Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

崖見るのが趣味化するのか?「日向断層露頭」

平山断層露頭の近く・・・足柄橋から見た崖

RAW撮りしてPhotoshop で調整すると、天気の悪い夕方撮影でも陰影を浮きだたせて階調を引き出せる。勿論、やり過ぎると不自然になる。でも、目的次第では不自然になっても、ナニかを際立たせる為にはやり過ぎ調整をするコトもあるけれど。

USMというのも不思議な操作で、アンシャープマスクの略だが、その昔、アナログ的な製版では本当にその名の通り、ボケ版を作って重ねていたのだ。実際にその製版技術を駆使してやっていた職人ではないワガハイだから、一回だけそのボケ版を見せてもらったコトがある程度だ。

「ああ・・・ホントウにアンシャープなんですね!」

などという、アホな言葉を製版技術者に言ったと思う。

「そうでしょ~!」

そんな感じの会話だった。あれは墨田区の印刷工場だったと思う。今はもう廃業されてしまったが、技術の高い印刷屋さんだった。特にモノクロ製版は素晴らしかったなぁ。

断層露頭探しで崖にハマってしまった

モノクロフィルムを現像して・・・といっても、撮影時の光の条件から現像でもそれを考慮して、現像時間や現像液を調整して・・・というノウハウがあった。それは極めて感覚的に覚えたもんだ。そしてプリントに用いる引き伸ばし機の性能とレンズ性能も考慮する。

周りでは多くの人が、ニコンの引き伸ばしレンズは使いにくいと語った。そしてフジノンがいい、と言っていた。だがワガハイはニコンを使っていた。そういうバランスでネガを作っていたから、逆にフジノンを使うと慣れるまで難儀した。

つまりはフィニッシュに向けて薬品や機材の使い方を調整して追い込んでいくという、流れをコントロールする意識が必要だった。

でも、今では・・・ニコンのカメラで撮ってキャノンっぽく仕上げるコトも出来るし・・・というコトもやれる。RAW撮りでも、それぞれのブランドの傾向は出るからねぇ。

平山断層露頭より少し下流の崖

夢に崖が出てくる程、なんか崖にハマってしまったか?それで酒匂川の崖をもう一つ、見に行った。

神奈川県山北町日向地区を流れる酒匂川の崖

河原に降り立とうと思っていたのだが、あいにく重機が活躍中だった。そのため土手上を少し歩いた。

地層がむき出しになっている

概ね場所は以下リンク先辺りだ。

maps.app.goo.gl

撮影した場所の対岸は、南足柄市内山地区になる。

あまり人が歩かない感じの土手が続く

これらの画像も眠たい天気での撮影だったから、Photoshopコントラストを少しヨイショ!している。

寒々しい画像なのは仕方ない・・・寒い日だった

重機の皆さんはナニしているのか知らんが、川底の浚渫なのだろうか?ココは台風などで荒れると、凄い水流になるから。そんな時にはこの土手になど立ち入れないだろう。

本質は暴れ川です・・・酒匂川

田中丘隅や二宮金次郎(尊徳)の治水に関する逸話が残る川なのだ。

www.townnews.co.jp

小田原市 | 尊徳記念館

そしてもう一つの断層露頭

上画像は、昨日の当ブログでの「神奈川県山北町における日向断層の新露頭」に説明されている「日向断層露頭」がある推定位置だ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/afr/2017/46/2017_1/_pdf/-char/ja

この露頭は何年前だったか忘れたが、ニュースにもなった。それでワガハイも見に行こうと思っているうちに日が流れてしまった。水流沿いに出現した露頭なので、大水が出て川の流れが変わってしまえば見えなくなってしまうものだった。

或いは水没して見えなくなるとか。

それで、今頃になって「平山断層露頭」の資料を漁っている時に見つけた記述から、「日向断層露頭」を思い出したワケだ。

まあ、今更行っても観察不可だろうなぁ・・・という予想はしたが、全くその通りだった。

望遠レンズで探す

しつこく探す

なんか層が見えるような気もするが・・・

違うねぇ・・・

ワカラン!ただの河原を撮っているだけだ

水深はさほどではないが、この寒さの中、ゴム長靴履いて水流の中を歩くのはシンドイし・・・流速は速いので危険はある。ま、ワガハイも老人であるから若い頃のような感覚で水に入ったらエライ目に遭うかもしれん。

ま、位置的にはだいたい合っている筈なので、気合のある方は探してみて欲しい。だがご安全に!

支流からもコレだけの水が流入するトコロだからねぇ

上画像の流入する川は、洒水の滝がある滝沢川であり、ひょっとすると水力発電所水路からの水もブレンドされているかもしれない・・・というヤツだ。場所は酒匂川に架かる「高瀬橋」近くで、以下リンク先のグーグルマップから空撮像を見れば、その構造が分かる。

maps.app.goo.gl

川と水路が立体交差になっていたりする。

ココはマニアックな方々がイロイロ書かれているので、ワガハイが語る必要はないだろう。

 

あと数回に分けて、この界隈の酒匂川のコトをダラダラと採りあげると思う。平山断層行ったついでにブラついたので。