Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

ALSACE TRIMBACH RIESLING 2021

TRIMBACH RIESLING 2021

折に付け、アルザスを見つけると呑んでいる昨今だ。

このリースリングは、お値段も凄く高いワケでもないし・・・かといってお安いワケでもないけれど・・・というコトは中途半端な値段帯なのかもしれない。

ワガハイ的には、価格帯でアレコレ判断しはしないけれど、そうは言ってもコレよりもう少し上の価格帯・・・即ち、5000円から10000円位のトコロっていうのが、なんとも微妙な価格帯に思われてしまう。

ならば、10000円を突破した領域に突入してしまった方がイイんじゃね?というワケだ。というコトから、まあ5000円でお釣りがくる範囲までというのが守備範囲となる。日本酒の純米吟醸酒と同程度の価格帯が、日常的な感覚の上限というのが現実的だ。

そういう懐事情からしても、このアルザスは有り難い存在。週末のゆっくりと味わえるタイミングとかに抜栓したくなる。

そしてこのワイナリーは、リースリングの評価が高いらしい。そのようにエノテカの店員さんが語っていた。勿論、この上のクラスのリースリングもあるけれど、まあまあ我家の料理に合わせるならば、この一本が適切なチョイスだと思う。

これ以上、ワインが頑張っちゃうと、我家の料理も頑張らなければならなくなるだろう・・・というコトからも、ホドホドという現実的な話しで収まるのだった。

 

以下リンクは、このワイナリーのピノについて書いた。読まれてない方は参照されたし!

etsuro1.hatenablog.com

総じて、アルザスってその地域のイメージからしても清涼な印象を持っているワガハイである。行ったコトないけれど。

と、円安でGWに海外脱出はど~なのか?というと、近隣に出かける人が多くて、ヨーロッパは少ないらしい。

それに、ロシアの一件でシベリア上空通過が出来なくなってしまって、ヨーロッパは遠くなったよなぁ。やっぱり延々とシベリアを抜けてバルト海上に出た時の解放感っていうのがヨカッタけれどねぇ。もう、ああいう感動は味わえないのかねぇ?

そして世界中の皆さん!争いは止めて軍事費を食料生産に回せば飢饉も減って、み~んな幸せになるだろうに。そんな子供のような幻想を抱くのを止められない。このところ毎日、湯舟に浸かってはそう思う。

思ったトコロでな~んも変わらないけれど。

そういえば・・・「子供のようにならなければ天国に行けない」というような内容の新約聖書の一節があった。ちょっと正確に該当箇所を調べよう!

 

言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。 マタイによる福音書 18章3節(新共同訳)

自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。 マタイによる福音書 18章4節(新共同訳)

 

子供のよう・・・という言葉を、基本や原則に置き換えて考えてみると、少しは大人の思考になるかもしれない。だが、そういう置き換えをすると途端に争うコトは止まないだろうと思いいたる。だから「子供」という言葉でなければマズイのかもしれない。

だが、満たされれば争いが減るには違いないだろう。ただ、人間という動物はあくなき欲望の探究者だから、延々と渇き続ける・・・ってなワケで「渇く」という言葉もまた、何度もイエスの兄貴が語るワケだな。

とにかく呑兵衛だったというイエスの兄貴が言うコトだけに、呑兵衛のワガハイも実に納得する点が多い。コレは多分、非常に不謹慎だが信仰の問題ではなくて、呑兵衛の問題だ。酒繋がりの時代を超越して共有する意識・思いなんじゃね?

www.enoteca.co.jp

トリンパック(生産者)については、上リンク先に詳細が書かれているので、興味のある方は読んでみてね!

で・・・このワインは、時に気の利いたスーパーマーケットの酒売り場に並ぶコトもあるけれど、出来れば温度管理されているエノテカの店頭や、通販で購入した方がイイと思う。品質は、信頼できない販売方法で買い求めないコトで安全が保たれるよねぇ。

www.enoteca.co.jp

何度も書くけど、ワガハイはエノテカの回し者ではない。コレを宣伝したトコロで、ワガハイにはな~んの得もない。

ただ、コストパフォーマンスが高いから紹介しただけだ。

裏ラベル

マイド、エノテカのワインに思うのだが、オリジナルのラベルに被せてエノテカ製のラベルを添付しないで欲しいなぁ。

 

