Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「定番の純米酒 丹沢山」・・・ひとくちに昭和生れと言っても、昭和は長うござんす!

ひとくちに昭和生れと言っても、昭和は長うござんす!もう、昭和一桁生まれは90歳代になるし、ワガハイのような30年代生まれも多くが還暦を過ぎて定年退職を迎えている。

30年代半ばに生まれたワガハイにとっての幼少期って、それが当たり前だったから、その状況に疑問を持つコトはなかった。まして子供だから経験も学びも少ないから・・・現在の流れからすると当時はパワハラ全開状態だし、多様性への理解も低かった。

例えば、半ば・・・というよりも強制的なコトが多々あった。男の子はソフトボールの地区チームに入るのが当たり前だったし、夏休みはラジオ体操に参加するのが必須だった。それらは義務ではないはずなんだが、ほとんど義務化されていたようなモンだった。

中学校の体育の教師は、体育祭の練習をまともにやらない生徒をぶん殴っていても大きな問題にならなかった。まあ、そうした世代の方々は、特に懲戒処分を受けるコトも無く、退職金を貰って・・・既に概ね旅立たれただろうからなぁ。

まあ、中学の時に余りにも酷い殴り方をしていた教師には、さすがにワガハイは「これでいいのかなぁ?コレって教育ですか?先生の苛つき解消ですか?やり過ぎじゃないかなぁ・・・ホラ!○○君、唇が切れて流血なんですけど・・・コレって警察沙汰ってヤツじゃないかなぁ・・・110番してイイのかなぁ?」ってなコトを言っちゃったんだな。

ワガハイも胸倉捕まれてしまったが・・・ソレに気付いてとめたのは国語の教師だったなぁ。後でワガハイは校長室に呼ばれて・・・口止めだね(そりゃ、無理だよねぇ)

あの後、数年後から校内暴力が問題になったんだな。アチコチの学校でガラスが割れて、机が校庭に投げ出された。義務教育の現場が荒れた原因って、ワガハイ的には教師側に多くの問題があったと思う。

つまり、まだ敗戦の爪痕という一面もあったんだろう。な~んか、高度経済成長の基盤には、暗~~い空気感が漂っていたんだな。軍国主義教育だった教師たちが、当時のベテラン先生方の世代だから。戦後民主主義って言ったって、自分が育ってきた時代の常識・・・つまり擦り込みがそう簡単に拭い去れるワケでもないかもしれない。

軍国主義の良さを語る大人達もまわりに多かったからなぁ・・・特に忘年会やら正月にかけては酒三増酒だね)が入って、大声で軍歌を怒鳴りながらね。

「キサマ ト オレトハ~、ド~キ ノ サクラ~~ッ!」

「ナントカ、コ~~トカ、マタクルマ~デ~ハ~~ッ!シ~~バ~シ、ワカレ ノ ナミダ ガ ニ~ジ~ム~~~ッ!」

とかね。

あのね・・・ビートルズは通用しないから。あれ、敵国の歌だから。

 

振り返ると、やっぱり鈍足だが時代はマシになっている面もあるだろうか。今、暴力沙汰を起こせば職場にはいられないだろう。昨年も保育園で園児への事件があったが、今年もまた、いろいろ暴力沙汰は起こるだろう。人間同士、堪忍袋の限界っていうのはあるケドねぇ。でも、子供の時の経験って・・・忘れないモンだ。特に恐怖は。それを克服するのは、ワガハイ的には成長の過程でいろいろな経験をして、そういうコトもあるさ、って受け止められるようになるってコトかな。

ワガハイ、体育教師に胸倉捕まれた時の恐怖は、未だに忘れられないケド。マッチョな教師だったからねぇ。

 

定番の純米酒 丹沢山

そういう時代に質よりも量・・・高度経済成長の猛烈に働く人のガッツを支える飲料として三増酒の熱燗が消費されていた余韻は、昭和の終わりになっても続いていた。

そんな状況にあって、早い段階から吟醸酒純米酒を手掛けた酒蔵っていうのが、現在でも評判の酒蔵になっている場合が多いように感じている。丹沢山の川西屋酒造店のお仕事も、割と早くから特定名称酒を手掛けていたはず。

現社長さんは、ワガハイよりちょっと先輩になるが、だいたい似たような時代の空気と教育環境だっただろう。「うちの酒はチームワークで醸す酒だから・・・」って良く言われていたなぁ・・・随分とご無沙汰だ。ソコは結構体育会系のノリの人だと思うが、我々なりに軍国主義環境からの隔壁というかバッファというか、そういう働きはしてるんだよな。

この「純米酒 丹沢山」・・・表ラベルにはそう書いてあるが、純米吟醸である。新酒とは異なり、カドがとれた穏やかさの中で、和む!

冷やよし、燗よし。結局、無濾過生原酒の鮮烈さの後に呑む酒は、この火入れのお酒・・・しかも丹沢山の言うまでもない基準となる酒だな。

日本酒の展開って、やっぱり日本の流れの一端が垣間見られるよなぁ。

 

※ 以下リンク先に書いたお酒のコト

etsuro1.hatenablog.com

そして無濾過生原酒の鮮烈さ・・・っていうのは、以下リンクでの内容。衝撃の余韻で、次に呑む日本酒が見えなくなってしまった・・・ってな話しだ。

etsuro1.hatenablog.com

 

川西屋酒造店さんの以下リンク先を読んでみてね! ワガハイ、このインタビュー内容が好きでねぇ。

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