Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

堂々たる「大七 生モト 純米大吟醸 箕輪門」

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大七 生モト 純米大吟醸 箕輪門

大吟醸酒っていうのは気難しい。食事との相性も面倒だ。そもそも日常的な食事に合わせるのが難しい場合が多い。香味が繊細というか、微妙というか、もっと言うなら弱いという場合もある。それに妙な吟醸香があったりすると、食事の邪魔になるばかりか、ハーブ系の香りと干渉して嫌味に感じてしまう場合もある。

概ね和食に関しては、繊細な仕事の和食ほど、吟醸香というのは邪魔になるコトの方が多いと思う。我家の日常の食卓というのは、さほど繊細なメニューではないが、それでもうま味調味料はほぼシャットアウトであるし、塩味も極めて薄い。素材のうま味重視の調理法なので、余り妙な吟醸香は困りものなのである。

特にパイナップル系の香りがあると苦手である。まだリンゴ系の方がマシである。それでもプンプン匂い立つヤツはダメである。まあ、大昔ほど酷い強烈な吟醸香を立てる酒は、さすがに昨今はないとは思うが・・・ああ、紙パックの大吟醸ってぇヤツは、ありゃあキツかったなぁ。

フルーティー吟醸香なんて言うが、フルーツはデザートですなぁ。なんかメインとデザートを一緒に食べているような気分になる酒って、特に昔はあったからねぇ・・・(美山錦にアルプス酵母の組み合わせが最も苦手だったワガハイ)

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それで先般の「竹葉 特製大吟醸 美齢」も、〈華やかな香りと際立つまろやかな透明感〉を裏ラベルでうたっていたが・・・〈華やかに香り立つ〉と紙パックにうたった月桂冠と同じく、大吟醸酒としての記号とも言える立香が明快だった。こういうのは食中酒ではなくて乾杯用である。以後、サッサと純米酒に切り替えて食事を楽しく頂いた方がイイなぁ。

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これが純米大吟醸となると、ちょっとコトが違ってくる。案外、食中酒として楽しめるモノが出てくる。純米なのかアル添なのか、という違いは吟醸酒大吟醸酒において大きな差が出てくると思うんですな。このあたりは所詮は好みの問題だが、ワガハイ的にはアル添吟醸、アル添大吟醸は・・・あまり好みではないなぁ。特別本醸造酒の中には、コスパが良くて美味なものがあるけどねぇ・・・「相模灘」とか「喜久酔」などだが。

 

さて、「大七 生モト 純米大吟醸 箕輪門」はど~なのか?というと、もう堂々たる仕上がりの酒でしたなぁ・・・美味!素晴らしい!ブラヴォー!でしたなぁ。いやぁ~大したもんだなぁ・・・と、一口呑む度に感心し、感動しましたなぁ。元々、蔵のある福島県二本松市っていうのが好きな場所ではあるから、その好意的な印象が若干上乗せされていない、と言えばウソかもしれない。だが、どうして阿武隈川流域ってぇヤツは、米といい果物といい、野菜といい、魅力的なんだろう。あ、人間もね。

というコトで、この酒のコトについては以上で十分なのである。

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裏ラベルだ

燗酒も美味い純米大吟醸というのもあるが、この大七に関しては燗をつけるという気分にはならなかった。裏ラベルの記述通りに「微冷温」とまでは言わないものの、室温までで良好だった。

抜栓から一升瓶が空になるまでの四日間、呑んでは冷蔵庫に仕舞い、呑んでは冷蔵庫・・・と繰り返したが、香味バランスが崩れることはなく、少しずつイイ感じで開いていった。非常に軽やかなのは大吟醸ならではである。だが、生モトらしい表情のある酸が礎に感じられるからだろうか、案外強めの食とも合ってしまう。実現は不可能だったが玄蕎麦との相性は良いだろう。蕎麦の風味を邪魔せずに、お互いの香味を引き立て合うのではないか、と思った。

 

たまには純米大吟醸酒もイイもんですな。

 

 

 

 

新型ではなく旧型のコロナ?ノロウイルスの季節でもあるからねぇ

新型コロナウイルス感染症の呼び方も、最近ではデルタ株やオミクロン株という言い方に変わってきたように思う。いちいち新型コロナウイルスって言っても仕方ない感じ。変異していくから株の名前で言わないと、ナニに対しての対策なのか症状なのかワカランからなぁ。

クルマでもフルモデルチェンジして2年も過ぎれば、いろいろ微妙な改良がされていて、もはや新型とも言えないからねぇ。ま、ウイルスのコトをクルマに例えるというのは不謹慎であろうか?とにかくバージョンアップなのかダウンなのかワカランが、変異していくという・・・つまり先日の当ブログではないが、ナニゴトも「移ろいゆく」ものである。

不動のものなどない・・・不動明王も、年月が経つと虫食ってきたりして小穴があくものだ。いやまて、これもまた不謹慎であろうか?