昭和の喫茶店コーヒー

ペーパードリップですなぁ

「コーヒーのことは書かない」と、ブログを始めた頃に書いた。それは嗜好のモノだけに、人それぞれでイイじゃないかと思ったからだ。だが、いろいろな意見が錯綜するのは自由だけれど、ど~~も変な具合のコトも発信されている時があるので、原則的な点については触れておきたいと思った。

そりゃ、ワガハイはコーヒー専門家でもない、ただの長年の愛好家に過ぎないけれど、昨今のコーヒーの状況よりも酷い、あるいはマシだった点もあった昭和の時代から愛飲してきた身として、幾らか記憶をまとめておこうと思う。

まあまあ適切な湯温だろう

本論

日本は敗戦国だったので、あまり良い品質のコーヒー生豆は輸入出来なかったと聞く。そうした状況に比べれば何人かの開拓者のお陰で、現在ではトップクオリティーの豆も輸入されるようになった。そりゃあ、量は限られている。良い品質のモノは、ナニにつけても限定されるものだから。

ブルーマウンテンは、もてはやされた昭和の頃と違い、現在ではあまり芳しくない品質に思われる。モカに至っては悲惨な品質が多く、良質なモノはごく僅かなだけにお目にかかれない。昔のモカは、ホントウのモカだったのかは疑問が多いが、現在の多くのモカよりもマシだった時もあったような気がする。

しかし、昔のコーヒーといったら主に喫茶店で供される飲料だった。家庭ではインスタントコーヒーだったし、わざわざドリップするのは熱烈な数奇者であり、まして豆で購入してガリガリやるのは相当なマニアだった。クオリティーよりは、お点前に酔いしれる要素が高かったようにも見えた。

それぞれ我流で、拘りだらけのコーヒーを楽しんではいたけれど・・・時にとても迷惑なコーヒーを講釈とともに味わう結果となり、疲れるコトもしばしばだった。

 

当時の喫茶店は、煙草の煙とコーヒーのニオイが混ざった怪しい空間であり、香味そのものを堪能する環境ではなかった。それに待ち合わせ、打ち合わせ、歓談の場だったから。

茶店のマスターは朝一番に湯を沸かし、一日分のブレンドコーヒーをまとめて抽出していた。それを温めて客のテーブルに運んでいたりした。一杯ごとにドリップ、またはサイフォン抽出するなんてコトは、凝ったマスターでなければやらなかった。

アメリカンコーヒーは、そのまとめ抽出のブレンドをお湯で薄めて提供していた。だから、その薄めるお湯が美味い・・・要するに水の美味いトコロのアメリカンは旨い!と評判になったりした。ワガハイの知るトコロでは、その評判の店は井戸水だった。

あ!基本的に神奈川県南部地域の幾つかの喫茶店を懐古している。藤沢、茅ケ崎、平塚、小田原、箱根などの店だ。

自家焙煎の店なんてほぼなかった。キーコーヒーの看板を掲げた店が多かったと思う。そして所々にキャラバンコーヒーの看板も見かけた。UCCはあまり気付かなかった。焙煎は独立して専門領域になっていた。

 

ワガハイが高校の頃、喫茶店ピザトーストかツナトーストを注文し、コーヒーセットにするなんて言ったら贅沢だったなぁ。月一だったが、JBL4343 という冷蔵庫みたいな大きさのスピーカーが店内に置かれた店があって、ジャズが流れていたので、ソレ目当てで行った。アンプは王道のマッキントッシュだったような気がする。

店のインテリアは重厚な傾向で、フランス人形が並んでいる店は趣味が合わなかったから入らなかったけど。

店の経営者の趣味性が、同じ趣味の人を惹きつけるという集客作戦は、現在でも用いられている手法かもしれない。オーディオ、バイク、カメラ、美術工芸品・・・そうしたアイテムを並べる傾向は続いているな。

昨今では自家焙煎が多くなったから、店内にドカ~ン!とローストマシーンが鎮座していて、ソレでほぼインテリアが決まっている店もある。それは昔ではあり得ない光景だ。

フレンチローストの豆ですぅ~~

結論

コーヒーの品質を求めるならば、圧倒的に現在の方が良くなっていると思う。香味そのものを味わう人も増えてきたコトもあるだろう。だが、そうしたお客さんのレベルの高さを築いてきたのは、ホントウに一握りのコーヒー関係者の地道な活動からのように思っている。

