Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

思いつくコトなんざ商品化されているに決まっている・・・「LEDライティングトレースボード」

若い頃って情報に敏感だった。昭和の時代はネットが無かったから、情報源ってテレビ、ラジオ、そしてやっぱり雑誌だった。

ワガハイ一応・・・情報化社会に乗り遅れているつもりはないのだが、面倒だからSNS関係は積極的ではないし・・・話題になっているイーロン・マスク氏も当初から???だったし(テスラが嫌い)・・・グーグルだって仕方なく受け入れている感じだからなぁ。

というワケで、やっぱり乗り遅れ気味というか、世間に疎くなってきているのだろう。

 

先日、ふと思いついたコトがあった。大量にファイルしてある写真のネガフィルムとかポジフィルムを、旧来の大型のライトボックス(ビュワー)で見るのはかったるい。今の時代だからLED化した薄型のビュワーってないのだろうか?しかも下敷きみたいな薄型ならファイルに差し込んで観ることが出来るではないか!

 

だが、ワガハイが思いつくコトなんざ既に商品化されているに決まっているのである。直ぐにググると、あるねぇ・・・しかも100均だ(というか、100均の方が凄いか?)

というワケで、その100均の名前ははじめて知った・・・Watts 

ダイソーとか、セリア、キャンドゥぐらいしか知らなかった老人だから・・・ワッツってナンジャそれ?「What is ? 」って思った。

しかも、身近な店舗を検索すると、行きつけのスーパーマーケットの酒売り場に隣接する雑貨売場がワッツだった!

ワガハイ ノ メ ハ・・・フシアナ ダッタ のね

改めてそのスーパ―に行って、売場を見てみると・・・そのコーナーの天井から「Watts」の看板がぶら下がっていた。

 

さて、購入すべきはライトボックス。それは「LEDライティングトレースボード」という商品名だった。だが、コレはいつものスーパーに隣接する売場には売られてないだろう。ワッツのネットショップもあるみたいだが、出来ればパッケージ越しにも商品を見たいワガハイであった。

で、とりあえず幾らか売場面積の大きそうな店舗に行ってみたが、無かった。店員さんに聞いてみると、

「ワタシ、ワッツの店員ではないので分かりません。ワッツの方は一日一回来られますケド、今日はもう帰られましたから・・・」

というコトで、スマホでいかにも店員さんがたくさん居そうな店舗にアタリをつけてクルマを走らせた。ソコは滅多に利用しないショッピングモールだったが、売場も広くて店員さんもおられた。だが、一通り店内を探してみたが見つからない。品数が多すぎな上に、老人は老眼だからねぇ。ギブアップして、品出し中の店員さんに聞いた。

で、ソレはあった!

こういうパッケージ

ナンでもProfessionalって付ければイイってモンじゃね~って言いたいケド、リーズナブルなプロ用品?

本体はこんな感じ・・・消灯状態

でもねぇ・・・確かに厚みは4mmで、下敷きのようにファイルに差し込むコトが出来る点は目的を達したんだが・・・

点灯するとこんな感じ

まあ、あり得るわなぁ~と思いながらも・・・

ナンじゃぁ~~~!このシャドーマスクみたいなヤツは!!

とても見づらい。

表面にトレーシングペーパーをのせてみる

まあ、ナニガシカをトレースするには充分な性能なんだろう。だが、写真のネガやポジの精細な画像を見るにはこのままでは辛すぎる。

ネガ像を見るとこんな感じ 上はそのまま・下はトレシングペーパーを敷いてある

こりゃ、なんか散光シートを貼り付けてみるかな?面倒だがひと手間かけないと駄目だ。

でも、別用途として平面の光源として使えば・・・いろいろ応用出来そうな商品だ。バックライトの必要なディスプレイだとか・・・ま、そういう用途は今のところ家庭内にはないけれど。面光源だから何かしら用途はありそうだ。

 

スーパーマーケットの酒売り場・・・でイノシシが暴走したワケではないケド

紅葉だねぇ

昨日、ワガハイも行きつけのイオンでイノシシが暴走したらしい。神奈川県秦野市だ。

時々書いている「スーパーマーケットの酒売り場・・・」だが、そのうちのひとつがココ!

