Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

ドウガネブイブイとダンゴムシにとっての聖地?

芽吹きはじめた鉢植えの葡萄

芽吹きのタイミングは地域環境で異なるが、ナニにつけても春分の日はその後の管理計画を組む意味でも重要だ。

以前も書いたような気もするが、葡萄は概ね春分の次の満月を前後に芽吹き始める。もっとも東北地域といった寒冷地ではその限りではないだろうし、品種差もある。だが、満月なのか新月なのかは、植物管理では無視出来ないのが経験として実感できる。

 

実感・・・

ナニソレの研究論文がど~た~こ~た~!ある研究機関がナンジャラホイ!と言おうが、個人的に実感が伴わなければ権威ある研究であろうと、結局は使い物にならん!

例えば「この治療が標準治療ですよ」と医者に言われたって、ワガハイにはちっとも効かないどころか、ジワジワと悪化するってな場合だってあった。権威ある大学医学部教授の治療方針が合わず、普通の公共的病院の治療で良くなった経験もあるから。

 

というワケで、ワガハイの居住する神奈川県南部地域では、要するにイースター基準で葡萄の芽吹きを設定して、以後の栽培管理の気構えをしておけば問題ない。何度も書いているが、キリスト教の教会暦は農事暦だから。

2023年4月9日 イースター

そうなってくると、上画像の葡萄の芽吹きは早いのではないか?

それは・・・鉢植えだから。

概ね1週間から10日程、地植えよりも鉢植えの方が早くなる。鉢植えが遅くなるコトはない。もし、鉢植えが地植えよりも遅いのならば・・・ひょっとしたらその葡萄は枯れているかもしれない。

しかも、上画像のブドウ品種はピノノワールだ。ピノは暖地というよりも涼しい土地向きの品種だから。ホラ!ピノって言ったらブルゴーニュだから。フランス南部が名醸地じゃないから。

だから、マスカットベーリーAなどよりも芽吹きが早くなってもおかしくはないだろう。

 

鉢植えのピノノワールは昨年、大被害に遭遇してしまった。それはドウガネブイブイの幼虫に根を食い荒らされてしまったのだ。せっかくフィロキセラ耐性の台木に接木されているピノなのだが、ドウガネには全く通用しない。とにかく異変に気付いて土を全交換したから命を救えた。その芽吹きなので、なんとも嬉しい。どうしても感情移入が強くなる。

 

それにしても昨年はドウガネ被害が酷かった。ここに引っ越してきた頃はダンゴムシ被害が酷かったけれど。普通、ダンゴムシは枯れ葉などを食べていると言われるが・・・とんでもない!ヤツらは健康な植物の根も食べてしまう。大量発生してしまったダンゴムシは、庭のあらゆる植物の根を確実に食い荒らしていくので・・・ドンドンと庭の草花が元気を失って枯れていくのだ。

ダンゴムシ対策は一日一回、時間を見つけてピンセットで拾った。薬剤を用いたくなかったので。そうして粘り強く続けているとダンゴムシは少なくなった。なにせ、奴らの行動を観察したら・・・隣の敷地やら道路の植え込みからも行列を作って我が家の庭に向かって行進していた時があったからねぇ。

我が家の庭は、ダンゴムシにとってのエルサレム、或いはメッカかいな?

なんか・・・奴らにも行動フェロモンとか、あるんだろうねぇ。というワケで、その塀際のルートを水で洗い流したりした。外からの供給を断てば、やっぱり個体数は減っていくのが道理。

狭い庭を防衛するのも大騒ぎ。泥棒以外にも、我が楽園を侵害するヤツらは存在するんである。

etsuro1.hatenablog.com

今朝はイソヒヨドリの鳴き声で目が覚めた。一体ナンのために鳴いているのだろう。縄張り宣言なのか?求愛行動なのか?

はたまた「朝の祈り」だろうか?

天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」ルカによる福音書 1章28節 新共同訳)

神のお告げ(聖マリヤへのみ告げの日)である今日・・・イソヒヨドリの鳴き声に合わせて、この一節が思い出された。

まあ・・・こんなコトを言われたら、困惑しまくるわなぁ。

福音っていうのは、必ずしも自分にとって都合の良いコトとは限らん!そう考えると、いったい不都合からワガハイはナニを学べというのだろうか?と思いはする。

 

ドウガネブイブイの襲来は、いったいワガハイにナニを学ばせようとしたのだろうか?

とにかく、葡萄の根を食い尽くす犯人からピノノワールを守るコトが出来たのは幸いだった。