大手のコーヒー屋さんは、トップクオリティーを当時から知っていても、量が確保出来ないから取り扱わなかった。或いはほんの一部で密に楽しまれていた。そういうコトだったと思う。

ワガハイは高校生の頃、幸運なコトに大手のコーヒーメーカー(UCCだと思うケド)の人に、個人的に抽出レクチャーを受けたコトがあった。その時に用いたコーヒー豆は、通常には流通していないモノだった為、異常なまでに美味なモノだった。

まあ、たぶん・・・そうやってワガハイをコーヒーの道に引き込もうという作戦だったのかもしれない。今から思えば、乗っかって見るのも良かったのかもしれない。高卒でコーヒーのプロの道に進んでいたら・・・今頃は?

 

そしてコレがホントウの結論!

あ、行き着く先は、結局呑兵衛ですぅ~~~

 

etsuro1.hatenablog.com

 

※ JBL4343については以下リンク先を参照されたし!

audio-heritage.jp

 

しゃとうおうべるにこ/れぞるむどかんぶらすかべるねそうびによん???

しかし・・・まあ、よく呑む人だわなぁ、と思われるだろう。ワガハイ的には、週の半分は酒を呑まなくても問題はない。だた、酒が無いと悲しい顔をするのは、むしろ妻なのだ。流石、呑兵衛の両親を持つだけある。これまた血統という宿命なのだろうか?

呑兵衛が宿命ならば、老いれば凄くボケるのもまた宿命。ところが妻は若い頃からボケキャラなので、「何時からボケ症状が始まりましたか?」と医者に問われるコトになったら・・・ワカラン。

だが、そういうワガハイだって、父はアルツハイマー認知症になった。というコトは・・・?

恐怖!アミロイドβ

Chateau Haut Bernicot 2022 BORDEAUX

ストレス解消法で酒を呑むのは、果たして良いのだろうか?という問題はあると思う。これ、重症化すればアルコール依存症になるのではないだろうか。だが、呑兵衛としては人生の苦楽に酒はお供である。

残念ながら、我が結婚式での酒は味わうどころではなかった。ナンで壇上に座らされて披露宴をやらなければならなかったのだろうか?妻にとっては良き思い出の日、らしいが、ワガハイ的には拷問記念日である。

未だに結婚記念日は、地獄の記念日である。だから結婚式の日付を結婚記念日にするのは、ど~も?入籍の日を記念日とした方が、実は感慨深いのだけれど。

とまあ、ン十年前の4月に結婚したのだった。よく離婚するコトもなく今日まで続いた・・・というよりも、ワガハイがよく生存していたもんだ、と思う。

 

これは鬱陶しい便りだが、年に一回、高校同窓会誌と会費納入の用紙が送られてくる。ワガハイ的には学校嫌いだったし、高校にも大した思い入れもなく、な~んも見るコトなく同窓会誌はゴミになるのだが・・・ふと、何を思ったのかペラペラと頁をめくってみた。

還暦過ぎると、随分と同級も亡くなっているんだなぁ・・・

先輩とか後輩も旅立ったかぁ・・・

裏ラベル・・・アルコール度数14.5%って随分高いねぇ

www.mottox.co.jp

さて、このワインはインポーターに「モトックス」と「コルドンヴェール」があるみたいな感じがする。微妙にラベルデザインが違うので、中身も微妙に異なるのかどうかは知らん。飲み比べする程のコトもないだろう。

 

LES ORMES DE CAMBRAS CABERNET SAUVIGNON PAYS D'OC 2022

破綻のないカベルネ・ソーヴィニョンの香味。ブラインドテースティングでも絶対に外すコトのない、典型的なカベルネ・ソーヴィニョンの特徴。

あ!カベルネ・ソーヴィニョンだ。

暫くして・・・

あ!カベルネ・ソーヴィニョンだ。

また暫くして・・・

あ!カベルネ・ソーヴィニョンだ。

そういう感想だ。

裏ラベル・・・外さないインポーター、サントリー

デイリーワインとして、コレは優秀なんじゃね?

