしれない。

 

●ナンで鉄道から発射出来るのか・・・北朝鮮の不思議

TV報道で繰り返し流された鉄道上からミサイルが発射される映像を見て、それは北朝鮮だからこそ出来る技なんだなぁ・・・と、いろいろな実態が見えてくる。

日本で同じことをやろうとしたら・・・架線が邪魔だ。電化されていない鉄道だから打ち上げが出来るのである。そして、日本の鉄道は過密ダイヤなので、たとえローカル線でもあのような芸当は出来ない。鉄道が、旅客輸送として使われていないから出来るんである。

鉄道軌道は限られているだろうし、その全ての場所が発射環境に適しているとも思えない。トンネル内を格納庫に出来る・・・なんていう推測をされる人もいるが、トンネルを占拠してしまったら、その動線は物資輸送に使えなくなってしまう。道路網も鉄道網も、いったい彼の国ではどの程度の整備状態なんだろうか?いざ、ミサイル搭載列車を動かしたら脱線したりすることはないのだろうか?

とにかく、無駄な発熱は避けるべきで、それでもパフォーマンスをやらねばならないなら、国民全員で「満漢全席」級の大宴会でもやった方がイイ!それが実現できるコトの方が、その国の能力を対外的に示すコトが出来る・・・と思うのは、ワガハイがバカだからだろうか?

ミサイルを搭載した列車より、世界最強装備の厨房を搭載した列車を走らせるコトの方が、圧倒的に文化的に優れていると思うんだが?なにせ、揺れが酷かったら料理が作れないだろう。たぶん、彼の国の列車は揺れると思いますな。

 

●数日前からPCの更新で・・・

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数カ月前、Windows10のナンチャラ更新で、えらく長いコトPCのハードディスクがチリチリガリガリ騒いでおった。そう!このブログを書くのに使っているのは、鈍足DELLノートパソコンである。※ そのPCがナンチャラ更新で長時間使えなかった挙句に、「更新に失敗しました」んである。

で・・・失敗したんだから仕方ない。なんでもまた、状況が好転したら更新の表示が出る・・・みたいなコトがあったんだが・・・ゼ~ンゼンそんなご案内はなく・・・すると、いい加減に更新しないとこのPCは安全ではない!みたいな脅しともとれる表示が出た。

これって・・・脅迫して金銭をせしめる怪しい手法だろうか?と訝しげに思って、その画面からではなく、マイクロソフトのサイトから更新を行った。で、無事にコトは終わったからイイのだが。

・・・・・待たされる・・・・長い・・・

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前回は、全て任せて失敗したんだよねぇ・・・つまり、マイクロソフトには大門未知子さんが居ないんだねぇ。

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確認が慎重なんだねぇ・・・席を立って別の用事を片付けて戻るも、一向に「すべての準備ができていることを確認しています」の表示。「PCの電源を切らないでください」という文字が読めるが、「すべてお任せください」だからねぇ・・・これでまた失敗したら、いよいよWindowsは捨てるか?いやまて、この鈍足DELLを捨てるかな、と思いましたな。

まあ、別のノートパソコン(hp製AMD)はSSDなんだが、凄くサクサク動いて気持ちいいんである。だからいい加減にこのDELLを終わりにすればいいんだが・・・最近、これをSSD化するという悪あがきをするかどうか、ちょっとアタマの隅にあるんですな。とことん使い切りたい、というのがワガハイの基本姿勢なのだ。

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「予想よりも少し長く時間がかかっていますが、できる限り早く処理を完了します」という表示・・・これ、カチン!ときましたな。「・・・少し長く・・・」まあ、それは主観的な問題ではあるが、「かなり」若しくは「相当に」長く時間がかかっている。

で、ワガハイは別の用事を片付けに席を外し、その間に思ったんだが・・・

「頑張って処理を続けていますが、もうしばらくお待ちください」

「あと少しの詰めに時間がかかっています」

「微妙な問題に直面して悩んでいます」

「原因の究明に努めています」

「原因不明ですがPCは守られています」

「すべてお任せください」

「すべてお任せください」

「すべてお任せください」

・・・・・ブチっ!

というストーリーがよぎった。

だが・・・時間はかかったが、無事に更新出来たみたいだ。ただ、起動時間がさらに長くなってしまったので、やっぱりお安いPCっていうのは軽い作業しかしない前提でも、出来れば避けた方が無難ですな。もう二度とCore i3は買わん!最低でもi5は必要だな。

 

※ 鈍足DELLノートパソコンのメモリ増設については当ブログの以下を参照くだされば幸いで御座候。

etsuro1.hatenablog.com

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自民党議員の皆さんが元気で楽しそう

数日前の麻生さんが、とても明るく嬉しそうだった。「総裁選は学級委員を選ぶんではない・・・権力抗争だ!」みたいなコトを言ってましたな。もう、コロナ禍なんて関係ない!あの人たちにとっての最大のワクチンと特効薬は、権力抗争なんだろう。

候補4人の皆さんの発言内容も、目新しいものはなく、特に有意義と思える内容もなく、耳障りの良い分かり切ったコトのオンパレードだ。分かりにくいコト言ったら面倒になるしね。しかし、楽しそうだな。相変わらず病院は大変な状況なんだし、死亡者ゼロにはなってないんだが・・・不謹慎にも映る楽しそうな皆さんの未来に、栄光がありますように!(もちろんイヤミだ)

 

ギャバギャバっ・・・ピーっ!

