Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

【続】重要文化財旧高野家住宅・歴史公園「甘草屋敷」・・・小青竜湯

毎回、同じコトを繰り返していると思考が衰えるとも思われ、先日の甲府盆地では久しぶりに塩山まで行った。(昨日の続きだからねぇ)

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久しぶりに塩山に行って思ったのは、結構標高が上がってくるんだなぁ・・・というコト。ホントウに甲府盆地はすり鉢のように盆地地形だねぇ~、という当たり前にして陳腐な感慨!ココで生活するなら電動アシスト自転車は不可欠だな。原付ならなお可!

カリンの実がなっている! 実は「甘草屋敷」より気になるワガハイ
カリン(花梨、榠樝)バラ科カリン属[Pseudocydonia sinensis

さて、昨日の「甘草屋敷」の続き。

建物の外観はホントウに迫力満点で、思わず目を引く。だが、塩山駅前にもかかわらず、駅構造からすると・・・多分、車窓からは見え辛いかもしれない。もし、塩山のホームに電車で到着して、車窓にこの建物がデカデカと見えたら・・・途中下車するぶらり旅の人もおられるだろう。なんの予備知識が無くても、いや、その方がかえってナニゴトか?という衝撃によって旅の予定を変更する衝動に駆られるかもしれない。

塩山駅前を甘草屋敷の庭から見る・・・の図
ホントに駅前立地でしょ!

たぶん、昔の駅舎だったら・・・ホームからこの建物が見えたのかもしれない。たとすると、旅情は溢れるねぇ。国は観光立国なんて言い方もしていたと思うが、こういう見え方なんかも、もっと考えて街並み景観を整えないと勿体ないな。

カリンの木の前辺りから屋敷を見る・・・の図

甘草が漢方薬のあらゆる処方に用いられる代表選手なのは言うまでもない。そしてカリンと言えばのど飴だな。ハチミツ漬けやカリン酒を作ったりもする。痰切り、咳止め、疲労回復といった薬効でも知られる。カリンと言えば、長野県を連想するワガハイだが、ここ塩山の屋敷にはカリンも甘草もある!というワケだな。

いやまて!このカリンは後から植樹されたのか?「薬草の花咲く歴史の公園」だからねぇ。公園整備されて公開されている文化財だから・・・歴史公証と無関係の植栽が為されているコトだってあり得る。ま、あまり深く追求するのは止めておこう。

青竜湯(医療用)

つまり甘草は「小青竜湯」にも使われている。気管支炎、気管支ぜんそく、かぜ、鼻炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎などに処方される薬だ。

ワガハイは当初は処方されたんだが、副作用や薬効が大して感じられなくなったコトで使用を止めた薬だ。喘息と鼻炎の両方に効くので、ワガハイの症状にはコレだけで対応出来て便利だったのだが・・・医者は認めなかったが、偽アルドステロン(副作用)っぽくなってきたからねぇ。止めて随分経つのだが、まだダメージは残っている感じがする。

ま、即効性のある薬だけどね。成分は以下のようだ。

半夏(ハンゲ)

甘草(カンゾウ

桂皮(ケイヒ)

五味子(ゴミシ)

細辛(サイシン)

芍薬シャクヤク

麻黄(マオウ)

乾姜(カンキョウ)

 

漢方ではナニカと甘草は使われている。甘草がないと処方が成り立たないとも言われる要らしい。して、その正体はグリチルリチン!

グリチルリチンには甘味料であろうと薬であろうと、一日の摂取限度(甘草5g・グリチルリチン酸200mg)が一応目安としてあるようで、甘草が含まれる漢方薬を服用している場合は、お菓子の袋の裏書きに留意するねぇ。案外多くの食品に甘味料として添加されているから。出来るだけ重複摂取は避けたいのが人情だろう。

 

というワケで、今は服用していない薬だが、ご厄介になった薬の成分のコトもあって「甘草屋敷」に伺うコトとなった。

入場料を払うともれなく貰える!

しっかりとした内容・・・さすが甲州市教育委員会 文化財課!

これ、貰わなくても内容はWeb.でだいたい見るコトが出来る。

旧高野家住宅 (甘草屋敷) | 甲州市 (city.koshu.yamanashi.jp)

ワガハイが細々と説明するまでもないだろう。興味のある方は上リンク先を参照されたし!

 

あともう一回、塩山のコトで書くかな(以下リンク先に続く)

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