以下リンク先で、神奈川県伊勢原市の日向川のコトについてふれた。今回はその続編。
日向薬師を過ぎて、日向川沿いにさらに上って行くと道は細くなる。突然、三重塔が見えるが、天台宗の浄発願寺である。徳川家から信仰されたお寺らしい。1938(昭和13)年秋の台風被害を受けたため、現在地は移転地であり再建である。本来の場所は上リンク先で書いた「浄発願寺奥の院」の場所みたいだ。
そして三重塔を見送った先に進むと「日向山荘」がある。だが、休業中なのか閉めたのかハッキリしない感じで・・・草刈りはされているしロープが張られているから管理はされている感じ。ナントも寂しい感じがするんだが、その界隈のコトを書く。
実はこの史跡の存在は最近まで知らなかった。グーグルマップに記載されているのを見つけてから気になり始めたのだ。
というわけで、玉子屋さんに行ったついでに少し足を伸ばして現地に行ってみた。だが、雨上がり・・・な~んか入っていってイイ感じがしなかった。
じめ~~~っ、としているしねぇ。で、やっぱりこの時期に行くのはヤメとこう!と思った。入口案内板を確認して終わり。
ま、それでも収穫はあった。なぜならグーグルマップにはガセネタも時々あるからねぇ。
この史跡はガセネタではないみたいだ。
道のどん詰まりまで行ってから下ってくると、こんな感じで公衆電話ボックスがある。画像ではここを直進すると日向薬師の方へ下って行く。そして右に入ると橋を渡ってすぐ右手に「大友皇子の陵墓」入口がある。
電話ボックスのある空地は草もまだ短くて気持ち良い緑になっているが、一応ロープが張られていて立入禁止。「日向山荘」の私有地なのだろうか。所有権を示して管理している状態を明らかにしておかないと不法投棄されたりするだろうな。
ホント、谷筋とかよ~く見るとゴミ捨てられているのを見るからねぇ。行政の方々も大変だろうが、ボ~~~ッとしていると熱海の土石流の二の舞になりかねない。
昭和の終わり頃、演劇ブームがあった頃だったかなぁ・・・転形劇場が『水の駅』っていう沈黙劇をやって、太田省吾さんってヤルなぁ!って思った。なんかこの公衆電話ボックス界隈を舞台にして沈黙劇など・・・なんていう妄想が頭を過った。
「大友皇子の陵墓」へ行くには「ごしょのいりはし」を渡る。ま、コレは林道の橋だから後付けの名前か?或いは本当に陵墓へ行く為の橋が元々架けられていたのか?そういう詳細は全くわからない。
コレ、御所の入り橋・・・ってコトだよねぇ?
陵墓の近くには「日向渓谷キャンプ場」があって、かつては夏休み中に賑わっている様子を脇目に通り過ぎた記憶もあるんだが、営業していない?グーグルマップでは「臨時休業」となっている。
この夏、幾らかコロナも落ち着いて、このキャンプ場にも賑わいが戻るのだろうか?だが、コロナ禍だからこそフィールドでソロキャンプなどが流行ったんじゃなかったっけ?
ま、なんか活用しないと勿体ないような場所なんだがねぇ。駐車場と思われる空地も、奥に物置らしきモノがあってやや荒れた感じもするが、借景の感じはナカナカだからなぁ・・・。
とにかく、季節を選んで一度「大友皇子の陵墓」へは行ってみようと思う。〈レプリカの石造五層塔があるだけ(オリジナルは石雲寺にある)〉という情報はあるけどねぇ。とにかくヤマビル恐怖症!ここは出るかワカランが・・・お化けは信じないが、ヤマビルは確実にどこかに潜んでいる。ああ恐ろしや・・・。