昨日のブログは、本日の前振りでもあった。
昨晩も風呂に浸かりながら、どうしても北島酒造のスピンオフ商品と言われる「燗ガエル」のラベルを思い出していた。このお酒は、何故か北島酒造のHP上での掲載が見つからない。正しく裏メニューってぇヤツなんだろう。
会社案内|北島酒造株式会社 - 近江の地酒『御代栄』『北島』蔵元 (kitajima-shuzo.jp)
注:北島酒造のTOPページがエラーとなるので(この記事を書いている時点では)、会社案内のページのリンクを紹介しておく。ここからはイロイロ見るコトが出来るので。
上画像を見ての通り、熟成されている色上がり。コレを見ただけで美味そうだなぁ・・・と思われるアナタは、かなりの数寄モノでございます。既に深く深く、日本酒の世界にとらわれの身となり、病は進行していると予想されますな。
そして名前通りに燗上がりする酒だ。冷やでも室温でも美味いのだが、やっぱり燗でこそ真価を発揮する。いろいろな温度帯で美味だが、熱燗も優れている。新酒の季節でもあり、酒販店では悩むところだが・・・やはり美味い燗酒が呑みたくなれば、こうしたお酒があるのは有り難い。
そして、新酒の美味しさって格別なんだが、やっぱり新酒なんで幾らかの呑み疲れとまでは言わないまでも、そういう感触の時もある。だが、優れた熟成酒ならば穏やかさの中に身を委ねるような心地よさが堪能出来る・・・時もある。
まして熱燗は、冷えた身体には勿論、風呂から出た後に少し落ち着いてから頂くにしても、染み入る感覚っていうのはやっぱり燗酒だねぇ。
団子なのかつくねなのか?
まあ、つくねだろうなぁ・・・
カエルは何匹居るんだい?
コレって直火風呂?(五右衛門風呂?)
ラベルを見ているだけでも酔狂な雰囲気を醸しつつも、飽きるコトなく眺めながら想像を膨らませてしまう。そして一献!
北島酒造の、このセンスってなんだろうねぇ?遊び心があるなぁ・・・と、機会に恵まれれば蔵元にお会いしてみたいと思ってしまう。どんな人なんだろう?
ただ滋賀県だからなぁ・・・ちょっと遠い。気軽に行ける距離ではない。もっとも滋賀県って見所が沢山あるから、ほんとうは一週間程滞在したいトコロではある。
やっぱり「竹生島」に行ったコトがないというのは不覚!そして近江八幡の「ヴォーリズ記念館」とヴォーリズ関連のいろいろを、以前は時間の都合で駆け足だったので、ユックリと巡りたい。
ココも行きそびれている。
天台宗湖東三山釈迦山百済寺公式サイト (hyakusaiji.jp)
木地屋民芸品展示資料館(木地師資料館) | 滋賀県博物館協議会 (sam.shiga.jp)
京都側からではなく、滋賀県側から比叡山に行く、っていうのもやってみたかった。だが、コレ全部実現させるのは・・・ナカナカ。
さて、お酒の話しに戻そう。
「渡船」という酒米で有名なのは「府中誉」という銘柄で、茨城県石岡にある酒蔵だ。
随分以前に呑んだ「府中誉」は純米だった筈。現在はHPからすると吟醸・純米吟醸のラインナップになっていて、純米酒が見当たらない。というのは少々残念なんだが、我が地域では「府中誉」を見かけない。店頭で購入するなら、横浜に行けば取扱い店があるかもしれない。さて、その香味は・・・あまりに昔で思い出せない。
山田錦が山田穂(母)×短稈渡船(渡船2号/父)というコトで、短稈っていうのは背丈の低い渡船系統のコトだから、ナニガシカの山田錦との共通点が見いだせる筈の「渡船」だとは思うケド。
滋賀県の「渡船」については、以下のリンク先に詳しい。
復活した幻の酒米"渡船"-JAグリーン近江 酒米部会 会長 沢 晶弘さん (510kara.com)
つまり、この「燗ガエル」も、この「渡船」を用いているのだろう。
精米歩合88%!ほとんど飯米レベルだ。よほど米の品質が高かったんだろうし、精米も綺麗に仕上げられているのだろう。
さて、あまりにも面白いラベルだから剥がして保管しようと目論んだ。
なんか・・・いい糊使っているのだろうか?ナカナカ剥がれない。五右衛門風呂に浸かったカエルの図を剥がす為に、バケツに浸けられている一升瓶っていうのも・・・なんか面白いねぇ。