「無農薬栽培」と名乗るのは困難らしい。
ワガハイは農業の専門家ではないし、何事もお国のお決めになる制度(法律)による規定というのを、遵守しなければ作物を作れないワケでもない。自己責任でどうぞご勝手に、というコトになるらしい。
つまり、出荷すると問題になるのだろう。金銭が絡むと途端に難しくなるというワケだ。だから「無農薬栽培」と表示しなければイイという考えの農家もおられるとか。
以上、とってもザックリとした話しでしか出来ないけれど、詳しくはネット上にいろいろと情報が溢れているから調べて頂きたい。
この話しで思い出したのが、大昔(って、年寄は昔話ばかりになるが)、昭和の時代だ。日本酒が一級酒だの二級酒だのという種別がされていた頃のこと。これは税制が絡む制度だったらしい。もっともワガハイは税金の話しは苦手だから、この詳細に関しても興味のある方はご自身で調べて欲しい。
だが、ザックリといって、一級だから上等の酒で、二級はそれに劣るという話しでもなかった。勿論、そういう酒を造っていた蔵もあるだろうが、むしろ重要な点はメジャーブランドではない酒蔵は価格競争力の関係から一級で売る商売を避けた・・・或いは出来なかったという事情を聞いたコト。
つまり、この等級に関しては現在の特定名称酒の規定とは異なった制度だったのだなぁ。
お役人のお決めになるコトの全てがこの様な変な制度ではないにしても・・・(いや、裁判の結果だって民意とはかけ離れたコトが多すぎる様な印象もある)・・・決して品質を向上させるためのモノとは限らない。
それはどうして起こる不都合なのか?それはお役人ばかりでなく、関わる専門家の方々もお抱え学者だけに、そ~ゆ~コトなんだろう。これはコロナ禍で散々目にしてきたコトだからなぁ。
国民は学識経験者というのが、ど~ゆ~コトなのかを図らずも知ってしまった・・・ああ、コロナ禍。
世の中、知れば知る程虚しくなる・・・知らぬが仏?
鈴木大拙・・・30代の頃に読み漁ったなぁ。とても興味深いコトが多く著されていたけれど、少々「禅」に関して奢り過ぎなスタンスは気になった。そして他国宗教・思想よりも禅の思想の方が優位だという意識は隠しきれなかった。
なぜ、どちらが優位かという価値観にとらわれるのだろうか?それがワガハイ的には気になりつつも、所詮は自己愛からは脱却できない人間という動物の性を垣間見た、人間鈴木大拙であった。
「新編 東洋的な見方 鈴木大拙 著 上田閑照 編 岩波文庫」など、ちょっとした書店でも棚に並ぶ本だから、ペラペラと読まれるコトをおススメするけど。
なにィ? ¥1,155だとぉ~~~~!
ワガハイの手元のやつは ¥760+税 だけど。
なんで鈴木大拙に話が流れていくかというと、金沢情報を発信されている「金沢おもしろ発掘」さんのこの記事を読んだから。
ワガハイが頻繁に能登へ出掛けていたのは1980年代から90年代だから、その頃に「鈴木大拙館」はなかった。その後、金沢に立ち寄ったのは40代に入ってから一回だけ。能登へ行く途中だったように記憶している。あの時は出かける日に天候の急変があって、長野経由で行く予定を米原経由に変更したなぁ・・・クルマ利用で、一人の運転でず~~~っと高速道路を走った。
若かったから寄り道しつつも、夜には輪島に到達していたんだっけ?
「鈴木大拙館」かぁ・・・今度、金沢、能登へ出掛ける機会に恵まれたら立ち寄ってみたいと思っている。だが、ど~も体調不安を抱えている昨今、輪島の知人に会いに行くコトも実現出来ずにいるし・・・まあ、そのうち、それなりにイイ感じに体調も収まってくるだろう。
とにかく、鈴木大拙の著作は難しいコトを書いていると思われるかもしれないが・・・それはまあ、人によるだろうが・・・興味があれば十分に読み込むコトは可能な内容だと思う。岡倉天心の「茶の本」と並んで、一度は読んでおいて欲しい一冊だ。
あ!明治時代はやっぱり興味深いね!