Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

鋼・コンクリート複合構造バランスドアーチ橋・・・「河内川橋」

河内川の架橋工事「河内川橋」

道の駅山北」に駐車して、階段を降りると河川敷の公園に出る。桜の木なども植えられているけれど・・・趣はない。それは架橋工事中というコトもあるだろう。だが、それ以前から砂利採取業者?のダンプが行き交うトコロだったので落ち着かない場所だった。

つまり、ず~~っと埃っぽい感じのトコロだった。

それで、この工事が終わって新東名高速が開通すれば、上画像の右端の先に「山北スマート・インターチェンジ」が出来るそうだ。だが、静岡方面からの利用は考えられていない。上り線は東京方面への入口のみ、下り線は東京方面からの出口のみらしい。

工事予算をケチったのか、それとも全方位出入口の設計が出来る地形的な余裕が無かったのか?そのアタリの事情は詳らかではないが、要はやる気があればナンでもやってしまうのがこ~ゆ~仕事なワケだから、やる気が無かったというコトなんだろう。

或いは単に、山北町の政治力?

それってやっぱり・・・裏金ですかいのぅ?

やっぱり裏がねぇ・・・無いと、動かないんですかいのぅ?

知らんケド。

でも全方位出入口を設けないコトで、余計に山を切り崩さずに済むならば、それはソレとして自然環境への侵襲は抑制されるかもしれない・・・というのは、実際のトコロ多分、手遅れ。既に山の土は切り崩されてダンプで何処かに運ばれていたトコロも隣接しているはずだから。既にぶっ壊された自然環境への侵襲ならば、罪悪感も低減されるというモンだ。

www.town.yamakita.kanagawa.jp

www.c-nexco.co.jp

 

そうしたコトは、アリガチな話なのかも知れん。山北町のお隣の松田町では、国道246号に面した「湯ノ沢」というトコロがあって、ひな壇造成された土地に一戸建てが建ち並んでいる。ココはかなり以前に販売されたのだが、元々は砂利採取場だった。だいたい採取したので分譲して売った、ってなコトなんだろう。

だが、ここに居住されていた方と雑談したコトがあって、ナンでも目の前に小田急線が走っているので、「いずれ目の前に駅が出来るから便利になって資産価値も上がる」という触れ込みで売られていたと。それで購入を決めたらしい。

ところが全く駅なんて出来なかった。しかも小田急側からすれば、そんな話は寝耳に水なワケで・・・つまり騙された?

 

それで、この新東名の「山北スマート・インターチェンジ」も、東京からの西丹沢観光客と、地元の方々の要望に応えた最小限のプランなんだろう。幾らかは国道246号の渋滞緩和もプレゼンに入っていたかもしれないが、そんなのナンボでも理由は付加出来るからねぇ。ひな壇造成の話は無いと思うけど。

まあ、河内川に架かるこの橋は巨大だから、おそらくコレも完成すれば観光目玉にするのだろう。生きているうちに一目見ておこうという観光客が、暫くはやって来るかもしれない。ナニセ「バランスドアーチ橋」としては最強クラスらしいから。

世の中、橋マニア、土木マニアもおられるコトだし。

だが、ダム程の集客は見込めないだろう。なにせ橋では観光放水が出来ない。動きがないんだよなぁ・・・見に行くとしても一回見れば十分だろう。

それに比べてダムならば、水が勢いよく流れれば人は喜ぶ。また見たいと思うかもしれない。それは花火みたいなモンだ。

でも橋は・・・せいぜい電飾ですかいのぅ?

さあ、橋の完成後、その興奮が冷めてくる頃に電飾はヤルのだろうか?それは一時的にせよ、この橋が集客に寄与するかどうかだ。一度人集めが出来れば、ソレを維持したくなるのが人情というもの。通行の妨げにならない範囲で、出来るだけ過剰な電飾というのは季節限定でもあり得るだろうなぁ。

動物達には迷惑だろうが・・・それで自然保護団体からクレームが出て、時間限定で電飾やりま~す!ってなオチだろうか?もっとも電気代をケチりたいから、長々と点灯する計画は立てないかもしれないが。

etsuro1.hatenablog.com

ま、この現場も労災事故死があったからなぁ。

 

※ 河内川橋・・・橋長771m、橋脚の最大高さ88m、アーチスパン220m、鋼・コンクリート複合構造バランスドアーチ橋。

 

●追記・・・松田町の「湯ノ沢」の先「寄」との間に、以下リンク先で書いた「高松トンネル」の工事現場がある。

etsuro1.hatenablog.com