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ストレス解消?

スーパーマーケットの酒売り場で、ピンとくる酒が無く・・・って、そんなのしょっちゅう行ってるんだから、そうそう新規商品が並ぶもんでもないだろう。ラインナップなんて分かっているだろう、と思いはするんだが、ナニかあるかもしれないという期待がほんの僅かでもあるので、毎度酒売り場の棚の前に立ち止まる。

で、この日は空振りだった。棚に空きがあって品不足なのか品出しが追いつかないのか、さすがに買う気にならないラベルばかりが並んでいた。まあ、そういうコトもあるもんだ。ワガハイの私欲の為に世界はあるわけではないからなぁ・・・と、大袈裟なコトを思って自分をなだめて魚売場に向ったワケだ。

スーパーへ立寄るのは夕方遅めの時間帯が多いので、生鮮食料品売場は荒らされた跡、ってな感じが漂う。で、一度時間があった時に午前中にトライしたコトがあったんだが・・・ありゃあ、ついて行けない世界だった。ワガハイ以上の年齢層がワゴン山盛りでレジに並んでいる。

だいたい駐車場が殺気立っていた。矢印を無視して逆走するクルマと、それに鉢合わせしたクルマがすれ違うことが出来ない。充分な余裕があると思うのだが、すれ違いが出来ないので渋滞が生じた。白線内に駐車出来ずにはみ出したり斜めになっていたり、空のワゴンが置き去りにされていたり・・・いや~、こんなコトになっていたんだねぇ、午前中は。

冷蔵ケース内のパックされた豚肉を、全て右から左へ積み上げて物色し、それをまた左から右へ移動し続ける人とか、全部のサンマを手に取って、パックの裏側まで見ている人とか、ワガハイは人間観察のチャンスとして暫く遠巻きに見てしまった。コロナ禍であるから、サッサと買物を済ませた方がイイのだが。

で、通路もレジ待ちで並んでいるので買物を諦めて、駐車場への最短ルートを歩いていたときに、ふと目に入ったのが「ストレスを低減するメンタルバランスチョコレート ギャバ・・・」という文字だった。こんな状況の中、ストレス解消にこういうモノを食べると幾らか効果があるんだろうか?と思ったのだが、なにせ混んでいるので出直すコトにした。

 

数日後、その菓子売場の棚に行くと「メンタルバランスチョコレート ギャバ」はあった。試しに一つ買ってみることにした。気休めでも、気晴らし効果があるのならイイではないか。

 

事務的な作業による一時的・・・疲れに効果がうたわれているので、PC内のデータの整理作業を行った後に、緑茶など飲みながら「メンタルバランスチョコレート ギャバ」を食べてみた。まあ、小さな鹿のフン的な形状のチョコレートであって・・・コレって以前、似たような形状のモノを食べたよなぁ・・・などと思いながら(マクビティのヤツだ・・・※)内容量51グラムの半分程度を食した。

別にフツ~のチョコレートであった。値段相応のグリコのチョコレートであった。気分転換・疲労回復って言ったって糖分が補えるワケだし、そんなの初回の頃のドクターXで、外科医 大門未知子が大手術後にガムシロ飲んでたシーンの理由と同じもんだ。ギャバが効く、などと言うコトは噂には聞くが・・・このチョコレートでの効果はサッパリワカラン!ワガハイ的には一杯の美味いコーヒーの方が、圧倒的に効く。

 

後日、残り半分になった「メンタルバランスチョコレート ギャバ」をつまみながら、裏書きを読んでみた。すると・・・

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赤線部分に注目

一日当たり5粒・・・?〈チョコレートの過剰摂取をさけるため、摂取目安量を超えての摂取はお控えください。〉

これ・・・5粒で収まりますかなぁ?ワガハイは過剰摂取になったから効果が分からなかったんだろうか?それにしても、裏書きにゴチャゴチャといっぱい文字が並ぶ中に、こんなコト書かれていても気付かないよなぁ・・・太字にはなっているけれど、気付かない人って結構いるんじゃないの?

5粒・・・ん~~~~~~~、それで収まるワケがない。そんなコトしていたらかえってストレスが溜まるわぃ!なんていうか・・・グリコっていう会社は、昔から「一粒でン百メートル」とか、そういう効果をうたうからなぁ・・・その社風?の一環ですかな?

