Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

凝灰岩の石切場跡・・・七沢石

神奈川県東丹沢・・・広沢寺温泉界隈の図

先日の日向川より北側に位置する七沢川沿いを上っていくと広沢寺温泉がある。ワガハイが入湯したのは10年以上前になってしまったが、イイ湯である。

etsuro1.hatenablog.com

本日は、その広沢寺温泉の先に進んで行く。道は当然ながら狭くなるが、普通乗用車で入って行くコトは出来る。だが最低地上高が低いクルマだと腹擦るだろうなぁ・・・まさか車高調入れているクルマで乗り入れるアホはおるまいが。

途中、林道が左手に分岐するんだがゲートは閉っている。その先にはクライミングで有名な弁天岩がある。そしてさらに先へ進めば「弁天の森キャンプ場」があったんだが、閉鎖されているみたいだ。

なんかオートキャンプ場ならば賑わうケド、そうでないキャンプ場はダメだな。お手軽じゃないと面倒だもんな。ま、気持ちは分かるんだが・・・閉鎖されたゲートから現地までは、2キロ弱の登り坂の林道歩きだから・・・キャンプ道具担いで行くにはチト厳しいかな。

谷太郎川の不動尻キャンプ場も無くなったし・・・ココはその昔、ワガハイがバイクでフラリと行ってお湯を沸かしてコーヒー飲んで、図鑑と虫眼鏡持ってウロウロしていた思い出の地なのだが・・・イノシシともよく遭遇したケドね。

 

あ、そういえば昨日は県道64号(上のショボい地図にある道)の清川村内を走っていたら、猟銃の音が3発聞こえた。イノシシだろうか、シカだろうか?仕留められたのだろうか?いろいろな事情があるのは分かるが、猟銃の音が聞こえるっていうのは複雑な心境だねぇ。

でも、すぐに「イノシシ食べてないなぁ・・・シカ食いてぇ!」と思えば腹の虫が鳴く。まったく食欲は旺盛ではないが、少量を頂きたいものだ。そろそろどこかの精肉店でイノシシ肉を買ってくるコトにしようか?

 

そして話は既に脱線しているんだが、脱線ついでに上のショボい地図にある「黄金井酒造」っていうのが「盛升」を醸す酒蔵である。

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

ん~~~~、盛升も結構呑んでるな。

 

さて、脱線事故から回復するのは大変なのだ。

 

ソモソモなにを書こうとしていたのか?先日のブログで書いた通り、脳ミソが空洞化しているだろうからなぁ・・・それはウツギ(空木)の話だったな。

苔むした岩の上に祠と石切場の碑

林道脇にトラックも数台駐車出来るだけのスペースがあり、石切場と思われる場所へはロープが張られていて立入禁止である。そこから石碑のような、石仏のような、墓石のようなモノも見えるんだが、特に説明板のようなモノは見当たらなかった。ただ、木造の小屋?が激しく崩壊していた。

崩壊した建物に関しては興味がないので画像はない。廃墟を撮影する趣味もないんでねぇ・・・気になる方はグーグルマップでストリートビューってぇヤツを見ればよい。茂みの中に建物を垣間見ることが出来る。ただ、現状はストリートビューよりも更に激しく崩壊しているが。

道の脇に見える祠

石切場というが、それがナンなのか?というと、七沢石の石切場跡らしい。この石は火山礫凝灰岩なんだそうだ。この石の使われ方を見るには、鐘ヶ嶽という山が背後にあるから、それに登ってみるとよい。このハイキングコースには鳥居があるし、石段があるし、石造物も多い。それらは全て七沢石だという。

このあたりの話については、博物館のサイトをご覧になるのがよろしいと思うので、以下にリンクを貼っておこう。

平塚市博物館 (hirahaku.jp)

地質の窓(平成27年度) (sagamiharacitymuseum.jp)

祠・・・七沢石でしょうな

ザックリといって、伊勢原市の日向地区では日向石、そこから山ひとつ越えた感じの厚木市七沢では七沢石・・・どちらも凝灰岩だ。この地域は石材店がいくつかあるからねぇ・・・そして先に書いたクライミングの弁天岩もあるワケだからな。

ま、そ~ゆ~コトですな。凝灰岩だから軟質系の岩だなぁ。

 

さて、本日言いたかったコト!

