人生60年を過ぎれば、イロイロとガタが出てくるのは致し方ない。いちいち細かいコトは書かなかったが、先月はお久し振りに一週間ほど入院・手術した。ま、大袈裟な内容ではないので、術後経過もアレコレと語る程のコトでもなかった。
当ブログは、日頃書きためていたものをやりくりして休まずにアップした。ベッドの上で若干の修正作業をするのは、暇つぶしにもちょうど良かったのだった。
ワガハイは、このブログをノートPCで書いている。この程度の内容など、スマホで十分にやれるのは分かっているけれど、ど~も、長文の入力はスマホ画面では避けたい。あの入力方法はストレスがたまるのだ。もう、慣れるなんてコトはないだろう。それに妻ほどの重症ではないけれど、老眼に小さな画面は厳しいから。
とはいえ、先月にスマホの機種変更をして、やっと5Gになった。言うまでもなく、やっぱり画期的に5Gは速い。だが、チョットしたトコロで4Gになってしまうんだなぁ。ある駐車場でグーグルマップを見て、次の目的地への最短ルートを探していたトコロ・・・スマホを構える位置によって5Gになったり4Gになったりした。
微妙・・・
そういう電波エリアの境目みたいなトコロもあるワケだ。幸い、居住する家は安定して5Gだ。
それで、入院した病院は伝統的な建物で、Wi-Fi環境は無かったので、5Gが使えたのは楽だった。やはりサクサクと動く状態を経験してしまうと、もう後には戻れなくなる。
という話ではなくて・・・
入院・手術となれば、イロイロと検査されてしまう。そして叩けば埃の出る身の老人なのだった。幾つかの数値が微妙に変だった。それらは手術が不可能になるような酷いものではなく、さして心配する程のものではなかった。
だが、微妙なれど正常値から逸脱している項目を無視するのもナンなので、退院して落ち着いてきた昨今、先ずは泌尿器のクリニックに行ってみた。というのは、検査結果で微妙に尿潜血反応があったからだ。
泌尿器科での初手の検査では、やはり微妙な尿潜血があった。そして尿糖も微妙に出た。医師曰く「心配するような数値ではない」とのこと。超音波画像で腎臓・膀胱・前立腺を観察するも異常なし。とりたてて超音波での解像度で問題となる所見はなかった。
そこで医師より「前立腺の腫瘍マーカー(PSA)を調べておきませんか?」という提案。それはワガハイ的にもやっておきたかったコトなので即答で依頼。血液を少量抜き取られて検査結果は一週間後というコトだった。
それで先日、その結果を聞くために泌尿器科に出掛けた。その結果は上画像のように低い数値だった。「数値的には問題はありません」という医師の言葉だった。
つまり、超音波画像的&数値的に合わせ技で問題はない、今のところ・・・という結果だった。
しかしこの日も尿検査。泌尿器科って面白いねぇ・・・受付済ませるとその場でカップが渡されて尿の採取が要求されるんだなぁ。
先ず尿ありき!
ま、そういう科目だけど。そして出始めの尿ではなく、中間の尿を採取せよ!という指示だ。
中取り!
なんか、日本酒の上槽みたいなイメージになってしまった。思わず「中取りのコトかぁ・・・」とか、「荒ばしり」、或いは「フリーラン」じゃないのね?なんて受付の方に言いそうになったけれど止めた。そういう分別はまだ残っている。
そしてこの日の尿検査の結果は、全く問題がなかった。
というワケで、一安心となった。
でもまあ、「前立腺特異抗原」って言うんだねぇ・・・基準値より圧倒的に低い0.93だった。いまのところ前立腺癌の心配は少ないけれど、我が親族的には前立腺肥大症で手術した祖父がいるし、我が父も前立腺肥大で薬を服用していた。
前立腺肥大って、まあ男の宿命というか・・・老いてくれば多かれ少なかれ出てくる症状だけに、これからは泌尿器科のお世話になる可能性が増してくるかもしれない。
始めて行ったクリニックだったが、なんかイイ感じのトコロだった。ワガハイ的には良い医療機関を一つ見つけたように思った。
泌尿器科って、少ないからねぇ。
注:PSAとは、prostate-specific antigenの略語だという。
prostate・・・前立腺
specific・・・特有の
antigen・・・抗体
前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクだそうだ。(追記:2024/11/29)