いや、これ本当に5粒っていうのを守れる人いるのかねぇ・・・?そりゃあ世間は広いから居るんだろうけど、ん~~~~、せめて10粒・・・で止まるようなチョコレートにしてくれないとダメだねぇ、ワガハイ的にはかえってストレスが溜まるわぃ!

 

※ 形状が似たお菓子っていうのは、コレのコトだな。

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〈追記〉

GABAギャバ γ-アミノ酪酸 C4H9NO2)に関しては、ゲノム編集野菜というのがあって、GABA高蓄積トマト「シシリアンルージュハイギャバ」だねぇ。ゲノム編集かぁ・・・まぁ、こうやってだんだんと身近になっていくんだろうな。

 

「有害鳥獣駆除実施中」という幟・・・ああジビエ

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山に行けば・・・ 撮影:2007年9月26日

ハイキングコースの入口などに「有害鳥獣駆除実施中」という幟を見かけることがある。最近は体調の問題もあってフラフラ山歩きすることも無くなったんだが、今でもこういう表示はあるだろう。

若かった頃は、以前にも書いたが丹沢周辺でヤブコギ遊びをしていた。一度だけ、熊笹をかき分けていた時に猟銃を持った男と鉢合わせになってギョッとした。その時に思ったんだが、熊よけの鈴は、熊をよけるというよりも、猟友会の皆さんに人間がいることを伝えるために用いた方が良いのかもしれない。それに先客でワガハイのような者が、ヤブの中をゴソゴソやっておれば、獲物の動物も逃げてしまっているだろう。熊鈴の音が聞こえれば、猟友会の皆さんも離れるのではなかろうか?

だが、そんな考えは甘いらしい。ワガハイのような者がゴソゴソやっていれば、ある意味別の場所に動物を追い込んでいるコトにもなるらしく、ワガハイが追いついてしまえば、猟銃を持った男(最近は女性もおられるらしいが)の後ろ姿ぐらいは見ることになるかもしれない。

 

20代前半だったか?たまたま知人の知人が猟をする人で、一度だけ猟銃というのを構えさせてもらったコトがあった。勿論撃ったことはない。その持ち主の家の中だからねぇ。結構ずしりと重いモノであった。もっともあれだけの銃身の長さからして、ニコンF-3に超望遠レンズを付けた状態っていうのを想定してみれば、やっぱり遠くのモノを狙う道具というのは、大袈裟なコトになってくるのだろう。

そう!既にその時にはニコンF-2ではなかった・・・F-3の時代だったなぁ。

話は脱線するが、機会があったらニコンF-2アイレベル・ファインダーは欲しくなるモノの一つ。クロームボディがいい。あのシンプルさは良いなぁ・・・当時買いそびれた逸品ですな。まあ、入手したところで使い途はない。飾って見て楽しむ・・・しかないんだが・・・

デジカメにはどうもそういう気持ちが起らない。道具に対する愛着というのも薄い。つまりは、ドンドン古くなって消耗品の度合いが強くなってしまったからだな。いや待て?既にフィルム時代のキャノンEOSシリーズなんて、全く道具としての魅力がない・・・というのはキャノンに限らない。オートフォーカスになってから、道具としてのカメラの魅力は低下した。せいぜい露出計を内蔵したというコトが限界点だったな。

 

猟友会の知人がいると、鹿やらイノシシの肉のお裾分けというのが頂けることがある。昔は行き付けの飲食店から、そうした肉をおみやげに頂いたこともあったが・・・本当に外食しなくなったからねぇ・・・アレルギー持ちっていうのは、結局ナンでも自分で出来るうちは自分で飲食も管理してしまった方が手っ取り早いんでねぇ。避けて欲しい食材なんぞを他人に説明するのは面倒である。

でも、野生動物の肉の味からは多くのコトを学べた。これから冬に向う間に、鹿もイノシシも食いだめするんだが・・・ドンドン脂肪量が増していくワケだ。で、肉の旨味は油の旨味、っていう言葉もあるように、たとえ赤身肉であっても脂肪の蓄積量の多い個体の肉の方が美味かったもんだ。だから秋深まるほど、ドンドン美味くなっていく鹿やイノシシ・・・今季はお裾分けが来るような付き合いもないからねぇ。

ま、ジビエはなかなか個人で楽しむのは難しい。クルマで時々通過するところに、「鹿肉」「猪肉」なんていう貼紙を出す精肉店があるから、今度立寄ってみるか?なんか久しぶりに鹿肉もいいなぁ・・・と思い始めている。

イノシシは・・・まあ、豚系統だからなぁ・・・ならば久しぶりにTOKYO-Xとか買いに行きますかなぁ。中央林間とか町田あたりまで行けば売っているコトもあるよなぁ。一応、緊急事態宣言開けまで自粛は守った方がイイかなぁ?

