Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

コロナ禍ではちょっと不利?・・・「純米大吟醸 萬壽 久保田」

メインのPCがWindows11になった時、どうやってシャットダウンするのか戸惑った。まあ、すぐに分かるんだが・・・一瞬でも迷うというのは気分のイイもんではない。で、そうした使い勝手の変更によって、より使いやすくなったとも思えない。こういう変更っていうのは迷惑なんだがねぇ。

 

まあ、クルマなんかだとマイナーチェンジでも外観の何処で違いがワカランと、ど~も気に入らん!という方もおられるのだろう・・・ど~でもイイところのデザインをチョロッと変更したりして最新バージョンであることを示したりする。その結果、全体のデザインが崩れてしまうことだってある。

マイナーチェンジ、フルモデルチェンジをあわせて、ワガハイが憤慨したモノで記憶するのはスバル・レガシーの初期型(出来がヨカッタからなぁ)から2型アタリの変遷であるな。ありゃあ、外観だけでなくてエンジン関係に関しても?????だったねぇ。スバリストには失礼ながら、あまりワガハイは水平対向エンジンっていうのは好きではないし、勿論V型エンジンっていうのも好きではない。本当は直6が好きだけどね。

モデルチェンジっていうのは、メーカーも頭と神経を使ってドキドキものなんだろうが、あまりユーザーを混乱させるコトはやって欲しくはないな。というのも、それだけワガハイも老人になって、ちょっとした変化に対しての対応能力が落ちてきたっていうことなのかもしれない。

というか・・・イグニッションキーをやめて家電製品のようにプッシュスイッチでエンジンスタートにしたところで、本当に使い勝手が良くなったとも思わんし、基本的にエンジンが動いているコトと、それによってトランスミッションといった動力伝達機構を通してタイヤが回るっていうコト自体に変わりがあるわけではなく、別にブレーキ性能やコーナーリング性能に目覚ましい向上が認められるワケでもない。

電気自動車ならプッシュスイッチだったとしても、ナルホド!と思うのだが。ま、みんな機械的なモノではなくなり、電気スイッチ的なモノになっていくのはバイワイヤーってヤツなんだろうが・・・シリンダーの中で爆発を起こして動力を得ようと、電磁石の力で動力を得ようと、制御するのはコンピュータを介しているようになってしまったから、まあ、家電的になるのは世の中の流れだろう。

だが、半導体不足でトヨタの新型ランドクルーザーは新車購入に4年待ちだって?4年まったら・・・それって新型?どこかのタイミングで、ようやく納車となった途端に旧モデルになる・・・或いは、納車も決まらない時点で新型モデルがお披露目、なんてコトになるんだろうか?

 

さて・・・

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純米大吟醸 萬壽 久保田

今年に入って、大吟醸酒好いている。そりゃあ、大吟醸であるから蔵も気合いを入れて造っているだろう・・・フラッグシップモデルだからな。だから出来が良くて当たり前なんであって、決定的な欠点など感ずるような酒ではダメだねぇ。

ということで、評価っていうのは厳しくなる・・・いや、繊細な香味になるからこそ、粗が目立ちやすいのである。

 

「久保田」を醸す朝日酒造株式会社は、新潟県長岡市にある。信越本線の線路沿いで「来迎寺」駅の近くだ。デカイ蔵だねぇ。杜氏さんも二人体制だったような気がする。これはもう、家業ではなく企業の酒蔵だな。

故に、品質管理は徹底していて、設備投資もなかなか規模が大きそうだ。常に安定した香味が信頼を生んでいるだろう。ま、それはそれである・・・なんかトヨタみたい・・・ワガハイ的にはつまらないんだが・・・それはやっぱり家業的な造りの方が、時に破綻が生じたとしても面白いからなぁ。

ということで、実に無難な純米大吟醸酒である。抜栓時に関しては全く問題の無い純米大吟醸酒の教科書のようである。きっとコレを呑んで日本酒の美味しさ(呑みやすさ)に気付く方も多いだろう。だから贈答用としても安心出来る酒だと思う。久しぶりの「萬壽」だったが、記憶に違わずの酒だった。

で・・・抜栓後2日目になると、若干の破綻が生じた。香味バランスというのは空気酸化を受けるコトで変化していくものだが、その変化の中で妙なバランスであったりとか、妙な香味が出てしまうというのは、チト問題がある・・・これは非常にハードルの高い厳しい評価ではあろう。だが、コトは大吟だけに気になるのである。先日の「大七」では全く気にならなかったのだから。

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抜栓3日後は、ナンダカそれなりにまとまった香味になったんだが、大吟醸らしく立香が強くなって、ワガハイ的には好ましく思わないムッとした匂いが鼻先を刺激した。まあ、この手合いの立香で凄かったのは月桂冠の紙パック大吟醸だったけどね。

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なんか、抜栓1日目で最大パフォーマンスを発揮するように設計されているのかもしれない。それは経験上、昔から新潟県の酒でアル話ではある。ということだから、そういうコトなんだろう。この酒は、サッサと呑んでしまった方がイイ酒と思われる。ということは、大人数で開けた方がイイってコトだな。ちょっとコロナ禍においては不利だなぁ・・・(「萬壽」の家呑みっていうのは初めての経験で、抜栓後の変化を追ったのも初めてのコトだ。)

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裏ラベルだ

アル添大吟醸ではなく、純米大吟醸であるという差別化をハッキリさせるためだろうか・・・裏ラベルから麹米と掛米の精米歩合の数値に感ずるものがある。スッキリとしながらも薄っぺらくなってないコトは確か。重厚という表現については疑問。華やかな香りは、あまり開かないうちに呑んでしまうのがワガハイ流であるな。或いはガチガチに冷やしてしまうか?だ。カクテルとか炭酸割りには丁度良いのかもしれない。

 

大人気の「久保田」である。その人気の秘密は分かるなぁ・・・でも、人気の香味っていうのがワガハイの趣向と一致しないというのも毎度のコトである。まあ、昨今のトヨタ車を買う気にならん人間の言うコトだからねぇ・・・トヨタ車でナルホドと思うのはプロボックスだけなんだな。一部で流行っているらしいケドね。