Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

北島 みずかがみ純米 直汲み無濾過生原酒 5BY/2023

北島の新酒

20日大寒だったのだから、そりゃあ寒いに決まってる。だが、神奈川県南部に居住しているが、今のところ早朝に氷が張ってはいない。昭和40年代では、確実に水たまりは凍結していた。そう!小学校の通学路は舗装されている道だけではなかった。霜柱でぬかるんだトコロを歩いたりするので、冬はゴム長靴で登校していた。

今では・・・ソモソモ、ゴム長靴って持ってますか?

ワガハイはイザという時に備えて、ゴム長靴を持っている。だが、ほとんど使うコトなく、ゴムが劣化して買い替えるというコトを繰り返している。

 

能登半島地震によって、再び我が居住地域でも、何となく防災装備品を買い替えたり、買い増したりしている人がおられるように思う。備えがあっても、もろとも潰れてしまったり、流されてしまえば元も子もないのだけれど。それでも一応、我家でもそれなりの備蓄はしてある。

だが、一週間分程度の備えでは間に合わないなぁ、と、今回の状況から感じた。幸い、我家は津波の心配は無いだろう。一番、ど~にもならんのが富士山の噴火だけど。結局、極限状況に追い込まれたら、自分の身体でさえ儘ならぬ。

にもかかわらず・・・酒一本握りしめて避難するならばどれにするか?などとクダラナイどころか大ヒンシュクなコトを考えてしまったのが、この北島酒造様のお仕事だった。

今期もまた旨し!

エスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。」マタイによる福音書 4章4節 (新共同訳)

この引用箇所は、余りにも有名だけれど・・・〈人はパンだけで生きるものではない〉だけが独り歩きしている感はある。というコトで、独り歩きしよう!

人はパンだけで生きるものではない・・・時に酒も必要なんである!

神の口から出る一つ一つの言葉で生きる・・・大丈夫!エスの兄貴は呑兵衛だったのだから。

憩うアイテムが必要なのだ。ナニガシカの豊かさを享受出来なければ、気を病んで身体を損ねるものだ。病は気から・・・だからねぇ。

北島 みずかがみ純米 直汲み無濾過生原酒 5BY/2023

裏ラベルに「栓が飛び出すことがありますので・・・」と書かれている。発泡性なのだろうか?と思いはするが、実際の抜栓では「シュッ!」という音がした程度だった。それは十分に冷えていたからかもしれないが。

直汲み無濾過生原酒という点では昨日の川西屋酒造店の「白 隆」も同じだが、コチラの「北島」は穏やか。

etsuro1.hatenablog.com]

「白 隆」は日本酒度+9、酸度1.8だったが、コチラは日本酒度-3、酸度2.3だ。常識的に新酒の味わいに期待するイメージは「北島」の方だ。これはナニも知らない人にも説明抜きでお勧め出来る。

そして辛口嗜好の貴兄にも、日本酒度-3だからといって甘口のダレた酒ではないコトをお伝えしたい。綺麗な酸でしっかりと切れ味を持っている。まさしく米のジュースだ。万一、子供が口にしたら「美味しい~~~ぃ!」と言ってしまうかもしれない。

お子様には十分に注意する必要があると思う。

 

生酒なので、室温保管は駄目だ。抜栓していなくても冷蔵保管しなければならない。これは絶対に守らなければならない。少々面倒だが冷蔵庫を少し整理して、一升瓶を保管するスペースを開けておかなければならないのが、この季節だ。

だが、実に悩ましい。寒仕込みだからこの時季にこその新酒が楽しめる。しかし、寒い季節なのだから熱燗もまた呑みたい(燗酒は・・・常識的には火入酒が向いている)

ああ、鍋に燗酒。

でも、ついつい新酒の魔力に負けて、今日もまた、夕暮れ時に酒販店を目指し・・・棚からは新酒の一升瓶を一本持ってお会計となるのだろう。これはある意味、運命としか言いようがない。導かれるままで、抵抗する力はない。

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