それは午前10時頃に起きたらしいので、そんな時間に立ち寄るコトはないので、万が一にも今回のイノシシと遭遇するコトは無かっただろう。ワガハイが立ち寄るのは日が暮れてからだからなぁ。

 

そのイノシシは体長162センチ、体重88キロのオスだという。市立末広小学校の校庭に逃げ込んだところで市の職員によって捕獲されたらしい。

被害者は二人。一人は体当たりされた30代男性で左足に軽傷・・・この男性が110番通報したのかな?そして、もう一人はイノシシを避けようとして転倒した80代女性で、頭を打撲してしまったらしい。

 

イノシシやクマが街中に出没することで、時々こうした事故が起こる。街中ってそういう野生動物が出没しない前提で人間の活動が行われているからなぁ・・・そして秦野のイオンのある周辺って、秦野としては中心街だからなぁ。もの凄い繁華街っていうワケではないケド、僅かでも田畑があるような場所ではない。野生動物が出没する前提では、人々は行動しないよなぁ・・・ワガハイ的にも。

イオンのショッピングモールだからクルマの出入りも多いしねぇ。

だが、葛葉川とか水無川は表丹沢の奥深くから流れ出しているし、それは彼らにとっての中心街へ容易にアクセスできるバイバス路みたいなものだろう。だから、案外簡単に街中と山中を行き来出来るだろう。そのルートを人間が歩こうとしたら大変だけど・・・時にザイル確保しないと危ない斜面もあるだろうからねぇ。

 

あまり詳細なコトはワカランのだが、そのイノシシの大きさからすれば、山中で割と見かける体格の個体だろうし・・・まあ、出荷直前の豚さんの方が大きいからねぇ。ソレが小学校に逃げ込んだ・・・何故か学校が大好きな野生動物?以下リンク先では、神奈川県立高校のトイレに鹿さんが立て籠もる事件、のコトも書いたし。

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野生動物もねぇ・・・勉強したいんだよ!

というワケではないだろうからなぁ。

怪我されている方がおられるから、あまり暢気なコト書いていると顰蹙だろうなぁ。でも、山中で何度か出会ったイノシシと、ワガハイ的には友好的な感じだったから・・・それはワガハイ的には山中ではそういうコトもあるぞ!と、心構えがあったからだろうか?イノシシとバッタリ出会った時に・・・

「な~~~んだ、お前かぁ・・・」

なんて暢気に話しちゃったからねぇ・・・一瞬身構えたように見えたイノシシの興奮が穏やかになったからなぁ・・・ワガハイに敵意がないというのが分かったんだろう。

まあ・・・いつもうまく行くと思わない方がイイだろう。

やっぱり、街中だとイノシシ前提で行動していないから、驚いてしまうだろうなぁ・・・するとヤツらも興奮してしまう・・・と、そういうコトか。

 

さて、110番通報したというが、捕獲したのは市の職員・・・これって、どういう経緯なんだろう?丹沢の登山口でもある秦野市のことだから、イノシシやクマに精通した市の部署があるのかな?猟友会ってワケでもないのだろうし。それとも猟友会所属の市の職員だったのだろうか?

秦野市の行政について、ワガハイはナ~ンも知らないからなぁ。でも、慣れた人でなければ興奮状態のイノシシを前に、捕獲なんて出来ないからなぁ。

 

ところで、捕獲されたイノシシはどうなったのだろう?間違ってもイオンの精肉売場にジビエとして並ぶワケではないだろうからなぁ。やっぱり不謹慎だねぇ・・・でも無駄には出来ないよなぁ。

ただ、興奮状態が長かったイノシシだから・・・肉質はイマイチかなぁ?