 

ワガハイ、1980年代の冬だったが・・・インフルエンザでもない不思議な病に寝込んだことがあった。とにかく下痢が酷くて38℃程の発熱だったねぇ。それで医者に行くにもトイレの問題があるから、二日間程度は自宅で様子をみて、やや下痢が治まってきたところで医者に行った。以前書いたT先生だな。

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ワガハイの症状を聞くとT先生は診察室隣の処置室に移動せよ、と言う訳で、ナンダカよ~ワカランが点滴となった。だが、これが非常に良く効いて一気にワガハイは快方に向ったな。一応、翌日もT先生は診察して点滴となった。これで概ね収まってくるだろうという話だった。風邪のウイルスによる腸炎だろう・・・という診断であった。

ワガハイがまだ実家に居た頃だったから、近所の看護師をしていたお姉さん(子供の頃はワイワイ遊んだんだが)が、ワガハイが寝込んでいるコトを聞きつけて母にこう言ったらしい。

「悦朗のソレ、インフルエンザじゃなくて(従来型)コロナだよ。うちの病院でも結構多いんだよね。」

ワガハイ、その時にはじめてコロナウイルスというのがあることを知ったな。で、後日T先生のクリニックに行った時にそのコトを話したのだ。

「ん~~~、ウイルスを採取して検査しているワケではないから確定出来ないんだが、その看護師さんが言っているのは、ほぼ当りだとは思う。それでそういう対処をしたんだが・・・ウイルスをすぐに検査する術がないから確定は出来ない。推定だからね。」

そのようにT先生は語った。あの当時はインフルエンザだって検査キットなど無かったし、タミフルなんて薬が出来るとも思っていなかった時代だからねぇ。

しかし・・・酷い下痢だったんでボソボソに痩せましたな。元々痩せ型なのにね。

 

その翌年、またも同じ症状に見舞われたワガハイは、ああ、またか、と思いつつも・・・去年よりも症状としては軽いなぁ、と思った。だがソレなりに酷い下痢なのでT先生のクリニックに行った。すると・・・

「あれ?悦朗君は去年も同じような・・・ああぁぁ・・・やっぱり免疫持続しないなぁ。」

と先生はつぶやいた。それでワガハイは、

「それでも昨年よりは軽いと思うんですが・・・」

そう言うと、

「やっぱり軽いコトは軽いんだなぁ・・・免疫っていうのは過去の記憶を持っているから、それは効力を発揮したんだな。でも防げないよなぁ・・・ま、軽いというのは幸いだから、今回も点滴!で昨年と同じ処方だから、あとは二度目だから分かっているよね。」

というコトで、ワガハイは確かに二回目の方が症状は楽だったし、酷く痩せることもなかった。

 

以上は今流行の新型コロナの話ではなく、従来型というか旧型というか、の、コロナウイルス罹患の経験談である。もう40年近く前の話だから、現在のようにPCR検査も抗原検査も無かったからなぁ・・・。で、何処でウイルスを貰っちゃったかというと、心当たりは以下のリンク先で書いた喫茶店のマスターだな。後日、

「悦朗もかぁ・・・俺もちょっと下痢気味だったんだよな。でも俺は胃腸が強いから、腐ったモノ食っても平気だからね。オメェ、弱いんじゃね~の?」

ときたもんだ。外れた歯の詰め物を瞬間接着剤で着けてしまう強者だからなぁ・・・トホホであった。

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それで後日、喫茶店のマスターが言うには、

「俺はたぶん、支店長からうつったと思う。」

支店長とは某銀行のコトである。これはワガハイの二度の旧型コロナ罹患の感染経路である!二回とも同じ感染経路であった。なお、支店長から先の経路は未だ不明のままだ(まてよ・・・支店長も存命なら90歳だなぁ・・・お元気かなぁ?)

今思えば、支店長もよくピザトーストブレンドコーヒーを注文していたし、座る席もカウンタ―だったねぇ。ワガハイもカウンター席でマスターと雑談していたし・・・ピザトーストブレンドコーヒーっていうのもしばしば注文していたな。こんなことも関係してくるのだろうか?以上、昔話だねぇ。

 

ま、人が動けばウイルスも動くし変異もする。この頃の状況・・・オミクロン株でなかったとしても年末年始に人が動けば感染状況は悪化するもんだろうし、そこにオミクロン株・・・それにしても凄い感染力なんだな。

ワクチン接種三回目は、まだ当分先であろう。罹患しても旧型コロナの二度目の時のように、軽症であるコトを願う次第だ(そうでなければワクチン接種の意味がない)。オミクロン株は上気道症状が多くて肺炎の症例が少ないという情報は、一応は吉報であり、いくらかの気休めにはなる。喘息持ちで肺炎になったら・・・ちょっと耐える自信がないからな。子供の頃の軽度の肺炎という経験からしても、肺炎は辛いし・・・しばらく後遺症はあったからねぇ。

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好物のアサリ

「菜花とアサリの酒蒸し」など食べながら・・・いずれ書くと思うが「大七純米大吟醸」呑んで、こりゃあ美味い!と感動して英気を養う。そしてウイルス対策は継続というコトで、乗り切る方法はそれしかない。

