Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

再び「北島 玉栄 生酛純米 無濾過加水火入 3BY/2021」

近江國 玉栄 無濾過火入れ 3by/2021

昨日に続き、「北島」のお酒だ。

 

我が住処は神奈川県。日頃の買物ルーチンの中で北陸産の物産を見つける機会は少ない。魚介類ならば伊豆、真鶴、小田原、平塚、そして鎌倉・三浦といった産地が地元なのだ。牡蠣に関しては三陸や岡山産のものがならんでいるけれど。

一昨日、能登上越などのブリ、イナダの味などを急に思い出したところ、行きつけのスーパーマーケットの魚売り場にて、ブリの切り身を見つけた。一瞬の期待が高まったのだが・・・愛媛産(養殖)だった。

しかも、その養殖ブリの切り身はナカナカの熟成感に満ちた色をしており、半額のシールが貼られていた。だが、コレは半額の価値もあるのだろうか?と思った。おそらくあの切り身は売れ残るのだろう。

 

能登半島の酒もまた、入手不可。石川県のメジャーブランドの限られた酒しか見当たらない。「菊姫」「天狗舞」の山廃純米定番酒と、気の利いた酒販店では生酒が並ぶ程度だ。ザっと思いつく酒蔵だけだが「宗玄」「大江山」「能登誉」「谷泉」「末廣」を見かけるコトもない。

でもまあ、そろそろ「菊姫 山廃純米」でも購入しようか。行きつけの酒販店の店主と雑談したところ、「菊姫でも杜氏・蔵人さん達が能登だから、家が罹災されていて大変らしい・・・」というコトだった。

(因みに、且つ確か・・・新年早々、大丸京都店で「宗玄」と「北島」が催事場か何かで新酒の販売をやる予定だったような気がするけど・・・その「北島」なんだなぁ。横浜高島屋だったら行きたいトコロだったんだが。)

 

こんな話も聞いた。ワガハイの友人の知人が、あの能登で有名な二三味珈琲さんとお知り合いなので、ど~なってる?と聞いてみると、「当人は元気だけれど営業は出来ない・・・」水が無ければカフェも営業出来ないよなぁ。でも、営業したいだろうなぁ・・・苦境に立たされた時こそ、一杯のコーヒーの香味は気分転換に効くだろうに。

ワガハイの輪島在住の知人も、電気は使えるようになったが、水道は当面ダメだろうというコトだった。幸い、裏山から水が湧き出ているらしく、それを雑用水に使っているという。彼の環境はきっと、水には恵まれている方なんだろう。(この彼も、二三味珈琲のファンだ。)

 

というワケで、能登のコトを気にしながら近江の酒(北島)を呑んだ。

生酛 北島(このアングルでラベル撮ってりゃマイド同じかもしれん)

っていうか、コレ、何本呑んでる?

3本位、吞んでいるだろう。

etsuro1.hatenablog.com

相当に気に入っている酒だ。上リンク先でも〈もう、他の酒はいらないんじゃね?・・・コレは年内にもう一本、入手出来ればしておきたい〉と書いた。そしてやはり、コレを呑んでいると、その時はコレがあればイイ!と、思ってしまう。

裏ラベル

基本、生酛山廃好きなので「北島」と「杉錦」がイイねぇ。そして熱燗は「丹沢山 麗峰」。だんだんと日本酒の選択肢が減ってきた。

老人は冒険しなくなる・・・いやいや、この限られた酒の香味の中に冒険がある。冒険の種類が変わってきたのだろう。

etsuro1.hatenablog.com

上リンク先での「酒が入ってなかった」と不満を漏らした知人に送りたいのは、目下この「北島 玉栄 生酛純米」なのだが・・・ヤマト運輸の輪島営業所(臨時)留めの荷で送付するのはチト・・・なぁ。そこまでが遠いからなぁ。