それ以上に、野生動物の処理は大変らしいからなぁ・・・ノミ、ダニがたくさんいるらしいから。

 

不謹慎な記述ながら・・・怪我された方の回復を願っています。それは間違いない気持ちなのです。お大事に。

 

アバウトだが以下リンク先の界隈で、昨日起こったコトだ。

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秦野市役所のHP内に、以下のようなページがある。いろいろ対応はされているんだなぁ・・・流石!丹沢のお膝元だね。「環境産業部 農業振興課 農業支援・鳥獣対策担当」というコトなんだろう。

有害鳥獣捕獲等について - 秦野市役所

秦野産ジビエ | 秦野市役所 (city.hadano.kanagawa.jp)

今度、鹿肉買いに行ってみようか?鹿・・・食べてないからねぇ。

 

「自衛隊だけでは国を守れない」・・・やっぱり美味いモノがないとねぇ

尖閣諸島海域での中国公船の領海侵入に、海上保安庁自衛隊の連携を強めていくという。防衛力強化ねぇ・・・

自衛隊が強い」ことと自衛隊だけでは国を守れない」ことが、有識者報告書にあるという。誰が選んだ有識者!と、へそ曲がりなワガハイはすぐに思ってしまう。真珠湾攻撃に始まったかつての戦争で「欲しがりません、勝つまでは!」と、頑張ったらしいが、そんな精神論と禁欲的なコトに現在の私達が耐えられるの?

 

コロナ禍の自粛は、そうした有事での耐性を垣間見ることが出来たように思う(こういうコトって策士は分析してるだろうな)。勿論、一過性においてはゼロコロナ政策を行える国っていうのは強みを発揮しはするなぁ、とは思ったが、今ではアチコチで綻びが出ているみたいだし。有事での耐性は、日本よりも中国の方があるようには感じる・・・ケド。

やっぱり禁欲を長く強いるのは、人間という動物には無理なんだよな。

 

コロナ禍初期、日本は諸外国と比べてPCR検査数が足りないコトに不信感があった。そして今でも抗原検査キットも不足する状況・・・感染の波がやって来れば直ぐに治療薬不足に陥る。そういう国力なんだな。コレは多くの人が願うような力強い国ではない状況だろう。

幾ら、広く薄く増税して、防衛費を確保し、装備を増やしても、どうなんだろうねぇ?いざとなった時、マスクの輸入先が中国だったみたいにねぇ。

 

補給が絶たれやすい環境の日本。補給さえなんとかなれば、日本はアメリカに勝てた!って、明治大正生れの男達は酒(三増酒)呑みながら熱く語っていたのを、ワガハイは子供ながらに聞いていたケド・・・補給だけの問題ではないにしても、そもそも補給を確保しようがなかったのでは?

耐乏生活・・・こんなコトバも、死語に近いと思うが、戦中よりも終戦後の暫くの期間の方が食料事情が厳しかったと祖母は言っていた。多量の水分で増量された水団や雑炊は、口にしたそばから腹が減るらしいからねぇ・・・口に食料が入ることによって、かえって忘れていた食欲が疼き出すらしい。飢えることの苦しみを、祖父母達は身をもって体験していた。飢餓は猛烈な苦しみらしい。

終戦直後、畑の作物は盗まれ、野山の食べられそうな植物は殆ど消滅したという。だから自給自足してもダメだねぇ・・・鹿やイノシシの食害よりも酷いだろう・・・シャインマスカットが盗まれたっていう以上に酷い。

 

ロシアの状況・・・まあ、コチラ側に伝わる情報だって本当のコトは伏せられているだろう。だが所詮、ロシアが保有する武器も有限。幾ら増強したところで無尽蔵に使えるモンじゃない。残りモノが核しかなければ、そういうコトだろう・・・いや、白旗上げると思う?

 

さて、日本はミサイルや戦闘機を沢山購入するのがイイのか?イザとなったら廃油かき集めてSAF(持続可能な航空燃料)で飛ばすのかねぇ?昔々も油をかき集めて零戦飛ばす努力していたねぇ・・・その方法って、今なら国内で全て賄えるのかなぁ?

SAFだって、外国に出し抜かれている日本だからなぁ・・・。

薄く広く課税して、防衛費を捻出する・・・その裏にどの様な利権が絡んでいるのか、と半ばシラける。

 

せめて塩野義製薬のゾコーバの供給が満たされるといいんだが。この辺りの対応力も、有事における底力を占うポイントになるかも。試されているねぇ。

 

ん~~~~、スーパーマーケットの酒売り場で見つけたオーガニックワイン

いざとなれば贅沢は言えぬ。コレもまた良し!?