しかし・・・今まで生きてきて、どれだけのアサリを食べてきたんだろうな。やっぱり二枚貝の美味さはたまらん!牡蠣も美味いが、アサリの美味さっていうのはやっぱりイイなぁ。だが、ノロウイルスってぇヤツもあるから注意だな。

素材のしっかり加熱と、丁寧な調理器具の洗浄と手洗いだな。ノロウイルスはアルコール消毒だけでは有効ではないし、石鹸に対しての耐性もあるらしいから、まあ、洗剤で洗ってしっかりと潤沢な流水で流してしまうというのが現実的なところだろうな。手指を熱湯消毒するワケにはイカンからなぁ・・・ポリポリ

今季もノロウイルス、発生しているみたいですな。ヤレヤレ、気をつけなければならないことが多いわなぁ。

 

※ とりあえず「手ピカジェルプラス」はノンエンベロープウイルスも不活化するらしい。ノロウイルスはノンエンベロープウイルスだよなぁ。ま、ノロウイルスの不活化に関しては以下リンク先(厚生労働省)参照だねぇ。

Microsoft PowerPoint - 厚生労働省ノロリスコミ(140220-25)_配布用 (mhlw.go.jp)

 

移ろいゆく香味空間に漂いながら・・・「丹沢山 阿波山田錦 仕込三号 無濾過生原酒」

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生酒の季節・・・阿波山田錦 仕込三号 無濾過生原酒

季節が巡ってくることを当たり前と思いすぎて、気付き、考えるコトが無かったならば、「暦」は出来なかっただろう。昔々、世界のアチコチに空を見上げて思案に暮れる人たちがいたんだろう。そして太陽や月、星の動きを執拗に見て記録していった。なんとなく習慣的に行なってきた狩りのタイミングであるとか、木の実の収穫であるとか、そういったコトもあわせて季節が定期的に巡ってくるコトを意識して把握しようとし始めた。

たぶん、最初の頃の暦は不正確だったんだろうなぁ・・・そして観測精度を上げる工夫をするのも、暦のズレ(矛盾)をどの様に解決していくか?という試行の繰り返しから生まれてきたのかもしれない。

ユリウス暦とかグレゴリオ暦とか、太陰太陽暦とか、はたまた教会暦とか、暦にもいろいろあるが、イギリスがユリウス暦からグレゴリオ暦に切り替えたのが1752年11月24日で、日本の場合は1873年明治6年)1月1日に太陰太陽暦からグレゴリオ暦への切り替えを行なった。

以上は暦の基礎知識だが、すっかり忘れてしまっていて調べ直した。因みに地球が太陽のまわりを一周するのは365.2422日だという・・・この細かい数値も忘れていた。更にはそのことを「1回帰年」という言い方があることも忘れていた。なんで閏年があるのか?っていう話の元だからねぇ。

ああ、ワガハイはこのテの知識豊富な少年時代を過ごしたんだがなぁ・・・今ではその記憶は「酒」のコトにすげ替えられてしまったなぁ。一年を通して酒を楽しんでいると、特に日本酒は季節ごとの酒が売り出されるから飽きることがない。特に新酒が次々を売り出されるこの季節を迎えると・・・

「やって来ました!丹沢山、無濾過生原酒の季節到来!」

やっぱり「呑兵衛暦」だねぇ・・・

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川西屋酒造店のお仕事・・・丹沢山 要冷蔵生酒

ああ、また新酒が呑めるぞ!ってなもんで、また一年が巡ってきたことを激しく実感を伴って感動の渦に巻き込まれるのである。そうしてまた一つ、年老いていくコトも忘れて、気持ちは童心に返ったかのようになってしまう。もっとも、本当の童心を持ち合わせていた時には未成年だから味わえないけどねぇ。

 

「二〇二一年度醸造」という表記があるが、これが時にややこしい。日本酒の寒造りは年を跨いで行なわれるから、その冬の造りの途中で製造年が変わってしまうと管理上はややこしくなるんだろう。で、醸造年度という酒造独特の言わば「暦」が使われる。ま、四月に入っても若干造りが残っていれば、それもまた一続きの造りだから同じ醸造年度にくくってしまうのかなぁ?まあ、そのあたりは税制との絡みも出てくるかもしれないからワカランが、概ね三月中には酒造工程の殆どを終えてしまうものだからなぁ。

ま、酒蔵の都合はともかくとして、ワガハイなどは酒造年度にある程度慣れているから熟成酒が何年経っているか?なんていうのは分かるんだが、慣れていないと計算を間違えてしまうことになる。

あ・・・2021BYというように西暦年度で表記されているコトもあるが、R3BYというように令和3酒造年度を意味する表記の場合もある。言うまでもなく、BYっていうのはBrewery Yearのコトね。更にややこしいのは25BYとだけ書かれている場合もあるが、これは平成25酒造年度っていう意味だ・・・ろう。H25BYっていうのもあるからねぇ。

だんだんワケ分からなくなってきたでしょ?で、裏ラベルにある製造年月の表記っていうのは、出荷(蔵出し)だね。コレってたぶん酒税の絡みっていう意味合いもあるだろう。何故なら「蔵出し税」だからねぇ・・・酒の製造年月表記っていうのは、品質管理の意味合いもあるけど、酒税管理の意味合いも強いだろう。

ま、変な税制だけどね!