欧州の古い街並みなんか鑑賞するには、その街の近くの石切場を見てみるといい。その石で街並みが作られているから、つまりそういう色や質感で統一されるんだな。だから石切場が違えば石の質が異なるから、街並みの雰囲気も変わってくる。

 

というワケで、石切場っていうのは気になるもんなんだが、日本では欧州ほどには石によってど~た~こ~た~なる、景観っていうのには遭遇しないかな。いや、石の影響は古い街並みほど影響してくるんだが、近代建築は鉄コン筋クリートだからなぁ・・・厳密には使う砂によってモルタルだって色変わるけどねぇ。

建材が大量生産品だからなぁ・・・何処でも同じような材料で構造物が出来上がっていくから、特色は出ないよなぁ。

でもまあ、伊勢原や厚木の街並みが、七沢や日向で採掘された石で大方出来上がっていたとしたら・・・そういう景観を想像してみようと試みたんだが全然イメージ出来なかった。

ま、そ~ゆ~コトだった。

ただ、墓地には地域のカラーみたいなものが反映されていたなぁ・・・昔はね。

 

「サザエさん全集」・・・我が親族にとっての上部高木層?

植林でもこの季節の緑は綺麗なもんだ

山道、特に林道脇っていうのは、杉や檜の植林だけでなく、いろいろな低木が生えている。昔々、教科書にあった植生の階層構造ってぇヤツだ。だが、いちいち用語までは覚えていないので復習してみた。

高木層 上部高木層
    林冠
            下部高木層
            亜高木層

亜高木層

低木層 第一層
低木層 第二層

草本

林床

蘚苔層

根層

というワケで、用語は忘れても植生としてイメージは出来るので、一般人としては全く不都合はない。故に、復習してみたものの覚え直すコトはない。

でもまあ、植林の下草刈りも適度にやらないと不都合があるのかどうか・・・だが、間伐や枝打ちが出来ずに暗くなった植林は、暗~~~くて草も生えず、薄気味悪い雰囲気となってしまう。わざわざそのような所に立ち入る気分にもならない。

植林が育って伐採した山の斜面では様々な山菜の宝庫になりながら、数年後にはタラノキなども育ち、やがて植林のために林業関係者が入ってタラの芽は取り尽くされ・・・植林も育っていくからタラノキが生育する環境ではなくなる。

ま、新しく林道など作って斜面を横切るように山林の流れを切ってしまうと、土砂が流出して斜面は崩壊する。やがて草が生え、小木が根付き始めて斜面が安定してくれば崩壊は止まる。その状態を待っていると林道は消えてなくなるだろうが。

森林が成り立つには、順番(階層)が必要だ。一足飛びに森林は成り立たない、という話は・・・コレ、中学の理科だったかなぁ?先生が感動的に力説されていたなぁ・・・なんか、先生ひとりで盛り上がっていた記憶もあるケドね。

 

ワガハイ・・・そうだ!何故一人称が「ワガハイ」なのか?というと、コレ、小学校低学年の頃のあだ名である。授業中に先生から指されて何故か「ワガハイは・・・」と答えてしまったからだ。

たぶん、夏目漱石の例の小説を・・・小学校低学年だから背伸びしているんだが、頑張って読んでいる最中だったんだな。昭和の30~40年代って、少年マガジンとかは勿論あったけど、まだまだコンテンツとして文学小説の出番は多かったんじゃなかろうか?

文学全集とか売ってたからねぇ・・・本当に読んでいるのか知らんが、応接間に森鴎外全集なんか並べているインテリ(気取り)の家もあったからねぇ。

因みに我が祖父は小学校教諭だったが、木造平屋の自宅応接室にはヤマハアップライトピアノと、夏目漱石全集(ワガハイはコレを読んでいたんだな)そしてサザエさんが全巻揃っていた!

