Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

洗濯槽の菌の巣まで除去?するんだぁ・・・

そう上手くはいかない

上画像は、ある洗濯洗剤の裏書だ。こういう能書きで、その通りだったコトなんて一度もないから、ハナからアテになどしていない。除菌だの殺菌だのと言っても、そりゃあ界面活性剤なんだから、そうした効果が全く無かったとしたら・・・むしろ不思議な位だろう。全面的にあらゆるウイルスや菌に効果がある!なんてぇコトも、あり得ないから。

なにせ、煮沸消毒でもダメという菌がいるワケだから。ウエルシュ菌[Clostridium perfringens]というのは、しばしば集団食中毒を引き起こしてニュースになる。一晩寝かせたカレーで食中毒、といった例で有名な菌だ。コレはありふれた菌だというし、そもそもヒトや動物の大腸内常在菌らしいから・・・ならばナンで、そうした菌の出す毒素で食中毒なんか引き起こすんだろうか?と、単純に考えてしまうコトはあるだろう。

自分の大腸の中で、毎日マイニチ毒素出してんじゃね?だからいい加減、その毒素に慣れているんじゃね?そんな風に思ってしまうかもしれない。だが、こうした菌は単体でウヨウヨしているワケではなく、もの凄い種類の細菌類の中で頑張って生きていて、一種類が増えすぎないというコトなんだろう。

で、加熱した鍋の中で生き延びたウエルシュ菌は、他にライバルがいない・・・あるいは少ないというワケで、伸び伸びと増殖してしまうワケだ。そうしてソレを食事で大量に摂取してしまうと・・・ヤバいワケだ。

なんでも、エンテロトキシン産生性ウエルシュ菌・・・とかいう、下痢原性ウエルシュ菌とも言うらしいが・・・が、ヤバい!と。

えんてろときしん・・・?

ナンじゃそれ??

数あるタンパク質毒素の中で、腸管で悪さをする毒素の総称・・・のコトらしい。ではナンで毒素なのか?っていうと、消化出来ない・・・つまり分解できないというコトだよなぁ。人間の消化液が持つ分解酵素では壊せないから食中毒になってしまうのだな。

というワケで、肉眼では見えないし、顕微鏡下で見つけても、それがナンだか分からない素人にとっては、とにかく煮込んだ料理など常温(室温)で長時間放置しないのが得策。

子供の頃、残り物のカレーを一人で食べて腹痛・下痢に苦しんだコトがあるんだが、あれはおそらくウエルシュ菌による食中毒だったと思う。かかりつけ医は「胃腸が弱ったんでしょう・・・」と言った程度だったと思うケド。

残り物には福がある・・・というのがウソだ!と、実感した小学校3年か、4年の経験だ。

 

森鴎外が、ナニやら細菌について知ってしまったが為に、極度の潔癖症に陥ったというエピソードが知られているが、コロナ禍での手洗い励行が推奨されたコトにより、清潔意識も極端に二極化したような気もする。

先日も、某ホームセンターのトイレで異常なまでに神経質な手洗いをする男がいた。全く、完璧なまでにお手本通りの手洗いだった。

大でも直に触ってしまったんだろうか?

道の駅のトイレでは、これまた徹底的な手洗いをする作業着姿の男がいた。ただ、この人の手は機械整備でもしたのか真っ黒だったからかもしれない。そりゃ、ソレで分かるけれど・・・某ホームセンターの男に限らず、凄い手洗いの人を時々見かける。そして一方では相変わらずスマホ片手に用を足し、手も洗わずにそのままスマホを見ながら出ていく男もいる。

なんか・・・もう少し中庸を生きて欲しいと思うワガハイなのだった。

 

で・・・「洗濯槽の菌の巣まで除去!」する洗剤というが、細菌類はソコソコ死滅しているんだろう。そうでなければ洗濯する意味がない。だが、実際には黒カビ類がジワジワと浸食していくよなぁ。定期的にカビをキラーするヤツを使わなければならない。

結局、そういうキラー剤を・・・ソロソロやらねばならない。

一度、洗濯機を分解掃除したコトがあったが・・・ありゃ、狭い風呂場でやるモンじゃない。もう・・・四苦八苦してエライことになったから。作業空間が広い人ならやってもイイかもしれないケド。六畳間以上の浴室空間があれば、まあまあ作業性はイイと思うケドね。それと、年末の大掃除で洗濯機の分解掃除はやらない方がイイ。ありゃ、夏にやった方が身の為だ。