或いはこういうコトもある。瓶詰め時点で製造年月を決めてしまうと、瓶内熟成という方法の場合はど~なるんだ?ってぇヤツだ。熟成もまた製造上の一つの工程だからねぇ。

ま、とにかく蔵内消費なら非課税っていうコトなんだろうから・・・酒は蔵内で呑むに限る!って、素人には無理な話だからなぁ。

早いものでもう十年近く前になるが、強烈な呑兵衛がいてねぇ・・・元税務署勤務の方だったから「蔵出し税」の問題について聞いてみたことがあった。彼曰く、

「蔵内でジャンジャン呑んじゃえば良いんだよ!最高だなぁ・・・瓶なんが面倒くせぇからタンクからドボドボ注いでもらってなぁ・・・ググッと、こう・・・いくわけだなぁ・・・なにせ酒は蔵出し税だからよぉ、蔵内消費はうめぇよなぁ・・・最高だよ!」

といった、ワケ分からんコトを言ってたなぁ。きっと今もあの世の楽園で酒浸りであろうな(いや・・・何処かの酒蔵で妖怪になっているかもしれない?最近原因不明で醪が減るなどの怪奇現象が起っている蔵があったなら、たぶんそれは元税務署員の呑兵衛が妖怪となって住み着いちゃったのかもしれない)

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裏ラベルだ

とにかく、酒のラベルに書かれた製造年月っていうのは出荷時点の意味であることには違いない。だから熟成酒の場合は、酒造年度と製造年月がかけ離れているコトになる。で、何年熟成したか?と引き算する場合は十分に注意して引き算してほしい。片方は年度表記だからねぇ。

 

ま、言うまでも無く「丹沢山 阿波山田錦 仕込三号 無濾過生原酒」は・・・(って長いなぁ)4日間かけて呑んだ。一升瓶を二人で呑んでいるのだからそれ位はかかる。呑んでは冷蔵庫に入れ、翌日呑んでは再び冷蔵庫にいれ・・・という具合である。そりゃあ、徐々に香味は開いて変化していくから、殆ど同じ香味で最後まで楽しむということはない。それは当たり前のコトである。ただ、その変化の中で違和感であるとか、異臭であるとか、変なコトは一切生じないのが川西屋酒造店のお仕事である。

安心して呑める品質ですな。

一升瓶の呑みはじめは、新酒ならではの微炭酸分を感じるのでスペック以上に辛さを感じる。そして炭酸分は抜けていくから香味は穏やかになっていく。そして酸のカドは穏やかになっていく。そうした香味の移ろいを楽しむ意味でも、一本の酒瓶を前にジックリとした味わいの時間を持つというのが至極であるなぁ。その香味の移ろいをストーリーとして鑑賞するんだな。ま、ワインと同じですな。

 

ワイワイ楽しく呑む酒も、それはいい時間だが・・・今度はオミクロン株である。いくらかの自粛が求められたとしても仕方ない。ワガハイは相変わらず自宅で一本の酒を前にして、夜な夜な旨酒を讃美し、蔵元と蔵人にも讃美を惜しまず、松尾様とバッカスさんと、イエスさんにも感謝しつつ酔いましょうなぁ。

しっかし、イエス・キリストって酒呑みで有名だが、福音書を紐解くと酒呑みとして相当な手練れだよねぇ・・・酒呑みの視点で読むと実に面白うございます。この丹沢山呑んだら何て言うかねぇ・・・と、妄想しながら呑むのも楽しいもんですな。ま、古代エルサレムにはこれ程の酒はあるまい。ワガハイ、いい時代に生まれておるな!

 

※ ワガハイ的には勝手に三大酒豪神と位置付けておる。

 

最高級品が美味を目的としているとは限らないからなぁ

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久しぶりの大吟醸酒「美齢」

食べ物や飲み物が旨いとか不味いとか、それは個人的な意見としては勿論、そのように感じたのだからそうなんである。だが、嗜好は人それぞれである。ある人が旨いといっている蕎麦屋が、ワガハイにとってはど~にも食えないというコトだってあり得る。多くの人の評価が高かったとしても、ワガハイには不思議に感ずるコトだってある。

生活している環境によっても嗜好は変わるから、要するに旨いとか不味いという評価は、ある程度限られた範疇でしか共有出来ない価値観かもしれない。

ただし、食品としてあってはならない味とか臭いがあったとしたら、それは旨いとか不味いという話ではなくなる。あってはならない、というのは言い過ぎとしても、芳しくない香味というのはある・・・それは劣化した素材に由来する香味である。

