天気が良く、風もないので鉢植えのブドウを剪定した。本当はゆっくりと庭の手入れや掃除を行いたいところだが、やはり年末なのでいろいろ野暮用があり、朝からアレコレとクルマでまわってきた。
昼近くになってやっと剪定に取りかかれた。まあ、鉢植えだからやり始めれば殆ど瞬間的に終わる。大した仕事量ではない。
だが、この冬季剪定というのはブドウ栽培にとっては新しいシーズンの始まりでもあるからねぇ。この剪定のやり方次第で来年の実付きが決まってくる。だからとても重要で失敗の許されない作業だ。
ワガハイは失敗したところで、素人だから損害なんてないけれど。
ブドウの冬季剪定は、極めて強い剪定だ。果樹全体を見回しても、コレだけの強剪定をするのはイチジクとブドウぐらいだろう。だから、ブドウをやっているとイチジク畑の様子を見ると似ているなぁ・・・と思う。
だいぶ以前、散歩中にイチジク畑の横を歩いていて、その剪定作業を見ていたんだが、その作業されている方と話す機会を得た。それでアレヤコレヤと剪定話しをしていたら、完全にワガハイは同業者と勘違いされてしまって・・・まあ、イイか?ってなもんでお別れした。ホント、剪定や仕立て方が似ていた。
だから、ブドウを育てていればイチジク栽培を会得するのは早いかもしれないし、逆もまたそういうコトだろうなぁ。
とにかく、殆ど残ってないじゃない?ってな強い剪定だ。基本、ナニも分からなかったら2芽残しの剪定。樹勢やら根の張り具合、今季の状況を判断して剪定でコントロール出来る(予想が付く)ならば部分的に長梢剪定を行う時もある・・・ってな具合だ。
でもまあ、鉢植えだとほとんど強い剪定(短梢剪定)になるかなぁ・・・だいたい新梢の伸び始めは勢いがあっても、花が咲き始めたあたりから極端に伸び悩み始めるし、そもそも沢山の実を付けさせるコトも出来ない。鉢植え1本当たり2~3房ってな具合がイイところだから。
もっと沢山の収穫を得ようとすると、鉢を大きくしないといけないし、施肥量も増える。施肥が増えれば病害の発生が危惧されるワケで、そうなると薬剤の使用が増えるという悪循環になる。
まあ、モノの本によく書かれている通り、鉢植えの場合は使える葉面積が限られるから、殺菌剤と殺虫剤の散布は必須というのは・・・普通に考えればそうだろう。
今年は、殺菌剤も殺虫剤も使うコトになってしまった上、なり始めた実を切り捨てて、樹体ソノモノを延命させるのに精一杯ってなコトがあったからなぁ・・・ドウガネブイブイの幼虫に根を食い荒らされたから。
でも、枯らさずに延命出来た。
来年の芽吹き前には安全の為に、穏やかに根を傷めないように土を換えておこう。僅かでもドウガネブイブイが繁殖する可能性があったらマズイから。
さて、これから再び庭に出て、鉢植えブドウの剪定箇所で、やや切断面が大きかったトコロに「トップジンMペースト」を塗ろう。やらなくても大丈夫かもしれないが、やっておけばより安心だからな。
ホームセンターに立ち寄れば、避けて通れない園芸コーナー。今日もビオラとパセリを購入となった。