Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

相模灘の新酒で新年だった

特別純米 相模灘 無濾過生酒

正月だからといって、特におせち料理を用意することもなく、ただマイドのコトとして妻が黒豆を煮た。今年の黒豆は例年よりも甘さが控え目で、その分だと思うが醤油の風味が少しだけ顔を出した感じだった。そしてコレはこれとして、日本酒にはより合うように思った。

或いは・・・醤油がキッコ―ゴだったから、風味が顔を出したのかもしれない。

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寒いけれど生酒の季節

そして新年最初の日本酒は、「特別純米 相模灘 無濾過生酒」となった。コレは相模原市・・・というか津久井の蔵元(と言った方がしっくりする老人である)まで買いに行った。

というか、清川村まで行ったので、チョロッと足を伸ばして買ってきた。もっとも気の利いた酒販店に行けば、この時期だけに生酒は扱っているのだが・・・特に生酒に関しては蔵元に行けるならば行って買いたい。それにココ相模灘の蔵は、古い木造の立派な建物が販売所になっているので、そこで購入する雰囲気もイイのだ。

ま、これまた寒い環境ではある。仕方ないけれど・・・酒蔵には好適地といった感じ。深々と冷える販売所である。この日は先客が数名いたけれど、ナカナカ酒を決めかねていたのでワガハイがお先に失礼した。もう、買うモノは決まっているのだから。

 

最近は、ホントウに少量の酒を嗜むようになった。それは昨年の入院&手術を控えた夏頃から酒量を大幅に減らした。その理由は、イロイロと処方された薬も増えて、肝臓さんに負荷が掛かってきているので、少し労らないとこれからも長く酒と付き合えないと考えたから。

そして、実際にガンマじーてぃーぴ~~~の数値がジワジワと上昇してきていた。医者的にはスルーしてしまう数値だったけれど。

そしてそして、全身麻酔の成分っていうのは脂肪にくっ付くとかで、体脂肪が多いと麻酔の醒めが悪い・・・という話も聞いたからだ。コレってホントかウソか知らんが、一応調べてみると、そういうコトを書いている病院のサイトも見受けられたから、ウソではないのだろう。

いや・・・その脂肪と全身麻酔の関係についてはじめて聞いた人が、とても怪しい人生の先輩だったからねぇ・・・そうそう安易には受け入れられない。

 

それで、日本酒だと1合程度で晩酌は終わる。ワインもグラス一杯でお終い。コレで慣れてしまうとかなり満足出来るようになった。

というワケで、少量を楽しむようになると、なおさら酒のクォリティについて敏感になってしまった。せっかく少量を、しかも週末だけに呑むのだから・・・つまらん酒は呑みたくないのだ。

その点、「相模灘」は安心して堪能出来るイイ感じのお酒だ。決して難しいトコロにはいかない。多くの日本酒ファンから愛される香味だ。だけど薄っぺらい、つまらない酒ではない。造りに誠実さを感じる、とにかくイイ感じの香味なのだ。

妙に尖ったトコロもないしねぇ。

安らぎの香味だからなぁ。

新年にはピッタリだよなぁ。

しかも新酒の生酒だからフレッシュさも加わって・・・そりゃ、新酒だから抜栓直後には僅かな炭酸分を感じるので、やや辛口で粗さも加わる。でも、ソレもまた穏やかな部類であって、しばらくすればそのような刺激も影を潜めてしまう。

穏やかな新春だ。

 

こうして我家の新年は、穏やかな香味に包まれた。

 

相模灘の生酒は、まだ暫くは入手出来ると思う。でも、人気の蔵だから・・・ちょっとボ~~っとしていると、完売してしまうだろう。気になる方はお早めにどうぞ!