Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

はじめて「カフェイン」という言葉と出会った時

庭にコーヒー殻をまく

昔、コーヒーは身体によくないと言われた。その主たる成分であるカフェインは覚醒作用があり、胃腸にもダメージを与えると言われた。

コーヒー、酒、タバコは、三大悪みたいに言われるコトもあった。

 

ワガハイがある程度しっかりとした記憶を維持している昔っていうのは、昭和40年代の様子だ。あの頃、親戚のお兄さんがオーディオに凝っていた。パイオニアのスピーカーにトリオのプリメインアンプ、レコードプレーヤーはナンだったかは覚えていないけれど、そういうマニアックな装置を揃えてビートルズなど聴いていた。

思えばクラシック系のレコードは一枚もなかったなぁ。

ロック系が多かったと記憶する。

子供のワガハイ的にはロックというのは刺激が強すぎて嫌だったんだが、時折、サイモンとガーファンクルとか、ピーター・ポール&マリー、なんぞを聴いている音が漏れてきたりした。するとワガハイはノコノコお兄さんの部屋を訪ねて、チョロッと聴かせてもらった。

レコードが並んだ棚には、CBS SONYのナントカ全集っていうレコードがあって、映画音楽が多かったような気もするが、ポップス系のジャンルも混ざっていたように思う。

ま、このCBS SONYのナントカ全集って、ある時期の代表的なヤツだったのかもしれん。新聞広告なんかで盛んに宣伝されていた商品だったのかもしれない。ワガハイが結婚したばかりの頃、妻の実家の棚にも同じ全集が並んでいたから。

それで、ワガハイが小学校高学年になった頃、チョットそういうレコードのジャケットに書かれた文言に興味を持ち始めた。そのコトをお兄さんに話すと、来た時は自由にレコードを聞いて良いと許可してくれて、オーディオ装置の扱い方を教えてくれた。但し、聞いて良いのは CBS SONYのナントカ全集だけ、という条件だった。コレならば操作をミスして傷付けても文句は言わないというコトだった。

それで小学校高学年のガキは、サイモンとガーファンクルのレコードを一人で聴いた。勿論、英語の歌詞で内容は全く分らん。対訳を読んでみるものの、時折読めない漢字もあったし・・・それで辞書を片手に読んでみたり。

だが、読んでみたトコロで内容はさっぱり???であったけど。

一方、音楽評論家の誰のエッセイだったか忘れたが、サイモンとガーファンクルに絡めて読み物があった。これは読めた。その中にコーヒーのカフェインについての記述がなされていた。これが、小学校高学年のワガハイがはじめて「カフェイン」という言葉と出会った瞬間である!

それで・・・そのエッセイの内容については忘れた。身体に良くない黒い液体がど~た~こ~た~、と書かれていたような気もする。おそらくは音楽の覚醒作用だの陶酔作用だのと絡めたかったんだろうと予想する。今さら、この内容を確定するために中古レコードを漁る気にもならんけど、まあ、そんなもんだったと思う。

 

時は流れ、現在ではコーヒーの健康効果が言われていたりする。まあ、所詮は食品に過度な効用を求めるのは筋が違うという前提はあるが、品質が悪くなければコーヒーもまた、イイもんではあろう。

我家では毎朝一杯、コーヒーを飲む。この習慣はだいたい結婚当初からだと思うから、30年以上続いているのかぁ・・・。

毎朝コーヒー豆を挽いて、ペーパードリップして、ナニも入れずにブラックで飲む。コレを30年間は続けてきた。そしてその健康効果について自覚することはない。

ただ、品質の良いコーヒーという条件は付くものの、飲めば爽快さは感ずる。そしてその感覚は飲み続けていても衰えを感じはしない。それは緑茶でも似たコトを感ずるけれど、緑茶よりももう少し落ち着いた印象のものだ。

 

抽出を終えたコーヒー殻は、かつてそれを堆肥化したコトもあった。だがここ数年は面倒なのでやってなかった。ところが先日、当ブログで書いたように庭にてハクビシン被害があった。それ以来、ハクビシン除けに毎日コーヒー殻を庭に撒いている。ただ、適当に撒いているだけでもそのうち土に還っていくだろうし、やがては肥料となるだろう。

コーヒー好きのワガハイ、強いニオイを嫌うハクビシン・・・対極の存在。

なんか、これで上手くいけば、イイ感じ。

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