例えば珈琲なんていうのは嗜好品の極みであるから、トンデモナイ物を旨いと思い込んでしまえば、それが最高級品となってしまう。ジャコウネコの糞から集めた珈琲豆・・・コピ・ルアクは、果たして本物なのかどうか?というあたりから疑念が生じる。まあ、希少性として高価な取引が行なわれるというのは、希少性という価値ならば否定出来るものではないだろう。

だが、希少価値の高いものが良質とは限らないし、そもそも希少価値やら高付加価値の商品には偽物がつきものである。このコピ・ルアクに関しても、怪しい香りを後付けしたフレーバー・コーヒーと思われるものが多いように思う。

まあ、希少=高価=美味・・・と感じてしまう人もおられる。

一方、大量収穫=安価=旬=美味・・・ということもある。

まず確実に後者の方が信頼出来る価値観だろう。

また、現地で飲むコピ・ルアクと、日本で飲むコピ・ルアクでは、まわりの環境(気温や湿度・・・光や風)が異なるし、日々の食生活も違う。輸入の過程での変化や劣化もあり得る。だから現地で美味だったとしても、そのまま日本の環境で美味となるかは分からない。ワガハイは美味だとも好きだとも思わないが、まあ希少な香味ではあるとは思うんですな。

だいたい、傷んだ豆も含めてローストしてしまった珈琲を、旨いとか不味いとか言ってもねぇ・・・案外、吟味された珈琲を飲むと「物足りない」なんていう評価が下ったりするものだ。超高級店の天麩羅が軽すぎて「物足りない」っていうのもあるからねぇ(油が良すぎると味が乗らない、なんて言う・・・これでは天麩羅という調理法は、一体なんだろうねぇ?)

 

日本酒は、基本的に地酒である。それはワインなら尚更のはずなんだが・・・。ま、とりあえず日本酒の話となる。ワガハイの地元神奈川県の酒を、北海道や三陸の海鮮素材に恵まれた地域に持っていって楽しもうとすると、思いのほか合わないコトがある。あまりに素材の鮮度が良すぎると、酒が完全に負けてしまうのである。もう少しワイルドな香味の酒の方が合うなぁ・・・と思ったりする。

反対に三陸海岸界隈で呑まれている酒を、神奈川県に持ち込むと荒い印象が強くなってどうも合わない。または、能登半島のいしるをはじめとした独特な郷土料理の中で味わい深い能登酒は、太平洋側に持ってくると若干香味がボケて感じてしまう。そうした経験はあるのだ。その地域の食材と料理法の中でこそ、そこで醸された酒の香味は生きるというワケだ。

勿論、都会消費を意識して酒を造るコトもあるワケだから、そうすると地元流通の酒の傾向と、都内で入手する酒の傾向が異なる酒蔵もあるからねぇ。

ま、ナニが旨いか不味いか、っていう個人的な感覚に基づくことは、あまり押しつけがましいのはイカンだろうなぁ・・・。そんなワケで、客観的な評価の為の利酒というのも手法としてはあるんだが・・・さて?

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裏ラベルだ

正月ならではである。大吟醸酒を頂いた。いわゆるアル添大吟醸である。能登山田錦を40%精米という大吟醸の王道スペックですな。だが、アル添大吟醸は難しい酒である。香味の線が細いからなぁ・・・誤魔化しがきかないので、造りの問題は露呈しやすい。だからこそ、新酒鑑評会ではこの大吟部門での金賞受賞というのは、醸造技術の誉れ高き評価なんだろう。

裏ラベルの記述にある「華やかな吟醸香」というが、かつての大吟醸を思えば落ち着いた部類の香りである。特に抜栓直後はある程度抑制された立香なので、スッキリとした大吟醸ならではの呑口を相まって、冷酒でサクッと味わえる。乾杯などでの一瞬、一口で味わうのに向いているような感触だ。

抜栓後、香味の開きは早めで立香は徐々に強くなっていく。そしてスッキリとしていた味わいは甘さが顔を出してくる。含香は淡いパイナップル系になって終わった。

 

大吟醸酒は、やっぱり家呑みで静かに味わう向きではないような気がした。勿論、そうした環境の中で楽しめる大吟醸酒もあるだろうが、やっぱり我家の食スタイルには純米吟醸酒精米歩合55%程度)というのが限度だなぁ・・・40%まで米を削る必要はないな。どうしても大吟醸はテースティング主体になっていってしまう。安楽な時間を持ちにくいですな。つまり食中酒という感じではないというコトかな。純米大吟醸酒なら、まだ良いんだがね。

 

僅かなアル添でも、醸造アルコール添加という手法でバランスをとって仕上げてくるカテゴリーっていうのは、やっぱり分離していってしまう香味を感ずるな。どことなく不自然さが感じられる。

まあ、頂いたお酒である。ワガハイはまず買うことのない酒を呑むコトが出来た。これもまたイイ勉強になった。有り難いことだと思う。ワガハイが買うなら「竹葉 純米」の方が安くて、しかも能登酒らしくて面白いと思うんだけどねぇ。

 