う~~~~、、、豊かな果実味 有機農産物加工酒類

テンプラニーリョといえば、テンプラニーリョ・・・なんだケドねぇ。

 

 

「山梨特産デラウェア種 新巻ぶどう園収穫2022」一升瓶で購入した方がイイ!

酒話しが続くが、サッサと書かないと新酒のコトだからなぁ・・・旬を逃してしまう。

山梨特産デラウエア種 新巻ぶどう園収穫2022 新巻葡萄酒株式会社

我家的に、デラウェアのワインと言ったらコレ!が一番好きというコトで決定してしまいそうだ。日常的な食事の中で気取らず、快適に、様々な料理と合わせやすい。これは一升瓶で購入した。

いや、一升瓶で購入した方がイイ!

なんかねぇ・・・新巻さんへ行くのも慣れてきて、なんだかワガハイの顔を覚えてもらえたみたいな感じで・・・「おっ!来た来た!!」的な店主(社長さん?)の笑顔もイイ感じだねぇ~。

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コレはもう、行けば必ず購入ですな。そして上リンク先の内容と同じようなコメントとなるので詳細は割愛する。

 

デラウェアでワインを作るっていうのは、多分・・・案外難しいと思う。ナニせ「ヴィティス・ラブルスカ種Vitis labrusca」だから芳しくないとされる香りも出やすいだろう。実際、そういうワインもあるから。だが、この新巻デラウェアはそうした香りをほとんど感じない。

もっとも、そうした香り・・・「狐臭」或いは「フォクシー」って言われる「アントラニル酸メチル C8H9NO2」は、コンコードに強く出ると思うケド。まぁ・・・この香りがワインから強く出てしまうと、食中では邪魔に感じてしまうからな。まるでデザートとメインを一緒に食べているようになってしまうから。

 

だが、安心の一杯!新巻さんのデラウェア・ワイン・・・キリッとした香味の仕上がりになっていて、美味しいねぇ~~。こうして書きながら香味を思い出すだけで幸せになる。お値段も手頃だし。ありがたや!

 

そんな幸せなワインを呑みながら、テレビニュースではマイドの政治家不祥事問題が語られていた。※1

でも、このワインがあれば幸せなワガハイ。

次々と岸田首相の任命責任が問われる事態が発覚するも・・・ワガハイはこのワインがあれば幸せ。

でも、いくら美味しいワインがあっても、政治家の・・・たぶんごく一部の政治家の方だとは思うが、その不祥事に・・・寛容な心持ちになれるワケではない。だがねぇ・・・誰を任命しても叩けば埃の出る身、なんだろうねぇ。いったい血税で運営されている筈の国会において、ナ~ニ議論してんだろうねぇ。

酒税も血税(いや、酒税こそ血税だろう・・・※2)

その酒税を含んだ美味しいワインを呑みながら・・・ねぇ?

そう考えると・・・

不快だよねぇ・・・

ならば・・・

狐香の方が相当にイイよねぇ。

狐香っていうのは、ブドウを生食するにはフルーティーで楽しいから別に悪い香りっていうワケじゃない。ただ、アルコール発酵を経てからの飲料には邪魔になるコトもあるってぇヤツだからな。

 

それにしても北米原産種のラブルスカを差別的に扱うためだろうが、フォクシーとはよくも言ったもんだ。もうちょっとイイ言葉を使って欲しいね。だが、それだけ多様性を認めていなかった時代の言葉選びなんだろう。でも、新しい言葉を定義する必要もないかな?コレはこれで、その意味を理解した上で用いれば宜しいかと思う(差別への抵抗意識を忘れずに)

 

※1 なるほど・・・今に始まったコトじゃないからねぇ。人間という動物だからねぇ。

このようにあなたたちも、外側は人に正しいように見えながら、内側は偽善と不法で満ちている。(マタイによる福音書23章28節 新共同訳)

※2 こういう意味付けがあるからねぇ・・・

そして、イエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。(マルコによる福音書14章24節 新共同訳)

