Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

酔い潰れ注意!・・・「山梨特産デラウェア種 新巻ぶどう園収穫 2021」

山梨特産デラウェア種 新巻ぶどう園収穫 2021

ムハハ・・・!とっても危険な白ワインだ。

この一言で、このワインの香味は全て語ったコトになる。それが結論だからなぁ。

 

デラウェアという葡萄は、つまり種なし葡萄として6月末から7月上旬にスーパーマーケットに並ぶ品種だ。まあ、ワインに仕上げる目的の場合は、種なしには仕上げないだろう。

葡萄は、栽培の歴史があまりに古いので、その品種改良もとんでもないコトになっている。とてもザックリといって紀元前3000年以上前には栽培されていたと言われるから、その起源は正確には解明出来ない程だ。

とても大雑把だが、系統としては大きく二つとされ、コーカサスカスピ海沿岸地域にルーツがあるヨーロッパ系品種(ヴィニフェラ種)と、北米大陸の野生品種がルーツとされる北米系品種(ラブルスカ種)である。前者はワイン醸造用品種の殆どであり、後者については結局コロンブス以降からになるから、葡萄栽培の表舞台に出てくるのはフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)問題以降となる。ワイン醸造には好ましくない香りが出やすいとされる。フォクシーなんて言われるが、それは生食するにはフルーティーでむしろ好感される傾向がある。

まあ、フィロキセラ被害で欧州の葡萄が壊滅状態となったコトがあったんだが、このアブラムシに耐性のあるラブルスカ種の根を台木にして、ヴィニフェラ種を接木すると・・・そういうコトでフィロキセラ対策にしたワケだ。

現在の葡萄は接木だし成長点培養によるウイルスフリーだし、選抜されたクローンだし・・・高性能な苗を元にして栽培されているからねぇ。ま、果樹っていうのはそういうモンだけどねぇ。

 

さて、デラウェア種っていうのは北米系(ラブルスカ種)である。ワイン醸造には向かないとされる品種である。それは長期熟成に向かないとも言われるラブルスカであるし、フォクシーな香りが醸造されると不快で邪魔な香りになる、とも言われる。

それは・・・ワイン用に品種改良されてきたヨーロッパ葡萄で形作られた基準に合わせて評価されたから、そういうコトになった・・・という面もあろう。基準・・・ルールが違えば評価も変わる。評価ってぇヤツはそういうモンだ。

ただ、理性的に合理的にルールを変えても、人間の伝統や習慣というのはなかなか更新されるものではない。だからデラウェアやマスカットべーリーA(ヴィニフェラ×ラブルスカ)のような品種で造られたワインっていうのは、特にマニアックなワイン通にはB級扱いされ、中には露骨にバカにする者もおられる。

まあいい、固執した概念に縛られた者には未来はない。もっと柔軟に楽しんでしまおう!というワケで、結局ワガハイ的には「呑めるか、呑めないか」の価値基準しかない。

で・・・この新巻葡萄酒さんのデラウェア種からつくられたデラウェアは・・・相当に呑める!のである。

この一升瓶のワイン(四合瓶でも売られているケド)との付き合いは長い。かれこれ10年では済まないと思うのだが、特にここ最近は一層イイ感じの香味が醸し出されていると思う。他のワイナリーで醸されるデラウェア酒は、やや甘口に仕上げて新酒のうちに楽しんでしまう・・・といった趣向が多いように思われる。まあ、デラウェアは収穫も早いし、新酒が出来上がるのも早いからねぇ・・・一刻も早く新酒を楽しみたいならば、デラウェア酒だからなぁ・・・。

だが、この新巻デラウェア酒は新酒は勿論だが、翌年の香味もまた宜しい。さすがに5年も10年もの熟成に耐えられるとは思わないが(試したコトは無いが)

というコトで、注意して呑まないと・・・気付いた時には酔い潰れているという事態が懸念されるワインである。充分に注意して呑まれたし!

以前、因みに妻は・・・コレで酔い潰れた!(ワガハイが気付くとヘロヘロになっていた)

以前、知人の奥様も・・・コレで酔い潰れた!(らしい)

自制心との戦いが強いられる旨酒!「新巻ぶどう園収穫デラウェア」のワインは、コストパフォーマンスも最強クラスだと思う。