Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「菊姫 山廃仕込 純米酒 無濾過生原酒 K-7 2022.2」・・・危険だねぇ

時々、無性に呑みたくなる酒がある。それはひとつの酒である・・・と書き出せばカッコイイんだが、何本かある。そのうちのひとつが「菊姫」だ。

当ブログで「菊姫」のコトを書いたのは、そう多くはない。こんな感じだ。

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上リンク先でいうと、うえから二つ目の「生原酒」の今季バージョンを呑んだので、そのコトに絡めてこれから書こうと思う。

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菊姫 山廃仕込 純米酒 無濾過生原酒 K-7

酒販店へ行く際には、何となく狙いを付けている酒はある。だからそれに応じて立ち寄る酒販店も変わる。複数の贔屓な店があるんだが・・・問題はその、どの店でも常連さん的に扱われているということだ。

そのお店の中でも、最も立ち寄りにくいのが厚木にある酒販店で、これはワガハイの行動パターンから外れているトコロにある店だから仕方ない。いい店なんだよなぁ・・・「杉錦」はあるし「日置桜」もある。店主の雰囲気もいい感じ。

そうだ!「日置桜」とご無沙汰なんだよなぁ・・・今度、厚木に行ったら「日置桜」を買おう・・・だが、実際に行くと別の酒に手が伸びたりするもんだがねぇ・・・そうして買ってきたのがコレだ!

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それで・・・今回は初手から「菊姫 無濾過生・・・」を狙っていたので、比較的地元の取扱店で購入した。

だが・・・この一升瓶を手にしてレジに行くと、何故か微妙な薄笑いを浮かべるお姉さんであった。

やっぱり「山廃仕込 菊姫」買うっていうのは、行くところまで行ってしまった感があるんだろうか?上リンク先の〈悦朗・・・シャガールとモネを持ち込んで「菊姫」自宅呑み・・・が夢〉に書いたんだが、以下にチョットばかり引用しよう・・・

菊姫行っちゃいますか?お兄さん、もう酒呑人生の来るところまで来ちゃってるよ。まだ若いんだからヤメときな。」
都内のある酒販店で購入しようとしたワガハイに、酒屋のジジイはそんなことを言ったな。そう言われると意地でも買うがね。

今回も微妙な薄笑いという対応には鈍感に受け流し、もう若いワケではないから堂々と購入した。

いやぁ~~~やっぱりイイ酒っていうのは呑む前、購入する時点で既にストーリーは始まっているんだな。だが、酒販店っていうのもナンでそんな微妙な客扱いする酒を置いているんだろうか?あなた方もモノ好きでは無かろうか?と言いたいが、まあ、商売だから買う人が居れば商品は置くわなぁ・・・というコトは、やっぱり一定数のモノ好きが世の中には存在するというコトだな。

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栓も美味そうに見えてくる・・・重症度は高いかもしれない

さて?こういう書き方をすると、ソモソモこの酒を造っている酒蔵に対しても疑いがかかってくる。「菊姫合資会社」の内情などワカランが、Web.の記述をよ~く読んでいると、蔵が二つあるみたいだねぇ・・・まあ、気の利いた酒販店のみならず、スーパーの棚でも見かけるコトのあるスタンダードな「山廃仕込 純米酒 菊姫」を思えば、結構、ソレなりに大きな造りの蔵なんだろう。

そんな感じからして、ついつい「大七酒造」と比べてしまうコトもある。品質の安定度といい、限定酒以外はとりあえずの入手のしやすさもある「菊姫」と「大七」は、しっかりとした香味を求める時にナニを選ぶか迷うならば、このどちらかを買っておけば外してしまうコトはない。だからといって、超大手酒造メーカーの(残念ながら)つまらない香味とはワケが違う。やっぱり面白さがあるんだなぁ。

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まあ、やっぱり面白さっていうのは比較的小規模の蔵の方が大きいケドねぇ・・・ど~考えても「丹沢山」や「相模灘」、「綿屋」や「杉錦」の酒が、遠く離れた地のスーパーマーケットの酒売り場に並ぶっていうのは、何らかのキャンペーンでも無い限りはあり得ないからなぁ・・・ポリポリ

ワガハイがもし、小料理屋でもやっていたら・・・「菊姫」は一本置いておきたいものなぁ・・・勿論、「杉錦」と「丹沢山・隆 若水」も置くが。こういう店だったら、ちょっとキャラとしては強すぎるかなぁ?

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裏ラベル

今回は、抜栓後はいつもの利き猪口(蛇の目の白磁)で酒の色や濁度など見ながらテースティング・・・毎度以上のキラキラとした目が覚めるような香味、新酒の楽しさが存分に味わえたが、二日目からはボルドーグラスにした。

昨年はウイスキー用のテースティンググラスを用いたが、今季は出荷から日が浅いという条件もあるのかもしれないが、ボルドーグラスの空間の大きさが合うと思った。より空気と混ざる香りを含めて味わいたい気持ちになった。勿論、香りは生酒なりにあるものの控えめな部類に属し、協会7号酵母的に落ち着いた立香なので安心感がワガハイ的には高い。

「アルコール分19度」は、やはり度数の高さは香味の高さへの貢献度が大きいのかもしれない、と思いつつも、その度数の高さを忘れさせて楽しませてくれるので、とっても危険な酒である。

繰り返すが、危険な美酒である!ココロして味わおう。

 

追記:本日は、以下リンク先でチラリと書いた・・・(菊姫 無濾過生酒なら冷蔵庫にある)ってぇヤツを味わったんだな。

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