Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

神奈川県の酒を呑んでみるかな・・・その11 "盛升”

f:id:Etsuro1:20200527091703j:plain

結構な出来栄えでござりますなぁ・・・

神奈川県厚木市七沢の”黄金井酒造株式会社”、創業文政元年(1818)、清酒、焼酎、ビールまで手がける凄腕の酒蔵だな。凄腕と言ったのはいろいろな意味があるねぇ・・・まず、新酒鑑評会での受賞歴というのは立派であります。かなり昔から立派なものでありました。しかしながら・・・

さてと、今回購入した”特別純米 盛升”の仕上がりがとてもヨカッタので、かつての酒について安心して酷評しようと思うな。はじめて盛升を呑んだのは、ワガハイがまだ20代の頃だったから、もう35年は昔のことだな。酷い酒だった、二度と呑むかと思った、純米だったな。誰かから貰っても呑まずに捨てようと心に決めたくらい酷かった。その時も、鑑評会で受賞していたと思ったが、受賞蔵の酒がこれか?と首を傾げたな。そして何人かの酒好きにも話したが、ほぼ全員が苦笑い状態だったな。ということで、ずーっと、この歳になるまで”盛升”を避けて生きてきたんだな。

でもまあ、今回、自粛生活の中で神奈川県の酒を一通り呑んでみようと決めたので、意を決して”盛升”を買ってみたんだな。ホントウに恐る恐るだ。抜栓もビビリつつだからねぇ・・・これでアウトだったら、と思うと悲しいからな。

ソロリソロリと利き猪口に鼻を近づけ・・・問題なし!

もの凄~く少量を口に含んで・・・おおっ!こ、これは!!

ということで、目からうろこ、ほっぺたも落ちましたな。

いつの間にか、こんなに変わっていたんだな。時代は変わっていたな。

そこからは、がっつり利き酒しつつ、いろいろなことが感じられた。つまり、これは相当に優等生な酒だ。規定演技を高得点で維持出来る技術と、たぶん設備もあるのかもしれない。やはり、鑑評会というある意味、規定演技を確実にこなせるということは、ま、武道のカタのようなもんかもしれんが、そこに日本酒の醸造に関する歴史と技術の積み上げが、自ずと備わっているだろうからなぁ・・・

過去はともかく、これは買わない手はないだろう。しかも、近所のスーパーマーケットで税抜き958円だ!なんてことだ・・・幾つかの蔵の酒が必要無くなってしまうな。

いやいや、思い立って神奈川の酒を一通り呑むというのは、やってみてヨカッタ。発見が多い。神奈川の酒、なかなかですねぇ・・・あとは伊勢原の菊勇を残すのみ。さて、どうでしょうねぇ・・・期待と不安が交差しますねぇ・・・スリリングですねぇ・・・では、また、酒買いにそ~っと行きましょうねぇ・・・さよならっ、サヨナラッ、左様なら。