更に因みに・・・祖父が亡くなった後、夏目漱石全集をはじめとした多くの書籍はワガハイの知らぬうちに処分された。だが、サザエさんは叔母がナントしても譲らずに相続したらしい。

だが、その叔母が亡くなって・・・遺品整理がどのようになされたのかは知らんが、最後に引き取り手のない遺品・・・という段階になってワガハイと妻が呼ばれた。叔父曰く、

「ガラクタなのか逸品なのか分からないから、捨てる前に見てくれないか?」

というワケだ。それで、状態は良くないものの地方で活躍された画家の油彩1点と、ソコソコよろしい「たち吉」の和食器数点、ミントンのティーカップ等、まあ、一応捨てるには勿体ない品物を救い出した。その遺品の中にはサザエさん全集は見当たらなかった。

興味深いコトに、兄弟間で誰が「サザエさん」を貰うかで少々モメたらしい。あれは我が親族はみんな読んでいたからねぇ・・・思い出深いんだな。

夏目漱石全集・・・サザエさん全集に負ける!

日本近代文学の草分け、礎「夏目漱石」、長谷川町子に負ける!

漫画の威力!文学敗退!!

ま、そりゃあそうだろうけど・・・それは、既に明治生れの祖父の世代からジワジワと始まっていたのだ。まるで根層のような感じで。

或いは、コレって倒木更新?

夏目漱石の後に長谷川町子が大木となった我が親族。

 

それにしてもサザエさん全集を「絶対に捨てるワケがない」と言った叔父だが、たぶん、全集を持っていったのはあの叔母だなぁ・・・と推察するが、その叔母も亡くなった・・・さて、完全にサザエさん全集の行方は分からなくなった。

こうして土に還り、堆肥になって森林を支えているのだろうか?

では一体、親族にとってサザエさん全集はどの様に栄養となったのであろうか?

 

ワガハイ的には、祖父の家の応接室にあった「アサヒグラフ」の方が、もう一度見てみたいと思う昨今なんだが・・・。

叔父曰く・・・「アサヒグラフなんてあったっけ?」

グラフ誌も見事に無くなって久しいねぇ。

 

木の内部が空洞になるから空木(ウツギ)・・・ワガハイの脳ミソみたいだねぇ

ウツギ(空木、卯木、別名はウノハナ)学名:[Deutzia crenata

葉の形状がちょっと違うような感じもしたんだが、いろいろ調べてみて「ウツギ」で間違いなさそうだ。

これは山の林道脇で撮影したもので、こういう野生化というか半分野生化したような個体では、少々個体差というか、個性というか、そういうコトも起きてくるだろう。図鑑と全く一致するとは限らない。

「ウツギ」もザックリと70種位あるって言うしねぇ。

そうは分かっているんだが・・・ディテールが気に出しはじめるとナンダカ分からなくなってくることはある。簡単にゲノム解析が出来るなら、やってみたくなる。

まあ、遺伝子レベルが観察出来るワケではないが、ニコンから出ている「ファーブル ミニ」っていう携帯型実体顕微鏡も、イイよなぁ・・・これってあったら楽しそう!だが、数回使ったらお蔵入りして埃まみれになって、レンズにカビが生えてオシマイだな。というワケで何年も購入に至っていない。

ファーブル ミニ - 概要 | 双眼鏡・望遠鏡・レーザー距離計 | ニコンイメージング (nikon-image.com)

ワガハイ・・・小学生の頃にこんなツールを誕生日プレゼントで貰っていたら、人生は変わってしまったかもしれない

しれない・・・かわらないかもしれない、というのが実際のところかもしれない

ただ、この機種では倍率が20倍固定だからちょっと物足りないか?とはいえ「実体顕微鏡」だからねぇ・・・用途が違うか。

やっぱり見たいのは酵母さんのお姿だよなぁ。最近、顕微鏡っていうのもご無沙汰だが、なんかワガハイの子供の頃の方が安物でも機種は沢山出ていたような気がする。そして学校の理科室にあった黒色の顕微鏡には、OLYMPUSなんて文字が刻まれていたんだが・・・そう!時にNikonだった。

今、オリンパスにもニコンにも、そういう機種が見当たらないような気がする。学校教材用は別なんだろうか?ま、深追いする暇もないのでココで終わりだが、子供の好奇心の入口に、安価でソコソコの性能を有する道具ってあるとイイんだが。

ワガハイの好奇心の為にも。

etsuro1.hatenablog.com

ウツギの画像は、上リンク先の一般車が通行止めとなるゲート手前のところで撮影した。ウツギは庭木にもされる樹種だケドね。

 