特筆すべきナニガシカがあるわけではないけれど、今晩は赤ワインに合う料理だから・・・でも凄く気張って作った料理でもないし・・・という時には合わせやすいだろう。

というコトは、出番が多くなる香味というワケだ。

www.suntory.co.jp

キャラクターが強すぎると出番が減る。酒もそういうコトはあるだろう。

 

それにしても気遣いの出来る、理性的かつ優しさを持った同級生の女性が旅立っていたコトが分かった同窓会誌。卒業後は一度もお会いしたコトはなかったが、姓が変わっていたコトから、きっと心優しい旦那さんに看取られたのだろう・・・と思う。

こう言ってはナンだが、クソ野郎は元気に生き残っているのだろう。

なんか・・・ねぇ?

まあ・・・いいケド。

自分のコトは置いておくコトとして。

 

閑古鳥状態の整形外科・・・PEA配合の燃料添加剤

4月9日の雨の中で咲くチューリップ

画像については、昨日のブログの続きとなる。

昨日はかなり、しっかりとした降雨だった。夕方には小雨になったものの、整形外科に行くと閑古鳥状態で、それはそのクリニックとしては珍しいことだった。医師までも受付に出ていて、スタッフと駄弁っていた。

牧歌的?だねぇ~。

ワガハイは診察なし。リハビリだから医師の出番ではない。

いつも慌ただしいクリニックだから、たまにはノンビリしているのも息抜きでイイのかもしれない。だが、経験的に呼吸器内科では雨が酷いからといって、閑古鳥という状態は経験がない。

ナニかが違う・・・整形外科と呼吸器内科。

一雨ごとに緑が濃くなっていく庭

今朝は快晴。というコトは、昨日の暇とは打って変わって整形外科は大騒ぎになるんだろうか?

人の流れは一定にならないもんだわなぁ。

マスカットベーリーAも芽吹き始めた(鉢植え)昨日撮影

さて、きっと本日は花粉が大量飛散するのだろう。だが出かけなければならない。ただ、使用するマスクをやや高級品・・・という程ではないけれど、一箱50~60枚入りの徳用品に比べれば高級そうな「立体マスク」とやらにすると、多少だが使用効果が高いことが経験出来たので、ソレを用いて外出しようと思う。

問題は花粉以上に排ガスみたいだけど。

マスカットベーリーA(地植え)昨日撮影

排ガスは・・・マスクでは防御しきれない。やっぱり有害物質が分子レベルなんだろう。ウイルスよりも小さい物質の問題なんだろう。それで以前も書いたように、直噴エンジンの冷えた状態でのアイドリングが特にダメだ。

つまり触媒が温まってないから、排ガスが汚いんだなぁ。ワガハイ的にはど~も、マツダスカイアクティブ(特にディーゼル)に怪しい目を向けている。非常に疑いが濃厚である。他のメーカーよりも変なコトになってはいないか?少なくともワガハイには不都合な、ナニガシカのコトになっているような感じがする。

マツダも欧州では尿素SCRを使っているというのだから、日本国内の製品にも用いた方がイイんじゃね?尿素SCRも独特な排ガスのニオイではあるけれど、ワガハイの呼吸器にはダメージが少ない感じがする。

でもとにかく、欧州の排ガス規制に適合させようとすると尿素SCRを使わざるを得ないならば、マツダの誇るスカイアクティブDの特徴も薄らいでしまう。今まで通り、高圧縮比のエンジンに尿素SCRでイイんじゃね?そう思ってしまうけど。

エンジン内部が煤だらけになりやすい直噴系のエンジンの宿命ながら、もう今や多くのクルマのエンジンが直噴だから、み~んな持病を抱えている。我家のクルマも直噴だけに、日頃のメンテナンスに気を遣う。

確かにPEA配合の燃料添加剤は効果を実感出来ているけれど・・・なんか、燃費の良いクルマに乗っても、結局は添加剤を買うコトを思うと相殺されてしまう・・・いや、かえって金掛かっている。環境問題に向かうには、その分のコストが上乗せされるのは仕方ないか。

だが、PEA配合の燃料添加剤で有名なヤツより安価で、高価はそれ以上の実感が得られるタクミオイルのヤツは、我家のクルマと相性がイイんだろう。コレは本当に有難い。どの車種でもイイ結果に繋がるのかは知らんが、お試しの価値はあると思う。

イイ状態でエンジンが燃焼してくれれば、排ガスだって幾らか綺麗になるだろう。乗りっぱなしではなく、時々クルマのメンテナンスに配慮される方が増えるコトを願うのだった。

takumi-motoroil.co.jp

ワガハイ・・・タクミオイルの回し者ではないからねぇ。

etsuro1.hatenablog.com

 

風景としての桜・・・桜の木の下に近づく必要はない

今朝の楊貴妃メダカの様子(雨が酷いから望遠レンズで室内から撮影)

昨夕から降り始めた雨は、現在も勢いよく振り続けている。春は雨が多いコトを忘れがちだが、季節の変わり目だけに毎年、天候の変化に翻弄されるではないか。

桜は毎年風に散らされ雨に濡れて、せっかくの花が・・・と思うのではないか?