TOKYO-Xって豚は、北京黒豚とバークシャー、それにデュロックのかけ合わせらしいが、デュロックっていうところがナンとも悩ましいケド・・・ま、デュロックの性質によって脂肪分が調理器具に流れ出すから、その油も上手く使って料理するんだな。

いや待て!ど~せなら埼玉に出かけて花園黒豚(バークシャー)を買ってくるか?デュロックが交配されていないから、肉質は圧倒的に良いんだよなぁ。ただバークシャーって気性が荒い豚だからなぁ・・・あれを食べちゃうんだぁ、って思うとねぇ。豚舎を案内された時、バークシャーの集団に威嚇されたからなぁ。野生のイノシシとは友達になれたのにねぇ。

 

ん~~~~~っ、でも鹿だ!やっぱり今季は鹿だ!「有害鳥獣駆除実施中」の幟のところで猟友会の皆さんを待っていて、ヨダレ流していれば幾らか分けてもらえるだろうか?ま、ダメだろうな。

 

北朝鮮がミサイル飛ばしているが、ミサイルでは鹿を捕獲出来ないではないか!もっと美味いモノが食えるコトに精進してしまえば自ずと外貨も稼げるし、国は成り立っていくと思うんだがなぁ?ミサイル開発費を別の領域に使って、例えば打倒!TOKYO-Xってな戦略を考えて欲しいもんだ。

そう言えば以前、北朝鮮の豚っていうのが報道されていて、超大型の豚がまるでバッファローのように猛進している映像があったな。あの豚がデカくなりすぎたデュロックであるということは、有名な話だよな。あれで畜産の優秀性を誇れるのだろうか?

技術と文化はワンセットだからねぇ・・・感性の領域というのはなかなかコピー出来ないもんだ。やっぱり美味いモノ開発の方が、兵器開発よりも困難なのかもしれない。

 

PEUGEOT 308SW・・・あおられても精神的に安定するクルマだったねぇ

加速度を増して高齢化社会を驀進中の我が国、という事情をしっかりと考慮して、様々な今までの習慣や常識を見直していく必要があるだろう。

 

ああ、実に真面目な書き出しをしてしまった。かく言うワガハイもジジイであるから、ソレが言うは易く行うは難し・・・であるというコトは分かっている。脳ミソもまた加速度的に壊れつつある世代にとって、今までの習慣や常識を見直していく、ということが如何に困難な矛盾を孕んでいることか!というコトだ。

体力や運動神経に関わるコトに関しては、とうの昔に終わっていると理解しているつもりだ。いまさらオフロードバイクに乗って、不整地のギャップをリフトアップして超えたり、飛距離にかかわらずジャンプなどするということは、昔取った杵柄である。弁えるコトを忘れてしまうほど、ナニかの箍が外れてしまえば、思わずやってしまって病院行きならまだしも、即死もありえるだろう。

 

人生、長生き出来るかどうか分かるはずも無く、長生きするに相応しい人物と思える人が長生きする訳でもない。超高級車に乗車していれば鶴嘴(つるはし)で襲われても助かるかもしれないが、大衆車ではそうもいかないだろう。(しかし鶴嘴・・・そんなの最近現物を見ることもない道具だが・・・鶴嘴は使ったことないなぁ。)

ハイブリッド車ってぇヤツは、高級車からの乗り換えに良い口実を与えた。トヨタセルシオに乗っていた人が、環境問題を熱く語ってプリウスに乗り換えたのは、随分昔のことになってしまったが、昨今では見回せばハイブリッド車なんて当たり前の風景となった。そしてモーター加速による不必要な急加速も増えていると感ずる。

荒っぽい加速をしても、減速時にエネルギーが回生されるから・・・という口実によって、毎度クルマに乗るたびに、アクア、だのプリウスだののロケット加速を眺めることになる(日産ノートも酷い運転者がいるねぇ)。あれ、病みつきになるんだろうねぇ・・・加速度に見合った運転技量があるならイイんだが・・・?

ハッキリ言って、トヨタハイブリッド車は路上に溢れているが、ワガハイ的には要注意車種である。案外、あおっているという感覚は無いんだろうが、荒っぽい運転者に出会す機会に恵まれている。だから、とりあえずトヨタの社長は考えたほうがいい・・・水素で内燃機関を動かす努力よりも、ハイブリッド車の加速度を抑制する制御を採用するコトの方が朝飯前仕事だろう。加速が悪ければ池袋の暴走プリウスも、暴走するまでには至らなかったかもしれない。急加速のGが加わる車内では、日々破壊されていく脳ミソと筋肉では、そのGに抗う操作でもあるブレーキを踏む・・・或いはアクセルからブレーキに踏み換えるという操作に支障を来たすかもしれない。

サーキットでドリフト走行も出来る社長が、今の社会に適合したクルマを開発出来るとは限らないからねぇ。ドリフト・・・これってGマニアだったりするからなぁ・・・ポリポリ

 

さて、所詮は道具であるというコトから離れること無く、モノとしては綺麗にまとめあげているなぁ・・・と思ったのが、コレ!である。

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PEUGEOT 308SW ホイールベース 2,730mm