梅雨の時期は鬱陶しいが、里山の際などウロウロすると綺麗な緑や花を見つける。だから小雨なら傘さして、そうした所を散策すれば楽しいコトは分かっている。

ま、最近は鹿イノシシ対策の電気柵が張り巡らされていたりして、風景は残念な感じになっている所もあるけど。電気柵から1メートルは離れた状態でカメラ持ってカエルを見ていたら・・・

「あぶね、あぶねっから離れろ!ビリビリすんぞぉ~~~!」

って声掛けられたコトもあったなぁ。

 

だが、ここ数日はまたも喘息がよろしくない。とはいっても薬の効用で酷く咳き込むようなコトはない。一見、外見は問題ないように見えるかもしれないが、少し歩くとキツい。やっぱり高湿度は苦手だ。

結局、フィールドの散策はお預けとなってしまう。トホホ・・・

 

夏向きのお酒・・・「杉錦 夏の純米吟醸 山田錦100%」&「杉錦 エドノナツザケ」

純米吟醸

行きつけの酒販店の冷蔵庫には夏向きのお酒が並んでいる。蒸し暑い・・・を通り越して、とんでもなく暑い真夏に備えて晩酌の香味でスッキリとリフレッシュを図りたい。

方法としては、生原酒でアルコール度数の高いヤツをソーダ割にするのもアリだろう。だが日本酒を割るなんざ邪道!っていう人もおられる。ワガハイはそんな硬派ではないけれど・・・実際には炭酸との相性を考えていくと悩ましい。少なくともワガハイが好んで購入する酒ではイメージが湧かない。

要するにスッキリ味わえるイイ感じの日本酒があれば、それでイイのだ。静岡県藤枝市で旨酒を醸す杉井酒造さんの「夏の純米吟醸 山田錦100%」は、酒販店も力強くオススメする一本だった。

客がワガハイだから力強くオススメした?のかもしれない???

杉錦

一応、昨年の「杉錦 夏の純米吟醸」については以下リンク先を参照されたし!微妙に違いますな。

etsuro1.hatenablog.com

裏ラベル

兵庫県山田錦100%使用という贅沢!それを麹米で40%精白なので大吟醸である。純米吟醸と表示されてはいるが、コレは大吟醸だねぇ・・・因みに以下で書いた「月桂冠」の大吟醸パック酒は精米歩合50%だ。

etsuro1.hatenablog.com

月桂冠」とは違って、この「杉錦」は落ち着いた立香で、プンプン香り立つワケではないので安心して呑める。

日本酒度+2と、あまり辛口に振っていないところもイイかもしれない。米は磨いているからスッキリとしている。その上にガチガチで+にしたら・・・スカスカになってしまうかもしれない。

酸度も1.4と、常識的は範疇に収まっている。米は磨いているから意地でも酸度を上げるコトもないのかもしれない。

それで冷やしてスッキリと、且つすっぽ抜けない米の味わいも維持していい頃合いなんだろう。

酵母が協会701号、静岡HD-1と併記されているのは、701で仕込んだ酒とHD-1で仕込んだ酒がブレンドされているらしい。先に種明かしされてしまっているんだが、呑んでみるとそれぞれの酵母の特徴が垣間見られて面白い。抜栓後の香味変化の中で、それぞれの酵母の特徴がいろいろ表れてくる。でも、微妙な世界だけに酔っ払うと分からなくなってしまうケドねぇ。

いろいろ候補としてあげられる夏呑み白ワインもあるが、その幾つかはこの杉錦の一本によって消えていってしまうなぁ。

 

**********

 

さて、夏が来れば思い出す・・・

この季節だねぇ

「杉錦 エドノナツザケ 酸味爽快 リンゴ酸生産酵母 五百万石純米酒 2021BY」

これ、早口では言えない。

「杉錦 エドノナツザケ」でイイんだよね。

昨年のエドノナツザケは以下リンク先を参照されたし!

etsuro1.hatenablog.com

昨年は誉富士100%で仕込んでいたんだなぁ・・・あれからもう一年経ってしまうのかぁ。

今季は五百万石と誉富士を使って、より甘酸っぱい方向にもっていってる感じのスペック。

裏ラベル

コレはワイングラスに注いで頂く感じの酒だ。間違って子供が口にしたらヤバイ!という味わい。かといって食の中で邪魔する香味ではない。そして呑み続けるコトも出来る香味に仕上がっている。

ただねぇ・・・なんかゴクリゴクリと飲み干してしまいかねないから要注意だ。気付いたら足腰立たない、という状況に陥る人がいてもおかしくはないだろう。

ワガハイは、妻の呑み方に留意しながら呑まなければならない。

「おいおい、ペース速くない?」

これだけの記述で、どのようなお酒かは想像が出来るのではなかろうか?

