昨日の続き de ございます。
ミノルタSRT-101で撮ろうと思ったワケだ。ということは、クリーニングぐらいはしておこう。
このカメラは、あるカメラコレクターからいただいた一台だ。そのコレクターさんは、機械式のカメラに拘る方で、ハイブリッドシャッターや電子制御シャッターのカメラはコレクションしていないという。
その気持ちは痛い程分かる。機械式ならば修理についてもナントカなるコトもあるから。
話しのスジはズレるが、ペンタックスMXを買いそびれたのは不覚だった。ナンで新品でゲットしておかなかったんだろう。あのコンパクトなフィルム一眼レフカメラは、酷使に耐えるかどうかは別として、フォルムは最も均整の取れた美しいカメラだったと思う。
ペンタックスって、時々イイ感じの製品を出すからねぇ。コンデジだけどMX-1もなかなかオシャレだった。コレもボ~っとしている間に買いそびれた。もっともワガハイはコレクターではないから、カタログ位は持っていてもヨカッタかなぁ。
(そう思うと、キャノンやニコンにそのようなカメラがないんだよなぁ?)
ああ、標準レンズ付きで一台、買っておけばヨカッタ・・・ペンタックスMX。
コンパクトな35mm一眼レフとしては、オリンパスOM-1(デジタルじゃないヤツ)なども代表的な機種だけど、微妙なトコロでペンタックスMXの方がエレガントだよなぁ。
ああ、やっぱり不覚だった。思い出すと後悔してしまう。
まあ、そんなに後悔するならば中古でも程度の良いものを買えばイイけれど・・・そんなにカメラばかり増やしても・・・とも思うので止める。一応、大貫カメラ(横浜の老舗カメラ店で、ワガハイが好きな店)のサイトで見つけたけれど。
それでミノルタSRT-101の話しになる。このカメラとは小学5年生?の頃に出会っており、叔父から一時的に使わせてもらっていた思い出の機種だ。だから一眼レフの一通りの扱い方を覚えた機種でもある。
それ以前に少しだけ、ペンタックスSPを触らせてもらったコトもあったが、ワガハイ的にはこのミノルタのカメラへの思い出は深い。そんな話をコレクターの方にしていたら・・・
「2台あるから、1台プレゼントするよ!」
というコトで現在に至っている。
カメラの状態は、年数の割には美品なのではないだろうか。そして一応一通りの機能は動く。不正確な雰囲気は満載だけど。そしてミラーは縁が少しだけ曇っている。ダメージという点では、そのミラーだけが残念な点だが、軽症なのでファインダー像に問題は感じない。
レンズは「MD ZOOM ROKKOR 35‐70mm 1:3.5」で、ボデイに対しては年式の新しいモノが付いている。
フィルム給送に関しても問題ない。布幕横走りフォーカルプレーンシャッターだ。
一通りのクリーニングをして、内蔵露出計は使わないコトにし・・・というか丁度良い電池の手持ちも無いし、どうせ狂っているだろうから。追針式の露出計の使い心地を試せないのは残念だけど・・・っていうか、ファインダー内の追針式露出計って分かり易くて使いやすいモノだったケドねぇ。マニュアルで露出コントロールをするならば、今でもいいやり方だと思うけれど・・・ウダウダ ブツブツ
ま、現在はAEとAF込みのカメラ評価の時代だよな。
というワケで、お久し振りに露出計を引っ張り出した。左のミノルタの露出計は長きにわたってワガハイを支えてくれた。だが、アップダウンスイッチがバカになってしまって使いモノにならない。もっともデジカメになってからは単体露出計の出番って少なくなったのだが、無いと困る時があるので買ったのが右側のケンコーのヤツ。
まあ、どちらも定番商品なワケだけど(でもKFM-1100も製造終了だけど)。
どちらも受光球が同じものを使える。そして今は、ケンコーの露出計に平面受光板を付けている。露出を測るというよりも、照明比を測る為に使っているのだ。コレを使うと、作業を一旦中断して片付けてもライティングを再構築出来るので、稀に必要になる道具なのだ。
クリーニングを終えたカメラには、サッサとフィルムも装填した。あとは天候の回復を待つばかり。どこか適当な街歩きでもして、いい加減なスナップでもしようか。