自動車が移動の為の道具ならば、もっと移動の道具として極めるべきだと思う。
ドライバーの疲労が少なく、安全性が高まる技術投入は大歓迎だ。
だが、それ以外の問題は属性に過ぎない。今、売られていて評判の良いクルマの評価は、属性に関する評価が多いように思うし、購入する側も属性にとらわれ過ぎているように思う。
つまり、必要以上の付加価値を求めすぎていると思うのだ。
そんなコトから、ワガハイは大概のSUVを否定する。そして存在意義のある車種については、かつての年式のモノの方が圧倒的に機能的であり、現在のそれは本来の用途から逸脱してしまっている。
そしてソレを求めるのは、見栄っ張りの人たちだ。
もっとも、日本国内で本格的な4WD・・・即ち、ランドクルーザー。それは本来、SUVというよりはクロカンであった。でも、そんなの、何処にも走る場所がない。機能的にスペックオーバー且つ、車体がデカ過ぎる。
日本の山道に入って来られたら邪魔な存在だ。
そして重い車体は過剰に大地を削り過ぎる。
他の4WDやSUVというのは、極論すれば贅肉の付いた乗用車に過ぎない。
無駄だ!
ジムニーなら小型だという。だが、その殆どを舗装道路上で使用する用途で用いるには不経済で、環境負荷が大きすぎる。それでも軽ジムニーならば存在意義はある。それは昔から言われているコトだけれど、本気で山の中に入るならば、サイズ的にジムニーが適しているというコトだ。シエラはダメだ。あのオーバーフェンダーは邪魔なだけで、ワイドタイヤはオフロードでは決してグリップが良いワケではない。
ま、ファッションで選択しているのだろう。だから人の趣味にアレコレ言うのは無粋とも言われるのは承知。
しかし、環境対策を優先せざるを得ない状況で、ハイブリッドがナンだとか言いながら言い訳を作り、過剰なクルマを製造して売り、それをまたエサとして触発された購入者がいて、さらに拍車が掛っていく。
この手の歯止めは難しい。
折しも最近、ベンツはこのようなCMを流した。
ま、ある意味・・・正直ではある。そしてコレがドイツ的でもあると、ワガハイは感じている。
欲望に値するもの・・・肥満化した車体。
ワガハイ的には、もっとシンプルな、簡潔なクルマを求めたい。
快適な乗り心地は・・・既にルノー5のシートで実現していたのだから。あの、耕運機みたいなエンジンが搭載された、ペダルレイアウトの酷いフランス車!だが、あの塩ビ製シートは疲れなかった。とても簡素というか、むしろ貧乏くさいとまで言ってしまってもイイと思うシートだったが、ベンツやBMW、ボルボよりも疲れなかった。言うまでもなく、日本車は比較にならない。
そして何故か、現在のルノー車よりもルノー5(サンク)の方が優れたシートだった。
それにしても酷いクルマだった。ペダルレイアウトが酷いというのは、つまり咄嗟の時にブレーキペダルを踏み込むコトが出来るペダルレイアウトが重要だ!と、マツダが言い続けている正論に対しての、ある意味究極のレイアウトと言える。
片足で、すべてのペダルを一度に踏みつけるコトが出来るということ。
コレが、ルノー5のペダルレイアウトだった。アクセル、ブレーキ、そしてクラッチまでも一度に踏みつけるコトが出来る。
あ!ワガハイの靴のサイズは26.5cmである。
ドイツ車はねぇ・・・アウトバーンが前提にあるから、長いコト座り続けるなんて無いのよ!2~3時間、車内で我慢すれば大概のトコロに移動できてしまうのだから。
一方、合法的にはフランスでは、速度無制限ではない・・・はず。実際のトコロは凄いスピードで走っているけれど。ただし路面は荒れている。ソコを走り続ける前提があるからネコ足と言われる。だが、フランス車のサスセッティングがナンダカンダ・・・というよりも、シートとの兼ね合いで生みだされる乗り心地でもあるからねぇ。
でもまあ、フランスというお国柄からか、一皮剝げばあっけない程の作りで、あの乗り味を作り出しているトコロは興味深い。それに比べて日本車はなんと、大掛かりなコトをやっているのだろうか?
ワガハイ、マツダの車を買わなかったのは・・・ディーラーでボンネット開けて見せてもらったところ、そのあまりにも複雑で部品点数の多そうな機構に怖さを感じたからだ。
部品点数が増えればトラブルの元が増えるだけだ。
恐ろしかぁ~!
さて、時々立ち寄るスーパーマーケットの酒売り場にて安いワインを探した。安くて面白そうなヤツならばいい。別に美味である必要はないのだ。
それで、お久し振りのドイツワインを1本購入した。
RHEINHESSEN TROCKEN だって!
トロッケン・・・辛口ってコトだったよなぁ。
ラベルデザインはイマイチ。この加減はドイツ的だ。革靴に花を生けたらどうなるというのだ!
皮のニオイと、使用した靴ならばそれなりのニオイ、そして花の香りが混ざってしまい・・・トンデモナイことになりはしないだろうか?
恐ろしかぁ~!
でも・・・オーガニックだし、ヴィーガンだし、ま、買ってみた。
まあ・・・アルコール度11.5%というのが既に十分、怪しい。
無理してない、とも言えるかもしれないが・・・スカスカな香味の可能性もある。
で、コレは安価なワインだから難しいコトを要求しても仕方ない。不快感がなく、水代わり的に飲用出来ればイイのだ。
そして、その様になった。
しっかりと冷やして、真夏のヘロヘロな身体に沁み込ませるには適切なワインだった。ビールが苦手ならば、こうしたワインを選択するのも手だろう。贅肉のない香味だった。
かつてのフォルクスワーゲン・ポロのようなワインだった。
現在のポロは・・・肥大化し過ぎた。なんでポロが3ナンバーなんだ?
以下リンク先の内容は、実に同意出来るものだった。