Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

続々編「平山断層露頭」・・・洒水の滝とも関連

このところ、神奈川県山北町にある「平山断層露頭」のコトを書いている。昨日のブログでもお分かりの通り、それは非常に分かりづらい。その原因は、ウェブで得られる資料を参照しながら見ていても、現況が変わっているからだ。

そりゃあ、断層そのものが無くなる筈はないが、地表面にあらわれている状態がコケや草や茂みによって、或いは木々の伸びた枝によって覆われてしまっているからだ。しかも対岸からの限られた立ち位置からの観察なので、思うように眺められないことも一因だろう。

というコトで、対岸の山北町パークゴルフ場の駐車場界隈からは幾ら頑張っても、コレ以上な~~んも出来ない。ただ、まだしつこく、時折、情報を探している。

雨上がりのビオラ 1

だが・・・「平山断層」についての情報は少ない。「神縄・国府津ー松田断層帯」などとの関連記述はあるものの、それらはどれも同じような内容だ。

もっとも、断層マニアはおられる筈。断層巡りをされている方もおられるようだが・・・情報は少ない。やっぱり鉄道ファンみたいに多くの人たちのココロは掴めないんだろうなぁ・・・崖や地べた見ていても動きもないしねぇ。

動いた時は大変だけど。

あとはパワースポットとしての魅力がないと・・・つまりご利益ね。平山断層でのご利益は・・・あるのかねぇ?近くに行くと肩こりが治りました!ってなコトだ。でも近づけないからなぁ。

ま、安易に近づいても危険かもしれない場所だからなぁ・・・・。

ナントカだからなぁ・・・的な記述が幾らでも書けそうな平山断層なのだ。

つまり、観光スポットとしての魅力は、ハッキリいって・・・イマイチ。町おこしには使えないだろう。やっぱりもっと分かりやすくないとダメだ。それでも以下リンク先の神奈川新聞の記事から、極めて分かりやすい画像を見つけた。

www.kanaloco.jp

これ位に明瞭に、対岸から観察出来たならば・・・一度見ておこうという人がソコソコやって来るかもしれない。

雨上がりのビオラ 2

さて、この平山断層というのは、この露頭からチョロっと行ったところにある「洒水の滝 名水100選」と深い関係がある。この滝は名瀑として有名だし、観光地になっているから行かれた方も多いだろう。以下リンク先は山北町のサイトでの「洒水の滝」紹介だ。ま、内容は観光案内である。滝の迫力を満喫しましょうね!そして山北町に少しでもお金落として行ってね!的なコトだ。

www.town.yamakita.kanagawa.jp

だが、な~~んも滝の何たるかについては書いてない。山北町はお勉強嫌いなのかいな?それで、この滝については平塚市博物館のサイトの記述を読んで貰えれば・・・ほほう!と思われるだろう。

hirahaku.jp

洒水の滝は、矢倉岳を源流とする滝沢川(酒匂川の支流)にかかる3段の滝です。滝沢川にほぼ直行する平山断層の活動により、上流側(西側)が隆起するとともに、下流側東側が浸食されて生まれました。(上リンク先より)

この名瀑は平山断層あっての名瀑なのだ!

ま、断層マニアに比べれば、圧倒的に滝マニアは多いだろう。だいたい滝と断層はセットだからねぇ。

 

そんなワケでワガハイの経験としては、背筋がゾ~っとした西丹沢奥地の「モロクボ沢大滝」っていうのがあるんだが・・・コレ、フィルム時代の画像しかワガハイは手持ちがなく、スキャンしなければならない。しかも、どのファイルに収納したっけ?というだらしない状態なので、いずれ発見したらこの記述に画像を追加することにしよう。気になる方は以下リンク先「みろく山の会」のページの画像が分かりやすいと思う。

npo.mirokuyamanokai.org

 

少々脱線したが、恐らく先日のブログ内の平山断層露頭の画像では、写真2と写真4の場所を、角度を変えて観察すれば答えに近づくような気はする。

www.kanaloco.jp

上リンク先の神奈川新聞記事からすると、「足柄層群瀬戸層」と「段丘礫層」と思われるモノは、ワガハイの画像からも観察出来る。

 

なんか・・・いろいろ検索していたら、Copilotが以下のような文章を生成してきやがった!

平山断層は、神奈川県南足柄市から足柄上郡山北町開成町、松田町、大井町にかけて分布する断層帯です1 2. この断層帯が一つの区間として活動する場合、M6.8程度の地震が発生する可能性があるとされています。また、今後30年の間に地震が発生する確率が、日本の主な活断層の中ではやや高いグループに属するとされています1.

平山断層は、山崎(1971)により、神奈川県山北町平山の酒匂川右岸の露頭において最初に報告されました。その後、Ito et al. (1987)は、平均垂直変位速度が約1 m/ky.であること、5回のイベントの年代と変位量を明らかにしました。しかし、この平山の露頭以外では、運動像に制約を与えるようなデータが得られていないようです。一方で、天野ほか (1984)や今永 (1987)は、平山断層南部の方がより変位量が大きいと推察しており、その詳細な実態について課題が残されているようです1.

この断層についての研究は、地質学的な視点から地域の安全性を理解し、適切な対策を講じる上で重要です。1 3

ワガハイが必要としている情報は欠片もない。しぶとく質問すれば出てくるのかもしれないが・・・。

でも、Aiが現地にワガハイを案内してくれるワケでもないだろう。

 

というワケで本日は、殆どワガハイのメモ書きの内容となった。

やっぱり自力で確認するならば、崖の直下に降り立って観察しないと分からない。或いは発電所敷地内から観察すれば分かりやすいかもしれない・・・というコトだろう。

実に、勝手ながら発電所が邪魔である。

 

画像はプランター植えのビオラ。花の画像でも入れておかないと殺伐としてしまうからねぇ。断層とは勿論、無関係だけど。

 

●追記(2024/02/20)

幾つかの資料を読み、素人は判読に難儀する図などを見つつ、なんか見ている場所が違うのではないか?というような気もしてきた断層露頭である。近々にもう一度現場に行ってみたいと思っている。

●追記(2024/02/23):平山断層露頭の位置は、以下リンク先を確認して下さい。

etsuro1.hatenablog.com