沢山のモノが積めて、シートの座り心地もよろしく、割と静かな車内で・・・ロングホイールベースだから揺れ方も穏やかである。モノを積んで人を乗せて移動する道具として過不足無い機能を有している。ドライブフィールは過剰なものはなく、穏やかである。ノンビリとゆとりを持った人生感を有する人には絶妙なクルマと思えた。

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308SW ROADTRIP

英国の自動車評論家で、独特の語り口で有名な Jeremy Clarkson さんによれば、プジョーというのは基本的にボロクソなワケで、それはつまりイギリスの風土的な位置付けも関わるのだろう・・・というワケでワガハイは興味深いのだ。英仏海峡挟んで強烈に意識し合っている国だからねぇ。

〈人生を諦めた人のための車なのではないだろうか・・・〉〈車に面白さを求めない人間にとっては、有意義な選択肢・・・〉〈道具として考えればこの車は万能で実用性も高い・・・〉〈この車にはわくわくさせるようなものが存在しない〉〈プジョーは車に対する無関心の象徴・・・〉

さすが、Jeremy Clarkson さんである。ワガハイもその意見にほぼ同意する(イギリス側から見たフランスのお国柄っていうのは、こういう感じにも見えるだろうなぁ)。ワガハイは若い頃からプジョーに接する機会というのが時々あって、はじめてカッコイイなぁ・・・と感じたクルマは205GTIであった。これは発売されたばかりのピッカピカのヤツを、パリで目撃した。以後、ノーマル205を現地で少しだけ、以後は日本国内で206、306、207、208、308、3008、5008と試乗したり所有したりしてきた。

で・・・20xシリーズはともかく、308に関しては快適だが、どことなく去勢された印象を持った。これに乗ると、あとは寝るしかないだろう・・・(ま、居眠り運転しちゃいけないケド)ってな感じになってくるんである。それが特に顕著なのが、この308SWであった。運転していると、もう全てに寛容な気持ちになってくる。後部座席にイエス・キリストさんか釈迦さんが乗っているかのようだ。阿弥陀如来薬師如来かもしれない。

「キリエ エレイソン・・・」

「はんにゃ~は~ら~ みったぁ~しんぎょ~う~~~~」

とか

「オン アミリタ テイセイ カラウン」

「オン コロコロ センダリマトウギソワカ

とか、唱えつつ運転する心境になってきますな。なんか信心深くなってきそうですぞ!

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車体色はヴァーティゴ・ブルー

制限速度+10km/h未満という、常識的な速度で気持ち良く静岡県道147号(山中湖小山線)という富士スピードウェイ近辺の道を走っていると・・・制限速度50km/hだから、50~60km/hで走っていたワケだ。天気も良くていい気持ちだったんだが、山梨ナンバーのダンプカーが308SWのスリップストリームに入りましたな。車体の大きさの関係からすれば、空力的には大した効果は無いように思うんだが、センターラインは白の破線であるから、抜くならばどうぞご勝手に・・・と、全然イライラする気にもならない308SW。

そういうワケで、なかなか快適な、精神的に安定するクルマだったねぇ。ま、ステアリングもブレーキも、なんかマイルドなタッチながらしっかりとした能力は勿論ある。直進安定性は素晴らしいし、舵に対しては208に比べれば若干の遅れ感があるが、それは208の乗り味がソリッドだからである。猛烈に飛ばす性質のクルマではないし、かえって安心感があるかもしれない。それは全てにおいてトヨタ車の同格車種と比べても、全く劣ることなく、むしろ秀でていると思える(ま、このあたりは好みだがねぇ・・・ワガハイはトヨタ嫌いだからねぇ)

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斜め後ろからはこんな感じ

令和2年6月30日から、他の車両等の通行を妨害する目的で、急ブレーキ禁止違反や車間距離不保持等の違反を行うことは、厳正な取締りの対象となり、最大で懲役3年の刑に処せられることとなりました。 警察庁のサイトから要約抜粋

あおり運転は厳しく罰せられるコトになった・・・筈なんだが、いまだにあおってくるクルマは後を絶たず。車間距離を詰めていいことなんて無いからねぇ・・・ま、以前、プジョー5008を試乗した時は、制限速度ピッタリで走っていても、あおられるコトはなかった。たまたまというコトもあるだろうが、あの車体はデカイからねぇ・・・なんとなく近付き難く感ずる人もいるかもしれない。

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メーターはこんな感じ

やっぱり昔ながらの針が動く方が好きである。ディスプレイ表示だから、様々な表示モードに切り替えられる。で、いろいろイジッてみたんだが、結局はこのシンプルな表示だけでイイ、という結論が得られた。いろいろ選択肢があるのは良いことなのかもしれないが、要は分かれば良い情報が表示されていれば十分なのである。

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シフトまわり

どこのメーカーのクルマも、こんな感じになってきましたな。そのうちエアバスの飛行機みたいにスティック操作になるんですかな。そして自動運転・・・つまりその自動運転を実現させるプロセス上に、このような操作系の変化があるんでしょうな。いずれ運転免許も必要ない時代がやって来るんだろうか?すると、あおり運転も自動的になくなるんでしょうな。