 

だいたい、甘酸っぱいっていうのは美味さの定番中の定番要素だからねぇ。ちょっと反則技なんである。しかもワガハイ的にはアレルギーのためにリンゴがアウト!になってしまったので、この酒によってリンゴ的な風味を堪能出来るのは実に有り難い。

なにせリンゴは好物だったのだから。

思わぬところでアレルギーによるストレスを解消出来るアイテムに出会った・・・それは個人的なコトながら「エドノナツザケ」に感謝!なんである。

 

史跡(伝)大友皇子の陵墓・・・雨上がりでビビる!

以下リンク先で、神奈川県伊勢原市の日向川のコトについてふれた。今回はその続編。

etsuro1.hatenablog.com

日向薬師を過ぎて、日向川沿いにさらに上って行くと道は細くなる。突然、三重塔が見えるが、天台宗の浄発願寺である。徳川家から信仰されたお寺らしい。1938(昭和13)年秋の台風被害を受けたため、現在地は移転地であり再建である。本来の場所は上リンク先で書いた「浄発願寺奥の院」の場所みたいだ。

そして三重塔を見送った先に進むと「日向山荘」がある。だが、休業中なのか閉めたのかハッキリしない感じで・・・草刈りはされているしロープが張られているから管理はされている感じ。ナントも寂しい感じがするんだが、その界隈のコトを書く。

史跡(伝)大友皇子の陵墓 二代目・不老松

実はこの史跡の存在は最近まで知らなかった。グーグルマップに記載されているのを見つけてから気になり始めたのだ。

というわけで、玉子屋さんに行ったついでに少し足を伸ばして現地に行ってみた。だが、雨上がり・・・な~んか入っていってイイ感じがしなかった。

じめ~~~っ、としているしねぇ。で、やっぱりこの時期に行くのはヤメとこう!と思った。入口案内板を確認して終わり。

ま、それでも収穫はあった。なぜならグーグルマップにはガセネタも時々あるからねぇ。

この史跡はガセネタではないみたいだ。

珍しいねぇ・・・公衆電話ボックス

道のどん詰まりまで行ってから下ってくると、こんな感じで公衆電話ボックスがある。画像ではここを直進すると日向薬師の方へ下って行く。そして右に入ると橋を渡ってすぐ右手に「大友皇子の陵墓」入口がある。

電話ボックスのある空地は草もまだ短くて気持ち良い緑になっているが、一応ロープが張られていて立入禁止。「日向山荘」の私有地なのだろうか。所有権を示して管理している状態を明らかにしておかないと不法投棄されたりするだろうな。

ホント、谷筋とかよ~く見るとゴミ捨てられているのを見るからねぇ。行政の方々も大変だろうが、ボ~~~ッとしていると熱海の土石流の二の舞になりかねない。

 

昭和の終わり頃、演劇ブームがあった頃だったかなぁ・・・転形劇場が『水の駅』っていう沈黙劇をやって、太田省吾さんってヤルなぁ!って思った。なんかこの公衆電話ボックス界隈を舞台にして沈黙劇など・・・なんていう妄想が頭を過った。

ごしょのいりはし

大友皇子の陵墓」へ行くには「ごしょのいりはし」を渡る。ま、コレは林道の橋だから後付けの名前か?或いは本当に陵墓へ行く為の橋が元々架けられていたのか?そういう詳細は全くわからない。

コレ、御所の入り橋・・・ってコトだよねぇ?

緑が綺麗・・・キャンプ場の駐車場に使われていた?

陵墓の近くには「日向渓谷キャンプ場」があって、かつては夏休み中に賑わっている様子を脇目に通り過ぎた記憶もあるんだが、営業していない?グーグルマップでは「臨時休業」となっている。

この夏、幾らかコロナも落ち着いて、このキャンプ場にも賑わいが戻るのだろうか?だが、コロナ禍だからこそフィールドでソロキャンプなどが流行ったんじゃなかったっけ?

