水俣病訴訟の司法判断について
当時は、今ほど物流が進んでいなかったかもしれない。だが、水俣に住んでいなくても、水俣の魚を食べるコトはあるだろう。
同時代に発泡スチロールに氷を沢山入れて、大量のサンマを送ってくれたのは、遠縁の気仙沼に住む人だった。お陰でワガハイの子供時代はおやつにもサンマが出てきた。
だから、水俣で採れた魚を発泡スチロールに氷を沢山入れて送った・・・ってなコトだってあっただろうに。
「地域の外であっても、水銀に汚染された魚介類を継続的に食べた場合には、水俣病を発症し得る程度に水銀を摂取したと推認するのが合理的だ」(以下リンク先からの引用)
合理的っていうか、ナニを今更?とも思うが・・・やっと現実に即した判決内容になってきた。裁判所の皆さんは、一般的な見識に欠け続けてきたからなぁ。
とにかく、ようやく常識的な判決結果になってきた感じがした。
法や秩序を維持するには、時流・流行に敏感ではなく、適度な鈍重さも必要なのかもしれない。結局は「義」という基準の共有が困難な時代だからねぇ・・・
フラフラだからねぇ。
ま、あまりに強力で独裁的に傾くよりはマシなのかもしれないが。
でも、結局は頑なというコトが過ぎれば、打ち捨てられるというコトで、ナニガシかの変革をしていかないと、裁判もまた打ち捨てられるかもしれない。いろいろ考えさせられる水俣病裁判だ。
シルバーホワイトにまつわる話
水銀中毒は怖い。だが、忘れられている件をここに記しておこうと思う。それは鉛中毒なんだが・・・
戦前とか戦後の昭和中頃までだっただろうか。絵描きに鉛中毒がいた。油絵具のシルバーホワイトってぇのが鉛白だからねぇ。聞いたトコロによると、シルバーホワイトって甘いらしい。嘘かホントか知らんが、シルバーホワイトをパンに塗って食った・・・という話もあったから。
明らか過ぎるヤバさ、だよねぇ。
何でそんなコトしたか?
絵描きのアタマが悪かったから?
其れは、そうかもしれない。アタマよりは感性の人が多いかもしれないから、甘いなら良いんじゃね?的なトコロはあり得る。絵具皿に醤油を入れて、土産の刺身を肴に酒を呑んだ・・・というコトもあったらしいし。
几帳面な絵描きもいるが、ルーズな方々も多いよなぁ?
だが、注意していても絵描きは知らぬ間にジワジワと、鉛白が蓄積してしまうかもしれない、という。つまりシルバーホワイトを使った後の道具の始末の際に、少しずつ指に付いた鉛が体内に蓄積していく・・・ふき取っても、洗っても、ホントウに微量の鉛が蓄積していく・・・一度体内に入った鉛は、なかなか出て行かないらしいからねぇ。
というワケで、「オレの腰痛や体調不調は、絵具の顔料のせいだから仕方ない」と言っていたのは、ワガハイの高校時代の美術教諭だった。実際のトコロは、絵ばかり描いていてロクなモノを食べていなかったのが、主な原因だった筈だけど。
昔はシルバーホワイトって主流の白だった。鉛白はペンキにも使われていたし、その堅牢さと被覆力には定評があった。ただし、硫黄とは反応してくすんでしまったりすると言われ、変色の一因とも言われた。だから、ワガハイ的には箱根にある美術館って、大丈夫なのかなぁ・・・と思ってしまう。昔の名画を展示しているし、なんとなく火山性ガスが低濃度ながらも漂う地域だから。
ある空調機器メンテナンスの人が言ってたが、箱根では、金属部分の腐食は速いらしいから。
ポーラ美術館って、大丈夫なのかなぁ?
まあ・・・何らかの対策を講じてあるんだろうが。
色材について、もう少し詳しく知りたい方は、以下リンク先など参照されたし!
本日のトドメ!
あらあらあら・・・購入3日目でコレだもの!
某有名デパ地下で焼き立てパンとして売られていたパンドミーでございます。ある方のお土産でございます。
で、ワガハイ的には貰った当日、このパンを袋ごと手にした瞬間に「ダメだなこりゃ!」と感じた。理由は一つ!
嵩の割に重たかった。
それはたぶん・・・焼減率がおかしい。
こういうパンは、放冷中の環境が悪ければ、買って翌日にもカビが発生する。
確実に翌日もしくは翌々日には黒カビが盛大に発生するパン屋さんが、神奈川県にあるケドねぇ・・・何故か閉店もせずに続いている。
それはともかく・・・このハンドミーは、かなりリッチ配合でもあったから、カビさんとしては栄養たっぷりでいい培地になったんだろうなぁ・・・そしてその胞子は、放冷工程で沢山付着したんだろう。
デパ地下の売り場の片隅にオーブンが置かれて、おいしそうな焼き立ての香りを立てて売られていたんだろうか?
ま、デパ地下の環境って・・・こう言ってはナンだが、良いとは言えないからねぇ。カビの胞子も多いだろうと予想されるな。