ワガハイ的には自動運転になるならフランス車で、ブルゴーニュ・ワインを呑みながら風景を楽しみたいもんですな。日本車ならば純米吟醸酒だねぇ。

 

プジョーネタは以下リンクもどうぞ!

etsuro1.hatenablog.com

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撮影場所は以下の駐車場でございました。

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純米吟醸 丹澤山 新生漢方米 ひとめぼれ 100%使用 28BY 秋桜

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新生漢方米 ひとめぼれ 100%使用

いろいろな言葉が出てくるもんで大変だ。まあ「新生漢方米」って言うんだから、漢方薬みたいなものを土に突っ込んでいるだろう、という見当はつく。だが「新生漢方牛」っていうのがあったよなぁ・・・という若干の知識?という程のものではないんだが、その聞き覚え程度の記憶があると、こりゃあ、その牛の糞で堆肥作って、それを田圃に投入したっていうコトだろうか?と、また見当をつける。

で・・・一応調べてみた。飼料にクコ、サンザシ、ナツメ、鹿角令霊芝、ハトムギエゴマエゴマの実、桑の葉、クマザサ、ソバ、昆布、パブ茶、ステビア、米ヌカを混ぜて与えているらしい。宮城県のブランド和牛に「新生漢方牛」というのが見つかったので、その情報から引用した。

仙台っていったら牛タンが有名だよねぇ・・・で、ワガハイ的には神戸牛だったと思うんだが、これは美味だからと精肉店主から強力に勧められて食べたことがある牛タンは、流石に美味なるもので、今のところ最高記録の牛タンである。といっても、それほど頻繁に牛タンを食べるワケではないからねぇ・・・

牛の舌には子供の頃の思い出がある。小学生だった・・・夏休みに信州蓼科に家族旅行となった。で、牧場に行って牛を見ていたら横から近づいてきた牛に気付かず、いきなり顔の横をベロリ、と舐められた。ザラザラした感触で、ワ~ッ!って叫んだと思う。後、顔が臭くてねぇ・・・牧場の売店の人がソレを見ていて、顔を洗わせてくれたなぁ。

その後、ソフトクリームを食べたんだが、それは美味かった・・・なんか不思議だったなぁ、牛から絞られた牛乳から、アイスクリームやヨーグルトっている好物が出来るのがねぇ・・・牧草食べて、モグモグ反芻してヨダレたらしている大きな動物の乳なんだから。

話がやや脱線してきたので元に戻す。

で、更に調べるまでもなく「新生漢方牛」検索すれば、セットで綿屋 特別純米 新生漢方牛 院殿」っていう酒が出てくる。まあ、予想通り新生漢方牛の副産物を用いて有機肥料を作って、それを田圃に投入ってぇヤツみたいだ・・・新生漢方米。そういう栽培がなされた「ひとめぼれ」を使って醸した酒が、秋酒として売り出されていた。

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純米吟醸 丹澤山 

秋の酒としては「ひやおろし」なんであるが、勿論ソレも酒販店には置かれていたんだが、この秋桜を背景にしたラベルが目を引いたんで、買ってみた。

精米55%の純米吟醸酒である・・・アルコール度数14に調整されていて、日本酒度+6で酸度1.4・・・軽い口当たりの香味傾向であることが分かる。まあ、こういうのもたまにはいいよなぁ・・・と思いながらも、川西屋酒造店のお仕事であるから、ナンかあるだろう、と楽しみでしたな。

2016年収穫のひとめぼれを、多分翌年2017年の2月あたりに仕込んで・・・上槽したら硬めの酒質だったので熟成させて・・・この度めでたく出荷になった・・・というようなストーリーなんだろうか?因みに「丹沢山」とラベルに書かれたものと、「丹澤山」と旧漢字の澤が使われたラベルが混在するんだが、旧漢字をつかった「丹澤山」というのは熟成酒というコトだ。

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28BY 秋桜

冷や~ぬる燗向きですな。あまり熱く燗付けないほうがいい・・・まあ好みなんで熱燗が美味いと思われるなら、それでもイイんだが・・・案外お勧めなのは冷蔵庫でしっかり冷やしてワイングラスで頂くんですよ!ソービニヨン・ブラン用のグラスなんかイイでしょうな。そうすると結構白ワイン的な感触に近くて、国産の幾つかの白ワインを思い浮かべつつ、ああ、強敵現れましたよ!ってワイナリーに教えてあげたくなりましたな。

まあ、それでも日本酒なので香りはワインのような立香や含み香ではない。そもそもこのお酒も香りについては控えめである。そして呑み口の・・・特に苦味やエグミの質と残り方が、白ワインにこういうタッチってあるよね~、って感じるんですな。まさにお米のワインですな。