ま、なんか活用しないと勿体ないような場所なんだがねぇ。駐車場と思われる空地も、奥に物置らしきモノがあってやや荒れた感じもするが、借景の感じはナカナカだからなぁ・・・。

 

とにかく、季節を選んで一度「大友皇子の陵墓」へは行ってみようと思う。〈レプリカの石造五層塔があるだけ(オリジナルは石雲寺にある)〉という情報はあるけどねぇ。とにかくヤマビル恐怖症!ここは出るかワカランが・・・お化けは信じないが、ヤマビルは確実にどこかに潜んでいる。ああ恐ろしや・・・。

 

【号外】能登半島の珠洲市で震度6弱

今日(2022年6月19日)15時8分頃、石川県能登半島珠洲市震度6弱地震があった。震源の深さは10km、マグニチュードは5.2だという。昨年春から地震活動が活発な能登半島北部だが、今回のマグニチュードが最大みたいだ。

逆断層型の地震らしく、まだしばらく地震活動は続くと見られている。

 

さて、珠洲市といえばかつて原発建設の話が出て反対運動が起こり、計画が凍結されている。それは北陸電力中部電力関西電力による共同運営が予定されていた。珠洲市三崎町寺家という能登半島先端の禄剛崎金剛崎にもほど近い場所に中部電力が、そして珠洲市高屋という木ノ浦にも近い場所には北陸電力関西電力が、ナニヤラ建設を目論んでいたという。

いずれの場所も風景の美しい場所なんだが、電力業界の取り巻き、お国も経済界も、あまり風光明媚というものを堪能する感性に欠けているんじゃなかろうか?と思う。

まあ、花鳥風月を愛でていては食ってはいけない・・・なんて言われたコトもかつてあったが、ATOKも「課長風月」って変換したからなぁ・・・ヤレヤレ

 

エネルギー問題はあるが、原発建設は日本の国土の条件ではやっぱり厳しい。揺れる度に「○○原発に異常は無いとのこと・・・」っていう速報がなされるって、ソレこそ慣れてはマズい。ソレこそ異常なコトではなかろうか?

 

とにかく、今のところ大きな被害の情報が伝えられていないことは幸いだ。

 

因みに、能登半島先端部の原発建設凍結と同時期に、新潟県西蒲原郡巻町に計画されていた東北電力原子力発電所も計画を撤回している。この建設予定地(角海浜地区)も、な~んもない所だったが綺麗な海が広がっている。廃村になっていて多くが東北電力所有地になっているからだろうか、立入禁止になっている。ワガハイ的には若い頃、国道402号(越後七浦シーサイドライン)沿いから立ち入ることが出来るギリギリの浜に行き、原発計画地の方向を眺めたコトがあった。

ナニもない所は、きっと電力会社にとって魅力的な、感性を刺激する場所なんだろう。

 

とにかく、能登半島志賀原発の建設を許してしまったが、珠洲市原発が建設されないで現在に至っていることは、胸を撫でおろす。

ま、恐れ・・・っていうのはいつか現実化するもんである。

 

追記:震源の深さは13km、マグニチュードは5.4に情報が更新された。そしてけが人が出ているようで、一人は手首の骨折らしい。右手なのか左手なのか・・・骨折は辛いなぁ。

 

「井筒ワイン NAC ピノブラン2020」と「イヅツワイン 信州(白)」

etsuro1.hatenablog.com

上リンク先で〈買ったワインのコトはまた後日〉と書いた。その後日とは本日だ。

「井筒ワイン NAC ピノブラン2020」信州 塩尻

長野県の塩尻は寒暖の差が大きいと聞く。地形は扇状地だが盆地的な雰囲気もあり、真夏にココをバイクで通過した時は、地獄のように熱かった。20代の頃に乗っていたバイクは時々書いているがヤマハXT-250Tというデュアル・パーパス、単気筒空冷エンジン(軽量化の為かオイル量が少ないエンジン)だったからねぇ・・・塩尻峠を越えて交差点で止まったら、熱ダレでストールした(バイクを路肩に停めて団扇でエンジンに風を送って冷やしていたら・・・じ~~~っとコチラに目線を送る長野県警白バイ隊員がいたなぁ)

