Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「有害鳥獣駆除実施中」という幟・・・ああジビエ

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山に行けば・・・ 撮影:2007年9月26日

ハイキングコースの入口などに「有害鳥獣駆除実施中」という幟を見かけることがある。最近は体調の問題もあってフラフラ山歩きすることも無くなったんだが、今でもこういう表示はあるだろう。

若かった頃は、以前にも書いたが丹沢周辺でヤブコギ遊びをしていた。一度だけ、熊笹をかき分けていた時に猟銃を持った男と鉢合わせになってギョッとした。その時に思ったんだが、熊よけの鈴は、熊をよけるというよりも、猟友会の皆さんに人間がいることを伝えるために用いた方が良いのかもしれない。それに先客でワガハイのような者が、ヤブの中をゴソゴソやっておれば、獲物の動物も逃げてしまっているだろう。熊鈴の音が聞こえれば、猟友会の皆さんも離れるのではなかろうか?

だが、そんな考えは甘いらしい。ワガハイのような者がゴソゴソやっていれば、ある意味別の場所に動物を追い込んでいるコトにもなるらしく、ワガハイが追いついてしまえば、猟銃を持った男(最近は女性もおられるらしいが)の後ろ姿ぐらいは見ることになるかもしれない。

 

20代前半だったか?たまたま知人の知人が猟をする人で、一度だけ猟銃というのを構えさせてもらったコトがあった。勿論撃ったことはない。その持ち主の家の中だからねぇ。結構ずしりと重いモノであった。もっともあれだけの銃身の長さからして、ニコンF-3に超望遠レンズを付けた状態っていうのを想定してみれば、やっぱり遠くのモノを狙う道具というのは、大袈裟なコトになってくるのだろう。

そう!既にその時にはニコンF-2ではなかった・・・F-3の時代だったなぁ。

話は脱線するが、機会があったらニコンF-2アイレベル・ファインダーは欲しくなるモノの一つ。クロームボディがいい。あのシンプルさは良いなぁ・・・当時買いそびれた逸品ですな。まあ、入手したところで使い途はない。飾って見て楽しむ・・・しかないんだが・・・

デジカメにはどうもそういう気持ちが起らない。道具に対する愛着というのも薄い。つまりは、ドンドン古くなって消耗品の度合いが強くなってしまったからだな。いや待て?既にフィルム時代のキャノンEOSシリーズなんて、全く道具としての魅力がない・・・というのはキャノンに限らない。オートフォーカスになってから、道具としてのカメラの魅力は低下した。せいぜい露出計を内蔵したというコトが限界点だったな。

 

猟友会の知人がいると、鹿やらイノシシの肉のお裾分けというのが頂けることがある。昔は行き付けの飲食店から、そうした肉をおみやげに頂いたこともあったが・・・本当に外食しなくなったからねぇ・・・アレルギー持ちっていうのは、結局ナンでも自分で出来るうちは自分で飲食も管理してしまった方が手っ取り早いんでねぇ。避けて欲しい食材なんぞを他人に説明するのは面倒である。

でも、野生動物の肉の味からは多くのコトを学べた。これから冬に向う間に、鹿もイノシシも食いだめするんだが・・・ドンドン脂肪量が増していくワケだ。で、肉の旨味は油の旨味、っていう言葉もあるように、たとえ赤身肉であっても脂肪の蓄積量の多い個体の肉の方が美味かったもんだ。だから秋深まるほど、ドンドン美味くなっていく鹿やイノシシ・・・今季はお裾分けが来るような付き合いもないからねぇ。

ま、ジビエはなかなか個人で楽しむのは難しい。クルマで時々通過するところに、「鹿肉」「猪肉」なんていう貼紙を出す精肉店があるから、今度立寄ってみるか?なんか久しぶりに鹿肉もいいなぁ・・・と思い始めている。

イノシシは・・・まあ、豚系統だからなぁ・・・ならば久しぶりにTOKYO-Xとか買いに行きますかなぁ。中央林間とか町田あたりまで行けば売っているコトもあるよなぁ。一応、緊急事態宣言開けまで自粛は守った方がイイかなぁ?

TOKYO-Xって豚は、北京黒豚とバークシャー、それにデュロックのかけ合わせらしいが、デュロックっていうところがナンとも悩ましいケド・・・ま、デュロックの性質によって脂肪分が調理器具に流れ出すから、その油も上手く使って料理するんだな。

いや待て!ど~せなら埼玉に出かけて花園黒豚(バークシャー)を買ってくるか?デュロックが交配されていないから、肉質は圧倒的に良いんだよなぁ。ただバークシャーって気性が荒い豚だからなぁ・・・あれを食べちゃうんだぁ、って思うとねぇ。豚舎を案内された時、バークシャーの集団に威嚇されたからなぁ。野生のイノシシとは友達になれたのにねぇ。

 

ん~~~~~っ、でも鹿だ!やっぱり今季は鹿だ!「有害鳥獣駆除実施中」の幟のところで猟友会の皆さんを待っていて、ヨダレ流していれば幾らか分けてもらえるだろうか?ま、ダメだろうな。

 

北朝鮮がミサイル飛ばしているが、ミサイルでは鹿を捕獲出来ないではないか!もっと美味いモノが食えるコトに精進してしまえば自ずと外貨も稼げるし、国は成り立っていくと思うんだがなぁ?ミサイル開発費を別の領域に使って、例えば打倒!TOKYO-Xってな戦略を考えて欲しいもんだ。

そう言えば以前、北朝鮮の豚っていうのが報道されていて、超大型の豚がまるでバッファローのように猛進している映像があったな。あの豚がデカくなりすぎたデュロックであるということは、有名な話だよな。あれで畜産の優秀性を誇れるのだろうか?

技術と文化はワンセットだからねぇ・・・感性の領域というのはなかなかコピー出来ないもんだ。やっぱり美味いモノ開発の方が、兵器開発よりも困難なのかもしれない。