フェーヴを囓って歯でも折ってしまったら大変だぁ

一昨日、歯の詰め物が外れた。餅を食べて外れたというなら、この季節ならあり得るコトだが、なんと歯を磨いていて外れた。医者やら歯医者を必要とする時には、休診というタイミングがあるねぇ・・・子供の頃は、休日や夜間に熱出したりしたもんだ。

 

今はコロナ禍だから、別にコロナではなくても熱出すと厄介だが。昔、オヤジが熱出して寝込んでいると聞き、ど~も母の電話越しの説明では埒があかないので行ってみると・・・父は、ミゾオチやら脇腹が痛いという。そして食欲が無く、気分も悪い。そして顔色を見てみると・・・目玉がやや黄疸??という感じだ。

「直ぐ医者!とりあえずかかりつけ医に電話して指示仰げ!たぶん胆管結石じゃね?」

ワガハイは医者ではないから、オヤジはワガハイの言うコトなど聞く耳もたない。だが、知人の胆嚢破裂数日前の状態とよく似ていたからなぁ。で、ビンゴであった。数日後の手術ではゴロゴロと石が摘出された。80歳過ぎての手術だったから、入院はやや長くなったなぁ。

あれ、どうして摘出した石を大切に瓶に入れて、やってくる人たちに見せびらかすんだろうねぇ?見せられるコチラとしては、ナントモ言いようが無くて困るんだけどねぇ。

 

で、ワガハイも歯の詰め物が外れて、その長年ワガハイの口腔内で一役を担ってきたシロモノを前に、ナントモ言いようが無くて困った。コレって見せびらかすモノではないが・・・妻にも見られるのが面倒なのでサッサと大切に梱包してしまった。サラリと外れたので、ダメージは受けていないだろうから、上手くするとそのまま再接着出来るかもしれないからな。

幸い、熱いモノを食べても冷たいモノを飲んでもしみるコトはなく、歯医者が始まるまでの我慢であった。で・・・歯医者に行って来たのだが、そのまま接着してコトは済んだ。ヤレヤレであった。

 

若い頃に常連だった喫茶店のマスターは、歯の詰め物が外れてしまったんだが、店を休むことが出来ずに歯医者に行けなかった。そして何ということか、工具箱から瞬間接着剤を取り出して、それで付けてしまったという。そして暫くしたらまた外れたので、またも瞬間接着剤で付けてしまった。そんなコトを繰り返しているうちに、とうとう我慢出来ない歯痛に見舞われた。

いやぁ~相当に怒られたらしい。歯医者で猛烈に怒られたとさ。これはやってはいけないですな。

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雪が降ってきた

本日は予報通りに雪となった。もう朝から「寒い寒い・・・」と妻がうるさい。そんな中、ワガハイは歯医者に行って来たのである。だが、案外外に出て身体が慣れてくれば大したコトはない。所詮、関東南部の降雪はこの程度である。山形や新潟の山間部の降雪からすれば、こんなの降雪のうちにもならんだろう。

だが、確かに気温は低いので、夕方からの路面凍結が怖い。クルマで出かける気にはなれない。昔は四駆に乗っていたから、それでも出かけて行くコトはあったし、相模ナンバーのクセに新潟ナンバーのスタックしたパトカーを救出したコトもあった。あの時は新潟県警の面目丸つぶれだったねぇ。

「いやぁ~相模ナンバーに助けて貰って、お恥ずかしい・・・」って糸魚川の山奥での出来事だったな。ワガハイは、ガンガン降り積もる雪を鑑賞に出かけていたんだがね。そんなコトする元気があったんだな。

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ヒヨドリだ!

ヒヨドリは、我家の庭を餌場だと思っているので、雪が降っても大雨でもやって来る。実に図々しい鳥である。だが、こういうシチュエーションでヤツらのコトを眺めていると、まあ、大変なんだなぁ・・・と思う。ただ、羽根毛に守られているから被服の心配をしなくて済むところは人間よりも楽だな。

窓から望遠レンズを付けたカメラで庭を観察・・・小さな庭にやって来る鳥を撮ろうとすると、もう一歩長い望遠レンズが欲しくなるなぁ。2倍のテレコンでもとりあえず買うかな。

 

ま、本日の当ブログもまとまりなく、適当に文字を羅列しているような感じだ。こんな寒い日が公現日(顕現日)である。暖かい部屋でガレット・デ・ロワ(galette des rois)などで王様ゲームでもやっていられれば幸いである。まあ、夫婦二人で王様ゲームやってもつまらんので、やっぱり人数が必要ということは・・・コロナ禍が悩ましい。

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フェーヴ

2017年は、なぜかガレット・デ・ロワを食べるコトが多かった年で、ワガハイは二回もフェーヴが当たってしまった。上画像のようなモノがガレットの中に仕込まれているので、誤ってガリッっと囓って歯でも折ったりしたら大変だ。或いは知らずに飲み込んでしまっては大変だ。

