Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

パワースポットみたいだねぇ・・・瑞雲寺

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パワースポットの説明板

自宅周辺ばかり散歩していては飽きてしまう。かといってクルマで出かけると駐車場に悩む。まだ、有料でも駐車場があれば良い。クルマを停められないという所も多々あるからねぇ。

クルマで走っていても、地図上でも、なんか気になる場所というのは幾つかあって、いずれ実際にその場所に行ってみたいと思ったりするのだが・・・交通手段に悩む。公共交通機関を使えばいい、と思うだろうが・・・電車はともかくバス便があまりにも少なかったり、最寄り駅にタクシーの影も無かったり・・・

元気な頃は、2時間位なら平気で歩いて行ったものだが、喘息持ちになって以来、長距離を歩くのがキツくなってしまったので、まあ、一気に歩く時間は1時間弱ぐらいが無難な感じとなった。

 

それで先日は、クルマでチョイと走って神奈川県小田原市上曽我にある瑞雲寺に行った。その前に曽我の梅林の様子など見つつ、蕾が膨らんできているのを確認した。また梅の花の季節がやって来る・・・それはスギ花粉症の季節の到来もセットなんだが、花が咲けば香りを楽しみたいものだから、一瞬マスクを外して香りを楽しみたいものだなぁ。

それで、瑞雲寺という曹洞宗のお寺があって、その境内にも梅があり、中河原梅林の梅祭り中心会場になっているみたいだ。ワガハイ・・・曽我梅林は何度か来たコトがあるんだが、別所梅林ばかりであった。中河原梅林はマジマジと眺めたコトが無かった・・・不覚である。

とにかく、梅林から瑞雲寺まで散歩をしたんだが・・・古い家並みがあり、土蔵もあってイイ感じの風景を楽しみながら、ユルイ登り坂を行く。そしてお寺に着いた。瑞雲寺に関しては、お寺のHPに詳しいからワガハイがど~た~こ~た~書く必要もない。やっぱり曾我兄弟との関わりのあるお寺のようだ。

まあ、この地は曾我兄弟との縁ばかりといって良いような所だからなぁ・・・。

それで、ワガハイ的には瑞雲寺のHPに見当たらないコトを補足しておこうと思う。境内の案内板には「力不動尊」なる表記があって、そりゃなんじゃ?と思ったワケである。上画像は、その説明板である。例によって読みづらいから以下に書き写した。

 力不動尊・(不動根)

この瑞雲寺に伝わる錬金の伝説
この場所は隆起型の活断層である相模トラフ(神縄・国府津‐松田断層帯
の突起場所です。
この断層の構造は世界有数のプレート(太平洋プレート・フィリピンプレ
ート・北アメリカプレート・ユーラシアプレート)から造られています。
4つのプレートから造られている場所は世界的にも2か所しかなく、その
活断層の集合地点がまさしくこの地であります。
この断層上でもあり、当寺瑞雲寺の鬼門にある須加神社の祭神は荒神(荒
ぶる神)とは地震活断層)の神様であります。
宗我神社は蘇我氏氏神です。
曽我・須加・蘇我、断層と錬金術
この力不動尊の力とは、マグマの集約地点
地球・宇宙の生命の黄金の力(パワースポット)です。
曾我兄弟が念願成就のため祈願した石造であり、智力・体力・財力等に
すべて正しく生きようとする方に無限な強い力をかして下さいます。

パワースポットだったんだねぇ。しかしながら・・・地質調査もナニも無かっただろう時代に、この場所というピンスポットに神社を建立したんだなぁ・・・。たまたまなのか?或いはジックリと観察したというか、代々の経験値の積み上げで、ココにはナニかあるからねぇ・・・ってな感じで怖れたんだろうか?

まあ、怖れたんだろう・・・だから神社造っちゃったんだろうな。〈智力・体力・財力等にすべて正しく生きようとする方に無限な強い力をかして下さいます〉との説明板の文言に、ワガハイの智力はいかにして酒にありつくか?という知恵であり、体力は落ちる一方で、財力などと言える程の持ち合わせはない。どうやらこのパワースポットに来ても、無限な強い力をかしてはくれそうもない。

ただ、今年に入ってから立て続けに「大吟醸酒」「純米大吟醸酒」を頂いたケドねぇ。たぶん、この大吟醸の件は、このパワースポットの御利益とは関係ないからな。

では、一体何処から大吟醸酒はやってきたんだろう?旨酒はパワーの源であるからなぁ。

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力不動

何故か論語の冒頭を思い出していた。とは言っても、諳ずるほど暗記重視の生き方をしてきたワケではないから、うろ覚えである。

一 子曰く、学びて時に之を習う。亦説(悦)ばしからずや。朋 遠方自り来たる有り。亦楽しからずや。人 知らずして慍らず。亦君子ならずや。 (学而 第一 論語 全訳注 加地伸行 講談社学術文庫

突然、友人が訪ねてくれるという懐かしく心温まるコト・・・ってなワケで、ワガハイを忘れないでいてくれる人も居るんだからねぇ・・・ってな意味合いを含んでますな。そう!酒が手元にやって来るっていうのは、そういうコトに匹敵するんだな。

ま、そんなコトを思いながら、斜面の狭い位置にある力不動の前で振り返ると・・・

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力不動で振り返った図

正面遠くに小さく見えるのが真鶴半島であろう。フィリピン海プレート上の風景が広がっている、ってなワケだ。

ココで酒呑んだら、凄いパワーが貰えるかも・・・でも酔っ払って石段転げ落ちるかも。

打ち所良ければ大天才に生まれ変わるかも・・・

 

トンガの大災害もまた、環太平洋造山帯である。この風景を見て「酒」ばかり考えが及ぶというのは論語的には「教養人」とは言えないな。不謹慎極まりないコトではある。

ま・・・所詮、正体は「呑兵衛」なんだがね。

ワガハイは、怖いから酒呑んで寝ちゃう・・・ってなタイプかもしれない。

 

上画像って、小田原市街方向を見ているワケだが、都内には及ばないもののソレなりに家々が密集している。空間もあるけどねぇ。こんな環境でもイザという時には対処が大変だろう。都内の密集度の場合はどうしたら良いのだろうか?やっぱり空間は宝だなぁ。