Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「韮崎中央公園」で「C12 5」と対面する

冬景色の公園

再び山梨県に出かけた。言うまでもなく、ワインの追加購入の為だ。

山梨県は神奈川県と隣接しているのに、丹沢山塊のお陰で迂回して行かなければならない。直行出来るならば大した距離ではないけれど、クルマで片道2~3時間のドライブとなる。今回も往復「東富士五湖道路」を使った。この道路のお陰で山中湖畔の渋滞などを避けられるし、面倒な篭坂峠をスルー出来る。ナンダカンダで30分では収まらない時間短縮効果があると思うので、少々高額な気もするが通行料をケチらない。

それに、今回の山梨行きの目論見はワインだけではない。以前から気になっていた「韮崎市民俗資料館」まで足を伸ばしてみたかったのだ。山梨県は遺跡からの発掘品に素晴らしいモノがあるから、博物館とか資料館はとにかく覗いてみたいのだ。

www.city.nirasaki.lg.jp

韮崎というトコロも、ソコが目的で訪ねたコトがない。いつも通過するだけだった。「新府城跡」もあるから、城郭マニアならば絶対に外せないトコロだとは思うが・・・まあ、城郭は、行けば興味深いんだが、そんなにマニアックな世界に立ち入りたいとも思わないからなぁ。

それよりも土器、石器を眺めている方が楽しい。別にこれらもマニアックに知識を積み上げていくワケでもなく、ただただ眺めて視覚的な快楽に浸るだけの楽しみだけど。

 

そんなワケで、大した土地勘も無いままに、グーグルマップだけを頼りに・・・というよりも、マイドのヤマカンで韮崎市民俗資料館を目指した。要するに国道20号を諏訪方向に走って、「韮崎駅」とか書かれた道標に従ってどこかの交差点を曲がれば、概ねトンデモナイところには行きつかない筈なんである。それに「民俗資料館」の案内板だってあるだろう。

というワケで、グーグルマップでの下調べもいい加減なモンで、チョチョイと行けると高をくくって車を走らせた。すると何故か中央道の韮崎インターに行き着いた。完全に外れ!だ。ローソンに入ってお茶など買って、改めてグーグルマップを確認すると、そのまま上がってきた道を下って行けば、概ね民俗資料館の近所にたどり着きそうなコトが分かった。

楽勝!と思えた。それで安易にクルマを走らせていくと・・・トンネルに入った。

「あ!そうか・・・これを出ると国道20号だ!」

目的地はトンネルの上にある。

で・・・トンネルを出て直ぐに左折して曲がりくねった道を上り、トンネルの上を目指したんだが・・・行き着いた先は「韮崎中央公園」だった。

中央公園とは言うけれど、市街地からはかなり離れている。もっとも「新府城」のある尾根の流れだから、かつてはかなり中央だったのかもしれない。そんなコトを思いつつ、とりあえず目的地ではない中央公園の駐車場に入った。

丁度いい・・・トイレ休憩としよう。

すると・・・

SLじゃないかい?

何度もD52ネタで書いていたんだが・・・別にSLマニアでもないんだが、呼んでいるのかねぇ。思いもよらず「C12 5」と対面した。

正面の図

もう少し寄ってみたの図

小振りでイイねぇ・・・C12

愛着が湧きそうな面構え

空が綺麗だが・・・傷んでるなぁ

公園のいい場所に設置されているんだが

いや・・・かなりきてるねぇ

うわゎゎ・・・

ありゃりゃりゃ・・・

穴開いちゃったんだぁ・・・

こりゃ、鈑金修理が必要だから大事だぞ!かなり重症化してきているぞ!この公園のシンボル的な位置に設置されているだけに、設置し続けるならば一刻も早く修繕しないと・・・ドンドン補修費用が高額になっていってしまう。

ボランティアで修理するにしても、掛かる経費はソレなりになるだろうからねぇ。

一応・・・全体の図

説明板があった

蒸気機関車のあらまし

 蒸気機関車のはじまり
1769年 フランスのニコラス・ジョセフ・クーノが荷車に蒸気
    機関車を取りつけて道路上を運転。
1825年 イギリスのジョージ・スティンブンソンが時速16kmで
    走る"ロコモーション号”を製作した。世界最初の営業
    用汽車鉄道となった。
1854年 薩摩の藩主島津斉杉が藩士に命じて日本最初の蒸
    気機関車の模型を製作。
1872年 10月14日 新橋・横浜間に鉄道が開通、現在の鉄道
    記念日となる

 

 蒸気機関車の種類
テンダ機関車  機関車のすぐ後に石炭と水を積んだテンダ(炭水車)
        を連結した。
タンク機関車  機関車自身に炭水と水槽(タンク)をもったもの。
飽和蒸気機関車 シリンダーに飽和蒸気を使用するもの。
加熱蒸気機関車 飽和蒸気を過熱装置によってさらに熱したものをシリ
        ンダーに使用する。

 

 蒸気機関車の形式番号
動軸の数をA,B,C,D,E,F,G,Hであらわし、タンク機関車は
10~49 テンダ機関車は50~99であらわし、次にくる数字が製作
番号です。

 

 C125号(1‐C‐1加熱タンク機関車)
長さ 11.350m   重さ 空42.8t 積53.0t
幅 2.936m   最大動輪馬力 502HP
高さ 3.900m  最高運転速度 75km/h
代価 38.460円

 

 C125蒸気機関車のはたらき
昭和8年  2月 汽車製造株式会社で製作、宇都宮機関区で活躍
     12年12月 苗穂(北海道)機関区で活躍
     13年10月 遠軽(北海道)機関区で活躍
     29年12月 小樽築港機関区で活躍
     30年  3月 横川機関区で活躍
     44年  5月 甲府機関区で活躍
     45年  4月 廃車 全走行距離1.274.284km(地球を約32周)

説明板があれば、出来るだけ書き起こしておく。いずれ薄くなって読めなくなる運命だから。しかし、蒸気機関車本体よりも説明板の状態の方が圧倒的に良いのだが・・・材質の違い?

 

おいおい!「韮崎市民俗資料館」はどうした?

それはまた次回。