度数も低めだからワインのアルコール度数に近い、というのもワイン的な感触に感ずる理由かもしれない。まあ、口当たりはもの凄く良いので、サクサクと胃袋に流し込めてしまう危険性を孕んでいるので要注意!夫婦で呑んで、一升瓶が二日で空になってしまった。

 

さて、もう少し秋が深まってくれば・・・勝沼デラウェアで仕込んだワインの新酒が売られるだろう。先日はルバイヤートさんから、新酒のご案内が届いた。これは・・・買うしかないだろう。でも今回の丹澤山の酒は、ワインの新酒ではないんだが、なんだか気分的には一足早く、今年の新酒白ワインを呑んだような気分にさせてくれましたなぁ・・・。

 

秋上がり・・・美丈夫 純米吟醸 秋酒

秋酒の季節になった。彼方此方の酒蔵が秋酒を出してきた。冬に仕込んだ日本酒は、夏を越して熟成が進んでくる。最近は何処の蔵も醸造管理が行き届いているから、真夏を越えると、とたんにマズくなって呑めなくなるような酒に出合うことは希になった。でもまあ、まだ若干だが??という蔵がないわけではない。

昔から「秋上がり」という言われ方がされていて、新酒の頃には硬かった印象の酒が、一夏越すとまろやかさが出て味わいが開いてくる、というコトを指す。「燗上がり」というのは、燗つけるとまた一層味わい深くなることを指すように、「上がり」というのはイイですな。

 

で、仕込み水の硬度が高い・・・いわゆる硬水で仕込まれた酒というのは熟成に耐え易いと言われ、そういう酒が「秋上がり」を楽しめるものだった。逆に軟水で仕込まれた酒は熟成しにくく、香味が下がってしまう傾向があった。でも、こういうのも今では迷信・・・とまでは言わないものの、そう単純なものではないコトは明らかだろう。

細かいことは書かないが、硬水の仕込みと軟水の仕込みでは全ての仕込み工程のポイントの加減が変わってくるのは当然だろう。勿論「蔵癖」というのもあるので、全て蔵ごとのスペシャルメニューであることには違いない。ま、一番言われるのは麹の仕上げ方らしいですな。

様々な工夫のもと、今では軟水で仕込まれた酒でも秋上がりが存分に楽しめるし、何年も熟成の旅に耐えられる酒もあるからねぇ。

 

さて、本日紹介する酒は高知県のお酒「美丈夫 純米吟醸 秋酒」ですな。精米歩合55%のアルコール15%というスペック。で・・・美丈夫は何度呑んでも先ず第一に感ずることは「仕込み水が美味そう」である。かなりの軟水と思われ、この仕込み水でお茶淹れたら美味いだろうなぁ・・・と想像してしまう。そしてどんな名水であっても、何らかのその土地の水ならではの匂いというものがあるんだが、この仕込み水には、そういった癖も少ないように感じられる。

ゆえに、全体的にクリーンなイメージの酒っていうことになる。

このお酒は、熱燗には向かない感じでしたな。冷や~ぬる燗ってトコですな。しかし杯が進む旨酒ですぞ!

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美丈夫 高知県の濱川商店のお酒

高知県の日本酒と言えば、「土佐鶴」「酔鯨」「司牡丹」というのが先ず思い浮かぶ。それはワガハイの生活圏で見かける銘柄だからなんだが、他にも「菊水」というのがあって、これが新潟県にも「菊水」があるからややこしいんですな。

実はワガハイ、高知県には足を踏み入れたコトが無いんですな。四国は徳島、香川、愛媛は行ったコトあるんだがねぇ・・・ま、全て観光ではなくて仕事で行ったついでに名所を数カ所巡って、夜な夜な旨酒呑んでいたってぇヤツだからなぁ・・・。つまり、高知県での仕事の機会がなかったんだな。

若い頃、友人から四万十川の川下りのお誘いを受けたこともあったんだが・・・それでダバダ火振焼酎というのを彼からお土産で貰ったことがあったな。これも綺麗な呑みやすい焼酎だったねぇ・・・でも、やっぱり蒸留酒よりも醸造酒の方が好きなんですな。

 

というコトで、縁の薄い高知県のお酒・・・「美丈夫」。どちらが表か裏か分からなくなりそうなデザインの裏ラベルですな。

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裏ラベルだ

トラ猫のイラストですかな?美丈夫のお酒は、他のラインナップもラベルデザインが凝っているので、ラベル眺めながら一献・・・また一献、という感じになることが多い。季節限定酒はその時が旬!まあ、冷蔵保管なら品質は保全出来るけど、やっぱりナントカ入手して、この時期に味わえたら最高ですな。

 

室戸岬に向う国道55号沿いにある田野町奈半利川扇状地右岸側に位置する「有限会社 濱川商店」というのが、地図から得られる情報だ。近くに「田野町完全天日塩製塩体験施設」というのがあるんだな。ワガハイのご先祖さんは製塩業をやってたらしいんでねぇ・・・製塩っていうと訪ねてみたくなりますな。

