Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

旨酒讃美!「杉錦 エドノアキザケ」「新酒 丹沢山」

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エドノアキザケ

立寄る酒販店っていうのもだいたい決まってくる。自分の行動半径内で、贔屓な酒を扱っているお店を選ぶことになるから、そういうコトになるに決まっている。だが、少しよ~く考えてみると、贔屓な酒が置かれている酒販店の分布によって、行動範囲が決められているのではないか?とも思う。

そして面白いコトに、一銘柄でも好みの酒を扱っているお店っていうのは、他にもワガハイ好みの酒を置いてあるものなのだ。かなり取扱い銘柄を厳選されているお店でも、「ありゃ?この酒もあるんですねぇ~!」なんていう話になって、店主と盛り上がってしまったりする。

まあ、コロナ禍になってからは話に花を咲かせるのもナンなんでねぇ・・・言葉数制限みたいになって無駄口が減った。その分、ブログで無駄な言葉を羅列することになるんだな。内容に対して必要以上に無駄な文が多い当ブログである。それは十分に自覚している。だがとまらない・・・これもまた欲求であり煩悩であろう。

もう少し我慢すれば除夜の鐘で煩悩も消え去る・・・ってな生易しいコトならば、世の中の諸問題は解決する筈である。そしてその煩悩によっては感染拡大の要因となってしまう。故に、感染者数が減れば気も緩んで上昇に転ずる。上がれば下がる、下がれば上がる・・・何度も繰り返すうちに学ぶこととはなんだろうか?気を緩めるタイミングを掴むコツだろうか?

 

ワガハイはかつて忘年会で散々インフルエンザに罹患し、寝正月を過ごした経験から、多人数の忘年会というのは逃げて今日に至っている。まあ、こういうのを数回断っていると誘いも無くなるもんだが、案外世の中には同じ様な人が居るもんだ。

「多人数だと酒が不味くなる・・・」

と、こういう人もいる。では一人酒はどうなんだろうか?酒の物理特性は人数に関わりはない筈だから、要は心理的な問題だけであろう。居酒屋で見ていると、カウンターで大将と時々会話をしながら呑んでいるっていう姿が、まあ概ね一人酒なんじゃなかろうか?

ん~~~~、やっぱり心理的な要素が大きう御座いますなぁ・・・酒のお味は。雰囲気や楽しさも含めての酒の香味っていうのが、フツ~の楽しみ方だろうなぁ。

そうなってくると、気の合う人と呑むだけではなく、やっぱり酒そのものを味わう楽しさを共有出来る人と呑みたくなるもんだ。その最強の友と言えたのが義父であった。残念ながら義父は、医者から断酒を言い渡されてしまったのだ。

ああ、ワガハイは最強の酒の友を失ってしまった。酒の呑めない義父なんて・・・もう二度とあの楽しい時間が戻ってこないのだろうか?という嘆きは大きい。特に年末を共にする酒は吟味したものだった。義父と他の山廃杉錦は杯を交わすコトは出来たが、このエドノアキザケはその機会を得なかった。

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裏ラベルだ

ま、その代わりに妻が義父の呑み方に近づいてきているようにも感ずる。それは果たしてど~なんだろう?顔つきも似てきたように思う。それを言うと当人は嫌な顔をするのだが、女性は父に似ることを嫌がるんだろうか・・・ま、それは親次第であろうか。ワガハイはナニに似ていようとド~でもイイんだがねぇ・・・ド~にもならんコトだから。

だが、モノは考えようである。義父が断酒を言い渡されていなかったら、このコロナ禍はより苦痛となっただろう。コロナ禍だし、仕方ない・・・と、断酒を受け入れやすくなっているかもしれない。

 

etsuro1.hatenablog.com

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昨年のエドノアキザケと比べて、今回のモノは酸度が下がっているだけではなく、口当たりがよりマイルドになっていた。それは今季の購入が遅れたというコトもあるかもしれないが、全量「誉富士」を使っているというのも影響があるだろう。この酒米は当り柔らかな香味になるように思うからだ。そして、結果的には呑みやすいと言う人が増えると思う・・・間口は広くなったな。ワガハイ的には昨年のシャープさも捨てがたいんだが、でも今回のも美味なんだなぁ・・・なんとも優柔不断なんである。

 

しかし、もう新酒の季節なんである!川西屋酒造店の新酒「丹沢山たれくち」は既に出荷されているし、「隆 美山錦55%生酒・生原酒」も出荷された。そろそろ「丹沢山 純米吟醸しぼりたて生」が出てくる頃だろう。ワガハイは殆ど入れ食い状態になってしまいかねない。もう、酒販店に勧められるままである。

ワガハイはお気に入りの酒ならば、一人酒でも結構楽しい。酒瓶のラベルと対面しながら杉井酒造の蔵の風景や杉井社長を思い出し・・・丹沢山でも同様である。そしてその作り手と酒を賞賛しながら呑むというのは幸せである。

作り手を賞賛し、美酒を喜び・・・感謝しながら呑む酒は最高!

まあ、気の合う仲間と呑めればそれに越したコトはないが(蔵元と呑めると面白いケドねぇ)。

ああ、贔屓の酒販店のハシゴは止めておこう。煩悩に苦しめられるだけだな。