 

一方通行路から入るんだな・・・「機山洋酒工業(株)」

乾徳山恵林寺に行ったのは、ワガハイが免許とりたての頃だったから・・・40年前以上ということになるのか?父親と一泊で、石和温泉だったか春日居温泉だったか?の旅行をした。その時だからなぁ・・・と、思い出の地にもう一度行ってみた、ならば、なかなかセンチメンタルな体験になったのかもしれない。

だが、寺参りよりもワイナリー参り優先のワガハイである。甲州産ワインは、言わば甲州般若湯であろう。来たる令和4年11月26日(土)、紅葉の恵林寺で「~紅葉を楽しむ! 恵林寺で茶道体験~」なる催しがあるらしい。申込制みたいだねぇ・・・既に午後の部は満席みたいだ。

乾徳山 恵林寺 (erinji.jp)

ま、行かないケド・・・抹茶だもんねぇ・・・般若湯じゃないよねぇ?

機山洋酒工業(株)の場所

恵林寺にもほど近い、機山洋酒工業への道のりは「三日市場」という交差点を目指せば良い。そしてそこまでは全く問題なく到着した。だが、あたりにソレらしき建物が見当たらなかった。仕方なく、少し走ってクルマを停められるところを探し、グーグルマップを拡大し、衛星画像を拡大して確認した。

ああ、一方通行路から入るんだな!(この一通はストリートビューでは見られない)

県道38号からでは、ガソリンスタンドの裏側に隠れてワイナリー入口が見えないのだ。というコトで、土地勘のない方は上の略図を参考にして下され!

KIZAN WINE 甲州 2021

さて、抜栓!直後の香りは粉っぽさを感じてぼやけていた。酵母臭は直ぐに消えるが籠った口当たり。そこで少し時間をおきながら変化を観察すると、抜栓20分程からクリアーになって本領発揮だった。少し時間をおいてから呑もう!

香味は軽めで甲州ブドウを生食した際の軽さそのものといった感じで、果実の皮の味や、種周辺の味、そして僅かに種をかみ砕いた時の味も淡い中に垣間見られる。渋味、エグ味は強いワケではないが、やや余韻として長めに引っ張るなぁ・・・コレはワガハイ的には気になりはする。

だが、単調な香味になりがちだった甲州種のワインも、昨今はアチコチのワイナリーが葡萄由来の香味要素を、バランス良く入れ込む醸造をなされているように感じている。

種っぽいエグ味も、ワインのアクセントになっているようで不快ではない。繊細な香味バランスだと思ったが、和風の家庭料理にも溶け込みやすい。ただし、インスタント系の作為的な強い味付けには不適だろう。

基本・・・繊細な香味

裏ラベル

「果実味」「果実感」・・・この表現は要注意。わりと良く裏ラベルに書かれているが、残存糖度が怪しくあるワインにこのコトバを見つけると「ハハ~ン!補糖分の糖度が残った重さ?」みたいなイヤミを言いたくなるのもあるからねぇ・・・国産、外国産を問わず!

でも、このワインの「果実感」という表現は、甲州種のブドウを食したコトがあるならば、「ああ、あのタッチだな!」と思い起こすような感じだった。

そのうち、ブログネタが尽きたら書くかもしれなが、スーパーマーケットの酒売り場で購入したワインには、「果実味」で言いくるめて誤魔化したね・・・ってな怪しいモノがあったあらねぇ。機山ワインのそれは、誠実な「果実味」という表現だと感じたが。

まあ、「果実味」っていうのは、残存糖度と香りのバランスから感じられるのだろう。酸や苦味も相まって「辛口」に感じられるのだから、日本酒的に言うならば「膨らみ」といった表現を使うヤツにあたるのかな?そういう「膨らみ」に似た「KIZAN WINE 甲州 2021」という感想を持ったのだった。

山梨県甲州市塩山にある機山洋酒工業|キザンワイン|KIZAN WINE

再購入はしたいが、チト行きづらい場所だな。

 

【続々】重要文化財旧高野家住宅・歴史公園「甘草屋敷」の説明文

昨日に引き続き、山梨県甲州市塩山駅前にある「甘草屋敷」について。

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画像データから文字を読むのって案外面倒だと思うので、お久しぶりに書き写してみたからねぇ。読んでみてね!