そしてストリートビューってぇヤツは便利なもんだ・・・蔵のすぐ側にある「坂本時計釣具店 えさつり RYOBI」っていうのが、ナンともイイ感じですな。蔵はスタイリッシュな外観ですな。隣接する「田野町第2津波避難タワー 屋上は海抜15.9m」というのは、ああ・・・そういうコトねぇ、ナニゴトも無いワケにはいかないからなぁ・・・そういう立地なんだな・・・と、ちょっと複雑な心境になる。

なおさら、旨酒呑めることに感謝だねぇ。

有限会社 濱川商店 高知県安芸郡田野町2150

 

※ ダバダ火振焼酎 株式会社 無手無冠 高知県高岡郡四万十町大正452

 

静岡県小山町の棚田・・・さあ新米の季節だぁ!

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静岡県駿東郡小山町竹之下 撮影:2021年9月10日

位置としては東名高速道路に御殿場インターから入り、東京方向(上り線)を走ると間もなく足柄サービスエリアがある。その少し先の左側に広がる田圃風景なんだが、残念ながらこの風景を車窓から眺めることは出来ない。もう少し先に進んで東名足柄橋上からならば・・・一番左側の走行車線をおとなしく走っていれば、同乗者は上画像に近い地形と田圃の風景を一瞬だけだが見ることが出来るかもしれない。

まあ、一瞬だけだが見られるかもしれない・・・という言い方になるのは、ワガハイは脇見運転はしない主義なんでねぇ・・・自分の肉眼では確認していないのだ。それでストリートビューってぇヤツで確認してみると、東名足柄橋上は防音壁のつもりなんだろうか?あるいはゴミのポイ捨て防止なのか、柵が高いので風景は見えない。ゆえに、橋手前のところから僅かに見ることが出来るかもしれない。

このストリートビューを撮影しているクルマが、三車線のど真ん中車線を走っているので、本当にちょっとしか見ることが出来ない。でもまあ、大体の撮影場所は見当が付くのではないか?と思う。酒匂川の支流である鮎沢川から分岐した馬伏川の、蛇行する水流によって出来た段丘によって棚田風景が出来たんだろうか?もの凄い棚田というワケではないが、少し高台から見下ろす収穫期の田圃風景は、もっと天気が良ければ富士山も一望出来る素晴らしい環境だ。

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天気がイマイチだったのが残念

因みに撮影場所の国土地理院地図Globeでの情報は・・・〈35度20分18.03秒 138度58分23.55秒35.33834290408201,138.9732075073464 UTMポイント:54SUE15801244 標高:353.4m〉ということだ。

標高が350メートルあるので、風は涼しく感じられて高原の秋といった風情だった。冬は寒いだろうねぇ・・・標高の低い平塚や小田原界隈の田圃に比べて寒暖差のある土地で収穫される米だけに、やや米粒が小さいような印象もあるが、噛みしめたときの甘味は強いように感じられる気がする、というのが、御殿場や小山町で収穫される米の特徴のように思われる。

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この風景の横を東名高速が走っているんですなぁ

東名高速がなければ、もっとイイ感じの風景だったことは間違いない。やっぱり風向きによっては排ガスの匂いが漂ってくるコトもあるからねぇ・・・それに何となく持続する騒音というのもある。でもまあ、厚木基地の騒音よりは相当マシだと思うが。

御殿場や小山町の田畑は、富士山の宝永噴火の時にトンデモナイ大打撃を受けたワケで、当時は重機もないんだから、人海戦術&牛馬で時間を掛けて復興したんだろう。この功労者が当ブログで以前書いた伊奈半左衛門忠順である。

etsuro1.hatenablog.com

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エコ栽培米生産ほ場という表示がされていた(人名表示は画像上では一応消しましたな)

エコ栽培の細かい規定はワカランが、やっぱり幾らか手間暇掛かるんだろう。そしてこの画像を撮影したときに、妙にアタマのテッペンがムズムズしたんで、思わず手をやると・・・トンボが飛び去って行った。

生産している稲は、コシヒカリのようである。

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水路あり

水田は水をどの様に引き入れて回していくか、という土木技術が必要だからなぁ・・・昔から水平出しやら勾配といった測量をやって保全してきたんでしょうな。相当に広く、複雑な地形にあわせて水路を回して圃場を作ってきたんだから、なかなかなモンですな。「水盛り」なんて言いましたな・・・江戸時代だと、長い角材を用意して、その一面に長い溝を彫って、そこに水を入れて水平を測ったっていいますな。それで水平を決めてから水糸貼ったんですかなぁ・・・

現在ではビニールホースがあれば・・・出来れば透明ビニールホースの方が分かりやすく扱いやすいけど、そのホースを相当に長く引いて、それに水を注いで水平出しが出来るけど、昔はそもそもビニールホースなんてないからねぇ・・・

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手前は収穫済みだねぇ・・・

さて、今季の新米はどんな感じでしょう?まあ、美味いでしょうな。