通りがかりの一息・・・神奈川県平塚市四之宮「神奈川県下水道公社四之宮水再生センター」・・・或いは「四之宮ふれあい広場」近くの相模川右岸土手というのが、上画像の撮影場所だ。「平塚四之宮霊園」の近辺と言っても良い。正確に言うと、そこから上流に向った「日揮ユニバーサル(株)」近辺だ。
当ブログの過去記事に関連付けるならば、前鳥神社の北側に位置する。そして大昔の往来と神社の位置関係をみても、なかなか想像・空想・妄想の尽きない「場」だと思う。昨日、NHK-BSの歴史系番組(再放送)を見ていたら、磯田先生や千田先生というNHKでお馴染みの方々が、古文書やら図面を目にし、二条城の奥深くに潜入しては子供のような喜びであった。歴史は面白いよねぇ。
ワガハイは学者ではない。むしろもっと子供の領域で遊んでおり、こうした「場」で思い描いたことは、クレヨンか色鉛筆で描いた方が良いのかもしれない。
ま、とりあえず前鳥神社については以下のリンク先を参照くだされ!
土手の上の定番・・・散歩の方々が多い。この辺りは右を見ても左を見ても工場風景なので、やや殺風景である。オマケにこの時は低空をヘリが飛んでいてうるさかった。風が北寄りだったからだろうか、天気は良いものの寒かった。河川敷にはゴルフ場・・・コレもありがちな風景だ。
というコトで、特段興味のある風景ではない。
決して単調な風景というワケではないのだが、これ、毎日の散歩コースだったら飽きてしまうな。それでも行のように歩いていると、ある日は強烈な光が差し込んだり、道端に花が咲いていたり・・・何らかの感動はあるだろう。でもねぇ・・・ワガハイにとってはやや大味な風景だなぁ。
それでも、この広い空間というのは代えがたい。都会にはこの空間がない。高層ビル群の下から見上げた青空というのも、それはそれでナニガシカの良さというのはあるのだろうが、やっぱり絶対的な空間量というのはねぇ・・・
河川敷に下りることが出来るみたいだが、そもそも土手の上に上がる道は封鎖されている。一般車通行不可なんだろう。正面に見える橋は「湘南銀河大橋」で、圏央道の寒川南インターに行くことが出来る。この橋を渡れば茅ヶ崎市の北部はすぐ、「熊澤酒造」があるエリアだ。
上のリンク先では新酒のコトを書いたが、12月に入って酒蔵ではガンガン仕込み仕事中だろうなぁ・・・今季の新酒はどの様な感じだろうか?そろそろ「しぼりたて生」など出荷が始まってきているようだな。まったくワガハイとしては呑んでおきたい「アキザケ」さえ、まだ呑みきっていないんだが・・・もう新酒だ。
ああ、チタン製の胃袋や肝臓が欲しくなるねぇ。
「平塚四之宮霊園」の入口脇にある説明板で、前鳥神社からは徒歩5分程度だろう。上で掲示した画像のような風景だが、かつては「渡し場」だったんだねぇ。神社があって渡し場がある・・・そういうストーリーを思い描けば、殺風景な風景だからこそかもしれないが、妄想はモクモクを湧いてくる。子供だったらず~っと絵を描きまくっていただろうなぁ・・・ワガハイ、小学校低学年の頃は、鳥瞰図のようなものを書きまくってたんだな。何処か行ってくると、見たものを鳥瞰図的に書いていた。
今からでもまた、描いてみるのも良いのかもしれない。ボケ防止には幾らかなるかもしれない。
例によって説明板は書き写しておく。
四之宮の渡し
江戸時代、幕府は相模川の架橋を禁止し、相模川の
渡河は、幕府が定める馬入や田村の渡しによって行わ
れていました。
相模川の対岸に飛び地を持つ村々は、飛び地に開け
た農地を耕作するため独自に渡し場を設けていました。
四之宮の渡しもこうした渡し場の一つでした。
江戸時代のはじめ、徳川家康が江戸と中原御殿を往
来したとき、四之宮の渡しも利用していたようで、そ
のときの話が「四之宮の逆さ舟」「箸立の森」などの
言い伝えとして残っています。
実際の渡し場の位置は、
川の流れの変動に応じて、
目久尻川合流点付近から
前鳥神社近辺の間でたび
たび移動していました。
四之宮の渡しは、昭和
三十年(一九五五年)頃ま
で使用されていましたが、
その後廃止されました。平成十九年(二〇〇七年)三月
平塚市
ナルホド・・・と思うコトが出てくる。中原御殿というのは平塚にあった徳川の別荘だな。平塚市には「中原」や「御殿」という地名があるからねぇ・・・まあ、だいたいその辺りにあったんだな。そして中原街道との関連もあった。まあ、この辺のコトについてはネット上でも多く書かれているからね。
「四之宮の渡し」について興味のある方は、チョロッと見るだけなら土手沿いの道にクルマを停めて、サクッと見てくれば、まあ大丈夫だろう。営業車が休憩でズラリと停車している道でもある。長居するなら「四之宮ふれあい広場」の駐車場を利用した方がイイだろう。まあ、ワガハイ的には長居は出来なかったケドねぇ。長居するなら前鳥神社の方が圧倒的にイイなぁ。
説明板の文中に出てくる「目久尻川」のコトや、対岸に位置する寒川神社のコトは以下リンク先でふれた。暇があったら読んでくだされ!