まあ・・・ガレット・デ・ロワを食べる人は、そういう習慣を分かった上で食べるだろうがね。だが、基本的に食えないモノを食えるモノに仕込むっていうのは、ワガハイ的には気に入らぬコトだ。やっぱり昔ながらのソラマメ(フェーヴ fève)を入れる方がよろしいかと思う。

もっとも新年も今日ぐらいになれば歯医者も始まっているから、万一にも歯が折れても治療してくれるとは思うが・・・陶製のフェーヴ・・・これを集めているマニアもいるらしいからなぁ。ワガハイも捨てられずにいるけどね。

 

ガレット・デ・ロワは、フランス語で「王様の菓子」という意味で、その王様っていうのは東方三博士が見つけた王様のコトである。つまり、イエス・キリストが発見されてしまった日っていうコトだ。

ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」(マタイによる福音書 2章 02節 新共同訳)

そして・・・この話だな。

彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。(マタイによる福音書 2章 09節 新共同訳)

まあ、この周辺のマタイによる福音書を紐解けば、誠に不思議な物語となっているな。そしてこの物語は、旧約聖書にも関連箇所があるし、なかなかに妄想が湧くところでもある。今晩は風呂に浸かりながら、その妄想にも浸ることにしよう。

そしてクリスマス週間も終わりを告げて、カトリック聖公会の教会はクリスマスの飾り付けを取り外し・・・後は四旬節(大斎節)の悩み多き期間を抜けて復活日ですなぁ・・・普通は禁欲的な日々を過ごす四旬節だが、日本酒呑みにはちょっと無理な話だ。新酒が続々と売り出される季節だからな。この季節に潤沢に生み出される酒があるっていう日本の環境は、たぶん、古代エルサレムなどの環境に比べると恵まれている食環境なのかもしれない。

ま・・・そ~っと新酒を味わいましょうなぁ。コロナ禍でもあるし。そ~っとねぇ。

 

密を避けて植替えすると花も咲く

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ニホンズイセン ヒガンバナ科 スイセン属(ナルキッスス属)[Narcissus tazetta var. chinensis

NHKの情報ならば確実なのかどうかワカランが、「趣味の園芸」によると「英国王立園芸協会」には1万を超す水仙の品種が登録されているらしい。ああ、もうこの時点でパッと見で水仙の種類など言い当てるのは無理だなぁ・・・とメゲますな。

それでも、〈原種および花形、花色、草姿などから12系統に分類されています〉と言うから、よくよく興味があるなら12系統の特徴を覚えて見分ける術を会得するコトからはじめるってぇコトだな。ナニゴトも分類整理からなんだな。

日本酒も、大吟醸だの純米だのといろいろあるからワカラン!という人がいるからねぇ。酒もそれぞれの特徴を覚えて、それぞれの楽しみ方をしていくっていうのがあるからねぇ・・・なんでも酒に置き換えると、幾らか分かりやすいような気がする。

絵画だって、油彩と水彩では画材も技法も異なるから、出来るコトが違う。故に、鑑賞の楽しみも変わってくるもんだ。まあ、結局は感動に繋がるか?ってぇヤツだが、なんでも感動するコトに帰結するワケではない。読み取って理解していくというのが鑑賞だからな。酒の場合はテースティングにこの意味があるだろうな。

 

ま、水仙の種類も多ければ、酒の種類も多い。ついでに世界の核弾頭の数も恐ろしく呆れるほど多い。なんでも〈核保有国間の戦争回避に向けた共同声明を発表・・・〉というニュースがあったが、今更だよなぁ。だが、米英仏中ロは、一応ヤバイという点は分かっているんだろう・・・か?ま、キレイゴト、表面的にはとりあえずだが悪いコトには思えないが、そんなキレイゴトでは動かない利害に蝕まれた世界だろう。裏にナニがあるんだろうねぇ?素直には受け止められないニュースだったな。イランとかパキスタンが入っていない、ってぇのが、またナニかの牽制とかなんだろうか。

そして、太平洋に面した地域に住んでいるとリアリティが薄くなるが・・・日本海を挟んで対岸はロシア、北朝鮮、韓国である。昨日も石川県羽咋の海岸に長さ3.6mの木造船の残骸と思われる断片が打ち上げられていたらしい。あわせて、石川県珠洲市の海岸には、全長50mの大型船が浮いていた・・・射撃訓練用の標的なのではないか?と言われている。

まあ、とてもじゃないが美しいものが流れ着いたワケではなく、ゴミだ!これって日本が片付けるんですかな?後者の船体には「火気厳禁」とキリル文字で書かれているというから、ロシアの標的船なんだろうが・・・鉄くずとしてどの程度のお値段が付くんだろう。お片付けの手間賃はペイ出来るんだろうか?ロシアは引き取りに来るんだろうか?お片付けしてもらいたいもんですなぁ。

新年早々、コロナ禍でも世の中は動いている。怪しいニュースが多い。そして覚えておきたいのは、未だ熱海土石流の行方不明者一人、ということだ。沖縄県の感染者数も猛烈な勢いで増えている。オミクロン株が重症化し難いという話が、日本においても本当であることを願う。

 

