神奈川県の中央に位置する、厚木市の七沢(七沢温泉のトコロね)にある「神奈川県自然環境保全センター」に立ち寄ってみた。なんか今更、って気もするんだが、ず~っと気になっていて行くことがなかったのだ。それで、このままだと永遠に行くことが無くなってしまうので、行った。
で、結論!とてもヨカッタ。
施設の内容は、要するに上リンク先が公式な情報であるし、ワガハイがいちいちコピペする必要はないだろう。そして場所の詳細は以下リンク先の通りである。
あれ?これで一応、情報的には完結してしまった。
本日はコレで終わり・・・
いやいや、一応蛇足だがワガハイの感想など備忘録として書いておきたい。
備忘録だから、老人の思いや考えなど鬱陶しいという方は、ココで終わりにして欲しい。そして興味があるならお出かけされた方がよっぽど話が早い。
つまり、自然に興味のある方は、特に神奈川県内の方や丹沢に行かれる方は行ってみてほしい。
先日の当ブログで、クルマを運転中に鹿さんと遭遇したコトを書いた。
雄の鹿だった。別にワガハイが野生の鹿と遭遇したのは、この時がはじめてではない。若い頃はしばしば山歩きで遭遇したし、八ヶ岳山麓では子連れの雌鹿に威嚇されたコトもあった。だが、いつも友好的に離れていたし、数メートルまで接近したコトはなかった。
先日はクルマのフロントガラス越しながら数メートルまで接近したので、コレはなかなか今までに経験したコトのない距離感だった。やっぱり大きいよねぇ。生身でこの位の距離で出くわしたら、ビビらないワケないわ。
で、「神奈川県自然環境保全センター」の建物は何棟かに分かれていて、冒頭の画像の建物が一般の人が入れるトコロになっている。そこには集会室があって、様々な催しも行えるようだ。
そして展示空間は筒状の吹き抜け空間になっていて、少々年季は入ってきている感はあるし、博物館的にお決まりコースの内容ではあるけれど、丹沢の自然をめぐる現状を理解する入門編として的確な内容だと思った。とにかく、地味目な展示ではあるが、内容は無駄なく端的だった。
この展示で改めて鹿の剥製標本の前に立ち、その大きさに少々ビビッた。
これ、まともにクルマとぶつかったら、確かに全損になるワなぁ。
エアバッグが展開してしまうかもなぁ・・・。
昨日はホントに、鹿さんとぶつからずに済んでヨカッタ。
2階の図書室は典型的な図鑑が一通り揃えられていて、調べものに便利そうだった。
今ではナンでもweb.で調べられるけれど、やっぱり保育社の例の原色図鑑は欲しいところだし、モノによっては北隆館の図鑑が欲しい。昭和に育った者としては、やっぱりこれらの図鑑が基準になる。
図鑑は・・・たぶん出版商売的には割が合わないんだろうなぁ。保育社は1999年に倒産して事業継続中ではあるが・・・ってな状況だし。そうなんである!あの保育社の倒産というニュースは、かなりショックだった。ワガハイが資産家だったら支えたかった。
だって、重要な本をたくさん出版していたんだから。
今では新刊本では入手不可な原色図鑑が、書棚に並んでいる姿を見て・・・それだけでワガハイは感動してしまった。
「今度、時間をつくって原色図鑑を眺めにこよう・・・そうすれば若き日の活力を、少しは取り戻せるかもしれない。」(これはバカだ!笑っちゃってくれ)
そんな幻想さえ抱きそうになった。
ああ、意味もなく、あの原色図鑑は全て揃えておきたかった。
人生における失敗の一つに数え上げられるコトだ。
他にも、ワガハイが若かった頃の愛読書も何冊かあって、既に手放してしまった本もみつけたりして、改めて貴重な本を手放したコトに後悔など覚えたりして・・・これまた人生における失敗、損失を見つけてしまったようだった。
でも思いがけず、ワガハイを育ててくれた本との再会があり、それはそれは嬉しい気分になった。
まあ・・・古本を漁って、もう一度一通り揃えなおすというのは愚かだろう。ここに来れば、再読も出来るのだ。それに、そろそろ終活を考えるならば、ワガハイの残りの本も、こうした施設に収めてもらうというのも一案だろう。
ここには、人間のために傷ついた野生動物を受け入れる救護施設もある。(詳しくは上のリンク先で読まれたし!)
いい施設だ。ワガハイが富豪だったなら、沢山寄付するところだ。だが現実は・・・・・・ね。