昨日、一昨日の「下榎戸原古墳」は、コレが古墳だ!的な在り方ではなかったので、見に出掛けたとしても興醒めしてしまう人もおられるかもしれない。
それに比べたら大磯の横穴墳墓はインパクト大!ただの洞穴といってしまえばソレまでの筈だが、見応えは下榎戸原古墳とは比較にならない。
観光の目玉の為には、やっぱり見応えは重要な要素だろう。学術的な意味合いと一致するとは限らない。観光はアトラクションであり、時に外連が魅力となる。
学術的・・・お勉強嫌いというのは、多くの人に共通のコトだろうからねぇ。
だが、外連もなく、実直な料理が滋味深く、ココロに染み入るという経験は何度もしているし、派手な酒の香味に嫌気が差している貴兄には「下榎戸原古墳」のような地味な遺跡はオススメ出来るかもしれない。
太古の人々の生活の痕跡・・・発掘された品々も国宝認定されるようなモノでもなく、日用雑器ともいえる食器類に過ぎないとしても、だからコソのリアリティってぇヤツもあるだろう。
少なくとも、この時代は核兵器の恐怖を知らなかった・・・と。争いはあっただろうが、決定的な環境破壊を起こすようなテクニックを知らなかった人類・・・と思うと、一体、人間という動物は何処へ行こうとしているんだろうねぇ。
結局、そ~ゆ~答えの出ない悶々とした思いになるのはマイドのコトなんだがね。
さて、気持ちを切り替えて・・・
真鶴好きなんだなぁ。
上リンクでは「バレンタインはチョコレートよりも鯵の干物」と書いた。その前には以下リンク先で書いたように・・・「真鶴に立ち寄ったのは干物を買おうと思ったのだ。ふと思い出してねぇ・・・高校生の頃に干物を買った店の味を。それでその店に行ってみたワケだ。/ところが、残念ながら閉店されていたようだ。場所は間違ってない。間違いようのない分かりやすい場所だから。それで、他のお店で購入しようかとも思ったのだが、結局は干物購入を諦めて帰宅してしまった。」というワケだ。
鯵に飢えている?そんな気持ちを思ったのか、妻は美味しそうな鰯を見つけて買ってきてくれた。優しい妻・・・イヤイヤ、彼女も魚が食べたくなってしまったのだ。
だが、鰯もイイけど鯵が食べたい。それは妻も同意なので、
「真鶴、行くか!」
もう一軒、昔々、購入して美味かった記憶のあるもう一軒の店に行こう!
平日だったので道は空いていた。国道135号は早川駅を過ぎれば信号も少なく、暫くは海沿いをノンストップで走り続けることができる。助手席の窓は海側に面しているのでより楽しいだろう。
一応、晴れてはいるのだが、冬の午後の光はなんとなく弱い。
前回の時のような冷え込んだ条件ではなかったので、蜃気楼はあらわれなかった。それでも伊豆大島の島影は霞みながらも見えたし、三浦半島もボンヤリと確認出来た。
妻が魚を買いに行っている間、ワガハイは港をウロウロしていた。二人で店に入って、アレコレ相談して購入する必要はない。ハマりだせば結構マニアックな妻の目利きに任せれば良いのだ。
以前はワガハイが岸壁でウロウロしていると猫がやって来たものだ。だが、最近は家猫なんだろうか?或いは寒くて外に出てこないだけなのだろうか?
釣り人は数人。釣果不明。水面を覗き込んでみたが、魚の気配は薄かった。季節によるのだろうか、上画像のトコロで覗き込んだら小魚が群れていた時もあったけど。
「磯料理魚伝」で昼飯を食べたコト数回・・・この画像では右側並びにある。そしてその反対側に「魚伝」というお店があるので、そこで魚を購入しようという計画。
ホントウにお久しぶりの魚伝で購入の鯵の干物は、勿論期待以上に美味だった。最近の干物はやっぱり減塩だな。昔のように塩味が強くないので食べやすかった。酒は新酒「隆」と合わせたが、このお酒についてはまた後日。
ココのお店の干物は、高校時代に購入したのが最初だった。真鶴駅から半島の先端「三ツ石」まで往復歩いた。その帰路でお土産に買ったのだった。
当ブログは真鶴の記述もソコソコ多めでゴザイマス。