 

果物って、糖度上げるにゃ寒暖の差と言われるが、最近は暑すぎるんじゃない?産地は大丈夫かな?山梨県勝沼のワイナリーで雑談した時、いずれ温暖化で栽培品種を変更せざるを得ないかも・・・という話を聞いた。

葉の表面温度が上がりすぎると光合成の効率が落ちるらしいし・・・細かい数字は忘れたが。

今まで塩尻のブドウは糖度が高くて優秀と言われてきたが、これからはど~なるのか?今年の夏が暑すぎないとイイんだがねぇ。

あ!こ~ゆ~時に神頼みなんだな。ナンで諏訪大社でワイン用ブドウのために温暖化問題をお願いしてこなかったんだろう。しまった!

裏ラベル・・・長野県原産地呼称管理制度 認定品

さて、井筒ワインに立ち寄って購入した塩尻ピノ・ブラン100%のワイン。

ピノ・ノワールの突然変異種であるピノ・ブランって言ったら、アルザスのワインを思い出すケド。イタリアならばピノ・ビアンコ、ドイツ語圏ではヴァイスブルグンダーって言ったりする。だが・・・

やっぱり本家アルザスだよなぁ。

と思いながらも塩尻ピノ・ブランを購入。

ところで、このピノ・ブランはどの辺で栽培されているんだろう・・・細かいコトは店に聞かなかったが、国道19号を走っていて桔梗ヶ原に近づくと葡萄畑の中にレインカット栽培が散見された。あんな感じで、このピノ・ブランも作られているのだろうか。

欧州品種は雨や湿度に弱いからねぇ。でも、本家がアルザスだよなぁ・・・塩尻暑くない?

 

さて、このワインの香味には特に強いキャラクターがあるわけではなかった。ピノ・ブランのワインは、総じて酸も柔らかくて穏やかな印象のモノが多いケド。ロワールのまろやかさ強めソービニョン・ブランのようなタッチを思い出したりもする(それより香味のトーンは弱いケド)

結論としては、やっぱり白はシャルドネだよな!と言ってしまうとオシマイだが、この井筒ワインのピノ・ブランはクセがなくて呑みやすいので、温度低めでキリッとさせて真夏に呑むのはイイんじゃない?これは井筒ワインの直販に追加発注しよう。

ただ、コルク栓が短い!余りにも短い!故に長期熟成は考えない方がイイかな。ま、キャラが淡いからサクッと呑んだ方が得策だろう。

「イヅツワイン 信州(白)」

井筒ワインで購入したもう一本は「信州」と大きくラベルに書かれているヤツ。

「イヅツワイン 信州(白)」・・・1469円という値段からすると、その品質は納得出来るものの・・・輸入ワインとの比較は苦しい。つまり悩ましい価格帯でもある。

だが、二本を比較すると1557円の「井筒ワイン NAC ピノブラン2020」の方が断然上手だ。少しの値段差だし、買うならピノ・ブランの方がイイなぁ。

裏ラベル

葡萄品種はセミヨンとケルナー・・・セミヨンボルドー、ソーテルヌが原産と言われ、ソービニョン・ブランとしばしばブレンドされる。新酒の段階では地味な香味だが、10年からの熟成に耐えるモノもあるらしい。

ワガハイ、セミヨン単独でいろいろ呑んだ経験はないねぇ。

ケルナーはドイツのヴュルテンベルグでトロリンガーとリースリングの交配によって生まれた品種。耐寒性があるので、日本では北海道で栽培されている。サッポロの「グランポレール 余市ケルナー」なんて良く出来ていると思う。

まあ、セミヨンを主体としてケルナーを加えてキャラクターをチョロッと出そうという狙いか。コチラは「NAC ピノブラン2020」よりも低めの温度帯かなぁ。

蒸し暑い日本の夏だから・・・ビールのような炭酸飲料を排除したなら、かなり有力候補に挙げられそうなキンキンに冷やした「イヅツワイン 信州(白)」とも思える。

 

香味の問題は所詮、好き好きだが・・・どちらもコルク栓が短い!コレだったら、スクリューキャップの方が有り難いけどねぇ。