Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

名水百選・・・洒水の滝

日本ワインのネタが続いたが、そろそろ飽きてきた感があるので趣向を変える本日。

名水百選・・・

趣向を変えても、飲料に関わる点は共通する。

名水が汲めるようになっている

言うまでもなく、殺菌処理されていない水だ。そういう但し書き看板も立てられている。生水で飲むなら自己責任で!管理者は知らんケド・・・というコトだ。安全を考慮すれば、沸かしてお茶やコーヒーで楽しむのが無難だわなぁ。

昔々、ここの水を沸かして緑茶を淹れた経験があるが、柔らかい味わいのお茶になった。この日は特に水汲みのつもりもなかったので、ナニも持ってこなかった。というコトで、水は汲まなかった。

説明板登場!

神奈川県指定名勝
洒水の滝(昭和30年5月10日指定)

 洒水の滝足柄上郡山北町にあって、平山の滝、または灑水の滝といわれて
いたが、いまは一般に洒水の滝と呼ばれている。その水源は西北を限る800m
及び500mの連嶺の東南方山地の水を集めて流れるものである。
 付近一帯の地質はよく磨かれた大小の礫を含む礫岩層で第三紀の足柄層と
呼ばれている。
 この足柄層の隆起に伴って生じた裂線を浸蝕する爆流が標高300mから
200m位の間で三段の瀑布となっている。
 その高さは一の滝69.3m、二の滝16.0m、三の滝29.7mあって、以下滝沢川と
なって酒匂川に合流する。浸蝕谷の入口平山から滝壺までの間には礫岩層が
至る所に横たわって滝沢川不断の浸蝕によって滝口が後退し、現在の絶壁に
東面して懸がっている滝は関東屈指の名瀑である。

注意
 この天然記念物の現状をみだりに変更し、減失、き損、衰亡等保存に影響を及ぼす行為をしたものは処罰されますからご注意ください。

昭和54年12月20日(令和6年2月更新) 神奈川県教育委員会

だそうだ。

洒水の滝全景

成り立ちからして落石の多いトコロで、事故も起きている。そして台風などでイロイロ崩れて一時は見物が困難な時もあった。だが、復旧工事によって滝見が可能になったが・・・かつてのように滝壺への道は閉鎖されてしまった。

上画像の赤い橋のトコロで柵が設けられていて、立ち入り禁止である。そしてその先に架けられていた橋は失われてしまった。

赤い橋ギリギリに寄ってみた

ワガハイの子供の頃の夏休み、滝壺に降りて水遊びをした。まあまあ危険ではあるが、そこは昔の話しだ。大人に連れられて滝に打たれた経験もある。凄い水流だったので痛かった記憶がある。

だが、現在では滝壺へは立ち入ることが出来ない。ルートがないから。その代わりに見物用の強烈な階段の展望台が出来たけれど。

展望台への階段入口

この階段は、200段以上300段未満だったと思う。途中一カ所だけ滝が見物出来るポイントがあったが、他は木々で視界が妨げられた。だからといって木を切れ、と言っているワケではないからねぇ。

ま、気長に上りましたよ!

展望台から見下ろす滝壺

展望台からはなかなかの高度感があって、高所恐怖症の方は絶対的に決定的にダメだろう。

もうちょっと引いて見ますか・・・

安全の為、もう二度と滝壺へは行けないんだろうなぁ。下から見上げる図も、迫力が凄いのだが。

近づくと当然、飛沫でずぶ濡れになったけれど。

展望台から最も上部の滝を見るコトが出来た

展望台の高さがあるから、上部の滝を見ることが出来た。この存在は聞いてはいたんだが、実際に目にするのははじめてだった。ナニセ下からしか見てなかったので、隠れてしまうのだ。だから解説がなければ2段の滝だと思ってしまうワケだった。

展望台からの滝の全体図

立派な滝だから・・・お近くにお出かけの際は、ご覧くだされ!そしてそのついでに当ブログで紹介した断層などの観察も、おススメでございます。