お久しぶりの看板・・・甘草屋敷にて

甘草(Glycyrrhiza uralensis Fischer)

 現在世界各地で用いられている甘草には、ウラルカンゾウ(東北甘草)、グラブ
ラカンゾウ(西北甘草)などがあり、日本では年間約一万トンが中国などから輸入
されている。このうち食品の甘味料などに三分の二が使われ、残り三分の一が薬
用にされるが、甘味・生薬の成分とも根およびストロン(根茎)に含まれるグリチ
ルリチンである。薬用では主に漢方薬の原料として、厚生省指定漢方処方210品
目中150処方(71%)に配合され、最も多用されている。
 甘草屋敷の甘草はウラルカンゾウである。高野家に残されている「甲州甘草文
書」によると、高野家の先祖である庄兵衛が、東新居村(現一宮町)の弥次右衛門
から根を分けてもらい栽培していた。その後享保5年に幕府の本草学者・丹羽正伯
が当家を訪れ甘草であることを確認し、幕府上納と小石川薬園で栽培する際の補
給源のため、一反十九歩(約1,055㎡)という免税の甘草園が設立された。
 甘草の栽培には細心の注意をはらったことが、「文書」からみてとれる。屋敷の
芝木囲いが一間あたり二匁二分かかるのに対し、甘草園の囲い(竹矢来)は四匁か
かり、屋敷より立派な囲いが園を巡っていた。
 今ここに残る甘草は、高野庄兵衛が根分けをしてから少なくとも340年を経て
いることになり、日本で最も古い由緒をもつものである。

こういう説明板ってねぇ・・・現場でしっかり読むのが苦痛なんだな。パンフレットの説明文っていうのも、現場でしっかりと読むのが苦痛なんだよな。

ま・・・な~~んも読まない人も多いかと思うケド。頂いたパンフレットは記念に持ち帰り、箱に入れられたり引き出しに仕舞われたりして・・・暫く経って大掃除の時にゴソッと捨てられる運命にあったりする。

全文をしっかりと読むって人は、少ないんじゃないかなぁ。そういうワガハイも、斜め読みが多いからねぇ。そしてしっかりと読み込もうとすると情報不足だったりする。もっとも、つぶさに理解したところで直接的な利益に繋がるワケでもないし。

そうして「能率的・効率的」に生きて行くには深入りしないのもアタマの良さである。ドップリとハマったところで、実生活には何のコトもないからねぇ。でも、そういうのは合理的な生き方とは限らないと思うのだが。

ここで、よく使われる「合理的」といいコトバについて、意味違わない?という場面が多いのが気になっているワガハイなんである。そこは「能率的・効率的」っていうべきでしょ!ってね。理に合っているコト=能率的・効率的とは限らないからねぇ。むしろ理に合っていると面倒くさい場合もあるからねぇ・・・?

で・・・上の解説を読んでいて気になるのは「・・・高野家の先祖である庄兵衛が、東新居村(現一宮町)の弥次右衛門から根を分けてもらい栽培していた。」というところ。

弥次右衛門さんの甘草って何処からやってきたの?

(まさか、ネット通販やホームセンターで購入出来たワケじゃないからねぇ。)

まあ、一応・・・気になりはする。だが、深く深く追求するのは止めておこう。それは、老いて気力も体力も続かないという合理的な理由による。

 

まあ、ともかく百聞は一見にしかずというように、塩山近郊に行く機会があったら、その機を逃さずに「甘草屋敷」を外観だけでも見てくださいな。入場料を払うと関係者の賑やかな会話も、室内空間に添えられた彩りだからねぇ・・・楽しそうな職場!

 

次回は塩山のワイナリー「機山ワイン」について。

 

【続】重要文化財旧高野家住宅・歴史公園「甘草屋敷」・・・小青竜湯

毎回、同じコトを繰り返していると思考が衰えるとも思われ、先日の甲府盆地では久しぶりに塩山まで行った。(昨日の続きだからねぇ)

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久しぶりに塩山に行って思ったのは、結構標高が上がってくるんだなぁ・・・というコト。ホントウに甲府盆地はすり鉢のように盆地地形だねぇ~、という当たり前にして陳腐な感慨!ココで生活するなら電動アシスト自転車は不可欠だな。原付ならなお可!