花見に行って急に肌寒くなったり、小雨に降られたり・・・ワガハイ的には人生に何度か花見に誘われて、ビニールシートの上で友人たちと酒盛りをしたコトもあった。だが数回経験して分かったのだが、全く快適ではなかった。

酒そのものも、良いコンディションで抜栓出来ないし・・・だいたい、花なんて見なくなるし。

屋台が並んでいると発電機の音が通奏低音となり、時折排ガスのニオイが流れてくる。

買ってきた適当な惣菜が並んでいるのも、なんか侘し過ぎる。全然、風流とは程遠い。そう!スーパーやコンビニの袋がいっぱいに置かれたビニールシートは悲しい。やっぱり"しつらえ”が問われるのだ。

やはり花見を本気で楽しむならば、人出のあまり多くない場所を選び、かといって全く花見客がいないのでは寂し過ぎるから加減が難しいのだが、とにかく料理は出来合いものであっても重箱に詰め替えたい。そして仲間は酒と料理と、ナニヨリ花が好きな人に限る。

まあ・・・風流はおそらく死語、もしくは風前の灯火であって、数寄については解せないコトになっただろうから・・・ワガハイの理想を叶えると、それこそ変人に見られるかもしれぬ。(風流は解せないが、金流・・・即ちキャッシュフローなら分かると言った人がいたなぁ)

もっとも、どう見られようと意に介さないけれど。

でも、そもそも花粉症を抱える連中が多く、ナンで戸外の花粉舞う中でマスク外して酒盛りしなければならないのか?というのが現状だ。

ホント、楽しく酒が呑める連中は見事なまでに花粉症だ。

だれも、花見しよう・・・とは言わなくなった。

散る桜・・・

「酒呑むなら花粉のない快適な室内で、ユルリと過ごしながら呑んだ方がイイよねぇ。もう、桜の下で騒いで呑む年頃じゃないんで!」

そう言いながら、コーヒーをドリップしている自家焙煎店マスターの話しを思い出すなぁ。同い年で、酒の趣味も合う。そしてワガハイよりも圧倒的に美食家だ。コロナ禍で彼と酒を呑みかわすことも避けた。彼自身も営業に差し障りがあるから慎重に行動していた。そうして現在に至るまで、彼もワガハイも新型コロナ及びインフルエンザに罹患することなくやってきた。

この先は当然ながら分からないが。

残る桜も・・・

先日の日曜日は天気も良く、桜の名所に繰り出した人たちは多かった。我家は別件で都内に行かざるを得ないコトがあり、環八を久しぶりにクルマで通過したのだが・・・

砧公園に渡る横断歩道の人の列!

砧公園の駐車場待ちの車の裂!

みんな砧公園に向かって行進しているみたい。

 

♪ み~んな無理して出かけるん~だ!

ってな歌があったコトを思い出した。泉谷しげるさんだったな。

まあねぇ・・・砧公園の桜も見事だからねぇ。

散る桜(昨日の横浜某所にて撮影)

こうして今年も桜が散っていきますよ!と。

葉桜になれば物好きしか見なくなる。そしてへそ曲がりなワガハイは葉桜を楽しむ。そして桜の新葉の美しさを堪能しよう。あの葉色は格別に綺麗ではないか。

そして桜は遠望がいい・・・しみじみとそう思うようになったこの頃。電車の車窓から、家並みの一角に咲いている桜や、丘の斜面に咲く数本の桜を眺めるのが一層楽しいと思うのだ。

風景としての桜・・・桜の木の下には近づく必要はない。

我家のフジが咲き始めた(今朝の雨の中)

金さんの桜吹雪・・・見事、散らせるなら、散らしてみなぁ~~~!

