今さら大騒ぎする程のコトでもなかろうに・・・と思った。
Panasonicのデジカメ、「LIMIX S9」の製品サイトに用いられた画像が、このカメラで撮影されたものではなかった件についてだ。
そんなの、大昔からアテにならんコトだったからねぇ。今に始まったコトじゃなし、パナソニックに限らず他のメーカーだってやってたなぁ。
A社のカタログに使った写真が、B社のカメラで撮影されたものだったりした。作例写真のように使われるから問題になるのかもしれないが、イメージカットならばアリアリってなもんだ。それに商品写真は大型カメラでアオリ使って撮っているワケで、そりゃあ、大型カメラだけにどこのメーカーでも作っているワケじゃない。
もっともニコンならば大判レンズも作っていたから・・・「わが社のカメラの撮影はニッコールの大判レンズで撮ってね!シュナイダーは使わないでね!!」ってなコトは出来る。でもキャノンは大判レンズ作ってなかったから、そういうワケにはいかぬ。逆に「シュナイダーならいいケド、ニッコールは使ってくれるな」ってなコトを言ってたかどうかは知らんケド。
ま、ワガハイ的経験では某メーカーの仕事で「フジのフィルムは使ってくれるな・・・」と言われたコトもあるし、コダック禁止令もあった。ナンにも言わんからコニカ使ったら「信じられん」といった顔をされたコトもあった。
アグファ使ったら「珍しい」と言われたなぁ。そんなの、地味な発色を求めたらフジなんて使えないワなぁ。絵具ならば「Winsor&Newton」と「クサカベ」じゃ、大いに違うからねぇ。絵具を使い分けるように、フィルムを使い分けてナニが悪い!ってなもんだった。
つまり、プロの関わるコトはアテにしてはいけない。ニコンで撮って使用機材がコンタックスになっていたり、ペンタックスで撮ったのにキャノンになっていたようなコトもあった。
突っ込まれたらこう言う・・・「どのカメラ使ったかなんて、覚えてない」。
そういうコトです!
とにかく、そんなモンで御座いました。
アナログ時代・・・ネガとかポジのフィルムを直に見れば・・・特に引き伸ばし機にかければ、オリンパスは直ぐに分かったけれど。何故なら24×36mmという35mmのフォーマット公称値ながら、各メーカーにより微妙な差があって、オリンパスはデカかったから。
つまり、実画面が大きかった。その大きさに対してファインダー視野率97%だったっけ?OM-1(フィルムカメラのやつ)は、あの小型のボディにして凄い努力の設計なワケだ。それに対して実画面が小さいニコンのF-2やF-3で、ファインダー視野率約100%って言われても・・・まあ、ね。100%は100%なんだろうけど。
というワケで、な~~んか、昔を知る老人としては、何を今さら・・・と思うのだった。