およそ土から生じたモノに囲まれて、我々は文明を築いてきた。そして我々もまた土くれである(旧約聖書 創世記2章7節)。その土を豊かにしていく大切さは、自分たち人間という動物を豊かにしていくのは言うまでもないコトと思うけれど・・・。
ところが現実はPFAS問題は出続けているし、危機意識が薄らいできているけれど放射性物質問題も継続中だ。これ以上、土(水)を汚さないコトも大切だし、浄化する技術も確立出来るならば目指さなければマズイだろう。
そのカインが・・・
4 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、5 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。6 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。創世記4章(新共同訳)
土を耕す者、つまり農業。羊の初子には注目される・・・という点は、神にしては見識が浅い。羊もまた、大地から生えた草によって育つのだから。
(ここからも、神とはナニ?という本体が透けて見えてくるのだけれど・・・ま、コレは宗教の中では言わないでおいた方が良いことだろう。)
ワガハイ的には、これって現在の状況と全く変わらんと思う。
(永田町の土もダメそうだからねぇ。それってもう・・・本質的にダメってコトだわなぁ。)
省略するが、アベルとカインの話しは土が血で汚される問題になっていく。今の時代はあらゆる汚染が蓄積している。このままだと、いずれ全世界の土が人類に反逆するだろう・・・いや、既に始まっている。
永久凍土も溶けている。
時々買いに行く酒販店のご主人は「これからの酒米生産は厳しい見通し」と言っていた。「飯米を使って酒造りをするコトが増えてくるだろう」とも語っていた。ただでさえ農業従事者が減っているのに加えて、酒米は栽培が難しいのだ。それを手掛ける人が減って来るのも当然だろう。
そろそろ、山田錦の酒が呑めなくなる日が来るかも。
いつまでも 呑めると思うな 酒米純米
もっとも、飯米でも美味な日本酒を醸せる技術はあるから、全く日本酒が呑めなくなることは、暫くはないだろう。だが、酒造好適米で仕込まれた酒の値段が、これからは上昇していくのは避けられないように思う。
でも飯米・・・コシヒカリ系のアミロペクチン多目の米(低アミロ米って言われるヤツ)で麹をつくるのはモチモチ感が邪魔してやり辛い。それよりもササニシキ系の米(アミロース多め系)の方が酒米の質に近いよなぁ。
ああ、ササニシキ・・・少なくなった。あのややドライな食感が好きなんだが。
店頭に あっても高い ササニシキ
(因みにササシグレも美味だけど、更に希少米になってしまった。)
そんなコトを思いつつ、1合の燗酒をチビチビと頂くこの頃だ。
力を発揮するには、力を抜くことも必要。脱力の一献!大矢孝酒造の香味潤沢な純米吟醸酒は、燗酒にしてなお冴える香味。ゆったりと味わうのに適した酒。
土づくり。
土壌改良。
これは日々、やり続ける終りのない作業。
政治改革を訴えるっていうのも、続ける作業という点で理解すれば土づくりみたいなものなんだろうか?
いつまでも、終わりなき政治改革!?
でも、言ってるだけにしか思えん。奴らは本当に政治に堆肥を漉き込み続けているだろうか?そして選挙民も。
またも消去法による投票をした。納得して入れた一票ではない。決してあなたのコトなど支持してはいない。
少なすぎる選択肢。
結局・・・
自民か、否か。
ソレだけの内容でしかなかった。政策での選択・・・そんな内容は無かった。
でも、こんな日本でも生まれてヨカッタと思えるとしたら、どの様な理由を挙げられるだろうか?そんなコトをふと思った。だが直ぐにその答えは見つかった。
徴兵制(兵役)が無いコト。
永遠に、そうありますように。そして世界中がそう、なりますように。
この「ぶどうの木」という収穫が得られる果樹と生産者の関係を例えとして、ナニして栄えるのかを思い直して欲しいと思うのだった。
結果・・・小選挙区は神奈川11区 小泉進次郎、神奈川15区 河野太郎、神奈川17区 牧島かれん(神奈川12区は比例だけど星野剛士)、神奈川県南部は自民強し。神奈川4区は早稲田夕季(立憲民主)で大差の当選かぁ・・・やっぱり鎌倉エリアはチト違うなぁ。
勿論、ワガハイの一票は落選。これはマイド。