カリンの実がなっている! 実は「甘草屋敷」より気になるワガハイ
カリン(花梨、榠樝)バラ科カリン属[Pseudocydonia sinensis

さて、昨日の「甘草屋敷」の続き。

建物の外観はホントウに迫力満点で、思わず目を引く。だが、塩山駅前にもかかわらず、駅構造からすると・・・多分、車窓からは見え辛いかもしれない。もし、塩山のホームに電車で到着して、車窓にこの建物がデカデカと見えたら・・・途中下車するぶらり旅の人もおられるだろう。なんの予備知識が無くても、いや、その方がかえってナニゴトか?という衝撃によって旅の予定を変更する衝動に駆られるかもしれない。

塩山駅前を甘草屋敷の庭から見る・・・の図
ホントに駅前立地でしょ!

たぶん、昔の駅舎だったら・・・ホームからこの建物が見えたのかもしれない。たとすると、旅情は溢れるねぇ。国は観光立国なんて言い方もしていたと思うが、こういう見え方なんかも、もっと考えて街並み景観を整えないと勿体ないな。

カリンの木の前辺りから屋敷を見る・・・の図

甘草が漢方薬のあらゆる処方に用いられる代表選手なのは言うまでもない。そしてカリンと言えばのど飴だな。ハチミツ漬けやカリン酒を作ったりもする。痰切り、咳止め、疲労回復といった薬効でも知られる。カリンと言えば、長野県を連想するワガハイだが、ここ塩山の屋敷にはカリンも甘草もある!というワケだな。

いやまて!このカリンは後から植樹されたのか?「薬草の花咲く歴史の公園」だからねぇ。公園整備されて公開されている文化財だから・・・歴史公証と無関係の植栽が為されているコトだってあり得る。ま、あまり深く追求するのは止めておこう。

青竜湯(医療用)

つまり甘草は「小青竜湯」にも使われている。気管支炎、気管支ぜんそく、かぜ、鼻炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎などに処方される薬だ。

ワガハイは当初は処方されたんだが、副作用や薬効が大して感じられなくなったコトで使用を止めた薬だ。喘息と鼻炎の両方に効くので、ワガハイの症状にはコレだけで対応出来て便利だったのだが・・・医者は認めなかったが、偽アルドステロン(副作用)っぽくなってきたからねぇ。止めて随分経つのだが、まだダメージは残っている感じがする。

ま、即効性のある薬だけどね。成分は以下のようだ。

半夏(ハンゲ)

甘草(カンゾウ

桂皮(ケイヒ)

五味子(ゴミシ)

細辛(サイシン)

芍薬シャクヤク

麻黄(マオウ)

乾姜(カンキョウ)

 

漢方ではナニカと甘草は使われている。甘草がないと処方が成り立たないとも言われる要らしい。して、その正体はグリチルリチン!

グリチルリチンには甘味料であろうと薬であろうと、一日の摂取限度(甘草5g・グリチルリチン酸200mg)が一応目安としてあるようで、甘草が含まれる漢方薬を服用している場合は、お菓子の袋の裏書きに留意するねぇ。案外多くの食品に甘味料として添加されているから。出来るだけ重複摂取は避けたいのが人情だろう。

 

というワケで、今は服用していない薬だが、ご厄介になった薬の成分のコトもあって「甘草屋敷」に伺うコトとなった。

入場料を払うともれなく貰える!

しっかりとした内容・・・さすが甲州市教育委員会 文化財課!

これ、貰わなくても内容はWeb.でだいたい見るコトが出来る。

旧高野家住宅 (甘草屋敷) | 甲州市 (city.koshu.yamanashi.jp)

ワガハイが細々と説明するまでもないだろう。興味のある方は上リンク先を参照されたし!

 

あともう一回、塩山のコトで書くかな(以下リンク先に続く)

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