松方弘樹さんがいない・・・実につまらん芸能界になった。そろそろワガハイ的には、テレビを棄てたい。見るもんがない。

まあ、見るならこれから咲きまくるフジの花だな。

といっても、フジテレビじゃないからねぇ。

 

スーパーマーケットの酒売り場に並ぶワイン3本

アーサーメッツ オーセロワ

オーセロワというブドウ品種について詳細は知らない。あまり呑む機会もないので、たまたま安価なヤツがスーパーマーケットの酒売り場に並んでいたので買ってみた。

初手の印象では、ピノ・ブランとの差異がピンとこなかった。だが、とにかくソフトな口当たりなので喜ぶ方も多いだろうと思った。そういった人に差し入れするにはイイなぁ・・・と思いながら呑んだ。

別に不満はない。だが、ワガハイの嗜好としてはちょっと物足りない。それにアルザスならばアリゴテとかもあるし・・・と思いながら、アリゴテも随分とご無沙汰だが、アリゴテを思い出すような雰囲気もあると思った。

もっとも、あまりにも多様なブドウ品種だけに、なんだか分からなくなってくるところもあるのだが。

www.mavie.co.jp

アリゴテは一時、上リンク先のマヴィで幾つかのワインを購入した。どれも素晴らしかったのだが、ソレと今回のワインを比較するのは酷だろう。

でもあえて比べると、この「アーサーメッツ オーセロワ」は酸に表情が乏しい。日本酒ならば、濾過しまくった端麗辛口酒みたいな感じだろうか。それでも原料がブドウだけにブドウの表情は出てくるので、極端な端麗辛口酒のような痩せた香味ではない点は有り難い。

裏ラベル

裏ラベル書きにある「セージ」っぽさは分かる。ワガハイ的にはフルーツ的な香りよりも、セージっぽさの方が感じられた。まあ、安価なワインなのでガチガチに冷やして、真夏に楽しむのもアリか。ヴィンテージはもう少し若いものがあったら、その方がイイかもしれない。

https://www.aeondewine.com/shop/g/gA106-3183520704560/

 

Plessis Duval MUSCADET Sevres et Maine sur Lie

概ね柑橘系の淡いタッチがあって、そ~ゆ~香味好きのワガハイとしては安価に気軽に呑める点が実に有難い・・・スーパーマーケットの酒売り場に並ぶ白ワインなのだった。

その酒売り場って、イオンですぅ~~~

プレシー・デュヴァル ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュールリー

長いんで、いちいち覚えられない。だが、ボトルデザインで覚えていれば良い。あ!コレねぇ!不快感はないし、十分なんだよなぁ・・・というコトで、他にピンとくるものがなければコレを手に取る。

裏ラベル

一応、それなりの淡いミネラル感もあるコトはある。ロワール的なナニガシカの雰囲気も、それなりに淡いがある。全てが淡いのだけれど、とにかく不快感はない。その一点において、スーパーマーケットの酒売り場に並ぶワインとしては購入する価値がある。そう、ワガハイは感じている。

https://www.aeondewine.com/shop/g/gA106-3211209990154/

 

高畠醸造 赤 マスカット・ベーリーA使用

いや、まあ・・・美味いです。問題ありません。

ただ・・・高畠町はぶどうの収穫地ではありません という表記がナンなんだろう?深く追及する気もないので調べないのだが、その通りなのだろう。他で栽培されたブドウを運んできて、高畠町醸造しているという意味だろう。

裏ラベルならぬ横の表示

老眼になると、ホントウに売場で細かな字を読んで確認するのが面倒になった。そういうことは多くの先輩方から聞いてきた話しだが、自分もそういう状態になった。それでも若い頃から視力が極めて良好だった妻に比べれば、我が近視の眼球は細かな文字を頑張れば判読出来るけれど・・・乱視が邪魔をする。

そんなワケで、帰宅してからジックリと裏書を読んだりする。

原材料名 ぶどう(日本産)/

そりゃあ、マスカットベーリーAならば国産ブドウだとは思うが、原材料名の末尾の/はいったいナニ?その先にはナニかが記入される筈だったのだろうか?例えばブドウの産地だとか。

そういう些細なコトが気になってしまうのだった。味わいはライト。とにかく軽いので不快な問題は生じない。そして赤ワインなのだが、ジュースがアルコール発酵したような香味だけに、ガチガチに冷やしてしまった方が飲み頃温度かもしれない。

