Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

実際の玉音放送の話と「YARDEN 2019 Gewurztraminer」

1945年8月15日に玉音放送があったから、毎年8月15日は「終戦記念日」というコトになっている(ワガハイ的には敗戦記念日とした方がイイと思っているケド)。降伏文書に署名した日とすれば9月2日の方がイイんじゃね?とも思うが、これは多分、1923年9月1日に起こった関東大震災と被ってくるから・・・「防災の日」ね、それであまりにも行事が詰まって準備が大変だから、この重大な記念日をズラした・・・ってな、ホントかウソか知らんが、そ~ゆ~話もワガハイの子供の頃には語っている大人もいた。

で、とにかく毎年8月15日前後には玉音放送「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」とともに、地べたにひれ伏す人たちの姿がテレビで放映されてきた。

で・・・結局この部分しか知らねぇぞ!ってなコトになる。それで玉音放送がナンだったのか、分かったような気になっている人の何と多いコトよ!

~っと生きてんじゃ、良くないかもねぇ~。

globe.asahi.com

サクッとでも、上リンク先に目を通しておくのもイイかもしれない。

 

で・・・実際の玉音放送はどうだったのか?というと、当時のラジオ真空管だなぁ)は性能が良くなかった。綺麗に受信できる家もあれば、雑音だらけの家もあった。そもそもすべての家庭にラジオがあるワケでもなかった。

多分、綺麗な音声で聞き取れたってぇのは、電波塔が見える範囲位のもんだっただろう。あとはノイズに埋もれた中から天皇の声がやっと聞き取れるような感じ・・・そんな状態。

祖父は小学校教員で、学校で玉音放送を聞いたと言っていた。さすが学校だけあって、家のラジオよりも良いラジオがあり、その内容をよく聞き取ることが出来たという。そしてその内容も分かったという。

だが、家でボロいラジオで聞いた祖母は、ガーガージリジリという雑音に紛れて、その奥から微かに天皇の声らしきものが聞こえた・・・ような感じだったという。もっとも、天皇の姿を直接見てはいけないと教育された世代だから、無論、それは声とて同じ。ラジオの前にひれ伏して耳を抑えていたという。それでもどの様なお声なのかと、そ~っと手を緩めて耳の穴を開放してみたが、内容は聞き取れなかったという。

そして、多くの人たちはなんだか分からなかった放送に、天皇の声らしきものを拝めたといって感謝していた?

玉音放送の内容は、つまり新聞で読んてやっと分かった、という我が親族の話もあったからなぁ。

〈あなた方国民は、これら私の意をよく理解して行動してほしい〉という締めの言葉もまた、原文では全く理解出来ない人も多かったワケだし・・・

玉音放送に関して、そういう現実もあったというコトも忘れない方がいい。

YARDEN  Gewurztraminer 2019

エジプトのすべての初子を/ハムの天幕において/力の最初の実りを打たれた。詩編 78編51節 新共同訳)

主はこの国の初子をすべて撃ち/彼らの力の最初の実りをことごとく撃たれた。詩編 105編36節 新共同訳)

主はエジプトの初子をことごとく/人の子も家畜の子も撃ち詩編 135編8節 新共同訳)

エジプトの初子を討った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。詩編 136編10節 新共同訳)

「初子(ういご)」・・・要するに第一子ってぇコトだ。そしてこの言葉は旧約聖書とその続編に見られ、新約聖書には使われていないと思う。ま、新共同訳での話だけど(一例として詩編から引用した)

第二次大戦の徴兵では歳の順ってぇのがあるから、先ずは跡取り長男をお国に差し出さねばならなくなった。そうして長男が戦死し、次男が辛うじて出兵を逃れて生き残り・・・となったりした。

我が父親も長男だったから、お国に自分の命を捧げねばならんと覚悟し、家族全員が、その為に長男を磨いた。長男には出来る限りの教育と出来る限り良い食事を!そうして長男は別格に育てられた。

そしてその初子は、まるで傷一つない羊や牛のように捧げられ・・・。

「焼き尽くす捧げ物」という言葉が最初に出てくるのは・・・

ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥のうちから取り、焼き尽くす献げ物として祭壇の上にささげた。(創世記 8章20節 新共同訳)

の筈だが、初子ってナニかあると捧げられちゃうのよ。こういうのって文化背景や時代が違っても、まあまあ起こるんだなぁ。

初物の野菜や果物を仏壇(祭壇)にお供えするように、動物(人間という動物)もお供えされてしまう。

生贄ってぇ言葉があるからねぇ。

 

さて・・・

裏ラベル

ゴラン高原産のワイン「YARDEN 2019 Gewurztraminer」1本3000円台のワインでございます。

ゴラン高原ですよ!

ゲヴュルツトラミネールという品種のブドウで造られた白ワイン。ドイツワインで使われる品種だねぇ・・・ま、とにかくコレをしっかりと冷やして酷暑の最中に頂く。コレは至極!

Best served at 7-10℃ と裏ラベルにある通りでございます!

 

ゴラン高原のワインを、この時季に呑むからだろうか?本日のブログはこのような老人の連想による記述である。玉音放送ってそうそうリアルタイムに内容が伝わったワケではないみたいだからねぇ。