さて、我家の水仙だが・・・ここ数年咲くことがなかった。球根を植えてから十数年経ったが、一回も植替えることなく、株の密集度は究極の状態を超えてしまっていたからだ。二年前にワガハイは幾らか掘ってみて、球根の間引きを行なったが、それはそれは凄い密集した球根であり、分球した小さな球根が隙間をギッシリと埋めていて、土が入り込む隙間もなかった。沢山の球根がカタマリとなっていた。

水仙の窮状を妻に訴えたワガハイ。水仙の管轄は妻の領域だからだ。重い腰を上げて妻は植替えを行なった。そうして今季は花が咲いた。

 

水仙も密を避けないと綺麗な花を咲かせない。球根の増大は自らの生存を困難にしてしまう。ま、そんなコトを思いつつニュースと照らし合わせてみた。ま、庭を見ていてもこんなコトをブツブツと考えてしまうんだな。なかなか単に花の綺麗さに遊ぶコトが出来ない昨今だ。

梅はただ、楽しみたいですなぁ。

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鉢植えの椿

椿も植替えたので花が咲きそうだ。昨年は一つも咲かなかったからなぁ・・・根詰まりが原因だ。でもねぇ・・・ヒヨドリって椿の花を食べちゃうんだよな。まったく無粋な鳥だ。

 

鳴鏑という優雅な雄町酒・・・御殿場の根上酒造店

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御殿場の根上酒造店「鳴鏑」

当ブログで、時折アクセス数が伸びるのが「金明」に関することを書いた箇所である。例えば・・・

etsuro1.hatenablog.com

他にも・・・

etsuro1.hatenablog.com

etsuro1.hatenablog.com

更に他でも金明については触れているところがあるが、気になる酒蔵である。とても小さな蔵だということは分かる。場所は陸上自衛隊板妻駐屯地に近い。グーグルマップのクチコミでは、数年前の記述ながら蔵を直接訪ねて酒を購入したようなものがある。ワガハイは、蔵の前は何度か通ったコトはあるが、訪ねる気にならない。なんかご迷惑かなぁ・・・基本的に酒は酒販店で買うもんだからなぁ・・・と、遠慮している。

相模灘」みたいに売店がハッキリとあればねぇ・・・買いに行くけどねぇ。

とにかく地元御殿場の酒販店でも、入荷するときは入荷するが、全く品物が途絶える時もあるから、圧倒的に生産量は少ないんだろう。静岡県には、入手し辛い酒がいくつかあるが、根上酒造店の酒はその最右翼かもしれない。「森本」や「國香」も入手し辛いけどね。

「磯自慢」は、かえって都内の方が入手しやすいかもしれない。隣接県である神奈川県なんてぇのは、最も入手し辛いような気もする。幸いなコトに、ワガハイは「磯自慢」が大好物というワケではないので、悩まずに済んでいる。もちろん、嫌いなワケではない。だが、並んでいる酒瓶を見ると・・・「磯自慢」よりも優先したくなる酒があるからなぁ。もちろん、「金明」が並んでいれば間違いなく「金明」が優先だな。

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なんか高級感を演出?

四合瓶での購入なんだが、お値段忘れたがやや高め。何故なら新酒の出荷が遅れているとのことで、酒販店にコレを勧められた。で・・・この酒が実に凄いことになっていたのである!つまり・・・

フルボディの優雅な雄町酒!

これは高級ですぞ!極少量を口に含んでジックリと堪能する酒だ。濃醇だがクドさはなく、余韻も美しい。上槽に関わる異臭・・・いわゆる袋香なども全く感ずることなく、とにかく密度感の高い香味が楽しめるのだ。そして甘い辛いといったコトよりも、米の持つ量感のような力を感ずる。だからといって、醪がドロドロに溶けてくぐもった重い香味になっているというワケではない。しっかりとしていてクリアーなんである。

良く出来たメドックのフルボディのような感じ・・・と言っても、まあ赤ワインじゃないから一致しはしないんだが・・・でも、良く出来た赤ワインのフルボディって、決してもたれるような重さは無いからねぇ。これはそういう日本酒ですな。

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裏ラベル

スッキリとした軽い飲み口の酒が好みの人には向かない酒かもしれない。だが、淡麗な酒と濃醇な酒では、そもそも呑み方が違う。合わせる料理もさることながら、口への含み方が異なる。そういったコトを踏まえて楽しめれば、普段、淡麗な酒を好みとしている方にもお勧め出来る美酒ではなかろうか?

ユックリと、静かに味わう環境でこそ、こうした酒を楽しみたいと思いますな。あまり大人数でワイワイ呑むには適さないかもしれない。

 

鳴鏑・・・「めいてき」、あるいは「なりかぶら」と読む。弓矢で、矢の先端に取り付ける音をだすヤツのことだな。だが、何故この名前を付けたんだろうか?そのあたりの真相はワカラン。神事となにか関わることがあるのかもしれないが・・・酒造の神、松尾大社ですかなぁ?祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)・・・「鳴鏑を持つ神」だからなぁ・・・。