つまり、赤ワインの渋みが苦手な方は好都合のワインだと思った。

高畠醸造 ルージュ 720ml | クラブ高畠ワイナリー

 

炸裂無濾過「森本」

昨日の流れから・・・

コンクリートの打設ってぇのも、単純な作業のように見えても奥が深い。そりゃ、ナニゴトも奥はあるもんだが、あるトコロでバックネット的なモノを作っている現場に立ち会ったコトがあった。休憩中にベテランの方と雑談出来たんだが、型に流し込んでいる時の叩き具合にコツがあって、新人君をドヤしていたのはああやって経験を重ねていくしかない!んだそうだ。

直ぐにハラスメントと言われてしまいがちな昨今だが、時に「オリャあ!気合足りねぇんだ!馬鹿野郎!」的な言葉が飛ばないと、体感出来ないトコロもあるだろう。「おめ~の気合が足りねぇと、全部オジャンになっちまうんだよ!」ってなコトは確かにあるからねぇ。

無茶苦茶なようでいて、理に適っている時もある罵声ではある。でもまあ、そういう方法を使わずに穏やかにやっていくように、時代は変化してきたんだなぁ。

にも拘わらず、個人ではなく、国家間になるとミサイルが飛び交い、戦車が走り、戦闘機が落ちる。そして大量に人が死ぬ。とにかく世の中は矛盾に満ちている点は、永遠に解決の糸が導き出されるコトなく、人類は滅びるんだろう。

「経験的に酷いコトが繰り返されてきたけれど、それでも人類はここまで滅びずに存続してきた。だから大丈夫だ。人間は永遠の命の許にある!」

そう語ったキリスト教司祭もいたけれど、経験則が通用しない時代が訪れてきている点には気付かないのだろうか?常識は破られ、刷新されるならいいけれど、不可逆的な問題が山積みになっていきますよ・・・と思うのだ。

 

あれこれ理由付けして正当化するお偉いさんたちの言動を見ていると、案外、典型的かつシンプルに、その構造が垣間見られた静岡県知事の失言問題だったようにも思えた。最後は「もうやってらんねぇ」的な心境のようにも見えたなぁ。

炸裂はコトバだけじゃない

で・・・静岡県のお酒「森本」、JR菊川駅南口駅前立地の酒蔵だ。静岡県外では入手困難な酒だが、めずらしく神奈川県内で見かけたので買ってきた。

番外詰(森本)

この表記がいかにも森本さんの人柄が現れているなぁ・・・と、笑える。といっても一度だけしかお会いしたコトないけれど。

(森本)で止めているトコロが効いてるねぇ!

 

最小人数で酒を仕込んでいる蔵として、知る人ぞ知る有名な蔵だ。ワガハイがお会いした時は、本当に一人で造っているという話しだった。最近は息子さんが造りに加わったと聞いた。なんか安心だねぇ。

酒の味は、ますます冴えてきた。昔はしっかりと良心的に造りました・・・結果、ドバッ!と旨味がノッてます!的な酒だったので、森本呑んだらその先はない、と一部で言われた。

そりゃ、今でも味はしっかりとしてて、フルボディ系だ。だが洗練度が増しているのは香味バランスが大進化したからだろう。でもまあ・・・コレを呑むと暫く日本酒はお休み、になるには違いない。

Sakuretsu Dry taste

炸裂、Sakuretsu・・・と何度も書かれている。ではいったいナニが炸裂しているのか?それは炸裂・・・というのが適切な表現なのかはワカランけど、ラベルデザインから受ける洋酒的な印象は伊達ではない。

吞んでいるととてもゆっくりとしたペースでの杯の進み方になり、味わいそのものもどこかウイスキー的な雰囲気が感じられる。特にアフターテイストが蒸留酒っぽい。それはアル添が浮くようなものではなく、純米表記には偽りはない。

とにかく杯のペースは極めてゆっくりであり、しみじみと楽しむペースになる。

裏ラベル

使用酵母が協会901号という、つまりカプロン酸が出ますよ!的な酵母なんだが、立香は気にならない。そりゃ精米60%だから・・・と仰る貴兄!60%でも立つ時は立つのだ。うまく抑制された感じで含香に僅かな心地よいフルーティーなタッチが残る。

ますます静かに、ゆったりと付き合いたくなる一升瓶となった。

いい時間が過ごせたねぇ。森本さん、ありがとう。