Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「生ワイン KOSHU 甲州 Sparkling」・・・対極の「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」の思い出

生ワイン KOSHU 甲州 Sparkling

このところ連チャンで日本ワインのコトを書いている。その理由は日本酒で、ある意味決定的なヤツ(下リンク先の2本)を呑んでしまったからだ。もう暫く日本酒はナニを呑んでもシラケるだろう・・・という状態になった。

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新酒については打ち止め!である。どうしたコトか、新酒が収まる場所が身体に無くなってしまった。それだけ、決定的に満足感の得られる2本だったのだ。そんな新酒に出会えた今季は、まことに幸せ至極であった。

 

するとかつて、コレと似たような満ち足りた感覚を得た記憶が蘇ってきた。東京都渋谷区猿楽町にある菓子店「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でのコト。店内提供の・・・何ていう名前の菓子だったっけ?

名前は思い出せないが、それは美味なんていう生易しいレベルではなかった。もはや暴力的に圧倒的に強烈なのであって、美味さの塊だった。

というワケで、以後数か月にわたって洋菓子を食べる必要が無くなってしまった。

www.ilpleut.co.jp

こういう圧倒的な凄さって、ひょっとして己の首を絞めてはいないだろうか? なぜなら洋菓子を、当分は口にする必要が無くなってしまうのだから。

営業的には、マイナスなんじゃね?

そういった意味では、川西屋酒造店も神亀酒造も、あのような酒を売ってしまうのは・・・

営業的には、マイナスなんじゃね?

強いては業界全体に対して営業的には、マイナスなんじゃね?

業界を敵に回しかねない、ヤバい商品だったと思う。ただ、圧倒的に流通本数が少ないというのは幸いかなぁ。

裏ラベル

と、ここまで画像のシャトー勝沼「生ワイン KOSHU 甲州 Sparkling」については全く触れていない。そしてこの流れでこのワインのコトが書けるワケでもない。ある意味正反対だからねぇ。

このワインは業界を敵に回す心配は無用だと思うし、味わいに暴力性もない。安心して呑める発泡系のワインだ。でも・・・怪しいんだよなぁ。以下リンク先、ワイナリーのサイトでは、このワインの扱いがない。

何故だ?

売り切れたか??

それともコレは、スーパーマーケットの酒売り場専用品か???

www.chateauk.jp

謎だ。

 

まあ、イイとしよう。

 

抜栓はスパークリング・ワインだけに、そのお点前で注意して開ける。そうすればナンの問題もない。時に栓がど~にも硬くて難儀する、スペイン CAVAのようなコトもないだろう。頃合いの良い硬さの栓がされていた。

して・・・価格帯的には安価なスペイン CAVAと被るのだが、どちらを選ぶかはどの程度の酸を必要とするかで決まるかなぁ。やっぱりどう頑張っても甲州品種から得られる酸は穏やかなのだ。もう少しシャープな酸が欲しいならば、CAVAだろうなぁ。

香味がやや重いのは、この甲州にせよCAVAにせよ、この価格帯では求めはしないコト。両者に優劣はない。己が必要とするイメージに合致するかどうかだ。

それで、この一本・・・お値段は忘れたけれど、店頭価格は1000円代であることは間違いない。強い香味個性を必要としない状況で、軽く気楽にシュワシュワを楽しみたい向きにはうってつけの一本だと思った。なにせ買い物ついでにスーパーマーケットの酒売り場で購入出来るのだから。

これは我家にとって、便利な一本だと思った。

そしてこの香味は、花見にも向くかもしれない。勿論、つまみ次第だけれど。