Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「原色牧野日本植物図鑑」とフェンスに咲くホトトギス

ホトトギス ゆり科ホトトギス属[Tricyrtis hirta Hook]

かなり古い版になる「学生版 原色牧野日本植物図鑑(北隆館)」は、ワガハイにとって大切な図鑑だ。若い頃に師匠の蔵書から貰ったものだからだ。奥付を見ると・・・

昭和60年4月20日 初版発行 印刷所 凸版印刷株式会社 定価4800円

この図鑑の252ページ下列に「ホトトギス」の記載がある。見開きのページは8種中7種が「ゆり科」植物になっている。(訂正!そんなコトぁなかった・・・文字が小さいと老眼はダメだねぇ。8種ともゆり科だ!)


先ず、「ユウスゲキスゲ)」があって、「オオバギボウシ(トウギボウシ)」、「ギボウシ」が並んでいて、ホトトギスがある。隣)(右)ページには「ムラサキクンシラン(アフリカンリリー)」、「シャグマユリ(トリトマ)」、「ルリムスカリ」、そして「オーニソガラム(オオアマナ)」となって見開きページは完結する。


どの植物も、名前と姿が一致していなくても、見たり聞いたりしたコトのある植物だなぁ・・・と、コレらを見ているだけで30分位は間が持ちそうだ。

でも、「ユウスゲ」と言われるよりは「キスゲ」の方が直ぐに花のイメージが浮かぶし、「トウギボウシ」って・・・あまりワガハイ的には聞かない。「シャマユリ」は「シャマユリ」と「ク」が濁音ではないと思っていた。
「オーニソガラム」っていきなり言われたら、ワガハイ的には聞き間違えるコトも含めた上で「大磯ガラム」って聞き取り・・・それは「大磯(神奈川県)特産品にガラムマサラなんてあったっけ? 」という大勘違いに展開しかねない。「オオアマナ」と言われれば、何となくだが「あんな花かな?」と、不確かながら花をイメージしたり出来る。
まあ、結構名前は間違えるケドねぇ・・・最近は人の名前も失礼なコトに、ねぇ。

 

ワガハイが見たホトトギスの記憶では、1990年代に西丹沢の玄倉渓谷と小川谷が分岐する辺りから沢沿いに歩き、玄倉川の岩の隙間から咲いていた花や、同じく西丹沢の本棚の滝付近で見た花が強烈に美しかった。
それは環境が良かったからだろうか?花ソノモノとして見たら、我家の庭で咲いている花と大差ないのだろうか?状況によって人間という動物の感動や感想は変化するからなぁ。それに記憶の中で美しさが増幅されるコトもあるからなぁ。

 

まあとにかく、我家の庭のホトトギスは、この「原色牧野日本植物図鑑」を頂いた師匠からの贈り物と、妻が購入したモノが混在している。ホトトギスを見ると師匠との思い出が蘇って、少々センチメンタルになってきてしまうんである。
花詞は「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」なのかぁ・・・10月9日の誕生花なのねぇ。今度の日曜日が誕生日の人の花なんだな。

 

本日、ネット回線の不調で更新が遅れた。