Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「神奈川県立いせはら塔の山緑地公園」・・・弱者から立ち現れた原点を思い出しながら歩く

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パークセンターの駐車場から展望台への道

「神奈川県立いせはら塔の山緑地公園」は、その名前の通りに神奈川県伊勢原市にある。ここまでどうやってたどり着くかというと、ワガハイはクルマで行った。駐車場は公園の北側に位置するパークセンターの所にある。小田急線「伊勢原」駅から徒歩となると・・・4.5km程はあるので、健脚でも一時間以上はかかるだろう。後半は登り坂もあるからねぇ。

あ・・・小田急線「鶴巻温泉」駅から歩いた方が早いかな?3~4kmといったところだ。でも、登り坂は免れない。

近隣には「相模国三之宮 比々多神社」もあるので、参拝もコースに入れて歩けばゆったりとした一日の散策コースが組めそうだ。そうだなぁ、「伊勢原」北口に降り立つと鳥居が見えるから、それをくぐって商店街を歩き、「伊勢原大神宮」に参拝してから「中屋酒店」で「相模灘」の四合瓶でも買って、それからフラフラ「比々多神社」方向に歩いて行けばよい。そして「比々多神社」にお参りしてからユルイ坂を上っていけば、そのうちに「神奈川県立いせはら塔の山緑地公園」に到着するだろう。

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ここの公園は、ひとつの山の中腹から上部を公園にしているような感じだ。だから登り口は幾つかあって、このルートで行くとパークセンターの駐車場から上るのとは違ったルートになるだろう。

いせはら塔の山緑地公園ホームページ (kanagawa-park.or.jp)

まあ、「比々多神社」の近くまでバスを利用する方法もあるだろうな。

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振り返った道の風景

霜柱が溶けて泥濘んでいたら嫌だなぁ、と思ったが、それ程でもなかった。それでも幾らか靴が汚れるのは仕方ない。その代わりに土の上を歩くという感触を楽しむコトが出来る。アスファルトの道ばかりでは散歩も飽きてしまうからな。

昨日の当ブログで書いた「コウヤボウキ」は、この道の傍らにあった。そして鹿の足跡も見つけた。ひょっとすると散策中に動物と出合うコトもあるかもしれない。ワガハイは通りがかりに少しだけ歩いてみただけだったが、本当はソレなりのハイキング装備をして歩いた方が良さそうだ。

クマよけ鈴ぐらいはぶら下げておいてもイイかもしれない。

この公園は、丹沢の山々と伊勢原の街との接点に位置するから・・・その前に国道246号と東名高速道路という、動物たちにとっての強烈な結界があるが・・・だからこそ、動物たちにとってのギリギリのラインでもある。ひょっとすると、季節や時間帯を選べば動物たちとの遭遇率は高いかもしれない。

イノシシも、場合によってはクマさんも、そして蛇や蜂にも出合うコトがあるかもしれない。この日は鳥類の存在が薄かった。それはちょっと残念だった。

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林間からの里山風景

電車利用のハイキングならば、帰路は「鶴巻温泉」駅にして、「弘法の里湯」で汗を流して帰宅するのもイイだろうなぁ。

ワガハイは近所に住んでいたら、頻繁にココにやって来てフラフラしているだろう。綺麗な風景が広がっている。午後3時頃の光で撮影した画像を使っているが、気持ちイイ陰影だなぁ。

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展望台に到着 標高131.4m

駐車場から「コウヤボウキ」などを堪能しながらだったので30分程かかったが、まっすぐ歩けば10分程度だろう。展望台はさほどの標高とは思われないが、伊勢原の街並みから遠望はランドマークタワー三浦半島まで見られた。展望台に設置されていた展望図によれば、スカイツリーや房総半島まで展望がきくみたいだ。

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展望図

この日はスカイツリーを確認することは出来なかった。ま、スカイツリーが見えたからって、それ程スカイツリーのファンでもないケドねぇ。

ランドマークタワーが見える方が嬉しいなぁ・・・なぜなら、あの方角が横浜で、中華街もあるんだなぁ・・・と思えるからだ。

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展望台付近の里山風景

スギ花粉が飛んでいる時期は、昔からマスク着用で山を歩いていた。そりゃあ息苦しい感じはあるからペースを落として時折休みながら歩くのだ。コロナ禍になる以前からこんな習慣だったから、基本的にコロナ禍においても変わるコトはない。だが、喘息のダメージっていうのは結構あることが実感出来てしまう。平地を歩いていると感じないのだが、坂道を連続して歩くとすぐに呼吸が乱れてくる。

地道にトレーニングしても、かつてのような体調に戻ることはなさそうだなぁ・・・と、少々ショボくれた気持ちにもなる。現状維持が手一杯かもしれないなぁ。なんか、傍からワガハイの歩きを見たら、ショボショボ歩いているオッサンだなぁ・・・ってな感じだろう。

弱気になるなぁ・・・でも、そういう気持ちの中でも風景はより滋味深く堪能することが出来た。こういう気持ちっていうのは元気いっぱいの時には得られなかった。人間には、思ってもみなかった感情や感動というのが眠っているのかもしれない。まだまだ知らない思いがきっとあるのかもしれない。

 

酒のテースティングにも似て、僅かな雑味やエグ味が香味に立体感を与えるように、人生もまた陰影によって彩られているのだろう。喘息によって与えられたコトも、どうせ逃れられないんだから味わい尽くすしかない。目指せ達観!なんでも強気ならばコトが済むワケではないウクライナ情勢に絡んで思っている・・・つまり大国はビビっているんだよな)。弱者から立ち現れた原点を思い出してみようではないか!ジョン・ロックのコトね)

一本の一升瓶を味わい尽くすように、ワガ人生を味わい尽くそう!さあ、今晩も美酒に酔いしれようではないか!(冷蔵庫に川西屋酒造店のお仕事・・・隆 五百万石があるんですよ)

ああ、またも結局・・・酒だなぁ。

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展望台から頂上への登り口にある案内板

時間切れで頂上へは行かずに駐車場へ戻ったが、健脚の方の3倍の時間を掛ければ、ワガハイも頂上まで行けるだろう。また今度だな。