再び山梨県に出かけた。言うまでもなく、ワインの追加購入の為だ。
山梨県は神奈川県と隣接しているのに、丹沢山塊のお陰で迂回して行かなければならない。直行出来るならば大した距離ではないけれど、クルマで片道2~3時間のドライブとなる。今回も往復「東富士五湖道路」を使った。この道路のお陰で山中湖畔の渋滞などを避けられるし、面倒な篭坂峠をスルー出来る。ナンダカンダで30分では収まらない時間短縮効果があると思うので、少々高額な気もするが通行料をケチらない。
それに、今回の山梨行きの目論見はワインだけではない。以前から気になっていた「韮崎市民俗資料館」まで足を伸ばしてみたかったのだ。山梨県は遺跡からの発掘品に素晴らしいモノがあるから、博物館とか資料館はとにかく覗いてみたいのだ。
韮崎というトコロも、ソコが目的で訪ねたコトがない。いつも通過するだけだった。「新府城跡」もあるから、城郭マニアならば絶対に外せないトコロだとは思うが・・・まあ、城郭は、行けば興味深いんだが、そんなにマニアックな世界に立ち入りたいとも思わないからなぁ。
それよりも土器、石器を眺めている方が楽しい。別にこれらもマニアックに知識を積み上げていくワケでもなく、ただただ眺めて視覚的な快楽に浸るだけの楽しみだけど。
そんなワケで、大した土地勘も無いままに、グーグルマップだけを頼りに・・・というよりも、マイドのヤマカンで韮崎市民俗資料館を目指した。要するに国道20号を諏訪方向に走って、「韮崎駅」とか書かれた道標に従ってどこかの交差点を曲がれば、概ねトンデモナイところには行きつかない筈なんである。それに「民俗資料館」の案内板だってあるだろう。
というワケで、グーグルマップでの下調べもいい加減なモンで、チョチョイと行けると高をくくって車を走らせた。すると何故か中央道の韮崎インターに行き着いた。完全に外れ!だ。ローソンに入ってお茶など買って、改めてグーグルマップを確認すると、そのまま上がってきた道を下って行けば、概ね民俗資料館の近所にたどり着きそうなコトが分かった。
楽勝!と思えた。それで安易にクルマを走らせていくと・・・トンネルに入った。
「あ!そうか・・・これを出ると国道20号だ!」
目的地はトンネルの上にある。
で・・・トンネルを出て直ぐに左折して曲がりくねった道を上り、トンネルの上を目指したんだが・・・行き着いた先は「韮崎中央公園」だった。
中央公園とは言うけれど、市街地からはかなり離れている。もっとも「新府城」のある尾根の流れだから、かつてはかなり中央だったのかもしれない。そんなコトを思いつつ、とりあえず目的地ではない中央公園の駐車場に入った。
丁度いい・・・トイレ休憩としよう。
すると・・・
何度もD52ネタで書いていたんだが・・・別にSLマニアでもないんだが、呼んでいるのかねぇ。思いもよらず「C12 5」と対面した。
こりゃ、鈑金修理が必要だから大事だぞ!かなり重症化してきているぞ!この公園のシンボル的な位置に設置されているだけに、設置し続けるならば一刻も早く修繕しないと・・・ドンドン補修費用が高額になっていってしまう。
ボランティアで修理するにしても、掛かる経費はソレなりになるだろうからねぇ。
蒸気機関車のあらまし
蒸気機関車のはじまり
1769年 フランスのニコラス・ジョセフ・クーノが荷車に蒸気
機関車を取りつけて道路上を運転。
1825年 イギリスのジョージ・スティンブンソンが時速16kmで
走る"ロコモーション号”を製作した。世界最初の営業
用汽車鉄道となった。
1854年 薩摩の藩主島津斉杉が藩士に命じて日本最初の蒸
気機関車の模型を製作。
1872年 10月14日 新橋・横浜間に鉄道が開通、現在の鉄道
記念日となる
蒸気機関車の種類
テンダ機関車 機関車のすぐ後に石炭と水を積んだテンダ(炭水車)
を連結した。
タンク機関車 機関車自身に炭水と水槽(タンク)をもったもの。
飽和蒸気機関車 シリンダーに飽和蒸気を使用するもの。
加熱蒸気機関車 飽和蒸気を過熱装置によってさらに熱したものをシリ
ンダーに使用する。
蒸気機関車の形式番号
動軸の数をA,B,C,D,E,F,G,Hであらわし、タンク機関車は
10~49 テンダ機関車は50~99であらわし、次にくる数字が製作
番号です。
C125号(1‐C‐1加熱タンク機関車)
長さ 11.350m 重さ 空42.8t 積53.0t
幅 2.936m 最大動輪馬力 502HP
高さ 3.900m 最高運転速度 75km/h
代価 38.460円
C125蒸気機関車のはたらき
昭和8年 2月 汽車製造株式会社で製作、宇都宮機関区で活躍
12年12月 苗穂(北海道)機関区で活躍
13年10月 遠軽(北海道)機関区で活躍
29年12月 小樽築港機関区で活躍
30年 3月 横川機関区で活躍
44年 5月 甲府機関区で活躍
45年 4月 廃車 全走行距離1.274.284km(地球を約32周)
説明板があれば、出来るだけ書き起こしておく。いずれ薄くなって読めなくなる運命だから。しかし、蒸気機関車本体よりも説明板の状態の方が圧倒的に良いのだが・・・材質の違い?
おいおい!「韮崎市民俗資料館」はどうした?
それはまた次回。